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商業ギルド
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「商業ギルドへようこそ! 本日はどのような御用件でしょうか?」
中に入ると受付嬢に早速用件を聞かれる。美人だったので鼻の下が伸びそうになるが、後ろからのプレッシャーが半端無いので大人しく用件を伝える事にした。
「実は商売をしたくて登録したいんだが・・・」
「ご新規の方ですね。登録は二階になりますので右手の奥にあります階段へお進み下さい。」
受付嬢に礼を言い、二階に向かう階段へ歩いていった。
この世界に来てから知ったのだが、この世界で継続的に商売をする場合は商業ギルドに登録する必要がある。
日本でも商売を始める時に届け出が必要なので少し似ている。
商人ギルドに登録しておくと商売をしていた時のトラブル時にギルドが後ろ楯になってくれたりとメリットがある。
個人同士のトラブルは仲裁してくれたりするし、国や領内の事案に対して商人全体が影響する場合は商業ギルドが全面に出て抗議や対策をする。
例えば悪徳領主が法外な通行税等を掛けて多くの商人が困った場合、ギルドが総力を挙げてその領内への物流を止めたりする。物が来なければ領内が繁栄できないので、領主は商業ギルドの意向を軽く見る事ができなくなってしまう。
他にも商業ギルドに所属していると各地にある商業ギルドでATMの様にお金を出し入れするサービスもやっている。
これは行商人などが行商で盗賊から被害を受けた場合、多額の現金を持っていなければ被害を少なくできたりするので、このサービスは多くの商人から好評だ。
他にも取引が正確に行われるように公証人を斡旋する等、商売に関係するサービスを行っている。
商売をするにあたってギルドに所属するメリットは多いが、商業ギルドは冒険者ギルドと違い年間費を納めなくてはならない。
その為、あまり取引をしない場合は年間費もバカにならないのでギルドに入らないのが賢明だ。
俺が今まで商業ギルドにはいらなかったのもその理由からだった。
「えっと・・・あっ! あのカウンターぽいな。」
二階に着いたて辺りを見回すと奥にカウンターが見えた。
近くにある看板に登録受付窓口と丁寧に案内が出てる。
「いらっしゃいませ! こちらでは新規登録する事ができます。 三名様のご登録でしょうか?」
カウンターにいた女性職員に登録の案内をされる。
「いや、後ろの二人は付き添いなんだ。登録は俺一人で頼む。」
「畏まりました。それではこちらの用紙にお名前をお書き下さい。」
職員に羊皮紙を渡され名前を記入する。
そして記入した用紙を職員へと渡した。
「はい、ありがとうございます。えっと・・・ユウジ・アスノ様ですね。それでは登録料で金貨5枚いただきます。」
職員に言われて俺はなけなしの金貨を払う。財布の中はほぼ空っぽだ。
「ありがとうございます。これで登録は完了です。後、年間費で金貨12枚必要になりますが、これは今から一年後になりますのでお気をつけ下さい。支払いを忘れてしまうと最悪の場合、資格剥奪になります。」
「分かりました。」
少し高い気もするが、これくらい払えなければ商売の才能が無いから諦めろという事だろう。
それに、こういったお金は商業ギルドを運営するにあたって貴重な収入源との事だ。
冒険者ギルドの場合はこういった会費みたいなものは無い。
これは依頼人が依頼を頼む際に手数料を支払うから冒険者ギルドはそこで収入を得る。
他にも魔物の素材を冒険者から買い取り、それを販売したりするのでそれを運営費に充てる。
勿論、素材等の買い取りは商業ギルドもするのだが、クエストの報告と一緒に売ってしまった方が手間は少ないので魔物の素材等は冒険者ギルドに流れがちだ。
商業ギルドの方には食料や交易品等が主に流れていく。
「それではこちらが商業証になります。無くさないようにご注意下さい。」
そう言って渡されたのは一枚の白地のカードだ。表には名前が黒色で打刻され、裏には貨幣にも彫刻されてある木のマークが書いてあった。
冒険者と違いランクが無いので商業ギルドの証は全て同じだ。
ちなみにカードが白いのは貨幣の一番価値が高いのが白金貨だからだ。頑張って白金貨を稼げるようになれとの意味があるらしい。残念ながらこれは白金製ではなく鉄製に白く塗料を塗った物だ。
「ありがとうございます。それでは用件はこれで終わりなので失礼します。」
「あっ! すみません、もう1つ忘れていました!」
帰ろうと踵を返したところで職員に呼び止められる。
飽きてきたキナが帰れると思って喜んだが一瞬で沈んだ顔に戻ってしまった。
「まだ何か?」
「はい、これはコチラで記録しておく事務的なものなんですが職種を聞いておくのを忘れていました。」
職種を記録して何かあった時に対応できるようにするのだろう。
例えば大量の木材が仕入れで必要になった時に木材を扱う職種の人をすぐにリストアップして交渉すればムダが少ない。
「見たところ冒険者の様にお見受けできますが職種は行商人ででしょうか?」
冒険者が商売をする時は行商人をやるのが通例だ。
色んな場所に行く事が多い冒険者は副業で行商人をする事が多い。
山間部に討伐等の依頼で行く時は不足がちな塩を持って行ったりと需要の多そうな物を売りに行く。
俺が冒険者に見えたので行商人をやると思うのも無理はない。
「あー、実はやるのは決めてるんですよ。残念ながら行商人ではありませんが・・・」
えっ!という様な顔で後ろの二人も驚いている。二人も行商人をすると思ったのだろう。
「俺がするのはーー」
三人が俺の言葉を待つ。
「飲食店です。」
中に入ると受付嬢に早速用件を聞かれる。美人だったので鼻の下が伸びそうになるが、後ろからのプレッシャーが半端無いので大人しく用件を伝える事にした。
「実は商売をしたくて登録したいんだが・・・」
「ご新規の方ですね。登録は二階になりますので右手の奥にあります階段へお進み下さい。」
受付嬢に礼を言い、二階に向かう階段へ歩いていった。
この世界に来てから知ったのだが、この世界で継続的に商売をする場合は商業ギルドに登録する必要がある。
日本でも商売を始める時に届け出が必要なので少し似ている。
商人ギルドに登録しておくと商売をしていた時のトラブル時にギルドが後ろ楯になってくれたりとメリットがある。
個人同士のトラブルは仲裁してくれたりするし、国や領内の事案に対して商人全体が影響する場合は商業ギルドが全面に出て抗議や対策をする。
例えば悪徳領主が法外な通行税等を掛けて多くの商人が困った場合、ギルドが総力を挙げてその領内への物流を止めたりする。物が来なければ領内が繁栄できないので、領主は商業ギルドの意向を軽く見る事ができなくなってしまう。
他にも商業ギルドに所属していると各地にある商業ギルドでATMの様にお金を出し入れするサービスもやっている。
これは行商人などが行商で盗賊から被害を受けた場合、多額の現金を持っていなければ被害を少なくできたりするので、このサービスは多くの商人から好評だ。
他にも取引が正確に行われるように公証人を斡旋する等、商売に関係するサービスを行っている。
商売をするにあたってギルドに所属するメリットは多いが、商業ギルドは冒険者ギルドと違い年間費を納めなくてはならない。
その為、あまり取引をしない場合は年間費もバカにならないのでギルドに入らないのが賢明だ。
俺が今まで商業ギルドにはいらなかったのもその理由からだった。
「えっと・・・あっ! あのカウンターぽいな。」
二階に着いたて辺りを見回すと奥にカウンターが見えた。
近くにある看板に登録受付窓口と丁寧に案内が出てる。
「いらっしゃいませ! こちらでは新規登録する事ができます。 三名様のご登録でしょうか?」
カウンターにいた女性職員に登録の案内をされる。
「いや、後ろの二人は付き添いなんだ。登録は俺一人で頼む。」
「畏まりました。それではこちらの用紙にお名前をお書き下さい。」
職員に羊皮紙を渡され名前を記入する。
そして記入した用紙を職員へと渡した。
「はい、ありがとうございます。えっと・・・ユウジ・アスノ様ですね。それでは登録料で金貨5枚いただきます。」
職員に言われて俺はなけなしの金貨を払う。財布の中はほぼ空っぽだ。
「ありがとうございます。これで登録は完了です。後、年間費で金貨12枚必要になりますが、これは今から一年後になりますのでお気をつけ下さい。支払いを忘れてしまうと最悪の場合、資格剥奪になります。」
「分かりました。」
少し高い気もするが、これくらい払えなければ商売の才能が無いから諦めろという事だろう。
それに、こういったお金は商業ギルドを運営するにあたって貴重な収入源との事だ。
冒険者ギルドの場合はこういった会費みたいなものは無い。
これは依頼人が依頼を頼む際に手数料を支払うから冒険者ギルドはそこで収入を得る。
他にも魔物の素材を冒険者から買い取り、それを販売したりするのでそれを運営費に充てる。
勿論、素材等の買い取りは商業ギルドもするのだが、クエストの報告と一緒に売ってしまった方が手間は少ないので魔物の素材等は冒険者ギルドに流れがちだ。
商業ギルドの方には食料や交易品等が主に流れていく。
「それではこちらが商業証になります。無くさないようにご注意下さい。」
そう言って渡されたのは一枚の白地のカードだ。表には名前が黒色で打刻され、裏には貨幣にも彫刻されてある木のマークが書いてあった。
冒険者と違いランクが無いので商業ギルドの証は全て同じだ。
ちなみにカードが白いのは貨幣の一番価値が高いのが白金貨だからだ。頑張って白金貨を稼げるようになれとの意味があるらしい。残念ながらこれは白金製ではなく鉄製に白く塗料を塗った物だ。
「ありがとうございます。それでは用件はこれで終わりなので失礼します。」
「あっ! すみません、もう1つ忘れていました!」
帰ろうと踵を返したところで職員に呼び止められる。
飽きてきたキナが帰れると思って喜んだが一瞬で沈んだ顔に戻ってしまった。
「まだ何か?」
「はい、これはコチラで記録しておく事務的なものなんですが職種を聞いておくのを忘れていました。」
職種を記録して何かあった時に対応できるようにするのだろう。
例えば大量の木材が仕入れで必要になった時に木材を扱う職種の人をすぐにリストアップして交渉すればムダが少ない。
「見たところ冒険者の様にお見受けできますが職種は行商人ででしょうか?」
冒険者が商売をする時は行商人をやるのが通例だ。
色んな場所に行く事が多い冒険者は副業で行商人をする事が多い。
山間部に討伐等の依頼で行く時は不足がちな塩を持って行ったりと需要の多そうな物を売りに行く。
俺が冒険者に見えたので行商人をやると思うのも無理はない。
「あー、実はやるのは決めてるんですよ。残念ながら行商人ではありませんが・・・」
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「俺がするのはーー」
三人が俺の言葉を待つ。
「飲食店です。」
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