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1   社長の御曹司に迫られています

5   処女なのに

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 社長を追い出して、更衣室に入るとソファーの上にバスローブが置かれていた。下着は置かれていなかった。
「バスローブで秘書の仕事ができるの?」
 クローゼットの中に、バックをしまって、着てきたサイズの大きめなトレーナーとジーンズを脱ぐと、バスローブを羽織った。
 更衣室の鍵を締めて、社長室に向かう。
 ノックをすると返事が返ってきた。
「おはようございます」
 長い髪は、一つに結んだ。
「おはよう」
 誉はにっこり微笑む。
「バスローブ姿も似合うね」
「これで仕事ができるんですか?」
「今日から一緒に研究をしたい。協力してくれるね」
 誉が手を差し出してきた。
「それが仕事なら、できる限りは頑張ります」
 その手に亜梨子は手を重ねた。
 握手だ。
「新商品のための実験だ。頼むよ」
「はい」
 握手はすぐ放された。
 新商品のための実験?
(いったい何をされるのかしら?)


 実験室は大量の検査器具とパソコンのモニターの数もたくさんある。ガラスで遮断された部屋の中にはベッドと大きな機械が置かれていた。
「AIを使って計算させるんだよ」
「AIですか?」
「最新機種が揃っている」
 機械を操作しているエンジニアが一人いた。
「末長。ALICEプロジェクトに協力してくれる牧野亜梨子さんだ。僕の理想のALICEにぴったりなんだ」
「誉の理想のタイプだな。この子ならALICEになれそうだ」
 二人は奇怪な会話をしている。
「亜梨子、彼は僕の大学時代からのパートナーだ。この研究をずっと二人でしている」
「はい。よろしくお願いします」
 亜梨子は末長に頭を下げた。
 末長はにっこり微笑んだだけだ。
 末長も顔立ちもよく、ハンサムだ。座っているので背丈はわからないが、きっと二人が並んだら栄えるだろう。
「亜梨子、まず君のデーターが欲しい。裸になって白い壁に背を向けて立ってくれるか?」
「裸ですか?」
「僕たちは触らない。機械が触れるが触れるだけだ」
「痛くはないですか?」
「精密機械だ、むしろ急に動いて壊さないでくれよ。亜梨子が身を売って稼いでも払えない額の機械だ」
「脅さないでください」
 涙目になった亜梨子の頭を撫でると、誉は室内から出て行った。
『下着も外してくれ』
「嫌です」
『うちは残業はしない決まりになっている。仕事中は指示に従ってくれ』
(裸になることが指示なの?)
 マイクで指示を出されて、仕方なくすべて脱いで、部屋の隅に置かれたカゴに着ていた下着を入れて、言われた場所に立った。
 光が亜梨子の体を照射していく。何度も繰り返された。
「次は後ろを向いて」
 亜梨子は壁を抱くように後ろを向いた。
「次はベッドに横になってくれ」
 亜梨子は言われたとおり、ベッドに横になる。
 そこでも全身を照射された。
 誉が部屋の中に入ってきて、手首と足首を拘束された。
「どうして固定するの?」
「動いて機械を壊されたくないんだ」
「動かなきゃいいんでしょ?放して」
「おとなしくしていてくれ。次は機械が肌を押していくから、動かないでくれよ」
 誉は部屋から出て行った。
 指のような先端が丸い機械が、顔中に触れて、次に首触れる。
 先端は丸いが棒状になっている。その棒がたくさん機械から出てきて肌を押していく。
 丸い先端が胸を押す。いろんな角度で押されて、上下左右から押し上げられ丸い胸が形を変える。
 乳首が起ってきて、乳首に四方からぎゅっと押されて、摘ままれているみたいだ。
「いや、そこばかりやめてください」
『ここは重要なんだ。少し我慢して』
 マイクから誉の声がする。
 ベッドが形を変える。
「なに?」
『じっとしていてくれよ。この機械は高額なんだ』
「そんな」
 金額のことを言われると、亜梨子は何もできなくなる。
 抵抗を封じられて、されるままだ。
 膝を曲げられ開脚された。
 精密な突起が隠れている肌を押してくる。
 一本が秘所に入ってきた。
「いや。嫌だ。入れないで」
 処女膜を押されて、亜梨子は目を閉じる。
(押してるだけ?さすがに入れてはこないよね?)
 襞を押していた先端が抜けていくと、ホッと力が抜けた。
「え?」
 違う何かが、襞と襞の間に入ってきた。
 体の中に、冷たい棒が入ってくる。
「うそ」
 少しずつ上下左右に襞を開かれて、亜梨子はベッドに爪を立てる。
「痛いよ。やめて」
 亜梨子が声を上げると、上下左右の動きが止まったが、今度は棒が奥に入っていく。
 胸をもみくちゃにされながら、棒が抽挿を始める。
「いや。いやだ」
 膣がキュッと収縮して、棒を締め付ける。
 クリトリスにも何本の棒が触れている。
 膣に入った棒が振動して、棒をくねらせながら、奥を突く。
「あああん」
 亜梨子は機械に翻弄されて、初めてエクスタシーを知った。


 精密機械が体内から出て行くと、同時に体中に触れていた触手のような棒が収納されていく。
 機械が収納されると、やっとベッドの位置が戻され、拘束を解かれた。
 亜梨子は息を乱しながら、体を丸める。
(これはレイプじゃないの?)
 無理矢理体を開かれ、機械と性交をした。
 扉が開いて誉が部屋に入ってきた。
「どうだった?僕らの守君は?」
「守君?」
「今、亜梨子は守君と性交しただろう?」
「強姦よ」
 亜梨子は叫んだ。
「これが君の仕事だよ。大量な情報が取れた。感謝する」
「私、この機械に抱かれるのが仕事なの?」
「レポートも書いて欲しい。足りない部分を教えて欲しい」
「無理だよ。私、今日が初めてだったの」
 亜梨子は俯いた。
「処女膜は守ったよ。処女の子も楽しめる玩具も造りたい」
 誉は亜梨子にバスローブをかけて肌を隠してくれた。
「需要があるの?」
「大人の玩具は、この会社のトップ商品だ。初めてでショックを受けたかもしれないが、受け入れてくれ」
 宥めるように、誉が亜梨子の髪を撫でる。
 ソープ嬢と変わらない。
(体を売ったのね。私)
 相手が機械だっただけだ。
 家族もお金もないが、亜梨子にも守りたいものはある。
「やっぱり辞めたい」
 涙を流して泣く亜梨子を誉は、抱きしめていた。


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