彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗

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第8話:裸でロングブーツを履かされてオナニーをさせられる

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 そして、休日。
 彼と一緒にお店に行く。

 黒色のロングブーツを買ってくれた。
 かなりヒールが高い。
 彼とは身長差があるので、私が欲しがっていたことを彼は知っていたけど。

 でも、値段が五万円。
 恐縮してしまう私。

「あの、弘君。これ、ちょっと高いんじゃないかしら、もっと安いのでいいのに」
「いや、美しい君にはこれくらいの値段がふさわしい」
「何言ってんのよ」

 けど、嬉しい。
 でも、家に帰って変なことを言われる。

「君、やたら俺が好きなのかとか愛してるのかとか聞いてきたね」
「え、うん。あの、そ、そうですね……」

「まあ、そういうわけで、その証拠を示そうと奮発して買ったわけだけど、じゃあ、君は俺を好きなの」
「もちろん、大好きよ」
「愛してるのか」
「愛してます」
「愛しているなら、その人に言われたことを聞くよね」
「え、えーと、まあ、そうですけど……」

 すると、彼がリビングルームでビデオカメラをセットする。
 何をしてるんだろうと思っていると、彼に言われた。

「じゃあ、愛してる証拠として、ここで裸になってオナニーしてくれる」

 愕然とする私。

「え、い、いやよ」
「でもさあ、今まで、何度も見せてくれたじゃない」
「それは、その、あの、ベッドの上で言われたから……」

 何度も見せちゃったのよ。
 ベッドの上でオナニーしちゃった、彼の前で。

 彼が学生時代の頃から。
 恥ずかしかったけど、オナニーを彼に見られて、私も興奮しちゃった。
 私って淫らな女なんだなあ。

 それに好きな彼に言われると見せちゃうのよね、女って。
 私だけかしら。

 違うわよね。
 他の女性にもいるわよね。
 普通よね……。

 でも、私の場合、積極的に見てもらいたいって妄想が心の底にあるんだなあ。
 恥ずかしいことを見てもらいたいの、濡れたあそこをじっくりと見てほしい。
 痴女ね。

「今まではビデオカメラでなんか撮影してないじゃない」
「いやいや、もう無形文化財の君のオナニー行為を記録したくて」

「ちょっと、ふざけないでよ、何言ってんのよ、いやよ」
「いいじゃない」

「いや」
「本当に美しいんだよ。君がオナニーして、汗まみれになって、悶えて、喘ぎ声を出している姿は」

 何を言ってるの。
 女が裸になって、あそこや胸をまさぐってるだけじゃないの。

 どうしようかなあ。
 でも、もうさんざん見せたし。
 最後までいくところも何度も見せたんだよなあ。
 
「……わかったわ……でも、寝室で……こんなリビングルームじゃ、いや……」
「よっしゃあ、よーし、それでいい」
「なにが、よーしなのよ」

 そんなわけで嬉しそうな彼と寝室に。
 で、ビデオカメラで撮影開始をする彼。

「ちょっと、もう撮影するの」
「そう、君が色っぽく服を脱ぐところから。これは芸術だな」

「いやよ」
「いいから。早くしなさい、恭子」
「うーん……はい、わかりました」

 結局、従う私。
 恥ずかしい。
 でも、やっぱり興奮している私。
 結局、男性に従うのが好きなのよね、私って。

 服を脱ぐところから撮影される。
 そして、全裸になると、また彼が意外なことを言い出した。

「今日買った、このブーツを履いてよ」
「え、なんで」

「素敵じゃない。きれいだよ」
「裸にロングブーツ姿って、変態じゃないの」
「いいの。裸でブーツだけ履いた君は本当に美しい。だから、その格好でオナニーを見せてくれ、立ったままで」

 ど、どうしよう。
 でも、こんな高価なもの買ってくれたのよねえ。

 拒否できない私。

「……わかったわ……」

 そんなわけで裸でロングブーツだけ履いた私。
 スタンドミラーでそれを見る。

 何ともいやらしく見える。
 不思議だなあ、男性が裸で革靴履いてもギャグにしかならないのに。
 なんだかすごく淫靡に見えるわ。

 あれ、この姿見たことあるなあ。
 そう、私の父が残していったポルノ小説。
 足フェチの男がロングブーツやらニーハイブーツを裸の女に無理矢理履かせて楽しむの。

 表紙もそんな感じ。
 まだ私の机の奥に入ったままだわ。

 おまけにこの格好で立ったままオナニーをさせられるなんて。
 断ればいいのにね。
 でも、断れない私。

 まあ、彼が見たいって言うなら、仕方が無い。
 でも、オナニーをさせられる、見られることで興奮しちゃう私はマゾヒストよねえ。

「……じゃあ、最後まで見て……後、その映像、絶対他人には見せないでね」
「分かってるよ。じゃあ、世界遺産をばっちり記録するぞー!」
「バカ……」

 すごく緊張する。
 でも、もうあそこはすでに濡れてたりするいやらしい私。
 ああ、内股に垂れ流れていくわ、恥ずかしい液が。
 私はあそこや胸をまさぐる。

 もう、彼には何度も見せたオナニー。
 でも、今まではベッドの上だったけど、こんな立ったままで、黒いロングブーツを履いたままオナニーをしている。いやらしいわ、私。でも、すごく興奮しちゃう。自らあそこをまさぐる。

 何で女は、結局、男に従ってしまうのかしら。
 ああ、でも、すごく気持ちいい。

「あっ、いい、いいわ、あそこが気持ちいいの……あ、いっちゃう、あっ、いい、いく……」

 立ったまま、ロングブーツだけ履いただけの裸のままで、あそこに指を深々と挿入する。
 ビデオカメラの前で激しくオナニーをする私。
 そのことでさらに興奮する。

「ねえ、もういきそう、見てて、いやらしい私がいくとこ」
「うん、もちろん、ばっちり撮影してあげる」
「もう、いやらしいわね……でも、ああ、いっちゃう、い、いく、いくうう、ああ、いや、出る、出ちゃう」

 絶頂へいくと同時に、あそこからいやらしい液を噴き出してしまう。
 寝室の床がびしょ濡れ。

「おお、すごい」
「ああん……恥ずかしい……」

 また噴いてしまった。
 ああ、そんな身体になってしまったのかしら。
 オナニーでも常にいやらしい液を噴き出すようになってしまったの。

 ビデオカメラを止める彼。

「恥ずかしいけど、気持ち良かったんだよね、恭子」
「……そんな、恥ずかしい……言わせないでよ」

「あれ、気持ち良くなかったの」
「えーと……その……あの……気持ち良かったです……」
「じゃあ、いいね」
「あ……」

 そのままベッドに押し倒される。
 また彼の言いなり。
 全裸でブーツを履いたまま、責められる。

 ブーツを履いただけなのに、なぜかいつもより興奮しちゃうの。
 私も変態ね。

……………………………………………………

 彼とベッドの上で抱き合って眠る。
 まあ、結局、ブーツは脱がされちゃったけどね。

 もしかして、最初からこのロングブーツを履かせて、セックスしたかったのかしら、この変態男。でも、それで興奮してしまう私も似たようなものかなあ。

 でも、気になる。

「……ねえ、私のことを本当に愛してるの」
「愛してるぞ」

「でも、本当はこのロングブーツを履かせた女をおもちゃにして楽しんでたんじゃないの」
「違うって。ブーツは君が前に欲しがってたじゃないか。俺と身長を近づけたいって」
「そうだけど……」

「じゃあ、いいじゃない」
「うん……あの、買ってくれてありがとう……」

 その後、彼の胸に顔をうずめる。
 気持ち良かったけど、やっぱり遊ばれてるような気もしてきたなあ。
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