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第8話:智弘さんに電話するけど、相談できない
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私は急に和美さんに怖い顔でにらまれて怯えてしまう。
(え、こんな人だったの……やさしい人だと思ってたのに……)
ドキドキしてなんて答えようかと思っていると、和美さんが怖い顔から、またやさしい表情に戻って、さらに私にすり寄ってくる。
「ねえ、私はあなたにクビになってはもらいたくないのよ。それに、いいじゃない、あなたはそうしたいんでしょ」
「……あの、妄想なんで、現実にするなんて考えたことないです……そんな、全くの他人に見られるなんていやですよ」
「愛する智弘君には見られたいんじゃないの」
「……ええ、彼なら別に……かまいません」
「智弘君ならいいんだ、いや、見られたいんでしょ、オナニーもおしっこするのもウンチするのも、全て見られたいんでしょ、あなたは。濡れたあそこも思いっ切り見られたいんでしょ」
「はい……でも、そんなパーティではしたくないです」
「あなたの小説にやたら出てくるけどねえ。妄想の館でオナニーやらセックスやりたい放題じゃないの」
「……そ、そうなんですけど……」
なぜかそういう願望があるのよ、私には。
結局、変態なんだろうなあ。
「でも、他人の前で顔を見られて、しかも裸なんて、そんなこと絶対いやですよ」
「大丈夫よ、顔は黒い布で目隠しするから。顔の三分の一くらいの幅広い布でね」
「で、でも、やっぱり恥ずかしいです。いやです、和美さん、お願い、許してください」
「そう、じゃあ、あの記録動画を提出するしかないわねえ。何であのグラスが壊れたのか説明しろって言われてるのよ」
それは困るわ。どうしよう。すると、和美さんがまた私の顔を見て、いやらしい笑顔で頼み込んでくる。
「ねえ、お願いよ。お金は弾むから。五十万円よ。どう、おしっこするだけで五十万。あ、そうだ、もう一つ頼み事があったわ、それも含めると百万円ね」
「何ですか……」
「おしっこした後、オナニーしてよ」
また、淫らなことを言われて、私は仰天してしまう。
「そんな、人前でオナニーなんて……」
「でも、それがあなたの願望でしょ。そんな描写ばっかりよ、あの小説」
「いや、だから妄想ですから」
「今まで、彼の前でもしたことないの」
「ないですよ」
「私はあるけどね。彼の前でオナニーをしたのよ。気持ち良かったわよ。あなたも智弘君の前でしてみたら」
「……彼に命令されたらするかもしれませんけど……でも、さっき行ったように他人に前でオナニーなんて出来ません」
「でも、本当は智弘君の前でしたくて仕方がないんじゃないの。いや、実際は大勢の前で全裸でオナニーをしたいんじゃないの。あなたはそうしたくて仕方が無いんじゃないの。濡れたあそこから恥ずかしい液を噴き出すのを見られたいのよ」
からかうような笑みを見せる和美さん。
本当にからかってるんじゃないかと思ってしまう。
「あの冗談で言ってるんですよね……」
「違うわ。でも、貴賓室でオナニーしてたわよね、おまけにあそこから噴き出してた。やっぱり大勢に見られるのを妄想してたんでしょ、理奈ちゃんは」
その通りなのよねえと私は思った。大勢の金持ちの前で全裸でオナニーをさせられる性奴隷になりきってオナニーをしていた。ああ、なんてところを見られてしまったのかしら。あそこからはしたない液を噴き出して。どうしようかしら、百万円って、貧乏な私には大きい金額よね。
「……あの、絶対に私の身元とかバレないんですよね」
「もちろん、お金持ちさんたちだって、こんなSMショーに参加していたなんて知られたくはないわ」
「その……レイプされたりはないですよね」
「ないわよ、そんなことは。あなたの小説では、レイプされまくって絶頂へ何度もいってるけどねえ、主人公の理奈ちゃんは」
「……あの、お願い……虐めないでください」
「ごめん、ごめん。でも、ちょっとおしっこして、オナニーしたら百万円よ、いいバイトじゃないの」
どうしよう、妄想と現実は違うと思う。でも、高価な記念品を壊して、そのために和美さんを困らせてしまった。あんな貴賓室でオナニーなんてバカなことをして。悪いことをしてしまった。
「……あの、本当に絶対に身バレはしないんですよね」
「大丈夫よ」
「……じゃあ、わかりました……します……」
「ありがとう、じゃあ、明日は土曜。休日だから車で朝に迎えにいくからね」
ニコニコ顔で部屋から出て行く和美さん。
でも、私は急に不安になってしまった。
金持ちたちの慰み者になるんではないかと。
……………………………………………………
仕事が終わって、家に帰って、悩んでしまう。でも、あの和美さんが、私が金持ちたちにレイプされることを強いるわけはないとは思う。でも、SMパーティってなんだろう、そんなことしてたんだ、山下家は。
金持ちってそういうことをしてるのかしらね。私は智弘さんに相談しようかと思った。でも、そうすると貴賓室でオナニーしたことも言わなくてはならない。恥ずかしいわ、言えないわよ。
どうしよう。
悩んだすえ、私はスマホで智弘さんに電話した。やはり正直に会社でオナニーしたことを言おう。
「もしもし」
「あ、理奈ですけど……」
「ああ、明日は僕のマンションに来るの」
どうしようかしら、ああ、急に恥ずかしくなってきた。それに、智弘さんは知ってるのかしら、山下家でそんな淫らなパーティが開かれてるって。和美さんからは特に口止めされなかったけど。
それに、貴賓室でオナニー。
ああ、やっぱり言えないわ。
「あの……」
「え、どうしたの、理奈」
「えっと、明日、女性のお友達と映画を見に行くことになって、その、智弘さんのとこへは行けないって、連絡しようと思って」
「ああ、そうなの。別にかまわないけど。食事は自分で何とかするよ」
毎週、料理を作ってあげてたんだけどね。智弘さんに。
もう習慣になってた。
「理奈は、日曜は来れるの」
「はい」
「じゃあ、映画楽しんで来なよ」
「そうします」
結局、智弘さんには言えなかった。
でも、まさか、土曜日に金持ちの性奴隷になって行方不明とかないわよね。
不安になってしまう。
不安を紛らすために、またオナニーしちゃおうかしら。
そんなことを考えてしまう。
変態ね、私。
(え、こんな人だったの……やさしい人だと思ってたのに……)
ドキドキしてなんて答えようかと思っていると、和美さんが怖い顔から、またやさしい表情に戻って、さらに私にすり寄ってくる。
「ねえ、私はあなたにクビになってはもらいたくないのよ。それに、いいじゃない、あなたはそうしたいんでしょ」
「……あの、妄想なんで、現実にするなんて考えたことないです……そんな、全くの他人に見られるなんていやですよ」
「愛する智弘君には見られたいんじゃないの」
「……ええ、彼なら別に……かまいません」
「智弘君ならいいんだ、いや、見られたいんでしょ、オナニーもおしっこするのもウンチするのも、全て見られたいんでしょ、あなたは。濡れたあそこも思いっ切り見られたいんでしょ」
「はい……でも、そんなパーティではしたくないです」
「あなたの小説にやたら出てくるけどねえ。妄想の館でオナニーやらセックスやりたい放題じゃないの」
「……そ、そうなんですけど……」
なぜかそういう願望があるのよ、私には。
結局、変態なんだろうなあ。
「でも、他人の前で顔を見られて、しかも裸なんて、そんなこと絶対いやですよ」
「大丈夫よ、顔は黒い布で目隠しするから。顔の三分の一くらいの幅広い布でね」
「で、でも、やっぱり恥ずかしいです。いやです、和美さん、お願い、許してください」
「そう、じゃあ、あの記録動画を提出するしかないわねえ。何であのグラスが壊れたのか説明しろって言われてるのよ」
それは困るわ。どうしよう。すると、和美さんがまた私の顔を見て、いやらしい笑顔で頼み込んでくる。
「ねえ、お願いよ。お金は弾むから。五十万円よ。どう、おしっこするだけで五十万。あ、そうだ、もう一つ頼み事があったわ、それも含めると百万円ね」
「何ですか……」
「おしっこした後、オナニーしてよ」
また、淫らなことを言われて、私は仰天してしまう。
「そんな、人前でオナニーなんて……」
「でも、それがあなたの願望でしょ。そんな描写ばっかりよ、あの小説」
「いや、だから妄想ですから」
「今まで、彼の前でもしたことないの」
「ないですよ」
「私はあるけどね。彼の前でオナニーをしたのよ。気持ち良かったわよ。あなたも智弘君の前でしてみたら」
「……彼に命令されたらするかもしれませんけど……でも、さっき行ったように他人に前でオナニーなんて出来ません」
「でも、本当は智弘君の前でしたくて仕方がないんじゃないの。いや、実際は大勢の前で全裸でオナニーをしたいんじゃないの。あなたはそうしたくて仕方が無いんじゃないの。濡れたあそこから恥ずかしい液を噴き出すのを見られたいのよ」
からかうような笑みを見せる和美さん。
本当にからかってるんじゃないかと思ってしまう。
「あの冗談で言ってるんですよね……」
「違うわ。でも、貴賓室でオナニーしてたわよね、おまけにあそこから噴き出してた。やっぱり大勢に見られるのを妄想してたんでしょ、理奈ちゃんは」
その通りなのよねえと私は思った。大勢の金持ちの前で全裸でオナニーをさせられる性奴隷になりきってオナニーをしていた。ああ、なんてところを見られてしまったのかしら。あそこからはしたない液を噴き出して。どうしようかしら、百万円って、貧乏な私には大きい金額よね。
「……あの、絶対に私の身元とかバレないんですよね」
「もちろん、お金持ちさんたちだって、こんなSMショーに参加していたなんて知られたくはないわ」
「その……レイプされたりはないですよね」
「ないわよ、そんなことは。あなたの小説では、レイプされまくって絶頂へ何度もいってるけどねえ、主人公の理奈ちゃんは」
「……あの、お願い……虐めないでください」
「ごめん、ごめん。でも、ちょっとおしっこして、オナニーしたら百万円よ、いいバイトじゃないの」
どうしよう、妄想と現実は違うと思う。でも、高価な記念品を壊して、そのために和美さんを困らせてしまった。あんな貴賓室でオナニーなんてバカなことをして。悪いことをしてしまった。
「……あの、本当に絶対に身バレはしないんですよね」
「大丈夫よ」
「……じゃあ、わかりました……します……」
「ありがとう、じゃあ、明日は土曜。休日だから車で朝に迎えにいくからね」
ニコニコ顔で部屋から出て行く和美さん。
でも、私は急に不安になってしまった。
金持ちたちの慰み者になるんではないかと。
……………………………………………………
仕事が終わって、家に帰って、悩んでしまう。でも、あの和美さんが、私が金持ちたちにレイプされることを強いるわけはないとは思う。でも、SMパーティってなんだろう、そんなことしてたんだ、山下家は。
金持ちってそういうことをしてるのかしらね。私は智弘さんに相談しようかと思った。でも、そうすると貴賓室でオナニーしたことも言わなくてはならない。恥ずかしいわ、言えないわよ。
どうしよう。
悩んだすえ、私はスマホで智弘さんに電話した。やはり正直に会社でオナニーしたことを言おう。
「もしもし」
「あ、理奈ですけど……」
「ああ、明日は僕のマンションに来るの」
どうしようかしら、ああ、急に恥ずかしくなってきた。それに、智弘さんは知ってるのかしら、山下家でそんな淫らなパーティが開かれてるって。和美さんからは特に口止めされなかったけど。
それに、貴賓室でオナニー。
ああ、やっぱり言えないわ。
「あの……」
「え、どうしたの、理奈」
「えっと、明日、女性のお友達と映画を見に行くことになって、その、智弘さんのとこへは行けないって、連絡しようと思って」
「ああ、そうなの。別にかまわないけど。食事は自分で何とかするよ」
毎週、料理を作ってあげてたんだけどね。智弘さんに。
もう習慣になってた。
「理奈は、日曜は来れるの」
「はい」
「じゃあ、映画楽しんで来なよ」
「そうします」
結局、智弘さんには言えなかった。
でも、まさか、土曜日に金持ちの性奴隷になって行方不明とかないわよね。
不安になってしまう。
不安を紛らすために、またオナニーしちゃおうかしら。
そんなことを考えてしまう。
変態ね、私。
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