98 / 116
93
しおりを挟む
店内が、シンと静まり返った為、カルラは周りに頭を下げる。
「お騒がせしてすみません。あたしとこの子、以前このお兄さん達と一緒にいるからって、何度か嫌がらせを受けたんです。実際中身は残念過ぎる馬鹿っぷりなのに、見て呉れだけは良いから、それに騙された女の人達が悉く邪魔者扱いしてくれて、本っ当いい迷惑なんですよ。それなのにこのお兄さん、あたしの所為にするわ、モテてる自覚無いわで嫌になってつい怒鳴ってしまいました」
「おい!喧嘩売ってんのか?!お前!!」
「事実でしょ。干し肉をそのままかじって、これは長期保存食だと言い切ってた人を馬鹿と呼ばずに何て言うのよ。あたしは何でそのまま食べてんの?って聞いたつもりなのに、そんな事も知らないのかって言ってたのはどこの誰よ。しかもそれを、こんな可愛い子にまでかじらせて。他の人に聞いてみなさいよ。干し肉はどう食べるのか。普通にふやかすって返ってくるわよ」
カルラの言葉を聞いた周りの大人達が、えっ、まさか。そんな事も知らないのか?と顔を引き吊らせていたので、駄目出しにとばかりにカルラは続ける。
「しかも、不要な物は換金して荷物を増やさないのが鉄則の長旅で、不要な物を持ち歩く気満々だったわよね?相場も知らず、売る事も知らず、そんなんじゃカモにしてくれと言ってるものよ。大きな街なら大丈夫でも、小さな村だと身ぐるみ剥がされても文句は言えないわ。そんな残念な大人に物を教えなきゃいけないあたしの身にもなってよね。そんなだから、可愛い妹が変な女に絡まれるのよ」
フンッ!とカルラが胸を張ると、そりゃあ怒鳴りたくもなるわなぁ。と、周囲はカルラに同情的だ。
「全員が全員、変な女ばかりだと思わないでよね。世の中見掛けに騙されない女性だっているんだから。さぁティファ、頂こう。これはそんな、賢いお姉さん達からのプレゼントなんだから」
ここで女性達の好感を更に上げ、女性の株も上げておく。
カルラはそこそこお腹が一杯ではあるものの、それを食べきり、ティファと共に女性達の元へと向かう。
そしてカルラは、ご馳走さまでしたと頭を下げるとティファも頭を下げ、ティファに美味しかったねと話を振って、ティファがそれに頷き、笑顔を見せた。
ティファのその姿に悶えまくってる女性を後に、お会計を済ませて店を出て、宿屋へと帰るのだった。
「お騒がせしてすみません。あたしとこの子、以前このお兄さん達と一緒にいるからって、何度か嫌がらせを受けたんです。実際中身は残念過ぎる馬鹿っぷりなのに、見て呉れだけは良いから、それに騙された女の人達が悉く邪魔者扱いしてくれて、本っ当いい迷惑なんですよ。それなのにこのお兄さん、あたしの所為にするわ、モテてる自覚無いわで嫌になってつい怒鳴ってしまいました」
「おい!喧嘩売ってんのか?!お前!!」
「事実でしょ。干し肉をそのままかじって、これは長期保存食だと言い切ってた人を馬鹿と呼ばずに何て言うのよ。あたしは何でそのまま食べてんの?って聞いたつもりなのに、そんな事も知らないのかって言ってたのはどこの誰よ。しかもそれを、こんな可愛い子にまでかじらせて。他の人に聞いてみなさいよ。干し肉はどう食べるのか。普通にふやかすって返ってくるわよ」
カルラの言葉を聞いた周りの大人達が、えっ、まさか。そんな事も知らないのか?と顔を引き吊らせていたので、駄目出しにとばかりにカルラは続ける。
「しかも、不要な物は換金して荷物を増やさないのが鉄則の長旅で、不要な物を持ち歩く気満々だったわよね?相場も知らず、売る事も知らず、そんなんじゃカモにしてくれと言ってるものよ。大きな街なら大丈夫でも、小さな村だと身ぐるみ剥がされても文句は言えないわ。そんな残念な大人に物を教えなきゃいけないあたしの身にもなってよね。そんなだから、可愛い妹が変な女に絡まれるのよ」
フンッ!とカルラが胸を張ると、そりゃあ怒鳴りたくもなるわなぁ。と、周囲はカルラに同情的だ。
「全員が全員、変な女ばかりだと思わないでよね。世の中見掛けに騙されない女性だっているんだから。さぁティファ、頂こう。これはそんな、賢いお姉さん達からのプレゼントなんだから」
ここで女性達の好感を更に上げ、女性の株も上げておく。
カルラはそこそこお腹が一杯ではあるものの、それを食べきり、ティファと共に女性達の元へと向かう。
そしてカルラは、ご馳走さまでしたと頭を下げるとティファも頭を下げ、ティファに美味しかったねと話を振って、ティファがそれに頷き、笑顔を見せた。
ティファのその姿に悶えまくってる女性を後に、お会計を済ませて店を出て、宿屋へと帰るのだった。
0
あなたにおすすめの小説
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる