出会いと別れと復讐と

カザハナ

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 店内が、シンと静まり返った為、カルラは周りに頭を下げる。


「お騒がせしてすみません。あたしとこの子、以前このお兄さん達と一緒にいるからって、何度か嫌がらせを受けたんです。実際中身は残念過ぎる馬鹿っぷりなのに、見て呉れだけは良いから、それに騙された女の人達が悉く邪魔者扱いしてくれて、本っ当いい迷惑なんですよ。それなのにこのお兄さん、あたしの所為にするわ、モテてる自覚無いわで嫌になってつい怒鳴ってしまいました」

「おい!喧嘩売ってんのか?!お前!!」

「事実でしょ。干し肉をそのままかじって、これは長期保存食だと言い切ってた人を馬鹿と呼ばずに何て言うのよ。あたしは何でそのまま食べてんの?って聞いたつもりなのに、そんな事も知らないのかって言ってたのはどこの誰よ。しかもそれを、こんな可愛い子にまでかじらせて。他の人に聞いてみなさいよ。干し肉はどう食べるのか。普通にふやかすって返ってくるわよ」


 カルラの言葉を聞いた周りの大人達が、えっ、まさか。そんな事も知らないのか?と顔を引き吊らせていたので、駄目出しにとばかりにカルラは続ける。


「しかも、不要な物は換金して荷物を増やさないのが鉄則の長旅で、不要な物を持ち歩く気満々だったわよね?相場も知らず、売る事も知らず、そんなんじゃカモにしてくれと言ってるものよ。大きな街なら大丈夫でも、小さな村だと身ぐるみ剥がされても文句は言えないわ。そんな残念な大人に物を教えなきゃいけないあたしの身にもなってよね。そんなだから、可愛い妹が変な女に絡まれるのよ」


 フンッ!とカルラが胸を張ると、そりゃあ怒鳴りたくもなるわなぁ。と、周囲はカルラに同情的だ。


「全員が全員、変な女ばかりだと思わないでよね。世の中見掛けに騙されない女性だっているんだから。さぁティファ、頂こう。これはそんな、賢いお姉さん達からのプレゼントなんだから」


 ここで女性達の好感を更に上げ、女性の株も上げておく。

 カルラはそこそこお腹が一杯ではあるものの、それを食べきり、ティファと共に女性達の元へと向かう。

 そしてカルラは、ご馳走さまでしたと頭を下げるとティファも頭を下げ、ティファに美味しかったねと話を振って、ティファがそれに頷き、笑顔を見せた。

 ティファのその姿に悶えまくってる女性を後に、お会計を済ませて店を出て、宿屋へと帰るのだった。
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