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【26】出航 ① ー最後のプレゼントー
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ボォォォォーーと船笛がして、ダニエルの意識が覚醒する。
やばい!船に乗り遅れたぁぁぁ!!
ハッと目を見開くと、なめし皮のような胸筋が飛び込んできた。
二度驚愕して、思わず叫びそうになった。
ダニエルはサニーの胸を枕に、彼の足に自身の足を絡めつける形で眠りについていた。
頭をもたげると、開け放たれた窓の向こうに、紫の空が広がっている。
「ゆ、夢…………」
安堵でため息がでる。
まだ心臓がばくばくしてる、よかった、夢で。
軍人に遅刻は許されないのだ。
人間、どんなに疲れていても、気がかりなことがあれば目が覚めるようにできているらしい。
ダニエルは上半身を起こしたが、腰にピキッと痛みが走り、顔を顰めた。
あぁぁぁ、最悪の目覚め。
喉が痛くて声が出ない。
お腹の奥がピリピリするし、お股はジンジンしてる。
腰が重くて、股関節も老婆になったかのよう。
隣でスー、スーと規則的な寝息をたてる大男に、ダニエルは苦虫を噛み潰した。
薄闇でもわかる、スッキリしましたって感じ。
今すぐその頬を抓ってやろうか。
此方ときたら、肉体的ダメージがヒドイっていうのに。
とはいえ、彼だけが悪いわけではない。
昨夜……シャンパンの勢いに任せて調子にノったような。
かっ、身体中舐められたし、挿入してイかされた気がする。
あの綺麗な顔の上に乗ったし、漏れるとか口走ったよね。
それだけじゃなくて、膣奥突かれたらなんかすっごく気持ちよくなってしまった。
そして何度も…………って、のあ”ぁ”ぁぁぁぁ!!
ダニエルは羞恥で、シーツに顔を埋めて唸った。
声が枯れて声が出ないのが幸いだ。
……そういえば昨夜、「中出ししてもいいか」とか。
「孕ませたい」とか。
ヤツはおそろしい事を口走っていた。
ダニエルは顔面蒼白になって、シーツを捲った。
お腹や太腿には無数のキスマークの跡、秘所は赤く腫れぼったくなっている。
後始末はしてくれたようだが、これじゃあ何があったか確認するのは無理。
彼に理性が残っていた事を信じて、数週間後の生理を待つしかなさそう。
とにかく逃げよう!
ダニエルは男を起こさないように、そっとベッドを出た。
あ”ぁ”ぁ”ぁ”、腰ぶるぶるするぅ!脹脛がくがくするぅ!
くらっと眩暈がして、ダニエルは生まれたての子鹿のように踏ん張った。
だが、時間を潰している暇はない。
疲れた身体に鞭を打って服を探す。
サニーは几帳面な性格なのか、服はダイニングテーブルの上に畳まれてあった。
下着は新品のシルク製にランクアップしてる。
着用してきた麻の紐パンツだと擦れて痛んだだろうから、有難く使わせてもらう。
やばい!船に乗り遅れたぁぁぁ!!
ハッと目を見開くと、なめし皮のような胸筋が飛び込んできた。
二度驚愕して、思わず叫びそうになった。
ダニエルはサニーの胸を枕に、彼の足に自身の足を絡めつける形で眠りについていた。
頭をもたげると、開け放たれた窓の向こうに、紫の空が広がっている。
「ゆ、夢…………」
安堵でため息がでる。
まだ心臓がばくばくしてる、よかった、夢で。
軍人に遅刻は許されないのだ。
人間、どんなに疲れていても、気がかりなことがあれば目が覚めるようにできているらしい。
ダニエルは上半身を起こしたが、腰にピキッと痛みが走り、顔を顰めた。
あぁぁぁ、最悪の目覚め。
喉が痛くて声が出ない。
お腹の奥がピリピリするし、お股はジンジンしてる。
腰が重くて、股関節も老婆になったかのよう。
隣でスー、スーと規則的な寝息をたてる大男に、ダニエルは苦虫を噛み潰した。
薄闇でもわかる、スッキリしましたって感じ。
今すぐその頬を抓ってやろうか。
此方ときたら、肉体的ダメージがヒドイっていうのに。
とはいえ、彼だけが悪いわけではない。
昨夜……シャンパンの勢いに任せて調子にノったような。
かっ、身体中舐められたし、挿入してイかされた気がする。
あの綺麗な顔の上に乗ったし、漏れるとか口走ったよね。
それだけじゃなくて、膣奥突かれたらなんかすっごく気持ちよくなってしまった。
そして何度も…………って、のあ”ぁ”ぁぁぁぁ!!
ダニエルは羞恥で、シーツに顔を埋めて唸った。
声が枯れて声が出ないのが幸いだ。
……そういえば昨夜、「中出ししてもいいか」とか。
「孕ませたい」とか。
ヤツはおそろしい事を口走っていた。
ダニエルは顔面蒼白になって、シーツを捲った。
お腹や太腿には無数のキスマークの跡、秘所は赤く腫れぼったくなっている。
後始末はしてくれたようだが、これじゃあ何があったか確認するのは無理。
彼に理性が残っていた事を信じて、数週間後の生理を待つしかなさそう。
とにかく逃げよう!
ダニエルは男を起こさないように、そっとベッドを出た。
あ”ぁ”ぁ”ぁ”、腰ぶるぶるするぅ!脹脛がくがくするぅ!
くらっと眩暈がして、ダニエルは生まれたての子鹿のように踏ん張った。
だが、時間を潰している暇はない。
疲れた身体に鞭を打って服を探す。
サニーは几帳面な性格なのか、服はダイニングテーブルの上に畳まれてあった。
下着は新品のシルク製にランクアップしてる。
着用してきた麻の紐パンツだと擦れて痛んだだろうから、有難く使わせてもらう。
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