モブの友達のはず…だよね(?)

これまでの 〜しのぶ視点〜 その①

ボクの名前は早乙女　しのぶ。ごく普通の男の子だ。ボクには生まれた時から一緒にいる友達、、というか兄弟、、というか、、家族のような…そんな大切な存在がいる。


その彼の名前は『立花　あき』
あきはとても大人しい子だった。ボクが話しかけても無反応だし無愛想だ。

でもたまにボクにだけ見せてくれる笑顔や隠れた前髪から覗く綺麗な瞳(オッドアイ)にボクは心を惹かれていた。そう、、あきはボクの初恋だ＿＿＿。

あきはそんなボクの気持ちに気づいていない…でもいつか君をボクだけのものにしてみせるよ。




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ある日、ボクが自分の部屋で勉強をしていると両親がバタバタと急いで来た。両親から聞いた言葉にボクは全身の血の気が引いた…あきが階段から落ち頭を強く打ったというのだ…。

ボクはすぐさまあきの部屋へと向かった。。

(ちなみにボクとあきは同じ家に住んでいる。あきの両親は、あきが小さい頃に亡くなってしまい、身寄りがないあきをボクの両親が引き取ったのだ。)




あきの部屋に向かう途中…ボクは不安で胸が締め付けられるような気持ちにいっぱいいっぱいだった。。





し《もしもあきが大怪我をしていたら…眠ったままだったら…ボクは…》




と、あきが居なくなることを想像してしまい、ボクの身体はゾクッとした。。

真っ青な顔をしながらもボクはあきの部屋へと急いだ。


ボクは部屋の扉をトントンとノックしてから部屋の中へとは入った。


あきは目を覚ましていた。




し《よ、よかったぁ…泣》





ボクはこっそり瞳から零れた涙を拭い、あきの側へと近寄った。