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入学式

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あー、、、眠い。
あのあと結局一睡もできなかった俺は目をゴシゴシと擦りながら身支度を整える。

高校生になるわけでもちろん制服も変わる。中学は学ランだったので初のブレザーデビューだ!!!
ネクタイって難しいんだな…。

改めて大きい鏡で自分の制服姿を見る。

うん、さすがは俺。

超似合ってる。

もはや俺のために作られましたか?

ってぐらい



……ちょっとネクタイがぐちゃ~ってなってるのは気にしないでくれ!


るんるん気分で俺は朝ごはんを食べ、家を出た。
もちろんダサメガネも忘れずに。

あ、ちなみに高校を機に一人暮らしをはじめてみました‼︎やってみたかったんだよね一人暮らし。

親には「やだぁ~里ちゃん出て行かないでぇ~」

って父母両方に言われたけど説得をしなんとか許しを得た。


まぁ、俺の顔で悲しげな顔をすれば両親なんて瞬殺(イチコロ)なのだ。


てか、里ちゃん呼びそろそろ辞めてくれないかな?
恥ずかしい…泣




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈




やっと着いた。
ここが俺の通う学校、


青春高等学校


略して、〝アオハル〟だ。
ちなみに男子のみが通う男子校だ。
小、中学校は共学だったが高校は男子だけの楽なとこにした。俺だって男の子だし女子の前でバカ騒ぎなんてしたくない!だから女子のいないここにしたのだ。


まぁ、他にも理由があるけど…。それは後々説明するとしよう。



俺の平穏な高校生活のためにも頑張ってくれよ!


ダサメガネくん!!!



俺は秀才のようにメガネをクイッとすると入学式の会場(体育館)へと向かった。



そして無事入学式は終わり
新入生は各教室へと振り分けられる。


教室へと向かう途中、まわりはどうやら何組かグループができたらしく楽しく会話している。
「お前どこ中??俺、𓏸𓏸中!」みたいな会話だ。


いいな、俺も仲間にいれてくれよ!いや、自分から話しかけるなんて俺にはムリ!




…誰にも話しかけられない。
このメガネのせい??なんで!?顔は隠してるんだから誰か話しかけろよ…こんなダサメガネと話しても怒られないからさぁ!?



俺はショックを受けながらも前の人に続いて足を進めるのでした。
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