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9 勃っちゃった※
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リアラは王子のことが好き。それで俺に嫉妬している。
一人、ベッドの上で考え事をしていた。王子は嫌がらせのつもりで抱いてくるが、この事実がもしバレたら俺はあの白猫に確実に殺されるだろう。考えただけで寒気がした。
はやく王子に飽きてもらわなければ。
俺は窓の外を眺めた。外はもうすっかり暗くなっている。そろそろやつが帰ってくる頃だろう。
やはり数分も経たずに部屋がノックされ、この国で一番美しい青年が入ってきた。
「ただいま」
俺はレオのもとに駆け寄ると無言でハグをした。興味をなくしてもらうには従順でいる方が良いと思ったからだ。
王子は俺を抱きとめると額にキスを落とす。
「もしかして寂しかったの?」
「…まぁ、」
上目遣いで瞳をうるませると
「最近忙しくて構ってあげられなくてごめんね」
そう言って王子は俺の頭を優しく撫でた。ゾクリと背筋が冷えて、思わず距離を取ってしまった。
だめだ、従順作戦は失敗だ。これじゃあただイチャついているカップルみたいだ。
「実は夕食もまだなんだ。先に食べてもいいかな?」
もうすぐ就寝時間になるのに夕食もまだ取れていなかったとは。最近は本当に激務らしい。
暫くして執事が部屋に料理を運んできた。彼はフォークとナイフを綺麗に使いながら黙々と食事をはじめる。そして一瞬こちらに視線をやった。
「どうしたのクロ?」
「…いや」
「食事が終わったらかまってあげるよ」
「そうじゃねーよ」
「なら何をそんなに考え込んでいるんだ」
「…リアラなんだけどさ」
「うん」
「暇じゃないのかな。っいうか一人で退屈そうだなと思って」
二人をくっつける作戦に変更だ。できるだけ遠回しに彼に会いに行くよう促してみると、王子は少し考え込んだ。
「そうかな?自由に散歩も買い物もするよう言ってるし退屈じゃないと思うけど」
「え?買い物?散歩?」
「そうだよ。彼は君と違って逃げたりしないからね」
「…」
リアラは行動が制限されていないのか。
俺の部屋には四六時中結界魔法が張ってあって自由に外出することはできない。彼はよっぽど信頼されているらしい。
散歩なんて最後にしたのはいつだろうか体がなまって仕方ない。単純に羨ましい。
「ふーん。でもまぁ、もっと会いに行ってやってもいいんじゃねーの」
出来れば週5から週6で通ってもらいたいものだ。そう思っていたのに、彼の口から出た言葉は信じられないものだった。
「なに?もしかして嫉妬してるの」
「は?」
王子は食事を終えるとベッド、つまり俺の横に腰掛けた。
「僕が週末、彼に会いに行ってること知ってるんでしょ」
「…」
なんとなく距離が近くて俺は後ろに下がった。すると王子が距離を詰めてくる。そのまま流れるように唇を奪われた。
「リアラにもこんなことしていいの?」
そして俺の瞳をじっと見つめたまま囁く。
「…」
リアラにもキスをして、抱きしめる。そして王子のあの巨大なのをヒーヒー言いながら受け止めるのか。
「んー…」
あのプライドの塊みたいな猫のことだ。想像してみると少し可愛そうだ。でも俺には恨みがある。そうだ、紅茶を頭からぶっかけられたんだ。 多少嫌な目にあってもいいのではないだろうか。というかあいつにとってはもはやご褒美だろ。
俺はニヤリと笑った。
「いいんじゃね、むしろ喜ぶと思うけど」
すると彼は一瞬驚いたような表情をして、それから目を細めた。長いまつげが影を落とす。
「へぇ…いいんだ」
「ああ」
「僕は嫌だな。君がどこかの誰かと愛し合ってるのを想像するだけで気分が悪くなる」
そして王子は俺の項をガッと掴むと真顔で告げた。
「…っ」
「いいか、君は僕のモノだ。一生監禁して心が折れるまで飼い殺してやる」
紅色の瞳が薄暗い室内でやけにはっきりと光って見えた。
「絶対に逃さないから」
「…っ」
冷や汗が背中を伝う。俺には魔力がないからわからないが凄いプレッシャーを感じた。多分王子が魔力を放出しているんだと思う。そのせいで意に反して肩がカタカタと震えた。
王子が俺を押し倒す。
「震えてるのかわいいね。その表情も凄くいい」
「…」
「はぁ…勃っちゃった」
「…っ」
どう頑張ってもやっぱりこうなるのか…。
ちゅくちゅく‥。
「っ……んっぅ」
「クロはさ、キスだけでトロトロになっちゃうよね」
さっきの険悪な雰囲気とは対照的に部屋は甘い香りで満たされていた。
王子は俺の口から舌を引き抜くと唇をなめる。
「さっきの言葉はさ、僕を嫉妬させたくて言っただけだよね?」
「あっんんんっ」
乳首をぎゅっと掴まれて声が出てしまった。俺、なにいったっけ…頭がボーッとして考えられない。
「大丈夫だよ、僕はクロのことしか見てないから」
「ぁ…まって…ぐりぐりやめ…」
「耳まで真っ赤。かわいい…。こっちにお尻突き出して」
「…」
「君は僕のものなんだから言うこと聞けるよね」
本当はこんな恥ずかしいことしたくないのに、レオが命令すると体が勝手に動いてしまう。
俺は彼に従い、ベッドの上で四つん這いになると腰を上げた。
「ぅ…」
「そう、偉いね」
くちゅり。尻に熱いものが押し付けられる。それはヌルヌルと尻の割れ目を上下するように動いた。
「ん…」
「クロのお尻、ちょっと魔法をかけるだけでヒクヒクしてる。挿れてほしい?」
「…っはぁ…ん…」
ペニスの先が穴のすぐ横をかすめてくちゅくちゅと音を立てている。これが中に入るとどれだけ気持ちいいのかは体が知っている。
「…はやく…っ」
そう絞り出すような声を上げた瞬間、太い王子のペニスが勢いよく中に入ってきた。
「あっんんっ」
「…はぁ…やば。中トロトロ…」
王子が腰を動かすたびにくちゅくちゅと卑猥な音がする。
「はぁ…はぁ…んん…っ」
「ここ気持ちいい?」
「ぁ…っんんんっ」
王子のがある一点をかすめるとビリビリと快感で頭が真っ白になる。
「中きゅうきゅうしてる…」
「あっ…っはあっぁんんん」
気持ちいい。気持ちいい。やばい…何も考えられない。
ずぷずぷ中擦られるのいい…。
王子は俺の耳元に唇と寄せると低い声で囁いた。
「いっていいよ」
「ぁ…」
声だけで体が反応してしまう。目の前が真っ白になってびゅっと白い液が散った。
「イキ顔え…ろ。はぁ、やば…」
「ぁぅ…ぅ」
「腰、ビクビクしてる…気持ち良すぎてすぐ出ちゃう…な」
「あっ…ぁあ、まって…まだいってる…から」
「無理。我慢できない。出すよ」
中でペニスが膨らんで精液が上がってきているのが分かる。
「ぁっあっ…んん」
「一番奥でだすね…」
「だめっ…んん」
どぴゅっっっ。びゅっ。
「あっ…んん」
「はぁ…はぁ…」
「クロ…キス」
「んっぅ…」
王子は噛みつくようなキスをしながらペニスを一度引き抜いた。そして俺の体を反転させると、再度挿入する。
「ぁっ…っ」
手首をベッドに押さえつけられ、硬いペニスが奥へ奥へと進んでいく。
ずぷずぷっ。
「…はぁ…奥、ここ気持ちいい?」
「ぁ…っ深い…んんっ」
「可愛い。腰止まらない…っ」
「ぁっ」
再度、お腹の一番奥で熱いものが出された。王子は少し苦しそうに眉を寄せながら中に精液を注ぎ続ける。
「はぁ…はぁ、はぁ…きもちいぃ…クロ」
「…っあっぁ…れおっれぉ」
レオが俺の耳を甘噛した。荒い息遣いにドキドキする。
「もう一回」
「まっまって…っぁ…」
一人、ベッドの上で考え事をしていた。王子は嫌がらせのつもりで抱いてくるが、この事実がもしバレたら俺はあの白猫に確実に殺されるだろう。考えただけで寒気がした。
はやく王子に飽きてもらわなければ。
俺は窓の外を眺めた。外はもうすっかり暗くなっている。そろそろやつが帰ってくる頃だろう。
やはり数分も経たずに部屋がノックされ、この国で一番美しい青年が入ってきた。
「ただいま」
俺はレオのもとに駆け寄ると無言でハグをした。興味をなくしてもらうには従順でいる方が良いと思ったからだ。
王子は俺を抱きとめると額にキスを落とす。
「もしかして寂しかったの?」
「…まぁ、」
上目遣いで瞳をうるませると
「最近忙しくて構ってあげられなくてごめんね」
そう言って王子は俺の頭を優しく撫でた。ゾクリと背筋が冷えて、思わず距離を取ってしまった。
だめだ、従順作戦は失敗だ。これじゃあただイチャついているカップルみたいだ。
「実は夕食もまだなんだ。先に食べてもいいかな?」
もうすぐ就寝時間になるのに夕食もまだ取れていなかったとは。最近は本当に激務らしい。
暫くして執事が部屋に料理を運んできた。彼はフォークとナイフを綺麗に使いながら黙々と食事をはじめる。そして一瞬こちらに視線をやった。
「どうしたのクロ?」
「…いや」
「食事が終わったらかまってあげるよ」
「そうじゃねーよ」
「なら何をそんなに考え込んでいるんだ」
「…リアラなんだけどさ」
「うん」
「暇じゃないのかな。っいうか一人で退屈そうだなと思って」
二人をくっつける作戦に変更だ。できるだけ遠回しに彼に会いに行くよう促してみると、王子は少し考え込んだ。
「そうかな?自由に散歩も買い物もするよう言ってるし退屈じゃないと思うけど」
「え?買い物?散歩?」
「そうだよ。彼は君と違って逃げたりしないからね」
「…」
リアラは行動が制限されていないのか。
俺の部屋には四六時中結界魔法が張ってあって自由に外出することはできない。彼はよっぽど信頼されているらしい。
散歩なんて最後にしたのはいつだろうか体がなまって仕方ない。単純に羨ましい。
「ふーん。でもまぁ、もっと会いに行ってやってもいいんじゃねーの」
出来れば週5から週6で通ってもらいたいものだ。そう思っていたのに、彼の口から出た言葉は信じられないものだった。
「なに?もしかして嫉妬してるの」
「は?」
王子は食事を終えるとベッド、つまり俺の横に腰掛けた。
「僕が週末、彼に会いに行ってること知ってるんでしょ」
「…」
なんとなく距離が近くて俺は後ろに下がった。すると王子が距離を詰めてくる。そのまま流れるように唇を奪われた。
「リアラにもこんなことしていいの?」
そして俺の瞳をじっと見つめたまま囁く。
「…」
リアラにもキスをして、抱きしめる。そして王子のあの巨大なのをヒーヒー言いながら受け止めるのか。
「んー…」
あのプライドの塊みたいな猫のことだ。想像してみると少し可愛そうだ。でも俺には恨みがある。そうだ、紅茶を頭からぶっかけられたんだ。 多少嫌な目にあってもいいのではないだろうか。というかあいつにとってはもはやご褒美だろ。
俺はニヤリと笑った。
「いいんじゃね、むしろ喜ぶと思うけど」
すると彼は一瞬驚いたような表情をして、それから目を細めた。長いまつげが影を落とす。
「へぇ…いいんだ」
「ああ」
「僕は嫌だな。君がどこかの誰かと愛し合ってるのを想像するだけで気分が悪くなる」
そして王子は俺の項をガッと掴むと真顔で告げた。
「…っ」
「いいか、君は僕のモノだ。一生監禁して心が折れるまで飼い殺してやる」
紅色の瞳が薄暗い室内でやけにはっきりと光って見えた。
「絶対に逃さないから」
「…っ」
冷や汗が背中を伝う。俺には魔力がないからわからないが凄いプレッシャーを感じた。多分王子が魔力を放出しているんだと思う。そのせいで意に反して肩がカタカタと震えた。
王子が俺を押し倒す。
「震えてるのかわいいね。その表情も凄くいい」
「…」
「はぁ…勃っちゃった」
「…っ」
どう頑張ってもやっぱりこうなるのか…。
ちゅくちゅく‥。
「っ……んっぅ」
「クロはさ、キスだけでトロトロになっちゃうよね」
さっきの険悪な雰囲気とは対照的に部屋は甘い香りで満たされていた。
王子は俺の口から舌を引き抜くと唇をなめる。
「さっきの言葉はさ、僕を嫉妬させたくて言っただけだよね?」
「あっんんんっ」
乳首をぎゅっと掴まれて声が出てしまった。俺、なにいったっけ…頭がボーッとして考えられない。
「大丈夫だよ、僕はクロのことしか見てないから」
「ぁ…まって…ぐりぐりやめ…」
「耳まで真っ赤。かわいい…。こっちにお尻突き出して」
「…」
「君は僕のものなんだから言うこと聞けるよね」
本当はこんな恥ずかしいことしたくないのに、レオが命令すると体が勝手に動いてしまう。
俺は彼に従い、ベッドの上で四つん這いになると腰を上げた。
「ぅ…」
「そう、偉いね」
くちゅり。尻に熱いものが押し付けられる。それはヌルヌルと尻の割れ目を上下するように動いた。
「ん…」
「クロのお尻、ちょっと魔法をかけるだけでヒクヒクしてる。挿れてほしい?」
「…っはぁ…ん…」
ペニスの先が穴のすぐ横をかすめてくちゅくちゅと音を立てている。これが中に入るとどれだけ気持ちいいのかは体が知っている。
「…はやく…っ」
そう絞り出すような声を上げた瞬間、太い王子のペニスが勢いよく中に入ってきた。
「あっんんっ」
「…はぁ…やば。中トロトロ…」
王子が腰を動かすたびにくちゅくちゅと卑猥な音がする。
「はぁ…はぁ…んん…っ」
「ここ気持ちいい?」
「ぁ…っんんんっ」
王子のがある一点をかすめるとビリビリと快感で頭が真っ白になる。
「中きゅうきゅうしてる…」
「あっ…っはあっぁんんん」
気持ちいい。気持ちいい。やばい…何も考えられない。
ずぷずぷ中擦られるのいい…。
王子は俺の耳元に唇と寄せると低い声で囁いた。
「いっていいよ」
「ぁ…」
声だけで体が反応してしまう。目の前が真っ白になってびゅっと白い液が散った。
「イキ顔え…ろ。はぁ、やば…」
「ぁぅ…ぅ」
「腰、ビクビクしてる…気持ち良すぎてすぐ出ちゃう…な」
「あっ…ぁあ、まって…まだいってる…から」
「無理。我慢できない。出すよ」
中でペニスが膨らんで精液が上がってきているのが分かる。
「ぁっあっ…んん」
「一番奥でだすね…」
「だめっ…んん」
どぴゅっっっ。びゅっ。
「あっ…んん」
「はぁ…はぁ…」
「クロ…キス」
「んっぅ…」
王子は噛みつくようなキスをしながらペニスを一度引き抜いた。そして俺の体を反転させると、再度挿入する。
「ぁっ…っ」
手首をベッドに押さえつけられ、硬いペニスが奥へ奥へと進んでいく。
ずぷずぷっ。
「…はぁ…奥、ここ気持ちいい?」
「ぁ…っ深い…んんっ」
「可愛い。腰止まらない…っ」
「ぁっ」
再度、お腹の一番奥で熱いものが出された。王子は少し苦しそうに眉を寄せながら中に精液を注ぎ続ける。
「はぁ…はぁ、はぁ…きもちいぃ…クロ」
「…っあっぁ…れおっれぉ」
レオが俺の耳を甘噛した。荒い息遣いにドキドキする。
「もう一回」
「まっまって…っぁ…」
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