62 / 138
第三十三話 「ジュンブライトの名前の由来」
しおりを挟む
うわぁ、ふっかふっかのベッド。それに、気持ちいい~。
「おい!俺んちのベッドで遊ぶなっ。」
すみません・・・・・・。でも、こーんな高級な服を着せられて、しあわせです。
おかげで、料理はグロい料理がいっぱいだったので、私は食べませんでしたけど。
え?夜ご飯は何を食べたかって?私の得意な料理、しゃけおにぎりを米としゃけ(ヴァンパイア界にも、あったんです。)を、メイドさんに買ってもらい、つくりました。
「大変ですっ!」
マドレーヌちゃんがあわてた顔で、ドアを開けた。
「どうしたんだ?」
「おば様に・・・・・・おば様に陣痛が来て、もうすぐジュンブライトお兄様が、生まれそうなんです!」
「えぇ~!?」
「なんだと!?」
私達はびっくりした。
ルクトさんの過去の話は、予言みたいです。
「ルクトじいや様とリリアは、おば様の部屋の前にいます!さぁ、急いで行きましょう!」
うん!
☆
レオンさんの部屋の前に、メイドさん、コックさん、家来さん、レオンさんの両親、ヒアン様、そして31年前のルクトさんが集まっていた。
もちろん、私達も集まっている。
「レオンが心配だわぁ。」
レオンさんのお母さんが、ハンカチで涙をふきながら言っている。
「心配するな。レオンは例え体が弱くても、ちゃんと元気な孫を生んでくれるだろう。」
「あなた・・・・・・。」
「だから、無事にレオンがちゃーんと、孫を生めるよう、いのるんだ。」
「えぇ。」
レオンさんのお母さんが、うなずいた。
ポトポトポト・・・・・・ザー!
ん?雨が降ってるよ。今までずーっと、いいお天気だったのに。
「王子が生まれた日は、大雨が降って、雷が鳴っていたんです。」
出た。ルクトさんの過去予言。
まるで、20世紀少年の、予言みたい。
ま、予言って言ったら、私にとって、こわいんですけど。
ピカピカ。
え?今、雷が鳴った?
ドーン!
「ホンギャー、ホンギャー!」
雷の強い音と共に、赤ちゃんの泣き声が、部屋の中から聞こえた。
すると、一人の家来さんが、喜びのせいか、しゃがみこんで、立ち上がった。
「ヴァンパイア界の王子の誕生だ!」
家来さんが声を上げると、みんなは「ワーワー!」騒いで喜んだ。
肩を組み合ったり、手を合わせてジャンプしたり、一緒に涙を流したりしながら、ハグする人もいた。
すると、ドアが開いて、看護師さんがやって来た。
「赤ちゃんは!?」
「今、体を洗っていますよ。」
すると、みんながまるで、新しくできたデパートにお客さんのように、わりこんで入った。
「レオン!」
最初にかけよったのは、レオンさんのお母さん。
「よく、がんばったね。」
レオンさんのお母さんが、レオンさんの手をにぎり始めた。
「赤ちゃんが、お見えですよぉ。」
看護師さんが、おくるみを持って来た。
「顔、見せてくれ!」
「はいっ。」
笑顔で看護師さんが、ヒアン様におくるみを渡した。
そのおくるみを、みんなはのぞきこんだ。
「おぉ!」
みんなが声を上げた。
かっわいい~♡
「誰がかわいいだ!」
あなたです。
「ところで、お名前はお決まりですか?私、何個か考えました・・・・・・。」
「ありがとうございます。でも、もう思いつきましたの。」
ひょっとして、裕次郎とか!?そんなの、言っちゃだめですよ!
「ジュンブライト。」
「レオン、ジュンブライトって、6月の花嫁って意味だ。それなのに、なんでその名前にしたんだ?」
あ、ジュンブライトが超~気になることだ。
「お肌がまるで、女性みたいに輝いて、かっこいい大王になって欲しいから。」
その瞬間、レオンさんが目を閉じた。
医者さん達は、レオンさんの心臓の音を聞いた。
そして、お医者さん達が悲しげな表情で、首を振ると、みんなは涙を流した。
「レオン!」
涙を流しながら、ヒアン様はさけんだ。
「母さーん!」
涙を流しながら、ジュンブライトもさけんだ。
「王子!元の時代に戻りましょう!」
「でも、母さんは!?この後、どうなったんだよ!?」
下を向いて、ルクトさんは口を動かした。
「・・・・・・死んだのです。」
ルクトさんの声と共に、ドアが閉まった。
えっと、31年後っと。
私は、ボタンを押した。
「ではみなさん、準備はよろしいですか?」
「はいっ!」 「おぉ!」 「えぇ。」 「はいです!」
みんながいい返事をすると、ルクトさんはにこっと笑った。
「では、元の時代に、タイムスリップ!」
ルクトさんがボタンを押すと、まぶしい光が、私達をつつんだ。
「またぁ~!?」
☆
う・・・・・・う~ん。あれっ?ここ、どこ?
広ーい床で、目の前には大きな階段がある・・・・・・ってことは、私達、元の時代に戻ったんだぁ!
「なぁ、真莉亜。」
目の前に、ジュンブライトが立っている。
唇をかんでるし、一体、どうしたんだろ。
「何?」
「今日は、俺の誕生日であり、母さんの命日でもあるんだな。」
「そうだけど?それがどうした?」
すると、ジュンブライトがいつものように、にっと笑った。
「どっちも、いわおうぜ!」
あ。それ、いいねっ。
「じゃあ、わたくし達は、お妃様の遺影を持って来ます。」
ルクトさんがにこっと笑って、階段をのぼった。
なんか今日は、いい一日になりそうです。
「真莉亜、テーブルふくの、手伝ってくれる?」
はーい、ただいまぁ!
「おい!俺んちのベッドで遊ぶなっ。」
すみません・・・・・・。でも、こーんな高級な服を着せられて、しあわせです。
おかげで、料理はグロい料理がいっぱいだったので、私は食べませんでしたけど。
え?夜ご飯は何を食べたかって?私の得意な料理、しゃけおにぎりを米としゃけ(ヴァンパイア界にも、あったんです。)を、メイドさんに買ってもらい、つくりました。
「大変ですっ!」
マドレーヌちゃんがあわてた顔で、ドアを開けた。
「どうしたんだ?」
「おば様に・・・・・・おば様に陣痛が来て、もうすぐジュンブライトお兄様が、生まれそうなんです!」
「えぇ~!?」
「なんだと!?」
私達はびっくりした。
ルクトさんの過去の話は、予言みたいです。
「ルクトじいや様とリリアは、おば様の部屋の前にいます!さぁ、急いで行きましょう!」
うん!
☆
レオンさんの部屋の前に、メイドさん、コックさん、家来さん、レオンさんの両親、ヒアン様、そして31年前のルクトさんが集まっていた。
もちろん、私達も集まっている。
「レオンが心配だわぁ。」
レオンさんのお母さんが、ハンカチで涙をふきながら言っている。
「心配するな。レオンは例え体が弱くても、ちゃんと元気な孫を生んでくれるだろう。」
「あなた・・・・・・。」
「だから、無事にレオンがちゃーんと、孫を生めるよう、いのるんだ。」
「えぇ。」
レオンさんのお母さんが、うなずいた。
ポトポトポト・・・・・・ザー!
ん?雨が降ってるよ。今までずーっと、いいお天気だったのに。
「王子が生まれた日は、大雨が降って、雷が鳴っていたんです。」
出た。ルクトさんの過去予言。
まるで、20世紀少年の、予言みたい。
ま、予言って言ったら、私にとって、こわいんですけど。
ピカピカ。
え?今、雷が鳴った?
ドーン!
「ホンギャー、ホンギャー!」
雷の強い音と共に、赤ちゃんの泣き声が、部屋の中から聞こえた。
すると、一人の家来さんが、喜びのせいか、しゃがみこんで、立ち上がった。
「ヴァンパイア界の王子の誕生だ!」
家来さんが声を上げると、みんなは「ワーワー!」騒いで喜んだ。
肩を組み合ったり、手を合わせてジャンプしたり、一緒に涙を流したりしながら、ハグする人もいた。
すると、ドアが開いて、看護師さんがやって来た。
「赤ちゃんは!?」
「今、体を洗っていますよ。」
すると、みんながまるで、新しくできたデパートにお客さんのように、わりこんで入った。
「レオン!」
最初にかけよったのは、レオンさんのお母さん。
「よく、がんばったね。」
レオンさんのお母さんが、レオンさんの手をにぎり始めた。
「赤ちゃんが、お見えですよぉ。」
看護師さんが、おくるみを持って来た。
「顔、見せてくれ!」
「はいっ。」
笑顔で看護師さんが、ヒアン様におくるみを渡した。
そのおくるみを、みんなはのぞきこんだ。
「おぉ!」
みんなが声を上げた。
かっわいい~♡
「誰がかわいいだ!」
あなたです。
「ところで、お名前はお決まりですか?私、何個か考えました・・・・・・。」
「ありがとうございます。でも、もう思いつきましたの。」
ひょっとして、裕次郎とか!?そんなの、言っちゃだめですよ!
「ジュンブライト。」
「レオン、ジュンブライトって、6月の花嫁って意味だ。それなのに、なんでその名前にしたんだ?」
あ、ジュンブライトが超~気になることだ。
「お肌がまるで、女性みたいに輝いて、かっこいい大王になって欲しいから。」
その瞬間、レオンさんが目を閉じた。
医者さん達は、レオンさんの心臓の音を聞いた。
そして、お医者さん達が悲しげな表情で、首を振ると、みんなは涙を流した。
「レオン!」
涙を流しながら、ヒアン様はさけんだ。
「母さーん!」
涙を流しながら、ジュンブライトもさけんだ。
「王子!元の時代に戻りましょう!」
「でも、母さんは!?この後、どうなったんだよ!?」
下を向いて、ルクトさんは口を動かした。
「・・・・・・死んだのです。」
ルクトさんの声と共に、ドアが閉まった。
えっと、31年後っと。
私は、ボタンを押した。
「ではみなさん、準備はよろしいですか?」
「はいっ!」 「おぉ!」 「えぇ。」 「はいです!」
みんながいい返事をすると、ルクトさんはにこっと笑った。
「では、元の時代に、タイムスリップ!」
ルクトさんがボタンを押すと、まぶしい光が、私達をつつんだ。
「またぁ~!?」
☆
う・・・・・・う~ん。あれっ?ここ、どこ?
広ーい床で、目の前には大きな階段がある・・・・・・ってことは、私達、元の時代に戻ったんだぁ!
「なぁ、真莉亜。」
目の前に、ジュンブライトが立っている。
唇をかんでるし、一体、どうしたんだろ。
「何?」
「今日は、俺の誕生日であり、母さんの命日でもあるんだな。」
「そうだけど?それがどうした?」
すると、ジュンブライトがいつものように、にっと笑った。
「どっちも、いわおうぜ!」
あ。それ、いいねっ。
「じゃあ、わたくし達は、お妃様の遺影を持って来ます。」
ルクトさんがにこっと笑って、階段をのぼった。
なんか今日は、いい一日になりそうです。
「真莉亜、テーブルふくの、手伝ってくれる?」
はーい、ただいまぁ!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる