私の婚約者を奪った義妹は、幸せになるはずでした

しおしお

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28 再会

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28 再会

 フィオレッタのもとへ、その手紙が届いたのは、アルディシア公国へ出立する三日前の朝だった。

 封蝋は粗末で、紙も上等とは言いがたい。けれど宛名を見た瞬間、彼女の指先はわずかに止まった。

 ――お姉様

 それだけで、誰からのものかはわかった。

 エマも隣で息を呑む。

「……カトリーヌ様、でございますか」

「ええ」

 フィオレッタは静かに答えた。

 しばらく封を切らずに見つめていたが、やがてゆっくりと開く。

 文面は短かった。

 けれど、その短さの中に、義妹がどれほど追い詰められているかが滲んでいた。

 他に頼れる者がいないこと。
 一度だけ会ってほしいこと。
 叱責でも拒絶でも受けるつもりでいること。
 それでも、どうしても一度だけ顔を見て話したいのだということ。

 最後の署名は、カトリーヌ・ド・ロシュフォール。

 その名を見た瞬間、フィオレッタの胸にひどく重いものが落ちた。

 そうなのだ。

 夫は死んでも、結婚は消えない。
 カトリーヌは今もなおロシュフォール家の未亡人であり、その名を背負わされている。

「お嬢様……」

 エマが心配そうに声をかける。

 フィオレッタは、手紙をもう一度読み返した。

 怒りがないわけではない。

 義妹は自分の婚約を奪った。人生を差し替えた。泣けば許されると思っていたし、実際、長いあいだそうやって守られてきた。

 だから、今さら助けを求められても――そう思う気持ちは確かにある。

 けれど同時に、この手紙はあまりにみっともなく、あまりに必死だった。

 そして人がここまでみっともなくなれる時は、本当に崖っぷちに立っているのだと、今のフィオレッタにはわかる。

「……会うわ」

 ぽつりとそう言うと、エマが目を見開いた。

「よろしいのですか」

「よくはないかもしれないわね」

 フィオレッタは苦くもなく、淡々と答えた。

「でも、このまま黙って出立したら、たぶんずっと何かが残るわ」

 許すためではない。

 救うと決めたわけでもない。

 ただ、一度だけ、自分の目で今のカトリーヌを見なければならない気がした。

 父へ話を通すと、案の定、顔をしかめられた。

「会う必要があるのか」

「あると思っています」

「お前はもう出立を控えた身だ。余計な火種に近づくべきではない」

「わかっています」

 フィオレッタは父をまっすぐ見た。

「ですが、私はこのまま何も見ずに行きたくありません」

 父はしばらく沈黙し、やがて低く息を吐いた。

「侯爵家へは入れるな」

「それは承知しております」

「人目のない場所で、短く済ませろ」

 その言葉は許可でもあり、同時に線引きでもあった。

 もうこの家にとって、カトリーヌは迎え入れる相手ではない。会うとしても、あくまで外で、あくまで一時的に。

 それが侯爵家の限界なのだろう。

 会う場所として選ばれたのは、王都の外れにある小さな礼拝堂の裏庭だった。表通りから少し入った場所で、修道女たちが細々と世話をしている。華やかさはなく、噂好きな貴族がわざわざ立ち寄る場所でもない。

 その午後、空は薄曇りだった。

 日差しは弱いのに、空気には少し湿り気がある。夏が近づいているのだろう。白い石壁に絡む蔦の葉も、春より濃い色をしていた。

 フィオレッタはエマだけを伴って礼拝堂へ向かった。

 馬車を降り、裏手の小庭へ入る。

 そこは静かだった。小さな噴水がひとつ、古びた石の長椅子が二つ、そして壁際に咲く名も知らぬ薄紫の花。王都にありながら、妙に時間の流れが遅い場所だった。

 その石の長椅子のそばに、一人の女が立っていた。

 最初、誰かわからなかった。

 いや、わからないはずがないのに、あまりに変わっていて、頭が認識を拒んだのだ。

 カトリーヌだった。

 痩せていた。

 頬はこけ、首筋もほっそりして、あれほどふんわりとしていた髪も艶を失って見える。衣服は質こそ悪くないものの、かつてのように“守られる可憐な娘”を飾るものではなく、ただ身を隠すための地味な色合いだった。

 そして何より、目が違っていた。

 怯えと疲労で影が差し、それでも必死に立っている目。

 あの社交界で涙を武器にしていた義妹の目ではなかった。

「……お姉様」

 カトリーヌが、ひどく小さな声で言った。

 その声を聞いた瞬間、フィオレッタはようやく、目の前の女が本当に義妹なのだと理解した。

 胸の内に、いくつもの感情が一度に浮かぶ。

 怒り。

 哀れみ。

 呆れ。

 それらが絡まり合って、すぐには言葉にならない。

「久しぶりね」

 やっと、それだけを言った。

 カトリーヌは何か返そうとして、喉で声を詰まらせた。泣き出すのかと思ったが、そうはならなかった。泣く余力すらもう薄いのかもしれない。

 フィオレッタは少し距離を保ったまま立っていたが、やがて近くの石椅子へ腰を下ろした。

「座ったらどう?」

 カトリーヌはおずおずとうなずき、向かいの椅子へ腰を下ろす。

 その動きひとつひとつが、妙にぎこちなかった。疲れているのか、どこか痛むのか、それとも長く緊張の中にいたせいで身体の動かし方すら変わってしまったのか。

 しばらく沈黙が流れる。

 噴水の小さな音だけが聞こえていた。

 最初に口を開いたのは、カトリーヌだった。

「来てくださるとは思いませんでした」

「私も来るとは思っていなかったわ」

 フィオレッタは率直に答えた。

 カトリーヌは少しだけ目を伏せる。

「そう……ですよね」

 その顔に、かつてのような“可哀想な妹”の計算はなかった。ただ、本当にそう思っているのだろう。

 フィオレッタは義妹を見つめた。

 言いたいことは山ほどある。

 あなたのせいで、と。

 でもそれを最初にぶつけても、たぶん今日は何も終わらないともわかっていた。

「あなた、かなり痩せたわね」

 そう言うと、カトリーヌは少しだけ笑おうとして、うまくいかなかった。

「ええ……たぶん」

「食べていないの?」

「食べています。でも、あまり入らなくて」

 その答えに嘘はなさそうだった。

「それよりも」

 カトリーヌが指先を組み合わせる。

「お姉様は……もうすぐアルディシアへ?」

「ええ」

「そう……」

 その一言だけで、彼女の中にどれほどのものが去来したか、フィオレッタにも少しはわかった。

 自分が拒み、奪い、押しつけた道を、姉はもう進もうとしている。

 しかも今や、その道は地獄ではなく、少なくとも息をつける場所へ続いているらしい。

 それを目の前にして、カトリーヌはどう思っているのだろう。

「お姉様」

 やがて、カトリーヌは震える声で言った。

「……あの時、私は、自分が正しいと思っていました」

 フィオレッタは黙って聞く。

「他国へ行きたくなかった。怖かった。ギルベルト様が優しくしてくださって、私を守ってくださると思って……」

 そこで、唇が歪む。

「でも違ったのです」

 言葉にした瞬間、カトリーヌの肩が小さく震えた。

「優しいと思っていたものが、全部違っていた。守ると言って、閉じ込められて……、愛されることの幸福なんて、私……何も知らなかった」

 フィオレッタは、その言葉を静かに受け止めた。

 いまここで「でしょうね」と返すのは簡単だ。実際、胸の奥ではそう思う部分もある。けれど、それを口にしたところで、今この女の崩れかけたものをただ踏みにじるだけだろう。

「だから、お姉様に謝りたくて……いえ、謝る資格なんてないのはわかっています。でも」

 カトリーヌは、石の上で両手を強く握りしめた。

「私、あの時、自分がしたことの意味を何もわかっていませんでした」

「いまはわかったの?」

 フィオレッタが静かに問うと、カトリーヌはゆっくりうなずいた。

「少しは……。たぶん、全部ではないけれど」

 その答えは、妙に正直だった。

 全部わかったとは言わないのか、と少し意外に思う。

 だが、それでいいのかもしれない。全部わかったなどと軽々しく言えるほど、この数ヶ月は軽くない。

 フィオレッタは、少しだけ息を吐いた。

「あなたがしたことは、消えないわ」

 カトリーヌが顔をこわばらせる。

「ええ……」

「私は婚約を奪われたし、人生を差し替えられた。あの時のあなたを、簡単に許せるとは言えない」

「……はい」

「でも」

 そこで言葉を切る。

 目の前の義妹は、もう勝ち誇る少女ではない。自分の浅さと欲の結果を、ようやく身に受けて立っている女だ。

「それでも今のあなたを見れば、もう十分に罰は受けているとも思うわ」

 カトリーヌの目から、とうとう涙が落ちた。

 静かに、ぽろりと。

 大きな声で泣くのではない。ただ、こらえきれずに零れるような涙だった。

「お姉様……」

「泣かないで、と言うつもりはないわ」

 フィオレッタは低く言った。

「でも、ここで泣いたからといって、何かが戻るわけでもない」

 カトリーヌは涙を拭おうともせず、うつむいた。

「それで……私は、どうしたら……」

 その問いが、胸に重く落ちる。

 どうしたらいいのか。

 それを訊かれて、即座に答えられるほど簡単なら、誰もこんな苦しまない。

 フィオレッタはしばらく黙っていたが、やがて言った。

「まず、あなたが何を望むのかをはっきりさせなさい」

「望むこと……」

「ロシュフォール家へ戻りたくないのか。実家へ戻りたいのか。修道院でもいいから、とにかく人目から消えたいのか。あなた自身が決めなければ、誰もあなたを助けられない」

 カトリーヌは唇を震わせた。

「私は……戻りたくない……」

「ええ」

「でも、実家も……」

 そこで言葉が止まる。

 戻れないとわかっているのだろう。

 父の手紙を読んだのだから。

「お姉様」

 ついに、カトリーヌは顔を上げた。

 その目には、みっともないほど剥き出しの必死さがあった。

「私を、連れて行ってはいただけませんか」

 その言葉が出た瞬間、フィオレッタの胸の奥に、冷たいものが走った。

 来ると思っていた。

 それでも、実際に聞くと重さが違う。

 アルディシアへ。

 自分の婚約先へ。

 つまり、姉がこれからようやく得ようとしている場所へ、自分も入れてくれと言っているのだ。

 あまりにも虫のいい願いだった。

 だからフィオレッタは、すぐには答えなかった。

 噴水の音がやけに大きく聞こえる。

 エマも少し離れた場所で息を呑んでいるのがわかった。

 カトリーヌは続けた。

「わかっています……ひどいお願いだって……。でも、もう他に……」

「カトリーヌ」

 フィオレッタはそこで初めて、少し強い声でその名を呼んだ。

 義妹がびくりとする。

「私は、あなたが婚約を拒んだ家の人間になるのよ」

 カトリーヌの顔が青ざめる。

 その一言の意味は重かった。

 自分が嫌だと拒み、姉に押しつけた婚約の、その先にある家だ。

「ええ……」

「そして、私一人の判断で誰かを匿える立場ではない」

 カトリーヌは泣きそうな目で見上げる。

 だがフィオレッタは目を逸らさなかった。

「私は、あなたが拒んだ婚約の相手方の家に嫁ぐ身です。この家に従わなければ、私は地位を失う。――あなたのように」

 その言葉は、静かに、しかしはっきりと落ちた。

 カトリーヌの瞳が大きく揺れる。

 自分がいまどんな立場でそれを願っているのか、ようやく骨身に沁みたのだろう。

「……そう、ですよね」

 掠れた声だった。

 フィオレッタは少しだけ息を吐いた。

 冷たく聞こえただろう。

 だが、ここで曖昧に「考えてみる」などと言うのは、もっと残酷だと思った。

「私はもう、あなたの尻拭いのために人生を使うつもりはないわ」

 カトリーヌは肩を落とした。

 それで終わりかと思った。

 けれど次の瞬間、彼女は小さく、しかし確かに首を振った。

「……違うのです」

「何が」

「お姉様に、また押しつけたいわけじゃないの」

 涙で濡れたまま、義妹は言う。

「でも、私には、お姉様しか思い浮かばなかった……それがどれほど勝手でも、ひどくても、もう、それしか……」

 その必死さは本物だった。

 だからこそ、フィオレッタの胸にも少しだけ鈍い痛みが走る。

 この女は、こんなところまで来てもなお、自分が一番傷つけた相手にしか縋れないのだ。

 それはあまりにもみじめで、あまりにも皮肉だった。

 フィオレッタはしばらく黙ったあと、静かに言った。

「……私は、あなたをアルディシアへ連れて行けない」

 カトリーヌが目を閉じる。

「でも」

 フィオレッタは続ける。

「あなたが司法官の保護のもとで、次に何を望むかを整理する手助けくらいならできるかもしれない」

 カトリーヌが目を開く。

「手助け……?」

「ええ。修道院、あるいは女性だけの保護施設、あるいは王都を離れた場所での静養。あなたが現実的に選べる道を、調べることはできるかもしれない」

 すぐに救うことはできない。

 だが、完全に見捨てることもしない。

 それが今のフィオレッタにできる、ぎりぎりだった。

 カトリーヌは、しばらく声もなくフィオレッタを見つめていた。

 それから、深くうつむく。

「……ありがとうございます、なんて、言ってはいけないのかもしれませんけど」

「言わなくていいわ」

 少しだけ、昔と同じ言い方になった。

 だが今は、その響きが違っていた。

 再会は甘い和解にはならなかった。

 許しにもならない。

 けれど、完全な断絶でもなかった。

 フィオレッタは立ち上がる。

「もう帰らなくては」

 カトリーヌもふらつきながら立った。

 来た時より、少しだけさらに痩せて見えた。

 だがその目には、ほんのわずかに違う色があった。救われたからではない。ただ、“もう何もない”の中に、かすかな線が一本引かれたような色。

「お姉様」

 最後にもう一度、カトリーヌが呼ぶ。

 フィオレッタは振り返る。

「……お姉様は、幸せになってください」

 その言葉に、フィオレッタは一瞬、何も返せなかった。

 自分から奪った未来の先にいる姉へ、そんな言葉を言うのか。

 皮肉なのかと疑いかけて、すぐに違うとわかった。

 今のカトリーヌには、そんな余裕はない。

 それはたぶん、本当に、いまの彼女が言える精一杯の言葉なのだ。

「ええ」

 しばらくして、フィオレッタはそう答えた。

「あなたも、自分で生き延びなさい」

 それは優しい言葉ではなかった。

 けれど、今の二人にはそれでよかった。

 礼拝堂を出る時、薄曇りだった空の向こうに、少しだけ光が差していた。

 フィオレッタは馬車へ乗り込み、窓越しに小さくなる礼拝堂を見た。

 変わり果てた義妹。

 奪った罪を抱えたまま、やつれ、怯え、それでもまだ生きようとしている女。

 その姿は、思っていた以上に胸へ残った。

 そして同時に、フィオレッタは理解した。

 自分はもう、過去へ戻ることはできないのだと。

 あの家の姉でも、奪われた婚約者でもなく、次はアルディシアへ向かう女として生きるしかない。

 再会は、そのことをはっきり教える時間でもあった。
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