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第二章 異世界での生活
第三話 武器と実力
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バーンさんに飛ばされた俺は一瞬意識を失ったが
次意識が覚醒した時には大きい門外ひとつあった
。
その少し前にリンさんとは少し違い地味な鎧を着て槍を手にしている人が二人いた。
俺があまりにも一瞬の出来事だったのであたふたしていると、
「よぉ、坊主。なんか困りごとか?」
「お前さんみない顔だな。転移魔法を使えるなんて宮廷魔道士か腕利きの冒険者か?とてもそんな風には見えんが」
いきなり二人から話しかけられたので少し驚くが…何をしたら良いのかわからなかったワケだ。このチャンスを逃すわけにはいかない
「は、はい!ここはどこですか?それと…
この状況って何ですか?」
「「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」」
二人が豪快に笑う。
「面白いことを言うもんだな坊主!困りごとなら耳かすぜ?」
意外と優しい様だ。何となく米人みたいなかんじなんだな。二人の親切に甘えよう。
それから俺はバーンさんの事について話した。流石に全部話したらまずいからなぁ
「えっ!坊主あのバーン ヴェンレーン様と知り合いだったのか!」
「いや落ち着けガス!坊主の言ってる事が本物かどうかはわからねぇ。わざと何もわからないフリして入国しようとしてるのかもしれねぇぞ。」
あのバーンヴェンレーン様?バーンさんってもしかしてすごい人だったのか?俺から見たら只の優しいオジさんにしか見えなかったんだけど…
「そ、そうだな。取り乱して悪かったドルグ。坊主、その人から何か貰ったものはないか?」
貰ったもの…そうだ!あれがあった!そして俺はバーンさんから貰った袋と名刺を渡した。
「あの…これで足りるでしょうか…?」
二人は俺から受け取った名刺を見ながら唖然とした表情を見せていた
「お、お前リン アストレア様とも知り合いだったのか!おのれ…許さんぞ!」
え!?急にどうしちゃったのこの人!まさかリンさんもすごい人だったりして…それに許さんって
、俺何かしちゃったの?
「すまんな坊主困らせて。しかしそれも仕方ないんだ。俺らはリンさんに憧れて騎士団に入ったんだが…今はこの通り只のしがない衛兵さ」
何かすまない事をしてしまった…それに二人は衛兵だったのか…ラノベではよく聞いたけど実際自分が体験するとなると案外わかりづらいんだな
「それに押韻も本物だしな…本当にあの二人の紹介なのかもしれない…だとしたらこれはとんだ掘り上げモノだぞ!」
取り敢えず質問に答えてくれないかな、この人たち…
「あの~それで…」
「おっとおっとすまんな坊主あの二人の紹介だ!特別に入る事を許可する。」
いや、そんなこと聞いてないんだけど
「衛兵さん。僕ここに来たばっかりなので今何処にいるのか教えてくれると助かります。」
「あ~そんな事言ってたな。ここは西の人間大陸の皇国ハーバラスって言うんだ。この大陸ではもっとも大きい国でな。世界規模のアレコレがここに集まっているんだぞ!」
なるほど。つまり地球で言うところの、面積はロシア、技術はアメリカのシリコンバレーって感じなのか。
「成る程!良い国なんですね!」
「そうだぞ!本当はお金がないと入れないんだが、坊主はあのお二方の紹介らしいからな。特別に入る事を許してやる。」
「え?あ、ありがとうございます!」
ま、まじか!よかった~
バーンさんからあの名刺を貰って無かったら今頃追い出されてたかもしれないな
「そんなに 畏まらなくても良いってことよ!それと、ガスとドルグ、俺らの名前だ。是非とも名前で呼んでくれ!」
「はい!ガスさん!ドルグさん!俺の名前は水俣 條です!俺のことも名前で呼んで下さい!」
「ミナマタシブキ?変わった名前をしているな。東の人間大陸のから来たのか?確かに、東の奴は世間知らずで有名だからな」
そんな国があったのか!って一瞬口が滑ったよなこの人…
「ところでシブキはここから行くアテあるのか?」
「いいえ…特に何をしたらいいか…」
そう言えばまだ何するか決めてなかったな。今考えたら無責任な事だった。バーンめ…国に入ればそれでいいってわけじゃないんだぞ!
「シブキは見た目からして15歳だよな。キミくらいの年齢だと学園に行った方がいいと思うぞ。そこで色々学ぶといい。」
「そうですか!ありがとうございます!それじゃあ行ってきます!本当に色々とありがとうございました!」
そう言い、俺は王都の中に入って行った
◯●◯●◯●◯●◯●
今思えば、ガスさんたちもそうだったけどこの世界の人達は親切なんだよなぁ
皆困った事があったら親切に教えてくれて、まるで日本とは大違いだ
聞いたところによると学園はあと7日で入学試験があるらしい
それまでに今のうちにできる事を全てやっとかないと…
という訳で今俺は「風の宿泊亭」というとこにいる。お金はバーンさんから貰ったあの小袋の中に入ってた。
「とりあえず、異世界なんだから今のうちに戦いに慣れておかないとな」
でも、戦いとは言っても武器がないとどうしようもできない。だから俺は一旦武器屋に行くことにした。
ここが武器屋か…思っていたよりも豪華だな。
宿の女将さんがこの国一と言っていたけど…伊達ではない様だ。
「おっ、いらっしゃいませ~」
店に入った俺に立派な営業スマイルで迎えてきた少し小太りの男性。彼がこの店のオーナーなのだろう。随分と派手なモノを着こなしている
「どの様なものをお探しで?」
「この店で一番安いのをお願いします。」
お金が十分にあるわけでもないのであまりいい武器は買えない。お金を貯めてから良いものを買えるようにしたい
するとオーナーは困った顔をして
「当店で一番安いのは…これになります。」
と言い見せてきたのは銀色のネックレスだった。
「ネックレスですか?それって武器じゃないんじゃ…」
「いえいえ!私は鑑定眼を持っているのですがこのネックレスは装飾品じゃなくて武器と表されておりまして…正体がわからないので安値で売っております…」
真ん中に赤い球をつけたそのネックレスは何やら異様なオーラを放っており、そのオーラは俺を吸い込むかのように俺の目を惹きつける
しかし、このネックレスが武器だとは思えないが…
「これって正直に言って武器になるのですか?」
「はい。装飾品としても装備できず、前にこれを買った者がいたのですが、何やら魔力をすいとられるようで…」
「成る程…よし決めました!これにします!」
やっぱりこの異様なオーラに引き付けられたからなのかもしれない。何故かこれが良い!と思ってしまった
「っ!本当にいいのですか!?
……ゴホンッお値段は3000ルクになります。」
ルク…宿の時と同じ、どうやらこの世界の通貨だそうだ
3000ルクを払った俺はオーナーにお礼を言い店を出たのだった。
「よし。次は狩場だな。女将さんから教えてもらったとこだと確か…この辺りか。」
武器屋を出てから約30分女将さんから教えてもらった狩場に着いた。
「ここがイーナスの森か….」
確かにここだけ少し空気が違う。ネックレスとはまた違いまた変な感じだ
それから森に入って1分もしないうちにそいつは現れた。
首が二つあり、胴体が細長く、頭は凶暴な犬の様な形をしており、全身が役ニメートル以上あった。
まるで神話に出てくるケルベロスみたいな獣だ。
「ヴゥォォォォォォォォォォォォォン!!」
まるで悪魔の叫び声みたいな奇妙な声を出したその獣はこちらへ一直線に入ってきた
しかし何故だかそれを恐怖だと思いもせず、体が勝手にその獣に向かって進んでいき、突進してくる獣の顔を素手で殴った。
「ヴォッ………….」
殴られた獣は森の木を何個もへし折りながら吹っ飛び、そのまま声も上げずに絶命した。
「え?」
い、一撃?そんなに強く殴ったつもりじゃないんだけど…つまりこれが魔力の実3個分の力?
『膨大な魔力を感知。持ち主を把握。
プロセス1潜在能力 クリア
プロセス2貯蔵魔力量 クリア
プロセス3魔力相性 クリア
全ての解放条件をクリア
これより、# 殲滅剣__イグナール__を解放します。』
「うぉっびっくりしたぁ。いぐなーる?何それ。って言うか誰が喋ってんの?機械?誰?」
急に聞こえた機械音らしきテクノボイスは俺の頭に響く様に伝わる。
途端に首に掛けていたネックレスが光り、首から離れて
移動し、みるみるうちに歪な形の剣に姿を変える。
赤と黒でできたその剣はまるで龍の頭を模してある様で、その剣から放たれる禍々しく傲慢なオーラはこの森の空気を乾かしていく
そしてそのオーラに惹きつけられたかの様に先程殴って倒した獣より一回り大きい獣が何匹も現れた。その数は少なくても20以上はいる
「なんだよこの数…もう腕試しどころじゃないぞ!」
口では無理だと言うが、何故か自信が湧いてくる。俺ならいけると…
「あぁそうかい。やってやるよ!」
少しがむしゃらな気持ちを残して俺は気持ちを切り替えた
そして俺と獣の戦いが始まった。
「ヴォォォゥ…」
「ヴォァァァァァァァァア!!」
この剣、使いやすい。まるで最初から手にあった様に。生まれた時から使ってたみたいにすごく手に馴染んでいる。
「滅炎の刃!」
剣を振るうたび放たれる炎の斬撃が次々に獣たちを蹴散らしていく
滅炎の刃はこの技を使っているときに偶然と頭に浮かんできた技名だ少し厨二臭いが今そんな事を気にしている余裕はない
「滅炎の刃!滅炎の刃!滅炎の刃!!」
殆どの敵は滅炎の刃で仕留められるが袈裟斬り、大薙で次々に倒していく。
「ふぅ。まぁこんなもんだろ」
近くにいたら全ての獣を倒したときにはもう。俺の身体はボロボロだった。いや、違うな。服がボロボロなだけだ。あんなに炎を連発して出していたんだ、無理もないだろう。
しかし、本当に夢見たいな事をしてるんだなぁ。俺
いつまでの空想の世界だと思っていた異世界。それが今や目の前に!体験している!
夢だったらずっと覚めないでいいくらいだ!
そう思いながら俺は宿に帰って寝付けない夜を過ごした
次意識が覚醒した時には大きい門外ひとつあった
。
その少し前にリンさんとは少し違い地味な鎧を着て槍を手にしている人が二人いた。
俺があまりにも一瞬の出来事だったのであたふたしていると、
「よぉ、坊主。なんか困りごとか?」
「お前さんみない顔だな。転移魔法を使えるなんて宮廷魔道士か腕利きの冒険者か?とてもそんな風には見えんが」
いきなり二人から話しかけられたので少し驚くが…何をしたら良いのかわからなかったワケだ。このチャンスを逃すわけにはいかない
「は、はい!ここはどこですか?それと…
この状況って何ですか?」
「「はっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!」」
二人が豪快に笑う。
「面白いことを言うもんだな坊主!困りごとなら耳かすぜ?」
意外と優しい様だ。何となく米人みたいなかんじなんだな。二人の親切に甘えよう。
それから俺はバーンさんの事について話した。流石に全部話したらまずいからなぁ
「えっ!坊主あのバーン ヴェンレーン様と知り合いだったのか!」
「いや落ち着けガス!坊主の言ってる事が本物かどうかはわからねぇ。わざと何もわからないフリして入国しようとしてるのかもしれねぇぞ。」
あのバーンヴェンレーン様?バーンさんってもしかしてすごい人だったのか?俺から見たら只の優しいオジさんにしか見えなかったんだけど…
「そ、そうだな。取り乱して悪かったドルグ。坊主、その人から何か貰ったものはないか?」
貰ったもの…そうだ!あれがあった!そして俺はバーンさんから貰った袋と名刺を渡した。
「あの…これで足りるでしょうか…?」
二人は俺から受け取った名刺を見ながら唖然とした表情を見せていた
「お、お前リン アストレア様とも知り合いだったのか!おのれ…許さんぞ!」
え!?急にどうしちゃったのこの人!まさかリンさんもすごい人だったりして…それに許さんって
、俺何かしちゃったの?
「すまんな坊主困らせて。しかしそれも仕方ないんだ。俺らはリンさんに憧れて騎士団に入ったんだが…今はこの通り只のしがない衛兵さ」
何かすまない事をしてしまった…それに二人は衛兵だったのか…ラノベではよく聞いたけど実際自分が体験するとなると案外わかりづらいんだな
「それに押韻も本物だしな…本当にあの二人の紹介なのかもしれない…だとしたらこれはとんだ掘り上げモノだぞ!」
取り敢えず質問に答えてくれないかな、この人たち…
「あの~それで…」
「おっとおっとすまんな坊主あの二人の紹介だ!特別に入る事を許可する。」
いや、そんなこと聞いてないんだけど
「衛兵さん。僕ここに来たばっかりなので今何処にいるのか教えてくれると助かります。」
「あ~そんな事言ってたな。ここは西の人間大陸の皇国ハーバラスって言うんだ。この大陸ではもっとも大きい国でな。世界規模のアレコレがここに集まっているんだぞ!」
なるほど。つまり地球で言うところの、面積はロシア、技術はアメリカのシリコンバレーって感じなのか。
「成る程!良い国なんですね!」
「そうだぞ!本当はお金がないと入れないんだが、坊主はあのお二方の紹介らしいからな。特別に入る事を許してやる。」
「え?あ、ありがとうございます!」
ま、まじか!よかった~
バーンさんからあの名刺を貰って無かったら今頃追い出されてたかもしれないな
「そんなに 畏まらなくても良いってことよ!それと、ガスとドルグ、俺らの名前だ。是非とも名前で呼んでくれ!」
「はい!ガスさん!ドルグさん!俺の名前は水俣 條です!俺のことも名前で呼んで下さい!」
「ミナマタシブキ?変わった名前をしているな。東の人間大陸のから来たのか?確かに、東の奴は世間知らずで有名だからな」
そんな国があったのか!って一瞬口が滑ったよなこの人…
「ところでシブキはここから行くアテあるのか?」
「いいえ…特に何をしたらいいか…」
そう言えばまだ何するか決めてなかったな。今考えたら無責任な事だった。バーンめ…国に入ればそれでいいってわけじゃないんだぞ!
「シブキは見た目からして15歳だよな。キミくらいの年齢だと学園に行った方がいいと思うぞ。そこで色々学ぶといい。」
「そうですか!ありがとうございます!それじゃあ行ってきます!本当に色々とありがとうございました!」
そう言い、俺は王都の中に入って行った
◯●◯●◯●◯●◯●
今思えば、ガスさんたちもそうだったけどこの世界の人達は親切なんだよなぁ
皆困った事があったら親切に教えてくれて、まるで日本とは大違いだ
聞いたところによると学園はあと7日で入学試験があるらしい
それまでに今のうちにできる事を全てやっとかないと…
という訳で今俺は「風の宿泊亭」というとこにいる。お金はバーンさんから貰ったあの小袋の中に入ってた。
「とりあえず、異世界なんだから今のうちに戦いに慣れておかないとな」
でも、戦いとは言っても武器がないとどうしようもできない。だから俺は一旦武器屋に行くことにした。
ここが武器屋か…思っていたよりも豪華だな。
宿の女将さんがこの国一と言っていたけど…伊達ではない様だ。
「おっ、いらっしゃいませ~」
店に入った俺に立派な営業スマイルで迎えてきた少し小太りの男性。彼がこの店のオーナーなのだろう。随分と派手なモノを着こなしている
「どの様なものをお探しで?」
「この店で一番安いのをお願いします。」
お金が十分にあるわけでもないのであまりいい武器は買えない。お金を貯めてから良いものを買えるようにしたい
するとオーナーは困った顔をして
「当店で一番安いのは…これになります。」
と言い見せてきたのは銀色のネックレスだった。
「ネックレスですか?それって武器じゃないんじゃ…」
「いえいえ!私は鑑定眼を持っているのですがこのネックレスは装飾品じゃなくて武器と表されておりまして…正体がわからないので安値で売っております…」
真ん中に赤い球をつけたそのネックレスは何やら異様なオーラを放っており、そのオーラは俺を吸い込むかのように俺の目を惹きつける
しかし、このネックレスが武器だとは思えないが…
「これって正直に言って武器になるのですか?」
「はい。装飾品としても装備できず、前にこれを買った者がいたのですが、何やら魔力をすいとられるようで…」
「成る程…よし決めました!これにします!」
やっぱりこの異様なオーラに引き付けられたからなのかもしれない。何故かこれが良い!と思ってしまった
「っ!本当にいいのですか!?
……ゴホンッお値段は3000ルクになります。」
ルク…宿の時と同じ、どうやらこの世界の通貨だそうだ
3000ルクを払った俺はオーナーにお礼を言い店を出たのだった。
「よし。次は狩場だな。女将さんから教えてもらったとこだと確か…この辺りか。」
武器屋を出てから約30分女将さんから教えてもらった狩場に着いた。
「ここがイーナスの森か….」
確かにここだけ少し空気が違う。ネックレスとはまた違いまた変な感じだ
それから森に入って1分もしないうちにそいつは現れた。
首が二つあり、胴体が細長く、頭は凶暴な犬の様な形をしており、全身が役ニメートル以上あった。
まるで神話に出てくるケルベロスみたいな獣だ。
「ヴゥォォォォォォォォォォォォォン!!」
まるで悪魔の叫び声みたいな奇妙な声を出したその獣はこちらへ一直線に入ってきた
しかし何故だかそれを恐怖だと思いもせず、体が勝手にその獣に向かって進んでいき、突進してくる獣の顔を素手で殴った。
「ヴォッ………….」
殴られた獣は森の木を何個もへし折りながら吹っ飛び、そのまま声も上げずに絶命した。
「え?」
い、一撃?そんなに強く殴ったつもりじゃないんだけど…つまりこれが魔力の実3個分の力?
『膨大な魔力を感知。持ち主を把握。
プロセス1潜在能力 クリア
プロセス2貯蔵魔力量 クリア
プロセス3魔力相性 クリア
全ての解放条件をクリア
これより、# 殲滅剣__イグナール__を解放します。』
「うぉっびっくりしたぁ。いぐなーる?何それ。って言うか誰が喋ってんの?機械?誰?」
急に聞こえた機械音らしきテクノボイスは俺の頭に響く様に伝わる。
途端に首に掛けていたネックレスが光り、首から離れて
移動し、みるみるうちに歪な形の剣に姿を変える。
赤と黒でできたその剣はまるで龍の頭を模してある様で、その剣から放たれる禍々しく傲慢なオーラはこの森の空気を乾かしていく
そしてそのオーラに惹きつけられたかの様に先程殴って倒した獣より一回り大きい獣が何匹も現れた。その数は少なくても20以上はいる
「なんだよこの数…もう腕試しどころじゃないぞ!」
口では無理だと言うが、何故か自信が湧いてくる。俺ならいけると…
「あぁそうかい。やってやるよ!」
少しがむしゃらな気持ちを残して俺は気持ちを切り替えた
そして俺と獣の戦いが始まった。
「ヴォォォゥ…」
「ヴォァァァァァァァァア!!」
この剣、使いやすい。まるで最初から手にあった様に。生まれた時から使ってたみたいにすごく手に馴染んでいる。
「滅炎の刃!」
剣を振るうたび放たれる炎の斬撃が次々に獣たちを蹴散らしていく
滅炎の刃はこの技を使っているときに偶然と頭に浮かんできた技名だ少し厨二臭いが今そんな事を気にしている余裕はない
「滅炎の刃!滅炎の刃!滅炎の刃!!」
殆どの敵は滅炎の刃で仕留められるが袈裟斬り、大薙で次々に倒していく。
「ふぅ。まぁこんなもんだろ」
近くにいたら全ての獣を倒したときにはもう。俺の身体はボロボロだった。いや、違うな。服がボロボロなだけだ。あんなに炎を連発して出していたんだ、無理もないだろう。
しかし、本当に夢見たいな事をしてるんだなぁ。俺
いつまでの空想の世界だと思っていた異世界。それが今や目の前に!体験している!
夢だったらずっと覚めないでいいくらいだ!
そう思いながら俺は宿に帰って寝付けない夜を過ごした
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