死にたがり令嬢と魔の王

鈴音シエル

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1章

2話

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「マクスウェル様とアテナ様にお礼も言えずに出てきてしまいました…
このネックレスのお礼言えなかったんです。」
「きっと大丈夫だろういつでも見守っていると思うがな。
正式に神の申し子にもなっているようだ。」

そう昨日マクスウェルにあっていたシャルティナ
その時にネックレスと申し子という証をもらっていた
ネックレスとはアテナから手渡しで、証はいつの間にかに胸のところにできてた。

「改めて言えなかったので
会えたら良かったんですけど…」
「きっとそれで伝わっていると思うぞ
時の神だからいつでも会えるだろ
時間がたくさんあるんだ自分のために今は考えたらいいと思う。
きっと時間を大事にと言いたいのだろうなマクスウェルも」
「そうですね
またいつか時間があるときにでも会いに行きたいと思います。」
「そうだなその時は私も共にいこう」

そんなたわいの話をしながら道中怖がらずに要られた。

でも不安が消えたわけじゃない
この人と一緒でいいのかなとか本当にこの人は私でいいのかなって不安になる時がある。

でもシャルティナはこんな私でもって思えるようになろうとロベルトと婚約して思うようになった。

ロベルトがシャルティナじゃないとだめなのだとそう言ってくれる限りは

きっとこの先困難があってもこの人とともにいられれば乗り越えれるはずだからと

「本当に私で良かったんですか?」
「もうそれは言わないと約束しただろうあなたじゃないとだめなのだ。
確かに魔族は人間を嫌うものもいる
だからといって私が決めたのだ
あなたじゃなければ婚約したくはない。
それにあなただからいいのですよ」

不安に思っていることがわかっているのが本当に欲しい言葉をくれる
自分だからいいのだと
そう言ってくれる。

確かに不安が拭えたわけじゃない
でもこの人でいいのだとこの人だから私は自分を強くと思ったのかもしれない。

「はい
ありがとうございます。
私は不安だったんだと思います。
今も大丈夫なのかなとかまだ私でいいのかなとか思ったりします。
でもこのブレスレットをもらった時からこの人でいいのだと思ってました。」

「あなたの不安は私もあります。
人を連れて行って私達の国のものは受け入れてくれるだろうかとか苦しめることになると分かっていてもだめなのだ。
あなた以外は考えれないと思った。
そのブレスレットは守るためにつけさせたものだったが私はきっとあなただったから渡したのだと思う。
ある意味それは私の分身でもあるのだから
肌見放さず持っていてくれ」
「はい…」

この人といれば確かに苦しいときが来ると思う
でもこの人だからと


どんな困難でも大丈夫だろうとシャルティナは思っていた。
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