死にたがり令嬢と魔の王

１章

６話

「安心していい。
ここには、寂しい思いも、苦しい思いもしなくて済むようにしよう」
すごくありがたい申し出でシャルティナは逆に申し訳なくなってしまった。
「そんな…すごくありがたいことなんですが…いいのですか？」
「いいも何も、いいに決まってるんだ。
そんな遠慮しなくていいんだぞ」
「ここまでよくしてもらって遠慮するなとかそんなこと言われても、いいのかわからないです。」
「ここの人たちはそんなこと気にしないから、もちろんおれも、むしろ俺ぐらいは甘えていいと思ってる。
だから甘えてくれていい。
それでいやだ思うこともない。むしろうれしいが勝つ」

そう言って頭をなでてくれる。
こんな贅沢でいいのだろうか。
いいと言ってもらったけれどいいのだろうか。

そんなことが頭の中をぐるぐるとまわる
「すぐにじゃなくていい
シャルが慣れていければいいと思ってる。」

無理しないでいいからなと
無理させようとしてたぐらいに強引だったのにとシャルティナは思った。

でもここまでしてもらってわがままはよしておこうと思った。
自分が慣れていけるように今は努力しようとおもった。

慣れない環境で、自分がsらなかった世界。
それも魔がいる世界に飛び込むのだから。

「はい
少しずつ慣れていきます。」
「そうか
ならその敬語も無くさないとだな。
そこから少しずつ行こう」

「わかりました。
ロベルト…？」
「うわ…それは反則だわ…」
「何がでしょう？」
そうシャルティナに反則と言ったのは、ロベルトを呼ぶ姿が可愛かったからで、
恥じらいながら身長的に上目遣いになってしまうので、恥じらいながら上目使いで呼ばれたものだから可愛すぎたのだ
それも言った本人は気づいていないのが立ちが悪い