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王道学園
クラスでの出逢い
しおりを挟む何かしらを察したクラスメイト達も扉の外が気になる様子だ
観察しているとホスト教師が怖いのか口には出さないがみんな期待に満ちた顔をしている
「おい桜入ってこい」
お、安定の名前呼びと言うことはホスト教師イベントが無事行われたということだな
ガラッ バンッ
おいおい扉の前の奴驚き過ぎてビクってなってたよ
なんなら閉めたはずの扉が衝撃で全開になってるし
前の子がそれをそっと閉めてるよ?
今朝も思ったけど乱暴すぎんか
そんなことも気にせず転校生くんは歩いていく
それをみたクラスメイトは明らかに肩を落とし落胆している
無理もないあの外見だ
すぐに興味を無くすのもうなずける
中には面白いおもちゃを見つけたというような顔をしているものもいる
「ほら桜自己紹介しろ」
「美女桜だ…です!よろしくn…です」
「お前らこいつに手だしたら分かってんだろうな?」
コクコクと頷く生徒達をみて満足したのか
「ほら桜あそこの空いてる席に座れ」
と転校生くんに指示を出す
自分の席にたどり着くまでに足を引っかけられる、
こともなく席についた転校生くん改め美女桜くん
当然隣はあの平凡くんである
そのままの空気感で授業は進んでゆく
教科書は大丈夫なのかと盗み見るが
杞憂だったようで自らのであろうものが置かれていた
この授業では見ていても何も起こらないだろうとふんでホスト教師の話を聞く
この先生見た目はアレだが中々頭がいいんだよな
なんというか他とは違う切り口で頭に入りやすい解説を加えてくれる
だからなのか(?)はわからんが守備範囲が広く結構真面目くんまで喰ってるらしい
実際大真面目くんと言われるような思ってもみなかった人が
あのホストに連れられている所を何回か目撃した
ちなみに俺はないから安心してね?
チャイムもなり早速転校生くんが平凡くんに話しかけてるのが伺える
多少というかかなり強引で平凡くんは若干どころか後ずさるのがわかるくらいひいてた
うん、あれは誰でもああなるでしょって感じ
でもそこは流石平凡くん
お人好しがでて丁寧に対応している
どうやら昼も約束を無事取り付けられたようだ
例の食堂へ
これでひとまずフラグは立った
この日のために俺も最近は食堂に通っているから普通に行っても友人達は気になら無いはずだ
応援ありがとうございます!
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