樹くんの甘い受難の日々

琉海

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第一章

45.可愛い顔してマグナム級(番外編⑤)

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「タツキ!」

例によって、抱き潰されてお茶飲んで回復して寝て、全回復した日の午後、
美鈴とのんびりおやつを食べていたらアディーロがバーンと扉を開けて入ってきた。

「アディーロどしたの?」
「特に用はない。なんだお菓子を食べているのか」
「陛下も如何ですか?」

ドーンと席に座ったと思ったら、俺を無断で膝の上に抱き上げたアディーロに
美鈴が如才なくお茶を勧めた。

「うむ。頂こう」

神子が手渡す食べ物には警戒がないのか、周りも本人も気にしてないようだ。
まぁ、俺らにこいつを害する理由もないのだが。

「そういえば、お前らは側室を断ったそうだな?」
「うん。だって、帰りたいし」
「そうか…」

そ、そんな捨てられた犬のようになられるとちょっと罪悪感が。。。
目に見えてシュンとしょげた様子を隠そうともしないアディーロに驚く。
最近は初めの頃の、傲岸不遜なアディーロは鳴りを潜めて
俺らの前では素をさらけ出している。

「アディーロには、奥さんも子供もいるだろ?別に俺らがいなくてもいいじゃん」
「……そう、だな。しかし妃とは政略結婚でなぁ」
「あぁ。物語とかで読んだことあるぞ。うーん…そう考えると寂しいな。
でもさ、ちゃんと時間作って仲良くしろよ。お前、寂しがり屋だけど意地っ張りだからな。口に出さないと人には伝わらないぜ」

そう。こいつは、めちゃくちゃ寂しがり屋でプライドが高い。
為政者だから仕方ないのかもしれないけど、授業で聞く限り貴族同士の政略結婚であっても中にはラブラブになった人たちも少ないながらいるみたいだし、こればっかは本人たちが頑張らないとねぇ。

「余は…タツキとミレイがいればいい」
「まぁた。そんな我儘いわないの!」

イヤイヤとぐりぐり頭を俺に擦り付ける。でっかい犬みたいだ。
最近、こいつに絆されてきている自分を自覚している。
しかし、俺は帰る。帰るんだ。
どのくらいここに滞在しているんだっけ…毎日が休みだから、日付の感覚がなくなる。
あちこちを撫でていたアディーロの手が俺の尻たぶにかかって、ふにふにと揉んでいる。
その手がするりと俺のケツ穴に触れた。

「昨日も散々可愛がったから、柔らかいな…タツキ」

クイと顎を持ち上げられて見つめられる。
途端に、ドキドキしてくる。そう、最近ドキドキしちゃうんだよ。
鋭く、雄を滲ませた目で見つめられながらキスをされる。
ずるりと舌を口中に差し込まれて、蹂躙される。
唾液を流し込まれて「飲め」と目が命令している…

「んっ…」
「可愛いな、タツキ」

コトリとテーブルの上に香油が置かれた。…美鈴、察しが良すぎでは?
美鈴がチロリと舌なめずりをしたのが見えた。
赤くて小さな舌が淫靡でぶるりと快感で震える。
アディーロのちんこが既に臨戦態勢になったいるのが服の上から分かって
思わず腰を揺らして自分のちんこを擦り付けてしまう。

認めよう―――俺は立派なビッチだ。
未だ、アディーロとしてて一度も達していないが。
ちらりと、俺を待ってくれている3人が脳裏によぎる。ちょっと罪悪感が浮かんだけど、皆に会うためにも、これは、必要な事で――

「考え事とは、随分と余裕だな?タツキ」
「小鳥遊君、何を考えてたの?集中しなきゃダメでしょ」
「ひゃぁぁっ…!」

いつの間にかアディーロとの対面から背面に変わっていて、後ろから一気に貫かれた。
俺のちんこを美鈴が舐めている。
アディーロはガツガツと腰を打ち付けるのは最後の方で、最初はじわじわねっとりと俺を追い詰めていく腰使いをする。
雅樹たちとは違う追い立て方で、否応なしに高められてしまってバカみたいによがり狂ってしまう。

「タツキ…タツキ…好きだ。余の側にずっといろ…いてくれ」

耳元で甘く、だけど悲痛な声音で囁かれた続けて、快楽にとろりと溶けた脳みそでもその声は胸に響いた。
ごめんな…アディーロ。俺はあいつ等の所に帰らなきゃいけないんだ。…帰りたいんだ。


◇◇◇◇◇◇


「小鳥遊君…お疲れ様。すっごく可愛かったよ」
「……」

アディーロと美鈴に貪られた俺はぐでんぐでんになっていた。

「ね。いつかは小鳥遊君を食べてもいい?」

コテンと首を傾けて聞く美鈴は超絶可愛いけど、内容はエゲツない。ついでに美鈴の美鈴もエゲツない。美鈴のちんこは、可愛い顔に反してマグナム級だったのだ。
完勃ちすると、黒光りして血管がビッキビキなんだよ。初めて見た時はあまりのギャプのエグさにビビった。

「美鈴って…肉食男子だったんだな…」
「ん?僕はバリタチだよ?」

にっこりと笑う顔は可憐だ。言ってる内容はエグいが。

「小鳥遊君を食べちゃいたくてたまらないんだ。イキよがらせてバカにしちゃいたい♡」

エグい…。

「毎日、陛下が食べ尽くしちゃうから我慢してるんだよ。お茶飲んで回復してても、やっぱ…ねぇ」
「バリタチだから、あんなに真っ青になってたんだな」
「うーん…一応、ネコも経験あるけど、やっぱり僕は中に突き立てる方が好きだったんだよねぇ…受けは合わなかったみたい」

エヘヘと頬を染めて語ってるけど、ホント顔と内容の乖離が酷い。
美鈴のちんこをフェラする時にうまーく誘導されてイマラチオの開発が進みつつあって、密かに怯えている。
喉まで性感帯とか、怖すぎる!!

「なんかさ、陛下って…小鳥遊君にゾッコンじゃない?」
「へ?そうか?ただの肉欲じゃね?」
「うぅん。多分、違うよ」
「どこに惚れる要素があったんだよ。ただセックスしてただけじゃねーか」
「体を重ねるうちに、段々と…ってやつなのかな?分かんないけど。
でも、それをいうと小鳥遊君もだよね?段々と陛下に情が沸いてるでしょ」
「ふぁ?!そ、そんな事は…」
「僕は、小鳥遊君ばっかり見てるからね。最近は陛下とのエッチも前よりも気持ちよさそうだよ?思うに、小鳥遊君は気持ちが伴うエッチが大切なんだろうね。
なんだかんだと陛下は時間を見つけては小鳥遊君を構いに来てるし…コミュニケーションをはかってるよね。まぁ、大半は癒されに来るのが目的なんだろうけど」

美鈴が苦笑しつつそう言うけど、俺には全然ピンとこない。

「で、僕にもちょっとずつ情が沸いてるよね…?」

こてりと首を傾けて尋ねる仕草にキューンとした。
俺、多情なんかな…自分で遠い目になってしまったのが分かった。
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