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第一章
46.マカロンです!(番外編⑥)
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昨日はアディーロが忙しくて時間が取れなかったらしく、抱き潰されるような事もなく今日は元気いっぱいだ!久々に心身共に爽快な気分で、前からしてみたかった王城探索(限られた区域だけだけど)をする事にした。
美鈴は、クワトロの呼び出しでいないし、暇だったのだ。
俺らがいる区域は神子が滞在する棟になっていて、守りも厳重だし神官も見張りの兵士も侍女もそこここにいるから結構、安心。
そして皆にこにこ相手してくれるから居心地は悪くない。
彼らから見て俺らがすごーく幼く見えるってのも要因かもしれない。
俺がいた世界では東洋人は諸外国から見て幼く見えるって言うし、俺も美鈴も同年代の中でもかなり小柄な方だからなお更。
あちこちでお菓子やら飲み物やら玩具(オイ)をもらって、なんか近所のオジサンオバサンに可愛がられている小学生みたいな気分になった。…悪くない。
部屋の窓から見えた立派な庭が前から気になってたんだよな~。
別に花が好きというわけではないけど、王城内の庭って、俺の世界ではバラ園とか植物園とか、金を払ってわざわざ見に行くようなかなり立派な庭なのだ。
朝方とか開いたバラの良い香りが漂ってくるし、結構いいなと思ったんだよな。
バラコーナーとか、見た事もない草木のコーナーだとかを色々見て回ってるうちにちょっと疲れたから途中で見つけた東屋で休む事にした。
幸い、俺は食べ物飲み物をふんだんに持ってるからな!
両手に抱えた食物を見て、カゴに入れて持たせてくれた侍女さんには感謝だ。
「お前は何者だ?」
俺のお気に入りのチェリーパイを頬張っていると、甲高い声で突然声をかけられた。
声の主を見ると、ちっちゃい天使がそこにいた。
ふわふわの金髪、スカイブルーの瞳、真っ白な肌にほんのり赤いぷくぷくのほっぺ。
まだまだあどけないチョンと鎮座する小さい鼻に、小さく赤い唇。
「かっ…可愛いぃぃぃ!!!」
「なっ!なんだ?!」
思わず抱き上げてしまった。
「はぁぁ。可愛いぃぃぃ。ほっぺぷにぷにぃ~」
「なっ!離せっ!!!可愛くない!僕はカッコいいんだっ!!」
「かっ…!可愛いっ!更に可愛いっ!!」
「んも~~~!聞けぇぇぇええ!」
「んも~!だって!きゃわたん!ちゅっちゅっちゅ♡」
俺は、幼子が好きだ。あ。幼児趣味じゃないぞ。
単純に可愛くて好きなのだ。可愛すぎて従兄弟とかを構いすぎて鬱陶しがられてしまい、最近じゃ敬遠されている。悲しみ…。
「もうっ!初めましての人を勝手に抱き上げたり、ほっぺにチューしたらダメでしょ!」
「ご、ごめんなさい…」
最初の威厳はどこへやら、今はすっかり素の言葉で話す男の子に眼尻が垂れたれになってもどらない。ぷりぷり怒ってるのも可愛い。
「もう、勝手に抱き上げないで!…ちゃんと断ってからなら、ゆ、許す」
(はぅーーーーーん!ちょいツンデレ!鼻血出ちゃう!)
「うん。ごめんね。俺は小鳥遊樹。神子として呼ばれたんだよ」
「神子さま?!神子さまはミレイじゃないのか?」
「美鈴の事知ってるの?美鈴と一緒に呼ばれたんだよ」
「そうなのか!クワトロはミレイだけを紹介したから。なんでタトゥキを紹介してくれなかったんだろう?」
男の子は首を捻って考えていたけど、ハッとした顔をしてシャキッと背筋を伸ばした。
「僕は、マクミラン・ティガ・マカロン!第二王子です!5才です!」
テテーンと小さな胸を張って自己紹介してくれた。可愛すぎる…。
しかも敬語とか…くぅぅ!小さい子が繰り出す敬語って可愛いよね。
タツキってうまく言えなくてタトゥキって発音になってるのもよき。
「マクミラン王子、よろしくお願いします」
「はい!よろしくお願いします!」
それから俺たちは、王子を探しに従者が来るまで東屋でおやつを楽しんだ。
どうやらマクミラン王子はやんちゃ坊主で、従者の目を盗んではちょいちょい脱走をするのだそうだ。バイバイ、またねと手を振って去っていく笑顔もめちゃ可愛かった。
その日の夜、またアディーロの渡りがあった。
お前の子供と会ったぞと言うと、ちょっと気まずげな顔をしたのがおかしかった。
なんか、不貞を働いている男の顔っつーの?
すげぇ可愛いなとかベタ褒めしていたら、最初はちょっと嬉しそうな顔をしていたけど、段々と眉間にしわが寄って、ちょっと荒く抱かれた。
アディーロが帰った後、美鈴が呆れたように「自分の子供に嫉妬とか…」と言っていたけど、ほんまそれな。相手は幼子、5才だぞ。
だけどちょっとだけ、ほんのちょっと嫉妬の気持ちがくすぐったかった。
あと2~3日で一杯だといっていた神気は満ちに満ちて、もう帰れる準備は整ったというのに一向に話が進まない。
日に日にアディーロが切実に俺を求めているのが伝わってきて胸が痛くなってきた。
気が付いたらこいつに絆されていたようだ。
「アディーロ…あぁっ!」
「タツキ…好きだタツキ…お前が欲しい。帰るな」
アディーロの涙がぽろりと落ちた。
俺よりもずっと年上の、切実な泣き顔にキュンとしつつも切なくなった。
ちょっとだけ心残りが出来てしまった。
だけど、俺はあの3人を残してここにいる事は出来ない。家族だって大切だ。
無理だと言うと、涙が増えて痛いほどに抱きしめられた。
「アディーロ…あでぃ…すき」
「タツキ!!」
俺はその日、初めて達した。
「タツキ…これまでもお前の中はたまらなく気持ち良かったが、今夜は…極上だな。
狂おしいほどに余のイチモツを求めて離さないのが分かる。
あぁ…お前が女だったら孕ませて手放さないのに」
「アッ!あぁぁ!やぁん!またいっちゃう…!」
「お前の奥底に余の子種を擦りつけてやる。孕め…!」
「ひっ!あぁぁぁーーー!!!」
俺のおまんこの奥の奥に熱いものが叩きつけられて、絶頂を迎えた。
「小鳥遊君、昨日、すっごい妖艶だった。僕、ドキドキしてたまんなかったよ!」
「う、うぅ…恥ずかしいぃぃぃ」
「ふふふ。やっぱり小鳥遊君は気持ちが伴わないといかないんだね。
それもまた可愛くってたまんないよ!!!」
「お、おう…」
どうやら、俺はビッチなくせに好きな相手じゃないとイけない体らしかった。
そう…俺はアディーロに完堕ちしてしまったのだ。
「我ながらちょろい…」
「そこがまた可愛いんじゃないか!出来れば僕にも堕ちて欲しいな?」
ツツツと意味ありげにお尻に指を這わせられて、ぶるっと腰が震えた。
「もうちょっとかなぁ?ふふふふ」
「やめてくれ…俺の精神がガリガリと削られる」
「それに、陛下から贈り物を賜ったでしょ?綺麗だねそのネックレス」
「う、うん…」
首元に揺れるネックレスは、アディーロの瞳と同じ色の石が付いていた。
美鈴は、クワトロの呼び出しでいないし、暇だったのだ。
俺らがいる区域は神子が滞在する棟になっていて、守りも厳重だし神官も見張りの兵士も侍女もそこここにいるから結構、安心。
そして皆にこにこ相手してくれるから居心地は悪くない。
彼らから見て俺らがすごーく幼く見えるってのも要因かもしれない。
俺がいた世界では東洋人は諸外国から見て幼く見えるって言うし、俺も美鈴も同年代の中でもかなり小柄な方だからなお更。
あちこちでお菓子やら飲み物やら玩具(オイ)をもらって、なんか近所のオジサンオバサンに可愛がられている小学生みたいな気分になった。…悪くない。
部屋の窓から見えた立派な庭が前から気になってたんだよな~。
別に花が好きというわけではないけど、王城内の庭って、俺の世界ではバラ園とか植物園とか、金を払ってわざわざ見に行くようなかなり立派な庭なのだ。
朝方とか開いたバラの良い香りが漂ってくるし、結構いいなと思ったんだよな。
バラコーナーとか、見た事もない草木のコーナーだとかを色々見て回ってるうちにちょっと疲れたから途中で見つけた東屋で休む事にした。
幸い、俺は食べ物飲み物をふんだんに持ってるからな!
両手に抱えた食物を見て、カゴに入れて持たせてくれた侍女さんには感謝だ。
「お前は何者だ?」
俺のお気に入りのチェリーパイを頬張っていると、甲高い声で突然声をかけられた。
声の主を見ると、ちっちゃい天使がそこにいた。
ふわふわの金髪、スカイブルーの瞳、真っ白な肌にほんのり赤いぷくぷくのほっぺ。
まだまだあどけないチョンと鎮座する小さい鼻に、小さく赤い唇。
「かっ…可愛いぃぃぃ!!!」
「なっ!なんだ?!」
思わず抱き上げてしまった。
「はぁぁ。可愛いぃぃぃ。ほっぺぷにぷにぃ~」
「なっ!離せっ!!!可愛くない!僕はカッコいいんだっ!!」
「かっ…!可愛いっ!更に可愛いっ!!」
「んも~~~!聞けぇぇぇええ!」
「んも~!だって!きゃわたん!ちゅっちゅっちゅ♡」
俺は、幼子が好きだ。あ。幼児趣味じゃないぞ。
単純に可愛くて好きなのだ。可愛すぎて従兄弟とかを構いすぎて鬱陶しがられてしまい、最近じゃ敬遠されている。悲しみ…。
「もうっ!初めましての人を勝手に抱き上げたり、ほっぺにチューしたらダメでしょ!」
「ご、ごめんなさい…」
最初の威厳はどこへやら、今はすっかり素の言葉で話す男の子に眼尻が垂れたれになってもどらない。ぷりぷり怒ってるのも可愛い。
「もう、勝手に抱き上げないで!…ちゃんと断ってからなら、ゆ、許す」
(はぅーーーーーん!ちょいツンデレ!鼻血出ちゃう!)
「うん。ごめんね。俺は小鳥遊樹。神子として呼ばれたんだよ」
「神子さま?!神子さまはミレイじゃないのか?」
「美鈴の事知ってるの?美鈴と一緒に呼ばれたんだよ」
「そうなのか!クワトロはミレイだけを紹介したから。なんでタトゥキを紹介してくれなかったんだろう?」
男の子は首を捻って考えていたけど、ハッとした顔をしてシャキッと背筋を伸ばした。
「僕は、マクミラン・ティガ・マカロン!第二王子です!5才です!」
テテーンと小さな胸を張って自己紹介してくれた。可愛すぎる…。
しかも敬語とか…くぅぅ!小さい子が繰り出す敬語って可愛いよね。
タツキってうまく言えなくてタトゥキって発音になってるのもよき。
「マクミラン王子、よろしくお願いします」
「はい!よろしくお願いします!」
それから俺たちは、王子を探しに従者が来るまで東屋でおやつを楽しんだ。
どうやらマクミラン王子はやんちゃ坊主で、従者の目を盗んではちょいちょい脱走をするのだそうだ。バイバイ、またねと手を振って去っていく笑顔もめちゃ可愛かった。
その日の夜、またアディーロの渡りがあった。
お前の子供と会ったぞと言うと、ちょっと気まずげな顔をしたのがおかしかった。
なんか、不貞を働いている男の顔っつーの?
すげぇ可愛いなとかベタ褒めしていたら、最初はちょっと嬉しそうな顔をしていたけど、段々と眉間にしわが寄って、ちょっと荒く抱かれた。
アディーロが帰った後、美鈴が呆れたように「自分の子供に嫉妬とか…」と言っていたけど、ほんまそれな。相手は幼子、5才だぞ。
だけどちょっとだけ、ほんのちょっと嫉妬の気持ちがくすぐったかった。
あと2~3日で一杯だといっていた神気は満ちに満ちて、もう帰れる準備は整ったというのに一向に話が進まない。
日に日にアディーロが切実に俺を求めているのが伝わってきて胸が痛くなってきた。
気が付いたらこいつに絆されていたようだ。
「アディーロ…あぁっ!」
「タツキ…好きだタツキ…お前が欲しい。帰るな」
アディーロの涙がぽろりと落ちた。
俺よりもずっと年上の、切実な泣き顔にキュンとしつつも切なくなった。
ちょっとだけ心残りが出来てしまった。
だけど、俺はあの3人を残してここにいる事は出来ない。家族だって大切だ。
無理だと言うと、涙が増えて痛いほどに抱きしめられた。
「アディーロ…あでぃ…すき」
「タツキ!!」
俺はその日、初めて達した。
「タツキ…これまでもお前の中はたまらなく気持ち良かったが、今夜は…極上だな。
狂おしいほどに余のイチモツを求めて離さないのが分かる。
あぁ…お前が女だったら孕ませて手放さないのに」
「アッ!あぁぁ!やぁん!またいっちゃう…!」
「お前の奥底に余の子種を擦りつけてやる。孕め…!」
「ひっ!あぁぁぁーーー!!!」
俺のおまんこの奥の奥に熱いものが叩きつけられて、絶頂を迎えた。
「小鳥遊君、昨日、すっごい妖艶だった。僕、ドキドキしてたまんなかったよ!」
「う、うぅ…恥ずかしいぃぃぃ」
「ふふふ。やっぱり小鳥遊君は気持ちが伴わないといかないんだね。
それもまた可愛くってたまんないよ!!!」
「お、おう…」
どうやら、俺はビッチなくせに好きな相手じゃないとイけない体らしかった。
そう…俺はアディーロに完堕ちしてしまったのだ。
「我ながらちょろい…」
「そこがまた可愛いんじゃないか!出来れば僕にも堕ちて欲しいな?」
ツツツと意味ありげにお尻に指を這わせられて、ぶるっと腰が震えた。
「もうちょっとかなぁ?ふふふふ」
「やめてくれ…俺の精神がガリガリと削られる」
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