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16話 LIN○グループ、騒動になる☆
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【???視点】
グループ『ロマグレの会』
六月十五日
YUI
『おはようございます。今日もロマグレ様はいませんでした。おまけに、あの距離近い新オーナーにグイグイ来られるし、そのせいで舌火傷したし、泣きそうです……』
8:01
Akemi
『あんた、三日連続じゃない。ていうか、大丈夫? 火傷。大学の授業とか大変じゃない?』
8:15
YUI
『痛いです……大学の講義は今日全休なので大丈夫なんですが、心が痛いです。ロマグレ様にやさしく「いたいのいたいのとんでいけ」って言って欲しいです』
8:19
Akemi
『言ってくれるわけないでしょ』
8:23
Akemi
『待て。あんた言わせたことあるんじゃ……』
8:25
YUI
『まさき』
8:26
Akemi
『誰よ、まさき』
8:28
YUI
『まさか』
8:30
Akemi
『いや、もう遅いから。ギルティ』
8:32
YUI
『もう処刑でもなんでもしてください! ロマグレさんのいない世界なんて灰色ですよ!』
8:39
YUI
『真っ黒ですよ!』
8:40
Akemi
『いや、いちいちグレーと灰色に引っかからなくていいから。はあ、あたしも行ってみて聞いてきてあげるから。落ち着いて』
8:45
YUI
『キュン』
8:46
葛西寛子
『YUIちゃん、舌お大事に。Akemiちゃんよろしくね』
9:01
Akemi
『ごめん……やらかした……! めっちゃあの新オーナーと喧嘩するところだった。もう出禁かも』
13:30
YUI
『なんでですかぁあああああ!』
13:32
Akemi
『あの馬鹿、お客さんであるばあちゃんがちょっとキッチンにロマグレさんいないか見に行こうとしただけで襟掴んで首締まりそうだったんだよ』
13:41
YUI
『ギルティ』
13:42
Akemi
『まあ、ひろこさんが今日行くらしいし、ひろこさんなら聞いてきてくれるよ』
13:45
葛西寛子
『まかせて』
14:08
りん
『では、今からエセイケメン殺人計画を立てます』
20:01
YUI
『ふあ!?』
20:03
Akemi
『ちょっとまって! なになになに!?』
20:04
葛西寛子
『ごめん……りんちゃんがちょっとカッとなっちゃって、あのエセイケメン君の首を絞めかけた』
20:06
YUI
『GoodJob』
20:07
Akemi
『GoodJob』
20:07
葛西寛子
『とりあえず、報告。ロマグレさんは、カルム辞めたらしいわ』
20:09
YUI
『人生辞めます』
20:11
Akemi
『あたしもそうしよっかな』
20:12
りん
『その前にあの男をころしましょう』
20:14
葛西寛子
『みんな落ち着いて。りんちゃんを煽らないでね。今、私の隣で凄い勢いで「一番痛い 処刑」で検索してるから』
20:16
YUI
『落ち着きます』
20:18
Akemi
『同じく』
20:19
葛西寛子
『さて、ここでちょっと疑問なんだけどね。この三日間。ほとんどこのLIN○グループに参加してない、しても相槌だけの子がいるのよね』
20:24
葛西寛子
『ねえ、詩織ちゃん? 何か隠してない?』
20:26
詩織
『おつかれさまです。すみません、今気づきました。ちょっと忙しくて』
20:30
葛西寛子
『ふーん、なんで忙しいの?』
20:33
詩織
『あの、新人研修で』
20:38
葛西寛子
『へえー、新人。若い子?』
20:39
Akemi
『え? まさか……』
20:41
YUI
『うそでしょおおおおおおお!』
20:44
葛西寛子
『ねえ、詩織? 私、りんちゃんを早く落ち着かせてお風呂に入ってもらって、寝てもらいたいの。不安定な生活は若い子には特によくないから』
20:47
葛西寛子
『私も早くお風呂に入りたいの? ねえ、詩織?』
20:50
詩織が画像を送信しました。 20:52
詩織
『これで、許してください……』
20:52
葛西寛子
『ギルティ』
20:53
Akemi
『ギルティ』
20:53
YUI
『ギルティ』
20:53
葛西寛子
『りんちゃんは食い入るように見てるから多分返信しないわ。じゃあ、一先ず、詳しい話はちゃーんと纏めておいて、明日教えてね、詩織。じゃないと、今夜正気を取り戻したりんちゃんからの電話で眠れなくなるわよ』
20:56
詩織
『はえ』
20:57
『はい!』
20:58
Akemi
『それは正気と言えるの?』
21:00
りん
『詩織さん、ありったけ画像くれたらちょっとだけ許してあげます』
21:32
Akemi
『同じく』
21:33
YUI
『同じく』
21:40
葛西寛子
『同じく』
21:58
うわああ……どう言い訳すれば!
私、南詩織は三日連続で頭を抱え続けた。
そして、必死にこの三日間で撮り続けた福家さんの執事姿写真を探した。百枚以上あるけど、アルバムでいいかしら?
グループ『ロマグレの会』
六月十五日
YUI
『おはようございます。今日もロマグレ様はいませんでした。おまけに、あの距離近い新オーナーにグイグイ来られるし、そのせいで舌火傷したし、泣きそうです……』
8:01
Akemi
『あんた、三日連続じゃない。ていうか、大丈夫? 火傷。大学の授業とか大変じゃない?』
8:15
YUI
『痛いです……大学の講義は今日全休なので大丈夫なんですが、心が痛いです。ロマグレ様にやさしく「いたいのいたいのとんでいけ」って言って欲しいです』
8:19
Akemi
『言ってくれるわけないでしょ』
8:23
Akemi
『待て。あんた言わせたことあるんじゃ……』
8:25
YUI
『まさき』
8:26
Akemi
『誰よ、まさき』
8:28
YUI
『まさか』
8:30
Akemi
『いや、もう遅いから。ギルティ』
8:32
YUI
『もう処刑でもなんでもしてください! ロマグレさんのいない世界なんて灰色ですよ!』
8:39
YUI
『真っ黒ですよ!』
8:40
Akemi
『いや、いちいちグレーと灰色に引っかからなくていいから。はあ、あたしも行ってみて聞いてきてあげるから。落ち着いて』
8:45
YUI
『キュン』
8:46
葛西寛子
『YUIちゃん、舌お大事に。Akemiちゃんよろしくね』
9:01
Akemi
『ごめん……やらかした……! めっちゃあの新オーナーと喧嘩するところだった。もう出禁かも』
13:30
YUI
『なんでですかぁあああああ!』
13:32
Akemi
『あの馬鹿、お客さんであるばあちゃんがちょっとキッチンにロマグレさんいないか見に行こうとしただけで襟掴んで首締まりそうだったんだよ』
13:41
YUI
『ギルティ』
13:42
Akemi
『まあ、ひろこさんが今日行くらしいし、ひろこさんなら聞いてきてくれるよ』
13:45
葛西寛子
『まかせて』
14:08
りん
『では、今からエセイケメン殺人計画を立てます』
20:01
YUI
『ふあ!?』
20:03
Akemi
『ちょっとまって! なになになに!?』
20:04
葛西寛子
『ごめん……りんちゃんがちょっとカッとなっちゃって、あのエセイケメン君の首を絞めかけた』
20:06
YUI
『GoodJob』
20:07
Akemi
『GoodJob』
20:07
葛西寛子
『とりあえず、報告。ロマグレさんは、カルム辞めたらしいわ』
20:09
YUI
『人生辞めます』
20:11
Akemi
『あたしもそうしよっかな』
20:12
りん
『その前にあの男をころしましょう』
20:14
葛西寛子
『みんな落ち着いて。りんちゃんを煽らないでね。今、私の隣で凄い勢いで「一番痛い 処刑」で検索してるから』
20:16
YUI
『落ち着きます』
20:18
Akemi
『同じく』
20:19
葛西寛子
『さて、ここでちょっと疑問なんだけどね。この三日間。ほとんどこのLIN○グループに参加してない、しても相槌だけの子がいるのよね』
20:24
葛西寛子
『ねえ、詩織ちゃん? 何か隠してない?』
20:26
詩織
『おつかれさまです。すみません、今気づきました。ちょっと忙しくて』
20:30
葛西寛子
『ふーん、なんで忙しいの?』
20:33
詩織
『あの、新人研修で』
20:38
葛西寛子
『へえー、新人。若い子?』
20:39
Akemi
『え? まさか……』
20:41
YUI
『うそでしょおおおおおおお!』
20:44
葛西寛子
『ねえ、詩織? 私、りんちゃんを早く落ち着かせてお風呂に入ってもらって、寝てもらいたいの。不安定な生活は若い子には特によくないから』
20:47
葛西寛子
『私も早くお風呂に入りたいの? ねえ、詩織?』
20:50
詩織が画像を送信しました。 20:52
詩織
『これで、許してください……』
20:52
葛西寛子
『ギルティ』
20:53
Akemi
『ギルティ』
20:53
YUI
『ギルティ』
20:53
葛西寛子
『りんちゃんは食い入るように見てるから多分返信しないわ。じゃあ、一先ず、詳しい話はちゃーんと纏めておいて、明日教えてね、詩織。じゃないと、今夜正気を取り戻したりんちゃんからの電話で眠れなくなるわよ』
20:56
詩織
『はえ』
20:57
『はい!』
20:58
Akemi
『それは正気と言えるの?』
21:00
りん
『詩織さん、ありったけ画像くれたらちょっとだけ許してあげます』
21:32
Akemi
『同じく』
21:33
YUI
『同じく』
21:40
葛西寛子
『同じく』
21:58
うわああ……どう言い訳すれば!
私、南詩織は三日連続で頭を抱え続けた。
そして、必死にこの三日間で撮り続けた福家さんの執事姿写真を探した。百枚以上あるけど、アルバムでいいかしら?
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