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106 石女の淫売※微モブユン
しおりを挟む役立ずめが。どうせ誰に、何人に犯され、子壺に精を吐き出されようがお前は、子を孕むでもないんだろう。――ならばせめて、ワシの役に立つがよいわ。
客人の接待――国の重要な軍人や、富豪、政治家、貴族、王族、…果てはジャスル様に付き従う、男たちの褒美にまでされた――その、蝶族の美しい体。
ユンファ様は、あまたの男に犯された。
…いや、無理やり犯されたというと、それは少し違う。
ユンファ様は、ジャスル様に見限られ、事実上の男娼扱いを受けることを、ただ黙って受け入れたのだ。
文句の一つも言わず、日ごと違う男が自らの部屋の寝台に上り――その者たちに宛てがわれ、何人もの男と夜を共にし、毎夜毎夜誰かしらと肌を合わせる。
そしてその者たちに言われるまま、ユンファ様はあまりにも従順に、何でもやった。――舐めろと言われればどこでも舐め、見せろと言われればどこでも見せて、着ろと言われたものは何でも着るし、着るなと言われれば何も着ない。…媚薬を飲めと言われればそれを飲み干し、這いつくばれと言われれば動物のようにそうなって、目の前で自分を慰めろと言われればそうし、言えと命じられたセリフは、どんなに酷いものでも繰り返して言った。
男に覆いかぶさられ――ただ揺さぶられ、体ばかりを求められて、「側室ではなく男娼だな」と貶されようとも、笑えと言われれば、ユンファ様は笑顔を浮かべた。
今宵ばかりは自分に愛を囁けと言われれば、誰にでも媚びるように「貴方様をお慕いしております」――お前は淫乱だと罵られても「はい、僕は淫乱です」――「穢れた体だ、汚い体だ」そう言われてももう、ユンファ様は泣くこともなく、壊れたようにニコニコして「そうです、根っからの淫蕩な魂を持っているもので、僕は生まれつき穢れていたのです」――そう、さまざまこの美しい人に言わせるたび、男たちは天を突くほど漲った。
ユンファ様の寝台には、毎晩のごとく違う男が上り、そして毎晩のごとく、誰かしらがユンファ様を抱いた。
蝶族の体を物珍しがり、一夜のみならず――夜を重ね、何度も何度も彼を求めた男もいる。
あるいはユンファ様を、自分が孕ませられるかもしれない…――ましてやジャスル様もその件、「こんな淫売、できるもんなら孕ませて構わんぞ」と、誰しもに言っている。――だからこそ彼を犯す男たちはみな、端からそのつもりで「孕め、孕め」とその人のナカに、たっぷりと何度も精を吐き出す者ばかりだ。
また、ことにジャスル様付きの男たちは、ユンファ様のお体が褒美となると以前よりもよく働くようになり、確かに士気が上がってはいるようだ。――その人のみほとが特別善いというのもあるだろうが、何より…ジャスル様は、ユンファ様を孕ませた者に、確固たる地位をくれてやるというのだ。
もはや自分の子種でなくとも、彼が孕めばそれでよい。
…世間にはそれが自分の子である、とでも言っておけばよいのだから、と――。
またときおり、ジャスル様も彼の部屋にやってくる。
ぞろぞろと男たちを引き連れた乱交となるときもあれば、側室たちにユンファ様を交えるときも、あるいは、ジャスル様お一人で来ることもある。――男に犯されたあとのユンファ様を、更に延々とジャスル様が嬲ることもある。
「…この石女の淫売め。毎日毎日ちんぽを恵んでもらって、本当に毎日幸せだろう、ユンファ。淫乱で変態なお前には、男娼が相応しいわなぁ」――そうジャスル様に言われても、ユンファ様は「はい、幸せです」と虚ろな目をして微笑んだ。
もはや男娼以下か、玩具のように扱われ――性奴隷のように扱われ――飼われている家畜、とまで言われても。
ユンファ様は、もう泣きもせず――文句の一つも、言わず。
俺の目を見てくれることもなく、話をしてくれることもなく…――もはや俺が触れることさえ、拒むようになってしまわれた。
近頃は…「触らないで」と、意地でもご自分で入浴するユンファ様は、それでもなお。
やはり、それでもなお彼は――ときおり、俺のことを盗み見ている。…その実、ユンファ様が眠っている朝から昼過ぎまでの時間が、俺の暇の時間となっているのだが…俺が部屋から立ち去るまで、彼は寝たふりをしていること、俺は気が付いているのだ。
そっと遠くから俺を盗み見て、そしてユンファ様は、少しだけうっとりとした顔をしている。――もしかしたらそのとき、あの一夜の夢を、彼は思い起こしているのかもしれぬ。
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