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1-09決して逃がさない

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「シャインに『清らかな娘』でいて貰ったら困る、可愛いシャイン。何も考えなくなるくらい、もっと俺のことを誘惑してくれ」
「しっ、処女でいたら困るというのは、そういう意味なのですか!? ゆっ、誘惑なんて無理です!!」

「ああ、そういう意味だ。俺の可愛いシャイン、このままだと君は『清らかな娘』として他の男のものになってしまう。そんなことは許さない、絶対に俺と結婚して貰う」
「ふぁ!? わっ、分かりましたから!! うっ、腕をほどいてください!!」

「俺の可愛い、可愛いシャイン。駄目だ、万が一にも君が俺から逃げ出すかもしれない」
「そんなことはいたしません!! 私はデクス様と結婚したいです!!」

 私は両手を上にしたまま、デクス様のベルトで縛られていた。こういうことに鈍い私にも、デクス様と愛し合って『清らかな娘』、つまり処女で無くなっておく必要があることは理解した。だったらデクス様と抱き合いたかったのに、デクス様は私の腕をほどいてはくれなかった。そうしてとても何かに飢えたような目をしたデクス様は、私にまた激しいキスを何度も、何度もし始めた。

「最初は優しく抱くと決めていたからな、まずは一日かけてゆっくりと明日まで愛し合おう」
「まっ、まだ昼間なのですよ。いっ、一日も時間がかかるものなんですか?」

「そうだよ、シャイン。処女の君は知らなかっただろう、君が俺を受け入れられるまで、トロトロにとろけさせてあげないとね」
「ふぁ!! ああっ、そんなにいっぱいキスしたら、息ができなっ!!」

「シャインは俺との深いキスが大好きだろう、そうだ俺の上半身の裸も好きだったな」
「こんな時に私の性癖を言わないでください!! デクスさま、そんな恥ずかしいです!!」

 デクス様は何度も、何度も私に深いキスを繰り返した。そうしてデクス様は上半身に着ていた服を脱ぎ捨ててしまった。私はデクス様の逞しい上半身の裸を見て、思わずかぁっと顔が赤くなるのが分かった。そんな私に気づいていたのだろう、デクス様は今度は頬にくすぐったいような、触れるか触れないようなキスをしてくれた。そうして、キスだけでデクス様は私を翻弄した。
 
「シャインが俺との深いキスが大好きになっていて良かった、口の中にも性感帯はあるんだよ」
「ふあぁ、知りません!!、うぅ、うむぅ、ぷはっ!? そんなことは知りませんでした!!」

「それじゃこれから教えよう、こうやって君の口の中の口蓋を俺が舌でくすぐると君は喜んでいた」
「うぐっ、うぅん、はぁ、はぁ。んくぅ、うぅぅ、そんな、キスだけ、やぁ、こんな」

「ほらっ、ちゃんと感じてきただろう。どうだ下半身がうずかないか、シャインはそのくらい俺が好きだろう」
「はいっ、ぷはっ、デクス様っ、好き、ううぅ、好きです、ふあぁ、デクス様が好きっ、うぅ」

 それからデクス様は私にキスしながら、その逞しい上半身をわざと私が感じ取れるように、私の肌とデクス様の肌とを擦り合わせてきた。私はいつも見ていたデクス様の逞しくて綺麗な筋肉がついた体、その体と触れ合っていると思うと私の下半身がまた少しうずくような気がした。デクス様は本当に私を優しく抱くつもりだった、だって深いキスを繰り返して、それだけで私をじれったい気持ちにさせた。

「シャイン、俺の体にキスしてくれ。どこだっていいから、君からの可愛いキスが欲しい」
「はい、デクス様。逞しくなられましたね、はぁ、うぅ。きゃあ、いきなり首筋にキスしないで」

「俺だけキスされるのは不公平だろう、だから君にもいっぱい体中に優しくキスをしてあげよう」
「うぐぅ、はぁ、はぁ、だからデクス様。私、ひっ!? 首筋は、はぁ、弱くて、きゃあ!?」

「でも気持ちが良いだろうシャイン、ああ、俺はずうっとこうしたかった。君の全身に余すところなくキスしたかった」
「気持ち良い、けどっ、恥ずかしいっ、ひゃ!? キスじゃないっ、そこ、舐めないでぇ!?」

 デクスさまは私の全身にキスを繰り返した、特に私の首筋や口の中それに胸などに優しいキスを繰り返した。そして昔の時の怪我をしたところ、骨を折ってしまった右足にキスをいっぱいしてくれた。あの事故はデクス様にとって私を好きになった切っ掛けなのだ、だからデクスさまは私の右足を優しく撫でさすって、キスをしてとても神聖なもののように扱ってくれた。

「でっ、でっ、デクス様!? どこを触ってるんですか!? そんな汚いところ触らないでください!!」
「何を言っているんだ、シャインに汚いところなんかあるものか、ここだって俺と繋がる大事な場所だからな」

「でも、いっ、今まで触ったこともないのに!! いきなりそこは!? うんっ!? やぁ!!」
「こうやってよぅくほぐしておかないと大変なんだ、ただでさえシャインは処女なんだから必要なことなんだ」

「もう!! 何でそんなことに詳しいんですか!? もし、浮気してたら許さないからっ!? ああっ!!」
「シャインがいるのに浮気なんてするものか、本にはいろんな知識が書いてある、シャインの為に俺は沢山の本を読んだよ」

 デクス様は私の下半身の奥深くに手を入れてきた、ゆっくりと撫でられたり綺麗で長い指先で愛撫されて私は変な気持ちになった。そしてデクス様があんまり手際が良いものだから、私はそんなことは無いと知っていながら、ちょっとだけデクス様の浮気を疑った。そうしたらますます指先を使った愛撫が激しくなった、デクスさまは浮気を疑われたことに対して少しだけ怒って、私の体に嫌らしいお仕置きをしてきたのだ。

「うぅ、はぁ、はぁ、やぁ!! デクス様、キスして、そっちばかりじゃなくて、キスしうぅ!!」
「シャインの下の口があんまり可愛いから忘れていた、そうそうシャインは俺とのキスが大好きだからな」

「はっ、うぅ、はぁ、うぐっ、ぷはっ!? 息ができなっ、はぁ、デクス様っ、そんな同時に!?」
「うん、上の口も可愛がってと言ったのはシャインだろう。だから口にもキスしてあげるし、こっちの下の口も同時に可愛がってやろう」

「はぁ、デクス様ぁ、腕といてぇ、やだっ、デクス様に抱き着きたい、うぐぅ、やぁ、ひあぁ!?」
「それは駄目だ、シャイン。君が俺のものになったら解いてあげる、それまでは我慢してくれ。俺は絶対に、シャインを逃がしたくないんだ」

 私はデクス様からキスをされて気持ち良くなった、ますます下半身の奥がうずくような感じがしていた。デクス様も私の体の奥を綺麗で長い指先で愛撫し続けていた、それに時々胸をデクス様の口で吸われて私はビクンッと体がはねるのが分かった、一度そんな反応をしてしまうとデクス様は私の胸を何度も、何度も口で吸ってその反応を楽しんでいた。私はだんだん体がぐずぐずに溶けていくような気がしていたが、デクス様もとろけるような嬉しそうな顔をしていた。

「やぁ!! デクス様っ!! そんなところを舐めたら駄目です!! 汚いですよ!! だめぇ!?」
「だからシャインの体に汚いところなどあるものか、よしよしだんだんと密が溢れてきた。そのまま体の力を抜いて、俺のことだけに集中するんだ。シャイン」

「だから、やぁ!! だめぇ!? ふあぁ、はぁ、はぁ、そこいじるの止めてくださいっ!! ああっ!!」
「シャインの可愛いところを見つけた、そうかここが弱いんだな。本で調べたとおりだ、だから思いっきり可愛がってやろう」

「デクス様っ!! だからぁ、そこ!! 触っちゃ、だめぇ!? はぁ、はぁ、はぁ、あああ!?」
「本当にここが弱いんだな、密がどんどん溢れてくる。シャインはどこもかしこも可愛いな、俺の大事なシャイン。おやっ、軽くいってしまったのか?」

 私はデクス様に体の奥を口と手でいじられて、それがとても気持ちが良くて同時にじれったくて仕方がなかった。何が私の体に起きているのか分からなかったから、デクスさまの言うように体の力を抜いて、デクス様のすることだけに集中してみた。そうしたら体の奥にとても気持ちが良い場所があって、またそこばかりデクス様が舐めたり指でいじったりするものだから、とても気持ちがよくて私は頭が真っ白になった。そして、私は粗相してしまった。

「でっ、デクス様!? すみませんっ!! 私ったらデクス様の前で粗相を!! もう嫌、とても恥ずかしいです!!」
「んん? ああ違うぞシャイン、君はおしっこを漏らしたんじゃない、軽くいってしまっただけだ。俺の手でいってしまうシャイン、とても可愛かった」

「ええと、私は本当に粗相をしたわけではないのですか? なんだか凄く気持ちよくなって、体の奥が濡れてしまったのですが」
「それをいってしまうという、普通のおしっこではそんな気持ちよくなれないだろう。さてっ、そろそろ大丈夫そうかな?」

「でっ、デクス様!! そんなに大きなもの、まさかそれを私に入れる気ではないですよね!! 無理です、私死んじゃいます!!」
「大丈夫だよ、シャイン。女性は子どもだって産めるんだから、しっかりとこうしてほぐしておけば、俺を受け入れることも可能だ」

 私はデクス様が性的興奮をしているところを初めて見た、男性の大事なところも初めて見てしまったが、それはとても大きくて知識としては知っていたが、私の体の中に入るとはとても思えなかった。だから反射的に私はデクス様から逃げ出そうと後ずさりをしたが、ベッドの中ににっこりと笑ったデクス様に連れ戻された。

「あああぁぁ!? ひっ!? 痛い、痛いです!! はぁ、はぁ、デクス様、抜いてくださっ!?」
「ああ、こんなに痛がって可哀そうにシャイン、でもこれでもう君は俺だけのものだ。君がどんなに逃げたいと思っても、もう俺だけのものだからな」

「やあぁ!? あっ!! あっ!! 抜いてぇ!? やあぁ!! ああっ!! そこっ!! だめぇ!?」
「シャインの気持ち良いところを見つけたい、少しだけ我慢してくれ。ああ、ここか。ここだな、ふうぅ、ようやく見つけた」

「やだぁ!? デクス様ぁ!! そこ嫌です、やだぁ!! おしっこがしたいようなっ!? そんな変な感じが!! ひっ!? やあああぁぁ!?」
「おやっ足がけいれんして震えている、声が甘くて可愛いよ。シャイン、俺も気持ちが良い。だから止められないな、これは気持ちが良い」

 私はデクス様から体を貫かれて最初は痛みを感じた、だから早く体を貫くのを止めて欲しかった。でもしばらくデクス様が、私の中に何度も入ってくるうちに、今度はまた変な感覚がした。おしっこがしたいような感じが続いて、私は粗相はしたくないからデクス様に嫌だと言ったが、聞いて貰えないでいるうちに急に全身の力が抜ける感覚がして、体の内側から快感が押し寄せてきてまた私の頭は真っ白になった。

「はぁ、はぁ、はぁ、デクス様。あの、もう私は処女ではなくなったのでしょうか?」
「ああ、俺の可愛いシャイン。俺だけのシャインだ、もう君は処女じゃない。俺が奪ってしまったからな、これだけの快感を知ったら、俺はもう絶対に君を手放せないな」

「はぁ、それじゃあ。もう大丈夫ですね、私はデクス様と結婚できますね。良く知らない婚約者なんてもう私を迎えにきませんね」
「ああ、たとえそれでも君を取り返したいと言っても、まず俺が渡すわけがない。俺の可愛いシャイン、そう君にはまだ頼みがある」

「ああ、腕をほどいてくださってありがとうございます。これでようやくホッとしました、私は大好きなデクス様と結婚できます」
「うん、もちろんシャインは俺と結婚するんだ。ところでシャイン? 君はいったようだが俺はまだいっていないんだ」

 私は嫌な予感がした、でも私とデクス様の体は繋がったままで、私はどこにも逃げられなかった。それにたとえ私が逃げ出したとしても、デクス様は必ず私を連れ戻しただろう、そうデクス様はまだいっていなくて私の体を強く求めていたからだ。それから私はずっとデクス様に抱かれて、体を貫かれ揺すぶられて、そして悲鳴のような甘い声を上げ続けた。本当に一日中、私ははしたない声を上げ続けた。

「…………デクス様ったら、いじわる」
「シャイン、そんなにすねるな。俺も初めてだったから、手加減が分からなかった」

「私はすねていません!! ただまだ体の中に何か残っているような、そんな変な感覚がするだけなんです!!」
「シャインの体の中に俺の感覚が残っているのか、それは何だかまた興奮する」

「え!? デクス様。嘘ですよね、冗談ですよね。やあああぁぁ!! だめぇ!! やぁ!?」
「シャインがあんまり可愛いことを言うから悪い、ああ。本当にシャインと繋がるのは気持ちが良い、ずっとこうしていたいくらいだ」

 私が王太子の部屋をどうにか出れるまで、結局三日もかかってしまった。デクス様は私を抱いては労わって、また抱いては労わるということを繰り返した。そしてまだ結婚してないのにお風呂にも一緒に入った、これで本当に終わると私は思ったのだが、そのままお風呂でも私はデクス様に襲われた。シャインが裸でいるのが悪いと言われたが、これは絶対に私は悪くないと思った。

「デクス様、やっと私たちの結婚式です!!」
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