冷甘メイドの怪奇図書

要 九十九

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第一章「最初の一冊」

怪奇図書「正夢」

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 俺には小さな頃……幼稚園児から小学校1、2年生の間ぐらいに、眠りにつく度、よく見ていた夢あった。

 少し長くなるかも知れないが、理由は後で説明するので、その話を聞いてほしい。
 何度も見ていた夢は3つあった。どれも、自分の目で直接見ているような視点で、不思議な事だが、発する声も違う、理解出来ない行動をとる、その視点の主を、幼い俺は自分自身だと認識していた。

 そんな夢の1つ目は、飲み会らしき夢。見知らぬ顔の人たちと、木板が店の上の方に並んで掛けられたお店で、飲んでいる夢だ。俺はその中でみんなと一緒に、カフェオレを楽しそうに飲みながら笑っている。
 そこに参加している人たちは、男女それぞれが個性的で、何度も見ていたお陰か、いつの間にか目を閉じていても、その顔が頭に浮かぶほどに覚えていた。
 まずは男性陣、飲み会では、俺の右隣に座っていた馬みたいな顔の奴に、その向こう側にカッパみたいな顔の人と細身のお坊さんのような雰囲気の人。俺の左隣の空席を1つ飛ばして、まるで海外の俳優さんのようなイケメンの4人がその場にいた。
 そして女性陣は対面にいて、俺から見て左から、もちみたいな丸顔の笑顔が可愛い女の子に、眼鏡を掛けた物凄く小柄な女性、誰もが知っているような鳥のキャラクターみたいな顔の子に、おっとりした雰囲気の優しそうな女の子、日本の女優さんみたいな綺麗な女性の5人が並んでいた。
 今考えると、子ども視点で率直に分かりやすい覚え方ではあるが、かなり失礼だったように思う。
 成長した今でこそ、それが飲み会だったんだと気付いたのだが、当時の俺は、大人数で一緒にご飯を食べてる集まりぐらいの認識で、何が何だか分かっていなかった。
 この1つ目の夢は、最初から最後まで、とにかく楽しかったので、見る度に幸せな気分になって起きたのを覚えている。

 そして、2つ目の何度も見ていた夢は、タッチする度に絵が変わる板のような物を持って、一喜一憂している夢だ。
 その夢を見た俺は、自分が何に対してそんなに喜んだり、悲しんだりしているのか、サッパリ分からなかったが、その板に描かれた凄く可愛くて、胸のとても大きな女の子のキャラクターの絵が出た時に、とんでもなく喜んでいる自分がいたせいで、短いながらも、その夢はかなり印象に残っていた。
 だが、当時の俺が見ていたのは、男くさいロボットが出てくるようなアニメだけだったので、いわゆる萌えと呼ばれるような見た目のキャラクターの知識が何処から入って、夢の中に出てくるようになったのか、全く分からず、幼い自分はその夢を見たり、思い出す度に首を傾げていた。

 そして3つ目の夢。これが幼少期の俺が、何度も見ていた同じ夢の中で、一番見たくないと思っていた夢だ。
 最初にその夢を見た時、それはまるで、映画のワンシーンを切り取ったようなタイミングで始まった。
 体全体に当たる猛烈な風……。俺の目には、景色が車に乗っている時みたいに、凄まじい速さで流れている。しかし、決して乗り物の中からそれを見ている訳ではない。俺は生身だった……。
 乱暴に体を包む風に弄ばれながら、目の前に広がる暗い空と、足元の景色で流れる、建物の壁面と幾つもの窓らしき物。その景色が少しの間続いて、やがて気付く。俺は落ちているのだ…………と。
 生身で空に放り出されている俺は、早鐘のようになる心臓の鼓動音と、のんびり鑑賞するには動きの速すぎる景色を堪能しながら、地面に落ちるその直前に考えるのだ。

「中々落ちても、直ぐには地面にたどり着かないものなんだな」

 そう思った瞬間――――体に感じたことのない、とてつもない衝撃と、尋常じゃない激しい痛みが全身に広がり、視界がゆっくりと暗く、ぼやけていく。そしてそこで意識は途切れ、現実の世界で、布団から飛び起きるのだ。
 当時を思い返すと、幼稚園児や小学生が見るには重すぎる夢だが……。その中で感じた、体に当たる風、地面に落ちた瞬間の痛みや、衝撃があまりにもリアル過ぎて、本当にその体験を今したかのような……。
 現実の世界で起きた出来事だと錯覚して夜中に飛び起きてしまうような、恐ろしい夢だった……。
 それだけなら、幼い子どもが不安で見てしまった怖い夢……くらいで済んだかも知れないが、その夢の話には続きがあった。
 最初に言った通り、俺はこの3つの夢をよく見ていた。2つは起きている内容が変わらない同じ物だったのだが、3つ目の夢――――落ちていく夢だけは、何度も見る中で、幾つか変化があったのだ。
 最初に変わったのは、夢の始まり部分だった……。
 真っ暗な景色。俺は両手で何かを必死に掴んでいる。やがて、視界に入る微かな光で、自分の目の前にあるのが、ビルの壁面だと気付く。俺は、ビルの屋上で、落下防止の柵を両手で掴んだ状態でぶら下がっていた。
 そこで焦りながら、ゆっくりと上を見ようとした直後、映像が乱れて場面が飛び、落ちていくシーンに繋がる。そう、その時俺が見たのは、最初に見た落ちていく場面より、前の情景だった。
 そんな風に変化する夢と、何度も、何度も経験した、地面に落ちる時の感覚に耐えきれず、その夢を見る度に、幼い俺は泣きじゃくって起きていた。
 今になって思えば、ちょうど、その頃は両親の離婚の関係で、家庭内で不安定な状況が続いていたので、そんな夢を見ていたのかも知れないが……。
 実際に落ち着いてからは、その3つの夢は見なくなっていった。
 だが、最後に見た落ちる夢だけは、頭からどうしても一生離れないような内容だったのは、今でも覚えている。
 その日は始まりから、見たことのないシーンだった……。
 俺は、何処かの屋上で、柵を背に、そこにもたれ掛かりながら、目の前にいる誰かと2人で喋っている。
 笑顔で少しの間、会話を進めていると突然――――その人物が俺を突き飛ばしたのだ。
 俺は咄嗟に柵を掴もうとするが間に合わず、まるで鉄棒を使って逆上がりするような体勢で回転する事になり、気付いた時には屋上の柵に、両手でぶら下がっている状態だった。
 こんな場所では、他の誰かに助けを求める事は出来ない。もし、助けられる誰かがいるとしたら、それは俺をに突き飛ばした1人しかいない。
 夢の中の俺は焦りながらも、ゆっくりと上を見る。そこには俺を突き飛ばした誰かが、俺を見下ろしている光景が広がっていた。
 俺はそんな状況でも、もしかしたら、そいつが、助けてくれるかも知れないという一縷の望みにかけるが、そもそも、この状況を作り出したのは俺を見下ろすそいつだ。助けてくれる訳がない。
 やがて、その誰かは、にやりと口元に笑みを浮かべ、俺が必死に柵を掴んでいる両手を、笑顔のまま足で踏み始める。
 その状況が信じられないのか、俺は両目に涙を浮かべながら、何とか落ちないように両手と両足も使って、屋上に這い上がれるように頑張っているが、その間も、そいつは足で何度も俺の手を蹴るのだ。
 そして、必死の頑張りもむなしく、両手を離してしまった俺は、空に投げ出される。そこからの景色は最初に見た落ちる夢と変わらなかった。
 これが、最後に見た落ちる夢の変化だ。俺は一体誰に突き飛ばされたのか、何故そんな事になったのかは分からない。その強烈な夢を見た結果として、俺はそれ以来、高い所が苦手になってしまった。

 さて……ここまで、何故長々と夢の話をしたのか気になる方もいるだろう。
 昔、何度も見ていたとはいえ、今では見なくなった子どもの頃の夢をどうして思い出したのか……。
 その理由は目の前にあった。俺の手に握られたスマホ。そこには、つい先ほど更新されたソシャゲのガチャ画面が映っている。
 このゲームは、リリース直後からプレイしている物で、魅力的で可愛らしい女性キャラクターが何人もいて、とても気に入っていた。今回追加された新キャラも凄く可愛かったので、更新の発表がされた時から、今か今かと待ちわびていたのだが……。
 問題はそのガチャの結果だった。10連、20連と引いてく度、ガチャの演出1つ1つに喜んだり、悲しんだりしていたのだが、何と70連目で狙っていたキャラクターが出たのだ。
 そのキャラクターを見た俺は……。
「よっしゃあぁぁぁ! やっぱこのキャラ可愛いぃぃー!! 特にこのめちゃくちゃ大きいおっぱいが最高!」
 などと馬鹿な事を叫んでいたのだが、そのキャラクターを改めてじっくりと見た時に、気付いてしまったのだ。

「…………あれ? このキャラって……」

 俺が見ていた3つの夢。その1つ。
 タッチする度に絵が変わる板のような物…………そのスマホを持って、ガチャの結果に一喜一憂していた俺が当てたのは、凄く可愛くて胸のとても大きな女の子のキャラクターだった。
 最初はまさかぁ……なんて思っていたが、そのキャラクターをじっくり見れば見るほど、過去の記憶が鮮やかに甦って来る。間違いない。俺があの頃何度も見ていた夢に出てきたキャラクターだ。
 それに気付いた瞬間、過去に見ていた他2つの夢も同時に思い出した。
「こんなことあるもんなんだな……」
「ワンコどした?」
「うぉっ! トウかよ、いきなり来て、びっくりさせんなよ」
 不思議な出来事に、どうした物かと頬をポリポリとかいていた俺の背後から、いきなり声を掛けてきたのは、友達の佐藤……トウだった。
「びっくりも何も、ここ学校共有の休憩スペースだし、そもそもみんなとの待ち合わせ場所ここだし」
「あっ、もうそんな時間?」
 時計を確認すると、待ち合わせの時間まであと少しだった。
 今日は朝からボランティア活動に参加していて、地域の子ども達に紙パックなどで手作りしたオモチャの作り方を教えていたのだが、それが大変盛況の内に終わったので、今日このまま打ち上げもしようとなって、今に至る。
「でも、プレゼント選ぶの迷ったわ~。ワンコは何にした?」
「プレゼント? 何の?」
「ワンコ、お前メッセちゃんと読んでないだろ」
「は? えーーっと……」
 アプリを開いて確認してみる。だが、今日打ち上げに行くメンバーのグループには更新がない。念のため、下にスライドして見ると、以前近い内に誕生日を迎える1人を除いて作ったグループにメッセが来ていた。
「うわぁー! 気付かなかった! 何で教えてくれないんだよぉ」
「だから、メッセ来てるだろー? それに何もないならボランティア終わりにそのまま打ち上げ行くって」
「マジかよ~。俺は、てっきり女の子達が打ち上げ前に着替えたりとかしたいからだと……」
「まぁ、それも理由の1つに入るかも知れんが、そうならそうで、全員で一旦解散にはしないだろ」
 ボランティアが終わったのは夕方より少し前で、打ち上げの時間は夜、一度解散してから、みんなで再び待ち合わせ場所の、学校にある共有の休憩スペースに集まってから、打ち上げ用の店に向かうという流れだった。
「どう見ても、今から買いに行くと、ここでの待ち合わせ時間には間に合いそうにないな。まぁ、仕方ない……」
 荷物を持って立ち上がる。
「俺はプレゼント買って後で合流するから、みんなと先に打ち上げ場所に行っておいてくれ」
「おーけー。気を付けてな~! あぁ、あと、今日ティーブがさっき急いで予約してくれた店、和風で落ち着いたいい感じの店らしいから、早く来ないとお前の分の料理も全部食っちまうぞ?」
「少しは残しておいてくれよ!」
 俺は、急いでプレゼントを買いに、近くの複合施設に向かった。



「おっ、ワンコおつ~!」
「みんなお疲れ!」
 各々が手を振るなり、声に出したりで俺を迎えてくれる。急いでプレゼントを買いに行って、店までやって来たが、何とか打ち上げ開始までには間に合ったようだ。
 タイミング的には、席の並びをどうするかって感じかな? 殆どみんなは座り終えていて、空いているのは2席だけだった。
「あれ? トウは?」
「今ちょうど電話しに外に出てったよ。行く前に、席は何処でもいいって言ってたから、ワンコは好きな方に座りなよ」
「あっ、そう? なら、お言葉に甘えて」
 別にどちらでも問題なかったのだが、2つ並んで空いていてる席の右側に、何となく座った。
 おしぼりで手を拭きながら、店の内装を見る。木造の和風建築っぽいお店だが、上の方に幾つも並んで掛けられた、料理名が書いてある木板がいい味を出している。
「ワンコ飲み物何にする? もうみんな頼んでるけど」
「どうしようかな~っと」
 机にあるメニューを見ながら、好きそうな飲み物を探す。
「うーんと……じゃあ、俺はカルーアミルクで!」
「またかよ。お前ホント、カルーアミルク好きな」
「仕方ないだろ。生ビールとか苦くて飲めないし」
「まぁ、いいや。店員さん、すみませーん! カルーアミルク追加で~」
 それから間もなくして、トウも電話から戻り、全員の飲み物が届いた所で……。
「かんぱーーい!!」
 ボランティアに参加した男6人、女5人、総勢11人の打ち上げが始まった。
 話してる内容は、今日、参加してくれた子ども達が可愛かったとか、あのお母さん綺麗だったね、とかそんなたわいない会話ばっかりだったが、気心の知れた友人たちとの打ち上げは最高に楽しく、ずっと笑ってばっかりだった……。
「うん?」
 ポケットのスマホが震えたので、取り出して確認すると、グループにメッセが来ていた。

「そろそろプレゼント出す?」
「だな~、もういい時間だし」
「まぁ、既に飲み過ぎてヤバい奴もいるからな」

 そんな感じで、みんなのメッセが続いていく。

「じゃあ、次頼んだ料理を店員さんが運んで来てくれたタイミングでやるか」
「おけー」
「おけ!」
「既読数的に、今のこのやり取りに気付いてない奴もいるっぽいけど、やっちゃうか」
「まぁ、みんなプレゼントは買ったみたいだし、適当に合わせるだろ」
「あっ、じゃあその前に俺また電話してくるわ~」
「おっ、トウ君もしかして彼女~?」
「そうそう。ちょっと喧嘩しちゃって、ご機嫌とってるとこ」
「了解~。多少長引いても帰ってくるの待ってるし、行ってきな」
「ありがとう。行ってくるわ」

 席から立ち上がり、彼女に電話をしに外に出ていくトウを横目に見ながら、メッセのやり取りをしていたスマホをポケットに戻す。みんな上手くやっていたお陰か、これから祝われる本人は、微塵も気付いてない様子だ。
 さぁ、トウが戻ってきたらいよいよだ。喜んでくれたらいいな。そう思いながら、なみなみとカルーアミルクが入ったグラスに口をつけた――――瞬間だった。

「あ……れ……?」

 目の前に広がる、その景色に何故か見覚えがある。それに気付いた瞬間、背中に嫌な汗が滲んだ。
 俺の左隣……トウが座っていた席は空になっている。震えながら、周りにいる人間を確認していく。

「嘘……だろ?」

 確認は直ぐに終わった。顔も、座っている席の並びも
 店内に掛けられた料理名が書かれた木板を見て、飲まない人なら、カフェオレと勘違いするような見た目のカルーアミルクが入ったグラスをゆっくりと机に置く。
 最初から最後まで楽しい筈の打ち上げ……いや、飲み会は、俺の中で一転して、恐怖の飲み会へと変わる。

 俺が見ていた3つの夢の内、2つも、今日現実で起きていた。周りでは、席に戻ったトウも含めて、誕生日を祝う流れになっていたが、俺の頭には全く入ってこない。

 残った夢は1つ。俺はこれからどうなるんだ……?

 もし、これがデジャブ……。幼い頃に同じ夢なんか実は見ていなくて、デジャブからくるただの錯覚から、同じ夢を見ていたと勘違いしたのだとしたら、問題はないだろう。
 だが、今日だけで、既に2つも、夢で見ていた事が起きている。
 もしも、もしも……だ。これがデジャブ何かじゃなく、正夢だとしたら……。

 果たして、これは正夢だったのか……? だが、そんな俺にも1つだけ分かっている事がある。
 もし、それが正夢だと、…………。



 この話はここでおしまい。えっ? 続きが気になる? 男はその後、どうなったかって?
 うーん。それはいずれ、これを書いた誰かが、何処かで説明してくれると思うなぁ……。
 だから、その時まで、この話はお預け。他にも沢山楽しい話はあるんだ。時間があるなら、もっと聞いていくかい……?

タイトル:正夢
年代番号:V
管理番号:18
管理ジャンル:フ
危険度:?
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