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本編
プロローグ
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――――日本の某所
燃え盛る炎が、何軒かの家を包んでいる。火災だ。現在ここは危険区域となり、規制線が張られ、一般人は一人もいない。その燃え盛る建物のそばで、作業にあたっている人々がいた。
「おーい!“アクア”!こっちの火ィ、消してくれ!」
「了解です!」
フードを深くかぶっている彼女は同僚の声に呼ばれ、駆け寄って燃え盛る炎を見据えて右腕を上げる。すると、炎の上空に巨大な水玉が作られた。上げた腕を下ろせば、一斉に水が炎にかかるよう落ちる。何度かそれを繰り返せば、勢いのあった炎は瞬く間に鎮火した。
「おっし、出火元はここだな」
「風向きから見て、そうでしょうね」
「記憶、見てみますね」
鎮火された一軒の家が出火元とみて、別の同僚が来てその家に手のひらを向け、沈黙する。彼は今、この家で何が起こったのか、火災前の記憶を読み取っていた。
「……この家、出払っていて無人だったようです。三人。庭の窓を開けて侵入。金目の物目当て。それも、連続放火犯の犯人たちです」
「やっぱりか」
「火をつけてとんずらしたんですね」
連続放火犯。最近になって出てきた、新手の犯罪者だ。これで四件目になるのだが、逮捕には至っていない。何せ、相手には自分と他の人間の存在感を消せる能力使いが一人だけいるのだ。三件目の放火で追い詰めたのだが、あと一歩のところで見失ってしまい、振出しに戻ってしまったのである。
彼らの使っている魔法のような能力を“異能”と呼んだ。
人は、何らかの異能を宿して生まれてくる。古くからの伝承では、神が人間に力を授けるとされており、生きている全ての人間が異能者だった。水や火、風、植物などを操れたり、空を飛べたり、動物になれたりと、さまざまな異能が確認されている。
アクアと呼んだ男は、鷲になれる異能者。記憶を見た彼は、過去の記憶しか見れない過去視。そして彼女は、水。だけではなく、大声では……いや、小声でもあまり言いたくないが、宝石の異能も持ち合わせている。
通常は一人一つであるが、二つ持ちも、珍しいがいるのだ。伝承では、神の間で力を授ける人間が被ったからでは、といわれている。
異能者は、その異能にあった能力を使用できる。例えば、鷲になれる異能者の能力は、翼で風を起こしたり、羽根を飛ばせたりなど。過去視は、見たい対象に手を向ける必要があるが、無機物、有機物、何でも見ようと思えば見られるものだ。
そして、彼らの職業だが、“警察庁特殊犯罪捜査特務異能課”。略して特能課。
名前の通り、異能を使った大犯罪を捜査し取り締まる部署である。部署はほかにもいくつかあるが、ここは割愛しよう。
この特能課は、主にテロ組織や、大きい犯罪グループなどを相手にする、荒事専門の特殊武闘派部署だ。特能課の全員がそうではないが、世間には特能課は日本屈指の強者揃いだとも言われていたりする。事件がひとたび起これば、常に死と隣り合わせで怪我が絶えないので、万年人手不足な部署だ。そんな部署だが、たまに他の部署で解決出来ない事件も任務で回ってくる。
この事件は、連続放火と窃盗を繰り返している犯罪者。最初は他の部署があたっていたのだが、ことが大きくなってきたために特能課に回ってきたのである。
ちなみに、アクアという名だが、いわゆるコードネームのようなもので、正式名称は“アクアマリン”だ。犯人などから恨まれることも多いし、テロ組織なども相手をしているため、本名は伏せている。できるだけ顔を隠しているのもそのためだ。
「バードウォッチング先輩」
「だぁれが、バードウォッチング先輩だァ!?“アリオール”って呼べっつってんだろーが!」
「え~、だって鳥、よく見てるじゃないですか~。……あ、まさか、バードウォッチングじゃなく、食用にする鳥を探して」
「おーい、“パッサートォ”?マジでいい加減にしろてめぇ……!表出ろ!」
「先輩、ここ表です」
アリオールとパッサートの口喧嘩は、いつもパッサートに軍配が上がる。彼に口げんかで勝てたことなど、アリオールには一度もないのだ。ギャーギャーと言い合いの末、今回もアリオールは悔しそうに地団駄を踏んでいる。それを見て、パッサートは毎回、楽しそうに笑っていた。それがいつもの流れで、暴力沙汰にはならないために、誰も止めはしないし咎めもしない。
この二人が一緒になると、即席コントが出来上がる。笑ってしまうと、アリオールの怒りの矛先がこっちに向くので、巻き込まれないように堪えるのだが。しかし、これで特能課の面々は笑いを堪える、という技術を身に着けた。とてもどうでもいい技術だが、これが意外にも役に立つ。例えば、どこかのお偉いさまが初歩的なミスをして笑えるところを、顔を背けずに堪えることができる。笑ってしまえば、お偉いさまのご機嫌を損ねてしまうこともあるので、見て見ぬふりは必須なのだ。
――――と、話がずれたので戻すことにする。やれやれ、と肩をすくめながら彼女が割って入った。
(やめておけばいいのに。学習しないなあ、この人)
「パッサート君、どうかしたの?」
「むー、“アクア”先輩、呼び捨てー!」
「はいはい、で?」
パッサートは、この中で最年少である上に、この課に来てまだ一年もたっていない新人である。このやりとりもいつものことなので、彼女はスルーした。
「あの、放火犯って今までチャッカマンを、って僕、言いましたよね?違うっぽいですよ」
今までの過去視では、放火犯たちはパッサートが言ったように、チャッカマンだった。それが、今回は違う。ということは、だ。
「火関係の使い手がいたってこと?」
「はい。あ、チャッカマンは持ってたんですけど、明らかに火の威力が違ったんですよ。チャッカマンの引き金、引いてませんでしたし、一瞬で……えー、あれは恐らく、ゴルフボールくらいの大きさの火の玉が出てました。なんだろ、犯人も驚いた感じだったんで、コントロールを間違えたのかもしれません」
チャッカマンでゴルフボールくらいの大きさの火を一瞬で、は無理だ。相手のうち一人は、やっと能力が火関係の能力だと見当がつく。ここで火の、と限定してはいけない。火、と一言で言っても、そこから派生する異能はいくらでもある。着火の仕方さえも。
「……馬鹿だな」
「バードウォッチング先輩に言われたらおしまいですねえ」
「クッソお前覚えてろよ!」
捨て台詞がいちいち三流じみているのだが。どこの破落戸だ。
「……もう一度、過去の犯罪経歴を調べなおしますかね……」
「くっそ~……、面倒くせェが、やるしかねェか……」
「今は大きい事件がこれだけですし、他の先輩方の手も借りちゃいましょうよ~」
「そうだね」
彼らはもう少しこの現場を調べてから、他の警察に任せて警察庁本部へと戻った。
夜の帳がおり、もうすぐ深夜となる頃。彼女は一人、静かな住宅街を歩いて帰路についていた。
漆黒の腰より長い髪を頭上でポニーテールにし、青いリボンで結っていて、その紐が歩くたびに髪と一緒にゆらゆら揺れる。瞳の色は黒だが、瞳孔を縁取る虹彩はよく見れば少しだけ煌めきがある虹色だ。暗闇に負けず浮かび上がる透き通るような白い肌に、グロスを塗らずともピンク色をした唇はプルリとしている。十人が十人とも振り向く美しさを兼ね備えた彼女は現在、恋人はおらず。イコール年齢だ。彼女の名は、神楽瑞姫。歳は二一になる。
そして、アクアと呼ばれていたのは彼女であった。
(はあ、疲れたなぁ……)
結局、本部に戻って手の空いている者たちも一緒に調べたが、火関係の犯罪者はいたものの半分以上は服役中の身だった。該当者は何人かいたものの、残りはテロ組織やマフィアなどで顔も手口もよく知っている犯罪者たちである。交戦するときは、かなりの頻度で顔を見る相手だ。いまだに逃げ切られ、逮捕には至っていないのが悔しいところである。向こうはこちらと交戦して逃げ切るところまで楽しんでおり、結構派手な戦闘になる。いかにこちらに捕まらないか、逃げ切るか、というのを楽しむ者もいるので、かなり厄介な相手だ。そんな相手だからこそ、こんな、こそこそとしたことはしない、と満場一致で違うと判断された。敵をこんな形で信用するのもどうかと思うのだが。そして、振出しに戻って全員ぐったりしたのは言うまでもない。
そんなこんなで、とりあえず、解散、となったのがつい先ほどで、帰る時間が遅くなってしまったのである。帰路も半分が過ぎ、自宅一歩手前の十字路を曲がった。その時、
――――カッ!
前兆があったわけでもなく、本当に唐突だった。足元からの突然の光。反射的に下を見たが最後。一瞬だけ見えたのは魔法陣のようなものだったが、光は増し、彼女を包み込んだ――――
それは、一瞬の出来事で――――
燃え盛る炎が、何軒かの家を包んでいる。火災だ。現在ここは危険区域となり、規制線が張られ、一般人は一人もいない。その燃え盛る建物のそばで、作業にあたっている人々がいた。
「おーい!“アクア”!こっちの火ィ、消してくれ!」
「了解です!」
フードを深くかぶっている彼女は同僚の声に呼ばれ、駆け寄って燃え盛る炎を見据えて右腕を上げる。すると、炎の上空に巨大な水玉が作られた。上げた腕を下ろせば、一斉に水が炎にかかるよう落ちる。何度かそれを繰り返せば、勢いのあった炎は瞬く間に鎮火した。
「おっし、出火元はここだな」
「風向きから見て、そうでしょうね」
「記憶、見てみますね」
鎮火された一軒の家が出火元とみて、別の同僚が来てその家に手のひらを向け、沈黙する。彼は今、この家で何が起こったのか、火災前の記憶を読み取っていた。
「……この家、出払っていて無人だったようです。三人。庭の窓を開けて侵入。金目の物目当て。それも、連続放火犯の犯人たちです」
「やっぱりか」
「火をつけてとんずらしたんですね」
連続放火犯。最近になって出てきた、新手の犯罪者だ。これで四件目になるのだが、逮捕には至っていない。何せ、相手には自分と他の人間の存在感を消せる能力使いが一人だけいるのだ。三件目の放火で追い詰めたのだが、あと一歩のところで見失ってしまい、振出しに戻ってしまったのである。
彼らの使っている魔法のような能力を“異能”と呼んだ。
人は、何らかの異能を宿して生まれてくる。古くからの伝承では、神が人間に力を授けるとされており、生きている全ての人間が異能者だった。水や火、風、植物などを操れたり、空を飛べたり、動物になれたりと、さまざまな異能が確認されている。
アクアと呼んだ男は、鷲になれる異能者。記憶を見た彼は、過去の記憶しか見れない過去視。そして彼女は、水。だけではなく、大声では……いや、小声でもあまり言いたくないが、宝石の異能も持ち合わせている。
通常は一人一つであるが、二つ持ちも、珍しいがいるのだ。伝承では、神の間で力を授ける人間が被ったからでは、といわれている。
異能者は、その異能にあった能力を使用できる。例えば、鷲になれる異能者の能力は、翼で風を起こしたり、羽根を飛ばせたりなど。過去視は、見たい対象に手を向ける必要があるが、無機物、有機物、何でも見ようと思えば見られるものだ。
そして、彼らの職業だが、“警察庁特殊犯罪捜査特務異能課”。略して特能課。
名前の通り、異能を使った大犯罪を捜査し取り締まる部署である。部署はほかにもいくつかあるが、ここは割愛しよう。
この特能課は、主にテロ組織や、大きい犯罪グループなどを相手にする、荒事専門の特殊武闘派部署だ。特能課の全員がそうではないが、世間には特能課は日本屈指の強者揃いだとも言われていたりする。事件がひとたび起これば、常に死と隣り合わせで怪我が絶えないので、万年人手不足な部署だ。そんな部署だが、たまに他の部署で解決出来ない事件も任務で回ってくる。
この事件は、連続放火と窃盗を繰り返している犯罪者。最初は他の部署があたっていたのだが、ことが大きくなってきたために特能課に回ってきたのである。
ちなみに、アクアという名だが、いわゆるコードネームのようなもので、正式名称は“アクアマリン”だ。犯人などから恨まれることも多いし、テロ組織なども相手をしているため、本名は伏せている。できるだけ顔を隠しているのもそのためだ。
「バードウォッチング先輩」
「だぁれが、バードウォッチング先輩だァ!?“アリオール”って呼べっつってんだろーが!」
「え~、だって鳥、よく見てるじゃないですか~。……あ、まさか、バードウォッチングじゃなく、食用にする鳥を探して」
「おーい、“パッサートォ”?マジでいい加減にしろてめぇ……!表出ろ!」
「先輩、ここ表です」
アリオールとパッサートの口喧嘩は、いつもパッサートに軍配が上がる。彼に口げんかで勝てたことなど、アリオールには一度もないのだ。ギャーギャーと言い合いの末、今回もアリオールは悔しそうに地団駄を踏んでいる。それを見て、パッサートは毎回、楽しそうに笑っていた。それがいつもの流れで、暴力沙汰にはならないために、誰も止めはしないし咎めもしない。
この二人が一緒になると、即席コントが出来上がる。笑ってしまうと、アリオールの怒りの矛先がこっちに向くので、巻き込まれないように堪えるのだが。しかし、これで特能課の面々は笑いを堪える、という技術を身に着けた。とてもどうでもいい技術だが、これが意外にも役に立つ。例えば、どこかのお偉いさまが初歩的なミスをして笑えるところを、顔を背けずに堪えることができる。笑ってしまえば、お偉いさまのご機嫌を損ねてしまうこともあるので、見て見ぬふりは必須なのだ。
――――と、話がずれたので戻すことにする。やれやれ、と肩をすくめながら彼女が割って入った。
(やめておけばいいのに。学習しないなあ、この人)
「パッサート君、どうかしたの?」
「むー、“アクア”先輩、呼び捨てー!」
「はいはい、で?」
パッサートは、この中で最年少である上に、この課に来てまだ一年もたっていない新人である。このやりとりもいつものことなので、彼女はスルーした。
「あの、放火犯って今までチャッカマンを、って僕、言いましたよね?違うっぽいですよ」
今までの過去視では、放火犯たちはパッサートが言ったように、チャッカマンだった。それが、今回は違う。ということは、だ。
「火関係の使い手がいたってこと?」
「はい。あ、チャッカマンは持ってたんですけど、明らかに火の威力が違ったんですよ。チャッカマンの引き金、引いてませんでしたし、一瞬で……えー、あれは恐らく、ゴルフボールくらいの大きさの火の玉が出てました。なんだろ、犯人も驚いた感じだったんで、コントロールを間違えたのかもしれません」
チャッカマンでゴルフボールくらいの大きさの火を一瞬で、は無理だ。相手のうち一人は、やっと能力が火関係の能力だと見当がつく。ここで火の、と限定してはいけない。火、と一言で言っても、そこから派生する異能はいくらでもある。着火の仕方さえも。
「……馬鹿だな」
「バードウォッチング先輩に言われたらおしまいですねえ」
「クッソお前覚えてろよ!」
捨て台詞がいちいち三流じみているのだが。どこの破落戸だ。
「……もう一度、過去の犯罪経歴を調べなおしますかね……」
「くっそ~……、面倒くせェが、やるしかねェか……」
「今は大きい事件がこれだけですし、他の先輩方の手も借りちゃいましょうよ~」
「そうだね」
彼らはもう少しこの現場を調べてから、他の警察に任せて警察庁本部へと戻った。
夜の帳がおり、もうすぐ深夜となる頃。彼女は一人、静かな住宅街を歩いて帰路についていた。
漆黒の腰より長い髪を頭上でポニーテールにし、青いリボンで結っていて、その紐が歩くたびに髪と一緒にゆらゆら揺れる。瞳の色は黒だが、瞳孔を縁取る虹彩はよく見れば少しだけ煌めきがある虹色だ。暗闇に負けず浮かび上がる透き通るような白い肌に、グロスを塗らずともピンク色をした唇はプルリとしている。十人が十人とも振り向く美しさを兼ね備えた彼女は現在、恋人はおらず。イコール年齢だ。彼女の名は、神楽瑞姫。歳は二一になる。
そして、アクアと呼ばれていたのは彼女であった。
(はあ、疲れたなぁ……)
結局、本部に戻って手の空いている者たちも一緒に調べたが、火関係の犯罪者はいたものの半分以上は服役中の身だった。該当者は何人かいたものの、残りはテロ組織やマフィアなどで顔も手口もよく知っている犯罪者たちである。交戦するときは、かなりの頻度で顔を見る相手だ。いまだに逃げ切られ、逮捕には至っていないのが悔しいところである。向こうはこちらと交戦して逃げ切るところまで楽しんでおり、結構派手な戦闘になる。いかにこちらに捕まらないか、逃げ切るか、というのを楽しむ者もいるので、かなり厄介な相手だ。そんな相手だからこそ、こんな、こそこそとしたことはしない、と満場一致で違うと判断された。敵をこんな形で信用するのもどうかと思うのだが。そして、振出しに戻って全員ぐったりしたのは言うまでもない。
そんなこんなで、とりあえず、解散、となったのがつい先ほどで、帰る時間が遅くなってしまったのである。帰路も半分が過ぎ、自宅一歩手前の十字路を曲がった。その時、
――――カッ!
前兆があったわけでもなく、本当に唐突だった。足元からの突然の光。反射的に下を見たが最後。一瞬だけ見えたのは魔法陣のようなものだったが、光は増し、彼女を包み込んだ――――
それは、一瞬の出来事で――――
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