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チート級じゃん。
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「さっきからうるせぇわ!眠れないだろうが!」
夏芽はどす黒いオーラを纏いながらモンスターを睨みつける。
「起きちゃったの、夏芽。まぁ、さすがの夏芽もこの騒がしさじゃ起きちゃうか。地響きすごかったしね」
私はスマホの画面を覗きながら夏芽に近づく。もちろん画面は録画モードのまま。
夏芽は寝つきがいいほうだ。寝たいときはいつでもどこでも眠れる。
そして、その睡眠を邪魔されるのがなによりも嫌い。
なので、今、夏芽はかなりブチ切れている。
あ~あ、寝起きの夏芽って結構面倒くさいんだよね。ま、いっか。
私は一発喰らって伸びているモンスターにカメラを向ける。
「それにしても、ほんとだったんだね。聖女しかモンスターをなんとかできないって話」
私は声を少し大きめにしながらメイドのほうに顔を向けた。そんな私に対し、メイドは青を青くさせている。
「いいえ、いいえ、いいえ!聖女様がモンスターを殴るなんて話聞いたことありません!!」
周囲の人間も顔を青くさせながら、顔を引きつらせていた。
だろうね。
いくら夏芽のパンチがヤンキーをノックダウンさせるほどの威力があるといっても、まさかモンスターまで一発でノックダウンさせちゃうなんて、私だって思っていなかった。やっぱり、召喚させられて身体的にでもパワーアップさせられてるのかな。
でも、どうせノックアウトさせるのなら、モンスターが騎士をパックンと飲み込んだ後でもよかったんじゃないかな、なんて思ったり思わなかったりしているこの私。
私はスマホをモンスターから後ろにいるだろう騎士に移した。
あらら、気を失って倒れてるよ。
「お~い、そこの人たち、今のうちにこの人連れてったら?」
私は近くにいる呆然とした顔で微動だにしない騎士たちを呼び、運ばせた。
夏芽のほうは苛立ちがまだ、収まっていないのか倒れたモンスターをゲシゲシと足蹴にしている。
「なんなんだよ、まだ消えないぞ。このうるせぇ声はこの化物から出てたんじゃねぇのかよ」
声?声ってまさか。
「え、夏芽にも聞こえるの?女の人の声」
「声」がずっと鳴りやまないのは私も同じ。この「声」はモンスターが原因じゃないかと、私もさっきまで思っていたが鳴りやまなかった。
「さっきからうるさくてムカつく」
どうやら、夏芽が今聞こえている声と私が今聞こえている声は同じらしい。
「なんなんだろうね、これは」
「聖女様、お早く!今のうちに詠唱を!」
ん?この声は。私は声のした方向を見た。
声の正体は私たちに色々と説明してくれた女神官だった。
「は?詠唱って」
「モンスターの浄化を!動かなくなった今がチャンスです!」
「え、これ倒したことに入ってないの?」
「違います!浄化をしない限り、モンスターは不滅なんです!」
「そうなの?」
私は視線をスマホの画面に戻す。その時、カメラに映ったモンスターの目がギラリと光った。
光ったと思うと、呻き声を上げながら一気に起き上がった。
「うおっ」
「ああ?」
私と夏芽はモンスターから距離を取った。
ぐるるる、と底冷えするような声が私たち二人に向けられる。
あらら、ありゃけっこう怒ってんな。ていうか、私は別に殴ってないんだけど。
ぼんやりと考えていると夏芽が再び、モンスターに拳を入れる。また、倒れるかと思ったが、モンスターは少しよろけるだけですぐに態勢を整えた。
あら、倒れると思ったのに。
私も試しに攻撃を加えて見ようと思い、停止ボタンを押して、スマホをポケットの中に入れる。
撮影はもうちょっと落ち着いてから、再開しよっと。
夏芽は拳だったので、私は胴体に蹴りを入れてみた。
「このっ」
足ごたえは確かに感じた。しかし、やっぱり倒れない。
強めに入れたのにちょっぴりプライド傷ついた。
モンスターを見ると、なんと閉じた口元に青白い炎のようなものが生成されている。そこは大きくなり、口の端から漏れていた。
これは、ちょっとヤバイ?
「夏芽、ここは逃げ………」
逃げよう、と言おうと言い切る前にモンスターは素早い動きで私たちに攻撃を放った。
私たちの全身を覆う青白い炎が迫ってきた。
げげっ。
私は反射的に目を瞑る。青白い炎は私たちの全身を包み込んだ。
熱っ………?あれ、熱くもないし………痛くもない。
青白い炎が弱まり、ついには消えると私たちは顔を見合わす。
「夏芽、熱かった?」
「いや」
「痛かった?」
「いや」
「苦しかった?」
「まったく」
「うん、私も」
夏芽の服や肌に火傷や傷はまったく見受けられなかった。
私のほうにもだ。おいおい、どうなってるんだ。
たしかに攻撃を受けたはずなのに。
「ああ、これってもしかして聖女だから。聖女ってこういう攻撃も効かないの?」
女神官を見ると、こくんと頷いている。
すごいな、聖女って。チート級じゃん。
もしかして、パンチとかキックとか素早さとかも召喚されてパワーアップされている?だから、こんなでかいモンスターにただのパンチやキックが効いたの?
ぱちぱち何度も瞬きしながら自分の体を見回していると、モンスターの右足が勢いよく振り下がってきた。
「うわっ」
私たちは同時に横に避けた。モンスターの攻撃はそのまま、地面のほうに向かった。
バキン、とした音が響く。石よりも固い床が砕けた音だった。
うっわ、アレ当たったら痛いな。
この攻撃を皮切りにモンスターの動きは早くなっていった。なんとか動きを目で追うことができる私と夏芽は蹴りやパンチを入れては避け、入れては避けを繰り返す。一発入れるとモンスターは痛がってるような呻き声を上げてはいるが、決定的なダメージを与えることはできずにいた。逆に跳んだり跳ねたりしている私らの体力がちょっとヤバイ。
「聖女様、詠唱を!」
女神官が叫ぶ。
「何それ?ていうかさっきもそんなこと言ってたよね。何かの呪文?」
「いいえ。歴代の聖女たちは歌声で瘴気を浄化されてきたそうです」
「は?歌?」
モンスターからの攻撃を避けながら、女神官との会話を続ける。
「神託によると、瘴気に満ちていた大地に降り立った双子の女神が歌の力によって世界に平和をもたらしたと伝えられています。歌声で人や大地を癒し、モンスターも、世に蔓延っていた瘴気も浄化されたと聞かされています」
「ちょっと待ってよ。今歌えってこと?」
「はい、大地を侵している瘴気は姉が、人を侵している瘴気は妹が、浄化の役割を担っていますが、モンスターは双子が一緒になって歌わないと浄化はできません」
予想外にも程があるでしょ。
モンスターにとどめをさす方法が歌?パンチやキックじゃなくて?
よくある呪文を言いながら手から何か出す系のやつじゃなくて?
ええ、やだな。そんなことするくらいなら「ファイヤー・ボール」みたいな中二病全開な呪文言ったほうがまだマシだって。すぐ終わるからね。
「聖女様は知ってるはずです。癒しの歌を。その歌詞を」
「知ってるはずって………あ、もしかしてこのずっと耳元でぼそぼそ鳴りやまないのがその歌詞?いきなりこのうるさいのが聞こえた理由ってこのモンスターが現れたから」
このうるさいのがその歌詞?そういえば、歌の歌詞のような気がしないでもないような。
「早く、歌ってください!」
「歌うの?恥ずかしいって。うわっ!」
モンスターの大きなしっぽがびゅんって横切った。あぶなかった。鼻先ちょっとかすったぞ。
あ~もう、仕方ないな。私の体力ゲージがちょっと半分になりかけている。私、夏芽と違って基本記録係だから体力そんなに有り余っているほうじゃないんだよね。
「夏芽、聞いたよね?嫌だと思うけどやるよ!」
私は一緒になって攻撃を避けたり、当てたりしている夏芽に向かって声を張り上げた。
「ねぇよ」
声量が大きくないが、はっきり聞こえた。
心の底から嫌だという、表情と共に。
「私だって嫌だよ。でも、歌わないとこのモンスターやっつけられないみたいだし」
「ねぇよ」
「私、ちょっと疲れてきたしさ。そろそろ休みたい。夏芽もじゃないの?」
「ねぇよ」
「歌わないと、この耳元でずっと鳴ってる念仏みたいな声、止まないよ」
「………………」
お、今度は「ねぇよ」がない。
この無言は考え込んでる無言だ。
あと、一押し。
「このモンスター倒さないと、帰れないと思うよ?」
夏芽は顔をぐしゃりと歪める。私にしかわからない「仕方ない」といった可愛い顔。
つまり、了解ってことだ。
夏芽はどす黒いオーラを纏いながらモンスターを睨みつける。
「起きちゃったの、夏芽。まぁ、さすがの夏芽もこの騒がしさじゃ起きちゃうか。地響きすごかったしね」
私はスマホの画面を覗きながら夏芽に近づく。もちろん画面は録画モードのまま。
夏芽は寝つきがいいほうだ。寝たいときはいつでもどこでも眠れる。
そして、その睡眠を邪魔されるのがなによりも嫌い。
なので、今、夏芽はかなりブチ切れている。
あ~あ、寝起きの夏芽って結構面倒くさいんだよね。ま、いっか。
私は一発喰らって伸びているモンスターにカメラを向ける。
「それにしても、ほんとだったんだね。聖女しかモンスターをなんとかできないって話」
私は声を少し大きめにしながらメイドのほうに顔を向けた。そんな私に対し、メイドは青を青くさせている。
「いいえ、いいえ、いいえ!聖女様がモンスターを殴るなんて話聞いたことありません!!」
周囲の人間も顔を青くさせながら、顔を引きつらせていた。
だろうね。
いくら夏芽のパンチがヤンキーをノックダウンさせるほどの威力があるといっても、まさかモンスターまで一発でノックダウンさせちゃうなんて、私だって思っていなかった。やっぱり、召喚させられて身体的にでもパワーアップさせられてるのかな。
でも、どうせノックアウトさせるのなら、モンスターが騎士をパックンと飲み込んだ後でもよかったんじゃないかな、なんて思ったり思わなかったりしているこの私。
私はスマホをモンスターから後ろにいるだろう騎士に移した。
あらら、気を失って倒れてるよ。
「お~い、そこの人たち、今のうちにこの人連れてったら?」
私は近くにいる呆然とした顔で微動だにしない騎士たちを呼び、運ばせた。
夏芽のほうは苛立ちがまだ、収まっていないのか倒れたモンスターをゲシゲシと足蹴にしている。
「なんなんだよ、まだ消えないぞ。このうるせぇ声はこの化物から出てたんじゃねぇのかよ」
声?声ってまさか。
「え、夏芽にも聞こえるの?女の人の声」
「声」がずっと鳴りやまないのは私も同じ。この「声」はモンスターが原因じゃないかと、私もさっきまで思っていたが鳴りやまなかった。
「さっきからうるさくてムカつく」
どうやら、夏芽が今聞こえている声と私が今聞こえている声は同じらしい。
「なんなんだろうね、これは」
「聖女様、お早く!今のうちに詠唱を!」
ん?この声は。私は声のした方向を見た。
声の正体は私たちに色々と説明してくれた女神官だった。
「は?詠唱って」
「モンスターの浄化を!動かなくなった今がチャンスです!」
「え、これ倒したことに入ってないの?」
「違います!浄化をしない限り、モンスターは不滅なんです!」
「そうなの?」
私は視線をスマホの画面に戻す。その時、カメラに映ったモンスターの目がギラリと光った。
光ったと思うと、呻き声を上げながら一気に起き上がった。
「うおっ」
「ああ?」
私と夏芽はモンスターから距離を取った。
ぐるるる、と底冷えするような声が私たち二人に向けられる。
あらら、ありゃけっこう怒ってんな。ていうか、私は別に殴ってないんだけど。
ぼんやりと考えていると夏芽が再び、モンスターに拳を入れる。また、倒れるかと思ったが、モンスターは少しよろけるだけですぐに態勢を整えた。
あら、倒れると思ったのに。
私も試しに攻撃を加えて見ようと思い、停止ボタンを押して、スマホをポケットの中に入れる。
撮影はもうちょっと落ち着いてから、再開しよっと。
夏芽は拳だったので、私は胴体に蹴りを入れてみた。
「このっ」
足ごたえは確かに感じた。しかし、やっぱり倒れない。
強めに入れたのにちょっぴりプライド傷ついた。
モンスターを見ると、なんと閉じた口元に青白い炎のようなものが生成されている。そこは大きくなり、口の端から漏れていた。
これは、ちょっとヤバイ?
「夏芽、ここは逃げ………」
逃げよう、と言おうと言い切る前にモンスターは素早い動きで私たちに攻撃を放った。
私たちの全身を覆う青白い炎が迫ってきた。
げげっ。
私は反射的に目を瞑る。青白い炎は私たちの全身を包み込んだ。
熱っ………?あれ、熱くもないし………痛くもない。
青白い炎が弱まり、ついには消えると私たちは顔を見合わす。
「夏芽、熱かった?」
「いや」
「痛かった?」
「いや」
「苦しかった?」
「まったく」
「うん、私も」
夏芽の服や肌に火傷や傷はまったく見受けられなかった。
私のほうにもだ。おいおい、どうなってるんだ。
たしかに攻撃を受けたはずなのに。
「ああ、これってもしかして聖女だから。聖女ってこういう攻撃も効かないの?」
女神官を見ると、こくんと頷いている。
すごいな、聖女って。チート級じゃん。
もしかして、パンチとかキックとか素早さとかも召喚されてパワーアップされている?だから、こんなでかいモンスターにただのパンチやキックが効いたの?
ぱちぱち何度も瞬きしながら自分の体を見回していると、モンスターの右足が勢いよく振り下がってきた。
「うわっ」
私たちは同時に横に避けた。モンスターの攻撃はそのまま、地面のほうに向かった。
バキン、とした音が響く。石よりも固い床が砕けた音だった。
うっわ、アレ当たったら痛いな。
この攻撃を皮切りにモンスターの動きは早くなっていった。なんとか動きを目で追うことができる私と夏芽は蹴りやパンチを入れては避け、入れては避けを繰り返す。一発入れるとモンスターは痛がってるような呻き声を上げてはいるが、決定的なダメージを与えることはできずにいた。逆に跳んだり跳ねたりしている私らの体力がちょっとヤバイ。
「聖女様、詠唱を!」
女神官が叫ぶ。
「何それ?ていうかさっきもそんなこと言ってたよね。何かの呪文?」
「いいえ。歴代の聖女たちは歌声で瘴気を浄化されてきたそうです」
「は?歌?」
モンスターからの攻撃を避けながら、女神官との会話を続ける。
「神託によると、瘴気に満ちていた大地に降り立った双子の女神が歌の力によって世界に平和をもたらしたと伝えられています。歌声で人や大地を癒し、モンスターも、世に蔓延っていた瘴気も浄化されたと聞かされています」
「ちょっと待ってよ。今歌えってこと?」
「はい、大地を侵している瘴気は姉が、人を侵している瘴気は妹が、浄化の役割を担っていますが、モンスターは双子が一緒になって歌わないと浄化はできません」
予想外にも程があるでしょ。
モンスターにとどめをさす方法が歌?パンチやキックじゃなくて?
よくある呪文を言いながら手から何か出す系のやつじゃなくて?
ええ、やだな。そんなことするくらいなら「ファイヤー・ボール」みたいな中二病全開な呪文言ったほうがまだマシだって。すぐ終わるからね。
「聖女様は知ってるはずです。癒しの歌を。その歌詞を」
「知ってるはずって………あ、もしかしてこのずっと耳元でぼそぼそ鳴りやまないのがその歌詞?いきなりこのうるさいのが聞こえた理由ってこのモンスターが現れたから」
このうるさいのがその歌詞?そういえば、歌の歌詞のような気がしないでもないような。
「早く、歌ってください!」
「歌うの?恥ずかしいって。うわっ!」
モンスターの大きなしっぽがびゅんって横切った。あぶなかった。鼻先ちょっとかすったぞ。
あ~もう、仕方ないな。私の体力ゲージがちょっと半分になりかけている。私、夏芽と違って基本記録係だから体力そんなに有り余っているほうじゃないんだよね。
「夏芽、聞いたよね?嫌だと思うけどやるよ!」
私は一緒になって攻撃を避けたり、当てたりしている夏芽に向かって声を張り上げた。
「ねぇよ」
声量が大きくないが、はっきり聞こえた。
心の底から嫌だという、表情と共に。
「私だって嫌だよ。でも、歌わないとこのモンスターやっつけられないみたいだし」
「ねぇよ」
「私、ちょっと疲れてきたしさ。そろそろ休みたい。夏芽もじゃないの?」
「ねぇよ」
「歌わないと、この耳元でずっと鳴ってる念仏みたいな声、止まないよ」
「………………」
お、今度は「ねぇよ」がない。
この無言は考え込んでる無言だ。
あと、一押し。
「このモンスター倒さないと、帰れないと思うよ?」
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つまり、了解ってことだ。
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