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第2話ーケイン視点ー
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「それではケイン様、我々はここまででお暇いたします。
また明日の朝食の頃に担当者がお伺いいたしますので、ゆっくりとお休みください」
僕に食事を用意してくれたメイドさんはとっくに本館に帰っていった。
そして、その後も一人で残ってこの建物の説明をしていた執事のアンダーソンさんはそう言うと、最後に僕の部屋の扉の前で礼をとって帰っていく。
「はい。 ありがとうございました」
ベッドの上に腰掛けながら僕はお礼を言って、部屋を出ていくアンダーソンさんの背中を見送った。
姉だと言われたミランダ様の、ちょっとえっちでドキドキする挨拶を除くと、割とドライだった父や侯爵夫人とのやり取りは、ゲームの時よりは全然穏やかな感じで、案外穏当に終えることが出来たのでホッとした。
その後、父の命令によって僕はアンダーソンさんとメイドさん達によって、別館と呼ばれる古いお屋敷に案内される事になり、先程のやり取りを反芻しながら、ついて行ったのだが…
どんなに穏やかに会話が出来たところで、つまるところ、家族不和の種になると思われて、隔離されたということに変わりはない。
「インテリっぽいクールなイケメン面している割に、やり方は結構姑息だよねー…」とは思ったが、予定調和的な流れであるとわかっており、案外その方が助かるので、気にしないことにした。
しかし、父に対する印象はともかく…初めて対面した父親――クロイツェン侯爵の顔は、僕によく似ていた。
瞳も同じ色なので、他人から見れば余計に似ている印象を抱かれるだろう。
とは言え、大貴族の当主であるためか、無表情キャラという程ではないが、滅多なことで表情を変えることがない、威厳のあるイケメン紳士として知られていた。もちろん、ゲーム内で。
父と母の間にロマンスがあったのかどうかは、母から言われていないことはもちろん、ゲーム上でのエピソードも何もなかったので何も知らない。
しかし、結果的に僕たちが放置されていたことからも、抵抗できないメイドに手を付けて孕ませた挙げ句に追い出すような、最低な男としか思えない。
そんな相手だというのに、案外普通に接することができていたのは、何度もオープニングを繰り返してプレイした記憶があったからだろう。
何の前情報もなく、突然対面したゲーム主人公は、初対面でそんな冷たい態度をとる父親にかなりビビって萎縮していた。
その後、怒り狂った兄や兄の母親たちの言動から、自分は邪魔者なんだと思い込み、彼らに話しかけられただけでビクビクしていたのを覚えている。
しかし現実では、こういうやり取りだってわかってたから、「案外…それ程辛く当たられて…ない?」と思って、チュートリアル気分で聞き流すことができてよかった。
妾の子供が出てきて、こんなに本妻と娘に堂々と紹介できるもんなんだ―…なんて、的はずれな感心の仕方すらしてたけど、あの傲岸不遜ぽい父親が、ちょっと侯爵夫人には気を使ってたように見えたのは意外だった。
その上、思った以上にクロイツェン侯爵夫人が冷静だったので、ちょっとホッとした。
いくら何度もゲームで見てきた情景だったとしても、実際リアルな場面で、綺麗で上品なおばさまにヒステリックに罵られたり、怒鳴られたりするのは怖いから。
こんな浮気の証明みたいな子供が出てきて内心は穏やかじゃないだろうに、思った以上に理性的にしていたので、僕は必要以上に萎縮することもなかった。 ただ…
あの一家、ああ見えて本当は仲が良いのかもしれない。
ゲームの主人公程辛く当たられてるわけじゃないんだけど……
悪いのは僕じゃなくて、全部あの親父だってわかってるのに…
ホント、自分の存在がこの一家にとって、邪魔なんだと感じるのは、いたたまれない………
やだなぁ……
…そうして徐々に暗い方向に考え出して、気分が落ち込みそうになった時、アンダーソンさんから声がかかり、僕は思考を中断した。
「ケイン様、あちらに見える建物が、これから貴方様がお住まいになられる別館です」
本館から歩いて数分、ゲーム内で何度も歩き回った庭の中を案内されて、目的地の別館前に到着したことを知らされた。
案内されたその館は、赤茶色で古臭いレンガ作りの2階建ての洋館で、レンガの所々が欠けており、壁にヒビが入って蔦が覆っている。
本館の、貴族の邸宅然とした、きらびやかで豪華な作りの建物と比べると、その差は歴然。
バッキンガム宮殿とバスチーユの牢獄並の格差があるように見えるんだけど……実際にそれらを見比べたことがあるわけじゃないから、雰囲気的なものだと思ってほしい。
この別館こそ――洋風のホラーハウスを彷彿とさせる不気味さはあるが――ゲームでもお馴染みの主人公の隔離先にして、プレイヤーたちにとっては、ゲーム攻略のための本拠地だ。
おお……リアルだとこうなるのか…
思わず、あの苦渋の日々を思い出すと、感慨めいた気持ちはあれども、その古臭かったり不気味だったりするような部分については、そういう仕様のものだと認識し、特になんとも思わない程心に馴染んでしまっていた。
その後、特に戸惑うこともなく自室に案内され、メイドさんが出してくれた豪華な食事をいただくが、父親との対面前にもこざっぱりとキレイにされた後に軽食をいただいており、その後にも色々なことがありすぎて、あまり食欲が湧かなかった。
「ごめんなさい、もういいです」
前世で庶民の両親に教えられた程度の適当なテーブルマナーでもって、僕の拳位の小さなパン1つと少しのおかずをモソモソ食べていたが、すぐにお腹いっぱいになってしまう。
流石に僕なんかに作ってくれた人に、申し訳ないと思いはしたが、残った食事は下げてもらった。
もう食べられないと訴えた時の、メイドさんの心配そうな顔に、キリキリ心が傷んだが、本当に、お腹が空いていないのだ。
メイドさんは、特に何も言わずに食事をさげ、そのまま仕事が残る本館へと帰っていったらしい。
そしてささやかな量の食事の後、玄関から入ったリビング、トイレ、洗面所と僕の部屋に加えて他2つの部屋などを案内され、お風呂の使い方を教えてもらったときには、かなり気分が浮上した。
いや、お風呂ですよ、お風呂!
シャワーだけじゃなくて、外国映画で見るような猫足の浴槽もある!
これは本当に嬉しい!
今まで下町の庶民暮らしだったので、家にお風呂はなく、普段は週1回位水で頭を洗い、お湯で絞った布で体を拭いてなんとかしてただけだった。
―――ちなみに、僕は毎日体を拭きたがったので、母からはきれい好きの子だと思われていた。
庶民の生活様式としても、うちは貧しい方だったかもしれないけど、他の家だってそんなものなのだ。
しかも僕は、事情が事情だったので、みんなと一緒に川遊びとかも出来ず、夏場は悲惨の一言だった。
それが、ここに来て、お風呂に入れるとは!
魔力があれば、お湯の出る魔道具も使えるなんて…貴族生活バンザイ!
僕は、静かにテンション爆上げしながら、平静を保ってアンダーソンさんの説明を受けていたのだった。
しかし、一通りの短い説明が終わった後、軽い足取りで自室に戻ろうとする僕の後ろを歩くアンダーソンさんが
「…………狭い浴室でお湯を出して説明したせいだろうか…、妙に暑い……。……何だろう、この甘い匂い……」
と、呟いていたことは、何も知らなかった。
また明日の朝食の頃に担当者がお伺いいたしますので、ゆっくりとお休みください」
僕に食事を用意してくれたメイドさんはとっくに本館に帰っていった。
そして、その後も一人で残ってこの建物の説明をしていた執事のアンダーソンさんはそう言うと、最後に僕の部屋の扉の前で礼をとって帰っていく。
「はい。 ありがとうございました」
ベッドの上に腰掛けながら僕はお礼を言って、部屋を出ていくアンダーソンさんの背中を見送った。
姉だと言われたミランダ様の、ちょっとえっちでドキドキする挨拶を除くと、割とドライだった父や侯爵夫人とのやり取りは、ゲームの時よりは全然穏やかな感じで、案外穏当に終えることが出来たのでホッとした。
その後、父の命令によって僕はアンダーソンさんとメイドさん達によって、別館と呼ばれる古いお屋敷に案内される事になり、先程のやり取りを反芻しながら、ついて行ったのだが…
どんなに穏やかに会話が出来たところで、つまるところ、家族不和の種になると思われて、隔離されたということに変わりはない。
「インテリっぽいクールなイケメン面している割に、やり方は結構姑息だよねー…」とは思ったが、予定調和的な流れであるとわかっており、案外その方が助かるので、気にしないことにした。
しかし、父に対する印象はともかく…初めて対面した父親――クロイツェン侯爵の顔は、僕によく似ていた。
瞳も同じ色なので、他人から見れば余計に似ている印象を抱かれるだろう。
とは言え、大貴族の当主であるためか、無表情キャラという程ではないが、滅多なことで表情を変えることがない、威厳のあるイケメン紳士として知られていた。もちろん、ゲーム内で。
父と母の間にロマンスがあったのかどうかは、母から言われていないことはもちろん、ゲーム上でのエピソードも何もなかったので何も知らない。
しかし、結果的に僕たちが放置されていたことからも、抵抗できないメイドに手を付けて孕ませた挙げ句に追い出すような、最低な男としか思えない。
そんな相手だというのに、案外普通に接することができていたのは、何度もオープニングを繰り返してプレイした記憶があったからだろう。
何の前情報もなく、突然対面したゲーム主人公は、初対面でそんな冷たい態度をとる父親にかなりビビって萎縮していた。
その後、怒り狂った兄や兄の母親たちの言動から、自分は邪魔者なんだと思い込み、彼らに話しかけられただけでビクビクしていたのを覚えている。
しかし現実では、こういうやり取りだってわかってたから、「案外…それ程辛く当たられて…ない?」と思って、チュートリアル気分で聞き流すことができてよかった。
妾の子供が出てきて、こんなに本妻と娘に堂々と紹介できるもんなんだ―…なんて、的はずれな感心の仕方すらしてたけど、あの傲岸不遜ぽい父親が、ちょっと侯爵夫人には気を使ってたように見えたのは意外だった。
その上、思った以上にクロイツェン侯爵夫人が冷静だったので、ちょっとホッとした。
いくら何度もゲームで見てきた情景だったとしても、実際リアルな場面で、綺麗で上品なおばさまにヒステリックに罵られたり、怒鳴られたりするのは怖いから。
こんな浮気の証明みたいな子供が出てきて内心は穏やかじゃないだろうに、思った以上に理性的にしていたので、僕は必要以上に萎縮することもなかった。 ただ…
あの一家、ああ見えて本当は仲が良いのかもしれない。
ゲームの主人公程辛く当たられてるわけじゃないんだけど……
悪いのは僕じゃなくて、全部あの親父だってわかってるのに…
ホント、自分の存在がこの一家にとって、邪魔なんだと感じるのは、いたたまれない………
やだなぁ……
…そうして徐々に暗い方向に考え出して、気分が落ち込みそうになった時、アンダーソンさんから声がかかり、僕は思考を中断した。
「ケイン様、あちらに見える建物が、これから貴方様がお住まいになられる別館です」
本館から歩いて数分、ゲーム内で何度も歩き回った庭の中を案内されて、目的地の別館前に到着したことを知らされた。
案内されたその館は、赤茶色で古臭いレンガ作りの2階建ての洋館で、レンガの所々が欠けており、壁にヒビが入って蔦が覆っている。
本館の、貴族の邸宅然とした、きらびやかで豪華な作りの建物と比べると、その差は歴然。
バッキンガム宮殿とバスチーユの牢獄並の格差があるように見えるんだけど……実際にそれらを見比べたことがあるわけじゃないから、雰囲気的なものだと思ってほしい。
この別館こそ――洋風のホラーハウスを彷彿とさせる不気味さはあるが――ゲームでもお馴染みの主人公の隔離先にして、プレイヤーたちにとっては、ゲーム攻略のための本拠地だ。
おお……リアルだとこうなるのか…
思わず、あの苦渋の日々を思い出すと、感慨めいた気持ちはあれども、その古臭かったり不気味だったりするような部分については、そういう仕様のものだと認識し、特になんとも思わない程心に馴染んでしまっていた。
その後、特に戸惑うこともなく自室に案内され、メイドさんが出してくれた豪華な食事をいただくが、父親との対面前にもこざっぱりとキレイにされた後に軽食をいただいており、その後にも色々なことがありすぎて、あまり食欲が湧かなかった。
「ごめんなさい、もういいです」
前世で庶民の両親に教えられた程度の適当なテーブルマナーでもって、僕の拳位の小さなパン1つと少しのおかずをモソモソ食べていたが、すぐにお腹いっぱいになってしまう。
流石に僕なんかに作ってくれた人に、申し訳ないと思いはしたが、残った食事は下げてもらった。
もう食べられないと訴えた時の、メイドさんの心配そうな顔に、キリキリ心が傷んだが、本当に、お腹が空いていないのだ。
メイドさんは、特に何も言わずに食事をさげ、そのまま仕事が残る本館へと帰っていったらしい。
そしてささやかな量の食事の後、玄関から入ったリビング、トイレ、洗面所と僕の部屋に加えて他2つの部屋などを案内され、お風呂の使い方を教えてもらったときには、かなり気分が浮上した。
いや、お風呂ですよ、お風呂!
シャワーだけじゃなくて、外国映画で見るような猫足の浴槽もある!
これは本当に嬉しい!
今まで下町の庶民暮らしだったので、家にお風呂はなく、普段は週1回位水で頭を洗い、お湯で絞った布で体を拭いてなんとかしてただけだった。
―――ちなみに、僕は毎日体を拭きたがったので、母からはきれい好きの子だと思われていた。
庶民の生活様式としても、うちは貧しい方だったかもしれないけど、他の家だってそんなものなのだ。
しかも僕は、事情が事情だったので、みんなと一緒に川遊びとかも出来ず、夏場は悲惨の一言だった。
それが、ここに来て、お風呂に入れるとは!
魔力があれば、お湯の出る魔道具も使えるなんて…貴族生活バンザイ!
僕は、静かにテンション爆上げしながら、平静を保ってアンダーソンさんの説明を受けていたのだった。
しかし、一通りの短い説明が終わった後、軽い足取りで自室に戻ろうとする僕の後ろを歩くアンダーソンさんが
「…………狭い浴室でお湯を出して説明したせいだろうか…、妙に暑い……。……何だろう、この甘い匂い……」
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