34 / 45
第10話 ミランダもうすぐ18歳・ケイン14歳
ダグラス
しおりを挟む
従妹で婚約者となったミランダとは、子供の頃からの付き合いがある。
初めて会ったのは彼女が赤ん坊の頃で、私は3歳になるかならないかだった。
その時の記憶はそれ程鮮明に思い出せるわけじゃないが、彼女は昔から可愛らしく、フワフワした淡い金髪にキラキラとした『翠緑柱の瞳』が印象的だった。
同じ色合いでも、当主たる私の父親の瞳よりも輝きが強く、その魔力の純度には誰もが期待を込めて彼女の成長を楽しみにしていた。
そのせいか私たちが子供の頃、父の妹である叔母は何かのおりにつけて自慢したがり、ミランダを連れて里帰りして来ていたため、必然的に年齢の近い私はミランダとよく遊んだ。…遊ばれていたような気もするが…。
彼女は、何故か私より年下のくせに時々うちの長兄よりも年上のような態度で、大人のようにふるまうことがあった。
そのため、私はいつも3歳も年下のくせに言葉も達者で頭も回る彼女に太刀打ちできなかった。
最も、彼女に勝てるような子供は兄たちも含め、周辺の貴族家にはいなかったが…。
妙に博識で、時々理知的な年上男性のような態度を見せるので、私も含めて同じ年頃の貴族子息は妙に彼女を慕っていた。(モテてた…というのかは微妙だが)
決定的になったのは彼女が4歳、私が7歳の頃。俺が魔法学の家庭教師に授業を受けていると、一緒になって隣で聞いていた彼女が、「魔法……ボンっと火の玉出したり、ビュンっと風の刃でウィンドカッター!とかいうやつですの!?」と興奮して、まるで想像したこともないおかしなことを言い出したのだ。
なんだ、その発想?
魔法っていうのは、ほとんど感覚特化とか身体強化。できても状態異常回復程度なんて常識だろうに。
………まぁ、そうは言っても、まだ子供だしな。
いつも冷静で賢い彼女が言うこととも思えなかったが、子供らしく興奮した様子の従妹が可愛くて、思わず素直になれずからかってしまったが……3歳も年下の女の子に泣きながらボコられた。
魔法の発現なんて、そんなに幼い頃から出るものじゃないというのに、彼女は早くも4歳で身体強化を会得し、年上の男をタコ殴りにしたのだ。私だって、別に弱い方じゃない。むしろ、兄たち以外にケンカで負けたことなどなかったのが自慢でもあったのだ。
しかも、何かの格闘技でも習得している様な、妙に洗練された動きで襲い掛かってくるので、私は殴られながら魅せられた………。
コレが『恋』か……(*´ω`*)
彼女の魅力を知ると、やたらと寄ってくる弱々しくて可愛らしいだけの他の女など目に入らなかった。
あんなに美しく、賢く気高く力強い女なんているわけがない。
その上、時々私を畜生を見るような蔑んだ目で見るので、ゾクゾクして股間が熱く滾った。…それが初めての精通でもあったのはいい思い出だ。
それ以来、彼女がうちに遊びに来たり、私がクロイツェン侯爵領に遊びに行ったりすると、後ろを付いて回った。
ずっと一緒にいたかったのだ。
しつこく付け回すと、本当に嫌そうにしながら人気のないところで私を構ってくれるので、やめられなかった。(あまりのウザさに建物の陰で〆られたとも言うが)
しかし、幸せな子供時代にも終わりは来る。
彼女は、弱冠12歳でクロイツェン侯爵を継ぐために侯爵に付いて領地経営を学びだしたのだ。
いくら跡取りとはいえ、さすがに12歳は早い。傑物と言われるうちの長兄ですら15歳ごろから父について学びだした程度だ。
幼い頃から神童の誉れの高い従妹はさすがだと、親戚一同感心したものだった。そして、それ以降クロイツェン侯爵領は更なる発展をとげた。彼女が関わってから、目に見えて領内が豊かになったと、誰もが口にする程に。
農地改革に伴う食文化の発展、教育制度の充実、貿易の主軸となり得る有力商品の開発、医療の発展、インフラの整備など、彼女の痕跡が残るものを挙げたらキリがない。
クロイツェン侯爵領に女神が舞い降りた
そう、国内で噂される程のめざましい発展だった。
当然、国王陛下の関心も高いものであり、彼女が唯一の跡取りで一粒種でなければかなり強硬な手を使ってシャルル王太子の妃とされていただろう。―――尤も、すでにシャルル王太子がかなりご執心だという噂もあったので、このままでは近いウチに王太子妃となっていたかも知れず、断った侯爵夫妻にはお礼を言いたいほどである。
そんな彼女の噂を聞くに連れ……
彼女に釣り合うような男になりたい。
そう思うのは、彼女を崇拝する男としては、当たり前の欲求だと思う。しかし、女の下に立つことについてよく思わない輩も少なくないのが難点だったが…幸い私の家族は、昔から私達の力関係を知っていたので、そのことについて反対されることはなかった。
自分は彼女程の傑物にはなれなくても、せめて彼女を支える人間になりたい。…そう思った末に、俺は騎士団に入った。
別に文官を目指しても良かったが、彼女の改革は文化面に特化していたのか、クロイツェン侯爵領が文化的な発展を遂げた半面、軍事方面が追い付いていない様だったので、その方が彼女の近くに食い込めると考えた。
そう決めた時、私の人生はすべて彼女に賭けていると言っても過言ではない状態になっていたが、それでもかまわない。
…その後5年も会えなくなるのは誤算でしかなかったのだが、その分想像で彼女を失った喪失感を補えば乗り越えられた。
想像の彼女では補えない、リアルな部分は娼館にでも通って男だろうが女だろうが構わず解消することにしたが…心は満たされなかった。
しかし、その間も父や叔母や侯爵に訴え、婚約の打診はしつこく続けてもらっていたが、父や母にしてみれば、私がどれだけミランダを欲しているか知っていたので、仕方なし…というところだろうか。
幸い、当時のクロイツェン侯爵領とよしみを結びたい領地は多く、我が家も同様であったため、彼女を射止める協力は最大限してもらえたといえる。
その甲斐あって、先日婚約までこぎつけることができたのだが、久しぶりに会った従妹は、すっかり大人の女性になっており、想像以上に美しく、魅力的になっていた。
そして、私が惹かれた強さは何も変わらず…彼女を抱擁し、その柔らかな感触や芳しい香りに酔いしれていると、容赦ない一撃食らって悶絶させられたものの、5年の不在を埋めるに足る、シビれる拳だと思った。
…正直、少し勃った。厚い騎士服の裾で隠すことができて本当によかったと思う。
…それとも、ゴミを見るような蔑む眼差しで見られるのも良かっただろうか…?
しかし、あの時婚約を了承してくれた彼女が、私を同じように想っていると思える程、おめでたいわけではないが…あの時の彼女は、確かに私の言葉に心を動かし、その思いに応えようとしてくれていたと感じている。
ならば、今この時点で自分だけが合法的にでも彼女を縛れるなら、それでも良いと思った。
彼女と一緒にいられる大義名分を手に入れたら、あとはこれからでも徐々に関係を深めていけば良いと思える余裕もできるのだから。
初めて交わした約束のキスも拒否されることなく、むしろ震えるようにしがみついて、積極的に応えてくれる可愛らしいミランダを堪能できたので、その夜は新しい彼女の魅力に取りつかれると、夜の自主鍛錬も新しいステージに突入した。
全ては希望通り、順調に進んでいたと思うのだが……時々その笑顔に陰りがあるように見えるのは…私の気のせいだろうか?
彼女が憂えている事が何なのか……いつか知りたいと思っていたが…まさかあんな形で知ることに成るとは思いもしなかった。
初めて会ったのは彼女が赤ん坊の頃で、私は3歳になるかならないかだった。
その時の記憶はそれ程鮮明に思い出せるわけじゃないが、彼女は昔から可愛らしく、フワフワした淡い金髪にキラキラとした『翠緑柱の瞳』が印象的だった。
同じ色合いでも、当主たる私の父親の瞳よりも輝きが強く、その魔力の純度には誰もが期待を込めて彼女の成長を楽しみにしていた。
そのせいか私たちが子供の頃、父の妹である叔母は何かのおりにつけて自慢したがり、ミランダを連れて里帰りして来ていたため、必然的に年齢の近い私はミランダとよく遊んだ。…遊ばれていたような気もするが…。
彼女は、何故か私より年下のくせに時々うちの長兄よりも年上のような態度で、大人のようにふるまうことがあった。
そのため、私はいつも3歳も年下のくせに言葉も達者で頭も回る彼女に太刀打ちできなかった。
最も、彼女に勝てるような子供は兄たちも含め、周辺の貴族家にはいなかったが…。
妙に博識で、時々理知的な年上男性のような態度を見せるので、私も含めて同じ年頃の貴族子息は妙に彼女を慕っていた。(モテてた…というのかは微妙だが)
決定的になったのは彼女が4歳、私が7歳の頃。俺が魔法学の家庭教師に授業を受けていると、一緒になって隣で聞いていた彼女が、「魔法……ボンっと火の玉出したり、ビュンっと風の刃でウィンドカッター!とかいうやつですの!?」と興奮して、まるで想像したこともないおかしなことを言い出したのだ。
なんだ、その発想?
魔法っていうのは、ほとんど感覚特化とか身体強化。できても状態異常回復程度なんて常識だろうに。
………まぁ、そうは言っても、まだ子供だしな。
いつも冷静で賢い彼女が言うこととも思えなかったが、子供らしく興奮した様子の従妹が可愛くて、思わず素直になれずからかってしまったが……3歳も年下の女の子に泣きながらボコられた。
魔法の発現なんて、そんなに幼い頃から出るものじゃないというのに、彼女は早くも4歳で身体強化を会得し、年上の男をタコ殴りにしたのだ。私だって、別に弱い方じゃない。むしろ、兄たち以外にケンカで負けたことなどなかったのが自慢でもあったのだ。
しかも、何かの格闘技でも習得している様な、妙に洗練された動きで襲い掛かってくるので、私は殴られながら魅せられた………。
コレが『恋』か……(*´ω`*)
彼女の魅力を知ると、やたらと寄ってくる弱々しくて可愛らしいだけの他の女など目に入らなかった。
あんなに美しく、賢く気高く力強い女なんているわけがない。
その上、時々私を畜生を見るような蔑んだ目で見るので、ゾクゾクして股間が熱く滾った。…それが初めての精通でもあったのはいい思い出だ。
それ以来、彼女がうちに遊びに来たり、私がクロイツェン侯爵領に遊びに行ったりすると、後ろを付いて回った。
ずっと一緒にいたかったのだ。
しつこく付け回すと、本当に嫌そうにしながら人気のないところで私を構ってくれるので、やめられなかった。(あまりのウザさに建物の陰で〆られたとも言うが)
しかし、幸せな子供時代にも終わりは来る。
彼女は、弱冠12歳でクロイツェン侯爵を継ぐために侯爵に付いて領地経営を学びだしたのだ。
いくら跡取りとはいえ、さすがに12歳は早い。傑物と言われるうちの長兄ですら15歳ごろから父について学びだした程度だ。
幼い頃から神童の誉れの高い従妹はさすがだと、親戚一同感心したものだった。そして、それ以降クロイツェン侯爵領は更なる発展をとげた。彼女が関わってから、目に見えて領内が豊かになったと、誰もが口にする程に。
農地改革に伴う食文化の発展、教育制度の充実、貿易の主軸となり得る有力商品の開発、医療の発展、インフラの整備など、彼女の痕跡が残るものを挙げたらキリがない。
クロイツェン侯爵領に女神が舞い降りた
そう、国内で噂される程のめざましい発展だった。
当然、国王陛下の関心も高いものであり、彼女が唯一の跡取りで一粒種でなければかなり強硬な手を使ってシャルル王太子の妃とされていただろう。―――尤も、すでにシャルル王太子がかなりご執心だという噂もあったので、このままでは近いウチに王太子妃となっていたかも知れず、断った侯爵夫妻にはお礼を言いたいほどである。
そんな彼女の噂を聞くに連れ……
彼女に釣り合うような男になりたい。
そう思うのは、彼女を崇拝する男としては、当たり前の欲求だと思う。しかし、女の下に立つことについてよく思わない輩も少なくないのが難点だったが…幸い私の家族は、昔から私達の力関係を知っていたので、そのことについて反対されることはなかった。
自分は彼女程の傑物にはなれなくても、せめて彼女を支える人間になりたい。…そう思った末に、俺は騎士団に入った。
別に文官を目指しても良かったが、彼女の改革は文化面に特化していたのか、クロイツェン侯爵領が文化的な発展を遂げた半面、軍事方面が追い付いていない様だったので、その方が彼女の近くに食い込めると考えた。
そう決めた時、私の人生はすべて彼女に賭けていると言っても過言ではない状態になっていたが、それでもかまわない。
…その後5年も会えなくなるのは誤算でしかなかったのだが、その分想像で彼女を失った喪失感を補えば乗り越えられた。
想像の彼女では補えない、リアルな部分は娼館にでも通って男だろうが女だろうが構わず解消することにしたが…心は満たされなかった。
しかし、その間も父や叔母や侯爵に訴え、婚約の打診はしつこく続けてもらっていたが、父や母にしてみれば、私がどれだけミランダを欲しているか知っていたので、仕方なし…というところだろうか。
幸い、当時のクロイツェン侯爵領とよしみを結びたい領地は多く、我が家も同様であったため、彼女を射止める協力は最大限してもらえたといえる。
その甲斐あって、先日婚約までこぎつけることができたのだが、久しぶりに会った従妹は、すっかり大人の女性になっており、想像以上に美しく、魅力的になっていた。
そして、私が惹かれた強さは何も変わらず…彼女を抱擁し、その柔らかな感触や芳しい香りに酔いしれていると、容赦ない一撃食らって悶絶させられたものの、5年の不在を埋めるに足る、シビれる拳だと思った。
…正直、少し勃った。厚い騎士服の裾で隠すことができて本当によかったと思う。
…それとも、ゴミを見るような蔑む眼差しで見られるのも良かっただろうか…?
しかし、あの時婚約を了承してくれた彼女が、私を同じように想っていると思える程、おめでたいわけではないが…あの時の彼女は、確かに私の言葉に心を動かし、その思いに応えようとしてくれていたと感じている。
ならば、今この時点で自分だけが合法的にでも彼女を縛れるなら、それでも良いと思った。
彼女と一緒にいられる大義名分を手に入れたら、あとはこれからでも徐々に関係を深めていけば良いと思える余裕もできるのだから。
初めて交わした約束のキスも拒否されることなく、むしろ震えるようにしがみついて、積極的に応えてくれる可愛らしいミランダを堪能できたので、その夜は新しい彼女の魅力に取りつかれると、夜の自主鍛錬も新しいステージに突入した。
全ては希望通り、順調に進んでいたと思うのだが……時々その笑顔に陰りがあるように見えるのは…私の気のせいだろうか?
彼女が憂えている事が何なのか……いつか知りたいと思っていたが…まさかあんな形で知ることに成るとは思いもしなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
花嫁召喚 〜異世界で始まる一妻多夫の婚活記〜
文月・F・アキオ
恋愛
婚活に行き詰まっていた桜井美琴(23)は、ある日突然異世界へ召喚される。そこは女性が複数の夫を迎える“一妻多夫制”の国。
花嫁として召喚された美琴は、生きるために結婚しなければならなかった。
堅実な兵士、まとめ上手な書記官、温和な医師、おしゃべりな商人、寡黙な狩人、心優しい吟遊詩人、几帳面な官僚――多彩な男性たちとの出会いが、美琴の未来を大きく動かしていく。
帰れない現実と新たな絆の狭間で、彼女が選ぶ道とは?
異世界婚活ファンタジー、開幕。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハーレム異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーレムです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
山下小枝子
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラからモテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる