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第10話 ミランダもうすぐ18歳・ケイン14歳
ミランダ ★
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あっ…ふぁ……んんっ
何処か遠くで、女の鼻にかかった甘い声が聞こえてくる。
ん…っ…、ああんっ
その声は―――まるで盛りのついたメス猫の様に―――か細くて高く、媚びた鳴き声じみて響くので耳を塞ぎたくなったけれど、私の体は思うように動かず、まるで手足のない虫のように左右に蠢いただけだった。
そして、体の表面を湿った何かが這いずっている感覚が襲って吐息を漏らすと、自分の体が内側から発熱したように熱くなり、それと同時に体の表面をなぞられるくすぐったさに、思わず笑いが溢れた気がした。
本当に自分が笑っていたのかどうなのかもわからないけれど……何か良い夢を見ている様な…夢うつつの中に意識があった。
自分が眠っているのか起きているのか…これが現実なのか夢なのかもわからないまま…揺蕩うように微睡んでいると、不意に何かに口を閉ざされ、口の中を蹂躙される息苦しさに目を開けた。
「姉さま…やっと、目が覚めたんだね」
耳元の至近距離で聞こえたその声にハッとすると、私は間近で見下ろすケインを見上げて息を飲む。
弟の濡れた唇が艶かしく、思わず一瞬目を奪われた。
「ケイン……」
「このまま奪っちゃうのもつまらないから、姉さまが起きるのを待ってみたけど…早く目覚めてくれて良かった。
姉さまに触れるのも久しぶり過ぎて…これ以上イタズラしてると、あんまり我慢がききそうになかったし。
眠ってる間に終わってしまうのも切ないから、ちょっとだけ……触れることもできなかった間の姉さまの成長を確認してただけだったのにね」
てへ。
そんなあざとい表情を浮かべながら見下されていると、自分の状況を把握する間も無く、思わず和みそうになった。
しかし、上半身ハダカで下履き姿のケインの体に触れようと腕を動かすも頭上で両手首が一纏めにされ、更に自分が下着姿で組み敷かれていることに気がつけば、ようやく異常事態が起きていることを自覚した。
体の表面が微かに濡れていて、上から見下ろす自分の胸の先…白い総レースの下着に包まれた双丘の先がいやらしいほど固く尖り、仄かに赤みを増している姿が、濡れた下着越しに透けて見える。
「ふふ、姉さま、ここをいじられるとすぐ固くなるし、敏感なままだったね。眠ってたのに。
…でも…昔からおっぱいおっきいと思ってたけど……どうしたらそんなにおっきくなっちゃったの?
成長した僕の手でも収まらないよ。
僕がいない間に……どんだけの男と気持ちいいことして、大きくしたの?」
悲しそうな微笑みでそう言うと、サワサワと私の顔の輪郭をなぞり、胸の感触を掌で確かめるように揉みながら、ぺろりと首筋を舐めた。
「んっ」
私が眠っている内に、どれ程時間が経ったのかはわからないが……ほんの少し撫でられて、舌を這わされただけで、腰がビクッと跳ねるほど敏感になっていることに気づく。
「あっ…やんっ…ケイン…やめて……。そんなこと…してない」
頬に、こめかみに、唇に…触れるように口づけを落とされながら、下着越しに胸を揉まれて弄られ、許しを請うように声が漏れた。
ケインが触れる一つ一つの場所からじわじわと熱が広がって、まるで全身が性感帯みたいに敏感になっており…指先で胸の先を弾かれただけでも「ひぁんっ」と悲鳴のような声が漏れた。
「本当…? 姉さまがそう言うなら僕、信じちゃうよ?
…だって、姉さまがいろんな男と会ってても、ずっと家にいた僕じゃ確かめられないから…
姉さまがこうして、僕の側にいてくれれれば、それでいいんだ」
泣きそうな笑顔で私の乳首を撫で擦り、耳元で囁かれると、「ふぁっ」と背中を浮かせて息を呑む。
「姉さま、気持ちいい? 動かない体が余計に敏感になってて…堪んないでしょ?」
その言葉の通り、確かにケインの手や舌から生み出される甘い刺激が、私の体を快楽の渦に巻き込んで……弄ぶようなケインの動きにビクンビクンと体を震わせる。
なにこれ…なにこれ……おかしい……きもちいい……
ケインと二人きりで会うことを避けるようになっていたため、こういった一方的に受け身となるような事とは離れて久しかったものの、常とは違う己の反応を訝しく思う。しかし、そんなまともな事を考えられたのも、少しの間で…気づけばむせ返るような甘い匂いにうっとりと…酩酊した気分にじわじわと侵されていった。
私の体の上で四つん這いになりながら、首元に、肩に頬を擦り寄せていたケインが、「うふふ」と可愛らしい笑みを浮かべながら…覆い被さる様に私の唇に食らいつくと、まとまりかかる思考もすぐさま霧散する。
「んふっ……ふぁん…」
最初は抵抗するように頭を左右に揺すっていたが、両手で頭を固定され、薄く開いた唇に舌を差し込まれれば、その抵抗も力ないものになった。上から流し込まれる唾液をジュルジュルと音を立てて啜り啜られ…口腔内に侵入してきた舌で余す所無く舐め回されると、直接鼓膜を犯されるような水音に、背筋がゾクッと総毛立ち…ジュンっとはしたない汁で股間が潤うのを感じていた。
互いの口の周りはお互い、どちらのものとも知れない唾液で淫靡に光を反射していることだろう。
「んぁ…んっ……」
口づけの合間に意味のない音を発しながら、頭上に掲げられた腕を脇からスルリと撫で擦られて、ヒクリと顎が震える。そして抑え込む様に寝台に押し付けられ、身動きも取れない状態でただただ口腔を犯され続けていると不思議なほど被虐的な気分になり……無自覚に自ら求めるように腰を浮かして揺らめいた。
おねがい、おねがい…もっと…もっと触って…?
言葉に出してはいなかったが、常の自分ではあり得ないほど媚びた表情でケインを求め…それが相手にも伝わっていると確信していた。
「ねえさま…ねえさま…きもちいい? 触ってほしくて腰がオネダリしてるのかな?
もうびしょびしょだね…って言っても…見えないから、わかんないかな?
目もトロンとしちゃって、可愛い……」
仰向けに転がされた私の体に抱きついて、豊かな胸元にスリスリと頬を寄せながら全身を擦りつけられると、4年前より遥かに体積を増したモノが私のお腹に擦りつけられているのを感じて…堪らなくなった。
「ヤダ…やだ…もっと触って……お願い…」
目の前の存在にしがみついて、敏感になって痛いほど凝った乳首や、ドロドロに蜜を溢れさせている部分を責めてほしいと強請りたい。だけども、腕は自由を奪われて、ケインはそんな私をニヤニヤ笑いながら見下ろし、徒に触れるだけだった。
そうして望む刺激も与えられないまま、弄ぶように双丘を円を書くように揉み込まれ、下着越しに乳首をペロペロと舐め擽られて、腰が何度も跳ね上がる。その度に、濡れた股間がケインの固いものに当たって、下半身が物欲しそうにソレを求めて蠢いた。
「ふふふ……姉さま。
何で姉さまには、僕の媚香がこんなに効いちゃうんだろうね……女の子なのに。
僕は嬉しいけど、おかしいよね」
そうして優しい動きでそっとブラジャーを外されて、フルンと溢れた大きな胸の谷間に沈み込むように顔を擦り付けられると、その温もりに愛しさが溢れる。しかし、チロチロと擽るように舌先でいやらしく固い乳首の周りを舐め回され、乳輪ごと吸い込あげながら…濡れた下着越しに股間をグリグリと指で抉られるので、仄かな温もりを凌駕する欲望が、私の脳髄を熱で犯していった。
「もうや…っ…あぁっ……あつい…」
意識を取り戻してから…ケインに因われたことに気づいてから…、何度絶頂のギリギリ寸前まで焦らされて、嬌声をあげただろうか。
自分はそれ程肉欲への耐性が低い方ではないと思っていたのに…ケインの香りを吸い込んで、その体液に晒されるだけでこんなに弱くなるだなんて…思いもしなかった。…いや、忘れていた。
「姉さま…普段はあんなに凛としてカッコいいのに……自分から足を開いて、綺麗な顔をぐじゅぐじゅにして泣いちゃうなんて……かわいいなぁ…」
ふふふ…と余裕の態度を崩さない弟は、私の頬に流れる涙を舐め啜り、焦らすように舌先で耳裏を舐めては耳元で、声変わりして昔よりも低くなった声で囁いてくる。そして同時に、少し開いた腿の間で、貼り付くように濡れて隘路を露わにした下着越しに指を立て…蜜を溢れさす穴の周りから辿らせた指が、尖って敏感になった陰核をグニグニと捏ねるので……「ひぃんっ…」と小さな声を上げて、ようやく絶頂した。
しかし刺激を与えられ続けて緊張しまくっていた全身を硬直させ、腰を浮かせてガクガクと震えるけれども、甘い責め苦はいつまでも止まず……体を弛緩させるような暇を与えてはもらえない。
「あっ…いやぁっ……ふあぁっ!」
何度も何度も声を上げ、腰を浮かせて強請るように求めても……より濃くなる甘い香りが私をどんどん狂わせていくだけだった。
「さすが……元淫乱系悪役令息……受け身になると弱いね。
結局姉さまの体は―――本心がどうであれ―――僕に溺れるようになってたんだよ……。
望むと望まざると……ね」
私の股間に顔を埋めながら、小さく呟いたケインの声は私の耳には届かなかった。
自分の体はこんなに餓えていたのだろうか。
既に最初の頃の抵抗は消えて溶け、身も心もただただケインが与える刺激を欲して止まない。
絶え間ない責め苦に腿まで垂れる蜜が寝台を濡らし、自らが汚れるのも厭わない程陰核を舐めしゃぶられながら、太く長くなったその指で狭い蜜口をかき回されると、最早抵抗するどころか、自らその指を取り込む様にケイン自身を欲した。
「ふふ…すごい締付け…。僕の指が食べられてるみたいだ。
どう? 子供の頃より、ずっと奥に届くようになったから……あの頃より、きもちい?」
それなのに…どんなに泣きながら乞うても……しつこく陰核を舐めしゃぶってイカせるけれども、物欲しげにパクパクと蠢くソコに、もっと太くて大きなモノを与えてはくれなかった。
時折見えるケインの下履きが、性器から溢れる汁でドロドロになっており、彼自身も何度か下着の中で達しているだろうことがわかったけれども…それでも、私の懇願を無視して責め苦を与えることに専心している。
そんなに―――甚振って、泣かせてやりたいと思うほど―――私のことを許せないのだろうかと思うと、胸の奥がギュッと締め付けられた。
私の思いに気づいているのかいないのか……かつてよりも厚く、長くなった舌先がピチャピチャと淫靡な水音をたてて隘路を舐め回し、ジュルっと蜜を啜る音を聞きながら…喉も枯れる程嬌声を上げ続け……反射的に全身に力を込めて快楽を求めている内に、指一本自分で動かす事もできない程…身体は力を失っていった。
ケインの全てを自ら迎えるように、両足は開いたまま力なく膝を立たせたまま。
「えっ…えっ…もう、やら……イくの…や…。もう、イイから……ちょうだい……」
自分が4歳も年上の姉だとか、家長としてこの子を守っていく決意だとか……そんな事はどうでも良くなるほど、理性が溶かされていく。
それなのに、ケインは、涙を流して希う私のうわ言の様な言葉を聞きながら、ぺろりと隘路を舐めあげて、キュッと一際強くビンビンに尖る程凝った乳首を摘み上げた。
「ひぁんっ!」
そんな乱暴な刺激にも背筋を反らし、思わず媚びるような声で応えてしまう。
「姉さま…姉さま……。
僕も何度も貴女を求めて……泣いてたって知ってる?」
キュッキュッと乳首を扱きながら、ケインの下履き越しに濡れた隘路をグリグリと固い性器で抉られると、イヤイヤと首を振りながらも両足をケインの腰に絡めて強請るように股間を押し付けた。
何か真剣に訴えられているのは感じるのだが……こんなに容赦なく責められては、聞かせたいのか言ってるだけだなのか判断できない程乱されて、話に集中することができない。
「…っあ…ヤバっ。正気失っててもエロすぎ……ヤバいな…」
余裕のないケインの声は聞こえるが、自分のことで精一杯な私は、気に留めることも出来ずに体を離されて、すすり泣いた。しかし、ケインの言葉は続く。
「貴女が僕のことを忘れてしまうのも、男たちが貴女を求めて来るのを見るのも…もう嫌だよ。
だから………姉さまが僕から離れられないように…どんな手も使ってやるって思っちゃったんだ。
僕がその気になって頑張れば……この世界の人は、僕に…僕の身体に抗えないって……否が応でも…受け入れたから。
だから……今日から、姉さまは……僕のものだ…。
例え姉さまが望んでいなくても……そう決めた…。
だから……もう、余所見なんて…させない。させてあげられない……」
正直、その時の私は、既にケインの毒に…与えられる快楽に侵されすぎて、彼の悲痛な告白を…あまり理解できてはいなかった。
それなのに、「僕のものだ」という言葉だけを聞き入れて……望んだモノが与えられる期待に、ただ喜んでいた。
なので、もう逃げられないだろうと思ったのか、手首を拘束していた布を外され、膝を自分で立てる様に両足を開かれると……寝台に両腕を押し付けられながら、ズプズプと侵入してくるケイン自身の熱を…私は何の抵抗もなく受け入れた。
それだけで軽く達してしまうほどの充足感に身が震えるのを感じながら。
「ひぃっ…んぁあっ!」
『何の抵抗もなく』と言うと、語弊があるが…初めて受け入れるソコは狭くて、慣れない刺激に圧迫感を感じて苦しくなったが、何度も責められて慣らされた蜜口は…苦痛の中に存在する快楽も、同じ様に受け入れる。
「あっ…くぅっ……せまっ…」
そんな声を漏らしては、年の割に大きめだと思われる性器を私のナカに収めるよう―――ずぶずぶと鈍い音を立ててゆっくりと―――腰を進めて来るケインの表情に、胸がギュッと締め付けられるような喜びを感じて…嗤った。
「あっ…ねえさ…ぁっ……締まる」
私の胸の内が連動するように胎内で熱く高ぶるモノを締め付け…ケインは喘ぐように声を漏らして腰を震わせた。
だから、反射的に温もりを確かめるように抱き締められ、口づけられると……その想いに応えるように舌を絡め、夢中になって口づけを返した。
グチュッグチュッと、腰を前後されて穿たれる度に淫らな水音が静かな部屋に響き、唾液を啜り交わる舌の動きが狭い口腔内でヌチュヌチュと鼓膜を犯す水音をたてた。
「ふぁっ…っ…あっあっ…」
既に開放された両腕を、愛おしい温もりをその身に取り込むように首筋に絡めて唾液を啜りながらも、下肢から穿たれる熱の動きに合わせて嬌声が漏れた。
「姉さま…姉さま…っ…」
ナカを探るような技巧もなく、ただただ身の内の熱を押し付けるような拙い動きであったけれども、自分の想いの全てを叩き込むように、愚直に私だけを求められていると感じて胸が満たされ、応えるように腰を動かした。
元々、女性の体に慣れていたわけではなく、恐らくこれが初めての性交であっただろうケインは、流石に私の体を一方的に弄んでいた時程の余裕を見せることはできなかった。
そして、グッと私の腰を掴んで息を弾ませながら何度か私のナカを穿っていたのだが……限界が近づくとスパートをかけるような忙しない動きでガツガツと腰を打ち付け……
「あっあっ…ねえさまっ…ねえさま…っ」
喘ぐような小さな呻き声と共に、それ程長い時間をかけずに私の胎内に熱を放った。
対して、私も初めての性交であり、狭い膣の奥の方まで開発が進んでいるわけではないはずなのに、ケインをその身に受け入れただけで快楽を覚え、ナカに放たれた熱を受け入れながら、「あぁっ」と声を上げて深い充足感とともに絶頂を極める。
「あっ…あっ……」
達した興奮のままぎゅうぎゅうと私の体を抱きしめて、ケインは小さな声を漏らしながら余韻に浸るよう私の耳元に頬を擦り寄せた。
深い疲労感と絶頂の余韻に晒されている私は、既に指一本自力で動かせないほどの倦怠感に襲われて、ハァハァと息を切らせながら、されるがままになっていた。
ぶっちゃけ、眠たくてしょうがない。
そして―――――――
「姉さま、じゃあ、また明日―――」
そう言って、深く深く嗤ったケインに覗き込まれた後―――胎内から注ぎ込まれた熱が全身を覆っていったのを感じて―――意識を閉ざした。
夜の闇の様に濃い藍色に瞬く金の虹彩が一際輝いて、綺麗だと思ったけれども、何も言うことはできなかった。
その後、自分がどうやって帰っていったのかは覚えていない―――
けれども、確かにその夜から、私達の関係は変わっていたのだった。
何処か遠くで、女の鼻にかかった甘い声が聞こえてくる。
ん…っ…、ああんっ
その声は―――まるで盛りのついたメス猫の様に―――か細くて高く、媚びた鳴き声じみて響くので耳を塞ぎたくなったけれど、私の体は思うように動かず、まるで手足のない虫のように左右に蠢いただけだった。
そして、体の表面を湿った何かが這いずっている感覚が襲って吐息を漏らすと、自分の体が内側から発熱したように熱くなり、それと同時に体の表面をなぞられるくすぐったさに、思わず笑いが溢れた気がした。
本当に自分が笑っていたのかどうなのかもわからないけれど……何か良い夢を見ている様な…夢うつつの中に意識があった。
自分が眠っているのか起きているのか…これが現実なのか夢なのかもわからないまま…揺蕩うように微睡んでいると、不意に何かに口を閉ざされ、口の中を蹂躙される息苦しさに目を開けた。
「姉さま…やっと、目が覚めたんだね」
耳元の至近距離で聞こえたその声にハッとすると、私は間近で見下ろすケインを見上げて息を飲む。
弟の濡れた唇が艶かしく、思わず一瞬目を奪われた。
「ケイン……」
「このまま奪っちゃうのもつまらないから、姉さまが起きるのを待ってみたけど…早く目覚めてくれて良かった。
姉さまに触れるのも久しぶり過ぎて…これ以上イタズラしてると、あんまり我慢がききそうになかったし。
眠ってる間に終わってしまうのも切ないから、ちょっとだけ……触れることもできなかった間の姉さまの成長を確認してただけだったのにね」
てへ。
そんなあざとい表情を浮かべながら見下されていると、自分の状況を把握する間も無く、思わず和みそうになった。
しかし、上半身ハダカで下履き姿のケインの体に触れようと腕を動かすも頭上で両手首が一纏めにされ、更に自分が下着姿で組み敷かれていることに気がつけば、ようやく異常事態が起きていることを自覚した。
体の表面が微かに濡れていて、上から見下ろす自分の胸の先…白い総レースの下着に包まれた双丘の先がいやらしいほど固く尖り、仄かに赤みを増している姿が、濡れた下着越しに透けて見える。
「ふふ、姉さま、ここをいじられるとすぐ固くなるし、敏感なままだったね。眠ってたのに。
…でも…昔からおっぱいおっきいと思ってたけど……どうしたらそんなにおっきくなっちゃったの?
成長した僕の手でも収まらないよ。
僕がいない間に……どんだけの男と気持ちいいことして、大きくしたの?」
悲しそうな微笑みでそう言うと、サワサワと私の顔の輪郭をなぞり、胸の感触を掌で確かめるように揉みながら、ぺろりと首筋を舐めた。
「んっ」
私が眠っている内に、どれ程時間が経ったのかはわからないが……ほんの少し撫でられて、舌を這わされただけで、腰がビクッと跳ねるほど敏感になっていることに気づく。
「あっ…やんっ…ケイン…やめて……。そんなこと…してない」
頬に、こめかみに、唇に…触れるように口づけを落とされながら、下着越しに胸を揉まれて弄られ、許しを請うように声が漏れた。
ケインが触れる一つ一つの場所からじわじわと熱が広がって、まるで全身が性感帯みたいに敏感になっており…指先で胸の先を弾かれただけでも「ひぁんっ」と悲鳴のような声が漏れた。
「本当…? 姉さまがそう言うなら僕、信じちゃうよ?
…だって、姉さまがいろんな男と会ってても、ずっと家にいた僕じゃ確かめられないから…
姉さまがこうして、僕の側にいてくれれれば、それでいいんだ」
泣きそうな笑顔で私の乳首を撫で擦り、耳元で囁かれると、「ふぁっ」と背中を浮かせて息を呑む。
「姉さま、気持ちいい? 動かない体が余計に敏感になってて…堪んないでしょ?」
その言葉の通り、確かにケインの手や舌から生み出される甘い刺激が、私の体を快楽の渦に巻き込んで……弄ぶようなケインの動きにビクンビクンと体を震わせる。
なにこれ…なにこれ……おかしい……きもちいい……
ケインと二人きりで会うことを避けるようになっていたため、こういった一方的に受け身となるような事とは離れて久しかったものの、常とは違う己の反応を訝しく思う。しかし、そんなまともな事を考えられたのも、少しの間で…気づけばむせ返るような甘い匂いにうっとりと…酩酊した気分にじわじわと侵されていった。
私の体の上で四つん這いになりながら、首元に、肩に頬を擦り寄せていたケインが、「うふふ」と可愛らしい笑みを浮かべながら…覆い被さる様に私の唇に食らいつくと、まとまりかかる思考もすぐさま霧散する。
「んふっ……ふぁん…」
最初は抵抗するように頭を左右に揺すっていたが、両手で頭を固定され、薄く開いた唇に舌を差し込まれれば、その抵抗も力ないものになった。上から流し込まれる唾液をジュルジュルと音を立てて啜り啜られ…口腔内に侵入してきた舌で余す所無く舐め回されると、直接鼓膜を犯されるような水音に、背筋がゾクッと総毛立ち…ジュンっとはしたない汁で股間が潤うのを感じていた。
互いの口の周りはお互い、どちらのものとも知れない唾液で淫靡に光を反射していることだろう。
「んぁ…んっ……」
口づけの合間に意味のない音を発しながら、頭上に掲げられた腕を脇からスルリと撫で擦られて、ヒクリと顎が震える。そして抑え込む様に寝台に押し付けられ、身動きも取れない状態でただただ口腔を犯され続けていると不思議なほど被虐的な気分になり……無自覚に自ら求めるように腰を浮かして揺らめいた。
おねがい、おねがい…もっと…もっと触って…?
言葉に出してはいなかったが、常の自分ではあり得ないほど媚びた表情でケインを求め…それが相手にも伝わっていると確信していた。
「ねえさま…ねえさま…きもちいい? 触ってほしくて腰がオネダリしてるのかな?
もうびしょびしょだね…って言っても…見えないから、わかんないかな?
目もトロンとしちゃって、可愛い……」
仰向けに転がされた私の体に抱きついて、豊かな胸元にスリスリと頬を寄せながら全身を擦りつけられると、4年前より遥かに体積を増したモノが私のお腹に擦りつけられているのを感じて…堪らなくなった。
「ヤダ…やだ…もっと触って……お願い…」
目の前の存在にしがみついて、敏感になって痛いほど凝った乳首や、ドロドロに蜜を溢れさせている部分を責めてほしいと強請りたい。だけども、腕は自由を奪われて、ケインはそんな私をニヤニヤ笑いながら見下ろし、徒に触れるだけだった。
そうして望む刺激も与えられないまま、弄ぶように双丘を円を書くように揉み込まれ、下着越しに乳首をペロペロと舐め擽られて、腰が何度も跳ね上がる。その度に、濡れた股間がケインの固いものに当たって、下半身が物欲しそうにソレを求めて蠢いた。
「ふふふ……姉さま。
何で姉さまには、僕の媚香がこんなに効いちゃうんだろうね……女の子なのに。
僕は嬉しいけど、おかしいよね」
そうして優しい動きでそっとブラジャーを外されて、フルンと溢れた大きな胸の谷間に沈み込むように顔を擦り付けられると、その温もりに愛しさが溢れる。しかし、チロチロと擽るように舌先でいやらしく固い乳首の周りを舐め回され、乳輪ごと吸い込あげながら…濡れた下着越しに股間をグリグリと指で抉られるので、仄かな温もりを凌駕する欲望が、私の脳髄を熱で犯していった。
「もうや…っ…あぁっ……あつい…」
意識を取り戻してから…ケインに因われたことに気づいてから…、何度絶頂のギリギリ寸前まで焦らされて、嬌声をあげただろうか。
自分はそれ程肉欲への耐性が低い方ではないと思っていたのに…ケインの香りを吸い込んで、その体液に晒されるだけでこんなに弱くなるだなんて…思いもしなかった。…いや、忘れていた。
「姉さま…普段はあんなに凛としてカッコいいのに……自分から足を開いて、綺麗な顔をぐじゅぐじゅにして泣いちゃうなんて……かわいいなぁ…」
ふふふ…と余裕の態度を崩さない弟は、私の頬に流れる涙を舐め啜り、焦らすように舌先で耳裏を舐めては耳元で、声変わりして昔よりも低くなった声で囁いてくる。そして同時に、少し開いた腿の間で、貼り付くように濡れて隘路を露わにした下着越しに指を立て…蜜を溢れさす穴の周りから辿らせた指が、尖って敏感になった陰核をグニグニと捏ねるので……「ひぃんっ…」と小さな声を上げて、ようやく絶頂した。
しかし刺激を与えられ続けて緊張しまくっていた全身を硬直させ、腰を浮かせてガクガクと震えるけれども、甘い責め苦はいつまでも止まず……体を弛緩させるような暇を与えてはもらえない。
「あっ…いやぁっ……ふあぁっ!」
何度も何度も声を上げ、腰を浮かせて強請るように求めても……より濃くなる甘い香りが私をどんどん狂わせていくだけだった。
「さすが……元淫乱系悪役令息……受け身になると弱いね。
結局姉さまの体は―――本心がどうであれ―――僕に溺れるようになってたんだよ……。
望むと望まざると……ね」
私の股間に顔を埋めながら、小さく呟いたケインの声は私の耳には届かなかった。
自分の体はこんなに餓えていたのだろうか。
既に最初の頃の抵抗は消えて溶け、身も心もただただケインが与える刺激を欲して止まない。
絶え間ない責め苦に腿まで垂れる蜜が寝台を濡らし、自らが汚れるのも厭わない程陰核を舐めしゃぶられながら、太く長くなったその指で狭い蜜口をかき回されると、最早抵抗するどころか、自らその指を取り込む様にケイン自身を欲した。
「ふふ…すごい締付け…。僕の指が食べられてるみたいだ。
どう? 子供の頃より、ずっと奥に届くようになったから……あの頃より、きもちい?」
それなのに…どんなに泣きながら乞うても……しつこく陰核を舐めしゃぶってイカせるけれども、物欲しげにパクパクと蠢くソコに、もっと太くて大きなモノを与えてはくれなかった。
時折見えるケインの下履きが、性器から溢れる汁でドロドロになっており、彼自身も何度か下着の中で達しているだろうことがわかったけれども…それでも、私の懇願を無視して責め苦を与えることに専心している。
そんなに―――甚振って、泣かせてやりたいと思うほど―――私のことを許せないのだろうかと思うと、胸の奥がギュッと締め付けられた。
私の思いに気づいているのかいないのか……かつてよりも厚く、長くなった舌先がピチャピチャと淫靡な水音をたてて隘路を舐め回し、ジュルっと蜜を啜る音を聞きながら…喉も枯れる程嬌声を上げ続け……反射的に全身に力を込めて快楽を求めている内に、指一本自分で動かす事もできない程…身体は力を失っていった。
ケインの全てを自ら迎えるように、両足は開いたまま力なく膝を立たせたまま。
「えっ…えっ…もう、やら……イくの…や…。もう、イイから……ちょうだい……」
自分が4歳も年上の姉だとか、家長としてこの子を守っていく決意だとか……そんな事はどうでも良くなるほど、理性が溶かされていく。
それなのに、ケインは、涙を流して希う私のうわ言の様な言葉を聞きながら、ぺろりと隘路を舐めあげて、キュッと一際強くビンビンに尖る程凝った乳首を摘み上げた。
「ひぁんっ!」
そんな乱暴な刺激にも背筋を反らし、思わず媚びるような声で応えてしまう。
「姉さま…姉さま……。
僕も何度も貴女を求めて……泣いてたって知ってる?」
キュッキュッと乳首を扱きながら、ケインの下履き越しに濡れた隘路をグリグリと固い性器で抉られると、イヤイヤと首を振りながらも両足をケインの腰に絡めて強請るように股間を押し付けた。
何か真剣に訴えられているのは感じるのだが……こんなに容赦なく責められては、聞かせたいのか言ってるだけだなのか判断できない程乱されて、話に集中することができない。
「…っあ…ヤバっ。正気失っててもエロすぎ……ヤバいな…」
余裕のないケインの声は聞こえるが、自分のことで精一杯な私は、気に留めることも出来ずに体を離されて、すすり泣いた。しかし、ケインの言葉は続く。
「貴女が僕のことを忘れてしまうのも、男たちが貴女を求めて来るのを見るのも…もう嫌だよ。
だから………姉さまが僕から離れられないように…どんな手も使ってやるって思っちゃったんだ。
僕がその気になって頑張れば……この世界の人は、僕に…僕の身体に抗えないって……否が応でも…受け入れたから。
だから……今日から、姉さまは……僕のものだ…。
例え姉さまが望んでいなくても……そう決めた…。
だから……もう、余所見なんて…させない。させてあげられない……」
正直、その時の私は、既にケインの毒に…与えられる快楽に侵されすぎて、彼の悲痛な告白を…あまり理解できてはいなかった。
それなのに、「僕のものだ」という言葉だけを聞き入れて……望んだモノが与えられる期待に、ただ喜んでいた。
なので、もう逃げられないだろうと思ったのか、手首を拘束していた布を外され、膝を自分で立てる様に両足を開かれると……寝台に両腕を押し付けられながら、ズプズプと侵入してくるケイン自身の熱を…私は何の抵抗もなく受け入れた。
それだけで軽く達してしまうほどの充足感に身が震えるのを感じながら。
「ひぃっ…んぁあっ!」
『何の抵抗もなく』と言うと、語弊があるが…初めて受け入れるソコは狭くて、慣れない刺激に圧迫感を感じて苦しくなったが、何度も責められて慣らされた蜜口は…苦痛の中に存在する快楽も、同じ様に受け入れる。
「あっ…くぅっ……せまっ…」
そんな声を漏らしては、年の割に大きめだと思われる性器を私のナカに収めるよう―――ずぶずぶと鈍い音を立ててゆっくりと―――腰を進めて来るケインの表情に、胸がギュッと締め付けられるような喜びを感じて…嗤った。
「あっ…ねえさ…ぁっ……締まる」
私の胸の内が連動するように胎内で熱く高ぶるモノを締め付け…ケインは喘ぐように声を漏らして腰を震わせた。
だから、反射的に温もりを確かめるように抱き締められ、口づけられると……その想いに応えるように舌を絡め、夢中になって口づけを返した。
グチュッグチュッと、腰を前後されて穿たれる度に淫らな水音が静かな部屋に響き、唾液を啜り交わる舌の動きが狭い口腔内でヌチュヌチュと鼓膜を犯す水音をたてた。
「ふぁっ…っ…あっあっ…」
既に開放された両腕を、愛おしい温もりをその身に取り込むように首筋に絡めて唾液を啜りながらも、下肢から穿たれる熱の動きに合わせて嬌声が漏れた。
「姉さま…姉さま…っ…」
ナカを探るような技巧もなく、ただただ身の内の熱を押し付けるような拙い動きであったけれども、自分の想いの全てを叩き込むように、愚直に私だけを求められていると感じて胸が満たされ、応えるように腰を動かした。
元々、女性の体に慣れていたわけではなく、恐らくこれが初めての性交であっただろうケインは、流石に私の体を一方的に弄んでいた時程の余裕を見せることはできなかった。
そして、グッと私の腰を掴んで息を弾ませながら何度か私のナカを穿っていたのだが……限界が近づくとスパートをかけるような忙しない動きでガツガツと腰を打ち付け……
「あっあっ…ねえさまっ…ねえさま…っ」
喘ぐような小さな呻き声と共に、それ程長い時間をかけずに私の胎内に熱を放った。
対して、私も初めての性交であり、狭い膣の奥の方まで開発が進んでいるわけではないはずなのに、ケインをその身に受け入れただけで快楽を覚え、ナカに放たれた熱を受け入れながら、「あぁっ」と声を上げて深い充足感とともに絶頂を極める。
「あっ…あっ……」
達した興奮のままぎゅうぎゅうと私の体を抱きしめて、ケインは小さな声を漏らしながら余韻に浸るよう私の耳元に頬を擦り寄せた。
深い疲労感と絶頂の余韻に晒されている私は、既に指一本自力で動かせないほどの倦怠感に襲われて、ハァハァと息を切らせながら、されるがままになっていた。
ぶっちゃけ、眠たくてしょうがない。
そして―――――――
「姉さま、じゃあ、また明日―――」
そう言って、深く深く嗤ったケインに覗き込まれた後―――胎内から注ぎ込まれた熱が全身を覆っていったのを感じて―――意識を閉ざした。
夜の闇の様に濃い藍色に瞬く金の虹彩が一際輝いて、綺麗だと思ったけれども、何も言うことはできなかった。
その後、自分がどうやって帰っていったのかは覚えていない―――
けれども、確かにその夜から、私達の関係は変わっていたのだった。
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