社畜が生まれ変わって猫神様になり、イケメン猫ヲタに(性的に)食われるお話

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番外編その2ー1.実はパパ上とは精神的に10歳しか違わないんだけど…

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「…後のお話は、貴方もご存知のとおりですけれども…すみません。
 華やかさの欠片もないし、面白いお話にもならなくて」

「いや、別に謝らなくても…こっちこそ、なんか辛い話させちゃってごめんね。
 ……ただ、なんで王子様が王都の端っこの片田舎の神殿で神職になってるのかと思っただけだから…」

 寝る前のブラッシング中、完全にリラックスした猫状態でアスランの膝に頭を持たれ掛けながら、何の気無しに聞いてみた話だった。
 しかし、ゴロゴロ喉を鳴らしながら聞いていたのは最初の方だけで、思った以上に重いお話が出てきてしまい、思わずしんみりとしてしまう。

「あ、あの、でも。別に父とは『今では仲良し』という訳じゃありませんが、ちゃんと和解はできているんです。
 私が宰相と暗躍していた時、表立って動けない分色々と陰ながら助けてくれていたことも、後々にですが知らされましたし、残り少ない王子が城から出て神殿に行くことを反対する者もいたのに、最終的に許可してくれたのも、父でした」

「そっか……自分の妻が殺されて汚名も着せられかかったっていうのに泣き寝入りするような、とことんヘタレのダメ親父って訳じゃなかったのね……」

「ダメ親父……あの人をそんな風に呼ぶ存在なんて、貴女位のものでしょうね…フフッ……そうですね、確かにそうでしたね……。
 …しかし…父も…辛かったんでしょうね。あの頃は怒りが先に立ちましたが、今ならわかります。
 母は、わかりやすく自分の愛情や憎悪といった感情を露わにするタイプではありませんでしたし、いつもどこか怯えているような様子を見せる人でもありました。
 しかも、結婚当初は略奪まがいな強引なやり口で妻とされたという話は、私も聞いたことがありましたし……。
 …人前ではあんなに堂々と振る舞えるくせに、母のことに関しては、どこか自信がなかったんだと…思います…」

「………大好きだよ?…キモい時もあるけど」

 ブラッシングしながら話していた最中にフッとアスランの手が止まり、父や母のことを思い出しているのか、遠くを見るような目でぼんやりとし始めた。
 思わず背中に置かれたまま動かなくなった手に落ち着かない気分になり、サワサワと尻尾でその手を撫で、自分が近くにいることをアピールしてしまう。

 ちょっと、ホントにキモい時は物理にモノ言わしちゃったり、無視しちゃったりするけど…愛情はあるから。

「……私も愛していますよ」

 しかし、思わず言ってしまった言葉に返ってきたのは、思った以上に重いセリフで。
 しかも極上の笑顔付きとあっては、まともに見つめ返してお返事することもできなくて…

「う、うん。しってる……」

 アスランの膝にグリグリとおでこを擦り付けて、顔を見せないように両手で隠してしまう。

 猫の毛皮に包まれてて良かったわ……。人間だったら全身真っ赤だったろうし…。
 こういう時、動物って表情とか顔色とかで気づかれなくて良いよね。

 そう思っていたのだが、

「……ミーアさま……尻尾がものすごく膨張してる………照れてるのバレバレとか…ハァハァ……クッソ可愛い……」

 なんて当の相手に呟かれていることも、自分も意識していなかった器官が自分の内心を暴露していたことも、猫歴も浅く自分の感情に夢中になっている自分は全く気付いていなかった。




 そんな風に日々平和に過ごしていた、とある日のことだった。

「……そなたが、神獣殿か?」

 心地よく整えられたお庭の木陰でお昼寝を楽しんでいると、子宮に響くような低いお声のオジサマに話しかけられた。
 ここは、神殿でも奥庭の、一般人や下っ端の神官には立ち入りを禁じられている、私の特別なお昼寝スポットである。
 フッカフカのクッションやら私用の小さな寝台やらも置いてある。

 さわさわと木々が葉枝を揺らす音が微かにするも、私を起こさないよう側用人たちは遠巻きに私を見守っていた。
 私自身は別にお昼寝邪魔されたからって、怒って食い殺したりなんかしないのだが、どうも先輩達のいずれかが、そういう暴挙に出ることもあったらしく、寝ている私に声をかける人はほとんどいない。

 この人、誰?

 ゆっくりと目を覚まして見上げると、アスランよりも大きくて立派な体躯の素敵なオジサマが興味深そうな笑いを浮かべながらこちらを見下ろしていた。
 濃い金髪に、アスランと同じ碧空の瞳……年齢は40歳いくかいかないか…と、言う感じ。
 私の前世からの年齢で見ると、オジサマ…というより、美丈夫と言ったほうが良いのかもしれないけど。

「へ、陛下っ…。寝ていらっしゃる神獣様をお起こししてはっ…
 拝見されるだけと仰っていたではないですかっ」

 側付きの神官が、焦ってヒソヒソ声で言っていたけど、もう起きちゃったのよね…。

 可哀相なくらい青くなって焦る神官にチラリと視線を移した後、私は『陛下』と呼ばれた男性を見上げた。

「……アスラン神官長の……お父さん?」

「……余のことは、ご存知か?」

 私はちょっとまだ寝ぼけているのかもしれない。
 思った以上に幼い口調になってしまったが…多分ビジュアル的には許されるだろう。

 オジサマは、自分から話しかけておいて少し驚いた様に目を見開いた。
 神獣だってわかっていても、魔獣でもないこんな小さな動物が人間の言葉を流暢に操ることが珍しいらしい。

「いいえ。見たことなかったけど、『陛下』って呼ばれてたから。
 この国の王様で、アスランのお父様なんでしょ?
 お話だけは伺ってましたけど……私に何の御用ですか?」

「……余をこの国の王と知っても、態度は変わらぬか。
 というか、王というよりアスランの父という認識なのだな…余は」

 私の冷静な態度が気に入らないのか、国王はつまらなさそうにフンと小さく鼻を鳴らすと、拗ねる様に口を尖らせた。

 うん、一応ビックリはしてるんだけど……なんだろ、寝起きだからってのもあるだろうけど、最近アスランから話を聞いたばかりのせいか、あんまり意外な感じがしてないんだよね……
 てか、イケオジのスネ顔、ちょっとグッと来る。

 しかし私の側付き神官はそんな態度を見咎め、私の背後に付き従いながら語調強く抗議する。

「陛下、この方は350年ぶりにこの国に降りられた、神獣様でございます。
 ましてここは神獣様が開きし土地の中央であり、数多の外敵から守られる場。
 故に国家権力も及ばぬ所であると、古から約定された土地でございます。
 例え何方であろうとも、無礼な物言いは許されませぬし、この地において神獣様こそが最上でございます」

「…フンッ…そなたにそんな講釈されんでも、分かっておるわ。
 彼らが存在するだけで定期的に国土を覆うほどの広範囲の地脈を整えていることも、そんな存在が我が国にいる影響が、どれほど内外にあるかもな……」

 …私って、随分VIPなんだって聞こえるんだけど……なんかそんなの気の所為な気がするような言われよう。
 ていうか、突然人の寝床にやって来て、何か用事あるんじゃないの?

 そう思ってじっと見つめていると、再びこちらを睨みつけるような強い視線で返されて、グッと息を呑んだ。

 ………アスランの狂気を感じるような時の目力とはまた違った圧がすごい。

「余は、この国の王エマーソンである。
 余の治世の間に神獣殿にお目にかかれる日が来るとは思っておらなんだが、お会いできて光栄に思う」

「は、はい。私はミア…ミーアと言います。
 守ってるとか、そういう意識はないんだけど…私の存在が迷惑でなければ幸いです」

「……ミーア様…またそんな…。迷惑なんてとんでもないことですよ……」

 私がいつも通りの控えめというか卑屈ともとれる文言を繰り返すので、神官は何とも情けなさそうな声を漏らしていた。

「……なんだ、そなた、思っていたのと違うではないか。
 アレがあんまり恭しく仕えている様だったので、もっとこう……」

「そうですか?
 何もしてないのに、皆さんに大事にお世話されてますから……。
 アスラン神官長に会いに来られたんでしたら、ご案内通りに行かれると良いんじゃないでしょうか?」

「………神獣殿は、余には興味がないのか?」

「興味…興味ねぇ……今の所、特には……のんびり過ごしておいしいもの食べて、時々縄張りの確認してたら、他に興味ないですねぇ……」

 私は「ふぁあ」と欠伸をしながら尻尾をフワフワとそよがせて、首を傾げた。

「……本当に?
 ほんっとぉに余に、言いたい事とか、聞きたいこととかないのか?」

 ほら、そんなことないでしょ?とでも言いたげに、迫るイケオジの笑顔がうっとぉしい。

「んーーー…国を治めてるとか、私がいる神殿との関係とか……別に興味ないですし。
 私は、ただ私としてここにいるだけだから。
 神官さんたちには直接お世話してもらってるけど、別に貴方方にどうって訳じゃないみたいだし。
 あ、そうそう。
 アスランはもう私のだから、親だとか何だとか、言わないでくれると面倒なくて助かりますかね」

「…神獣って、こんなに自由なものなのか?」

 思わず助けを求めるように、神官さんへ目線を送るエマーソン国王に、諦めたように無言で首を振る神官さんとのやり取りが、何かシュールだった。

「だって、もう知ってるんでしょ?
 こないだ、アスランが一応の報告はしてきたって言ってたから…
 …これ以上、私がなにか言うことありますか?
 あ、お礼状…じゃなくて、婚姻届みたいなの書いた方がいいのかしら?
 でも私、基本猫で神獣ですし……その辺の法律とか、よくわかんないのよね」

 そうやって困りながら尋ねると、口を抑えて震えていた国王が、思わずとブフッと吹き出した。

「ふはっ……そなた、面白いなぁ。して、ミーア殿―――それだけ率直に話す程だ、余も名を呼んでもよいな?」

 どうぞ?…と意思をこめて頷くと、国王は言葉を続ける。

「うむ、では遠慮なく。
 神獣殿に見初められたと、不肖の息子が頬染めて言いおるので、どんな相手かと思ったが……なるほど。
 アレは昔からミーア殿のような、かわいらしい神獣様が大好きだと公言しておってな…。
 正直、あいつの将来が大層不安だったのだよ。…母親はあまり気にしておらなんだが。
 その後母親を失って…その原因を探って復讐を果たしていく内に…心を閉ざし感情を表さないようになっておった故に、余計にな…」

「…その様ですね。今では想像もつかないんだけど」

「…そうなのか。 よっぽどミーア殿に会えたことが嬉しかったのだろうな。
 まあ、母親のことが一段落した後は、母親との思い出の残る王宮を去りたいと言われ―――まだ成人前の子供だったが―――余も、周囲の反対を押しつぶして神殿に行くことを許可したのだ。
 アレも一応、数少ない王位継承権のある王族男子だったので、今でもその声はあるがな」

「……返して欲しいですか?」

「いいや。この神殿に要ともいうべき神獣殿が戻られた以上、ただの王子として王宮にいるよりは有益な働きとなる故に、それは諦めておるよ。
 何より、無理やり連れ戻した時、あの無駄に知恵の回る神獣狂いが何をしでかすかわからぬのでな…ふふっ…」

 …アスランは、よっぽど猫(神獣)ヲタとして名を轟かせているようである…。
 なんか恥ずかしいような申し訳ないようないたたまれなさに、私は思わず尻尾を忙しなく翻しながら、目を反らしてしまった。

 しかし、国王は、肩をすくめながら、困ったような笑顔を浮かべて首を傾げるのだが…。
 イチイチ芝居がかったような、オーバーな動作が妙にハマる人だ。
 人前で振る舞うことに慣れているからだろうか。

 そう思って、顔は全然似ていないのに、その堂々としながら品のある立ち振舞に少しアスランとの共通点を感じて見惚れていると、

「それにしても……艷やかで光沢のある黒い毛皮も、小さくて柔らかな手触りも素晴らしいが…所詮は異種族。そなたも、我々から見れば可愛い獣にしか見えぬ。
 …失礼かもしれないが愛玩動物にハマって生活の大半をそれに費やすものもいるとは言うが……婚姻までする者はそなた達以外にいないだろうな。
 そもそも、その様な者たちを結びつける法もない。
 正直な所、まぁ、夜の営みと言うかなんというか……色々不自由なのではないのか?」

 なんて、興味津々といった風情で覗き込む無遠慮さと、あまりにデリカシーのない下世話な言い方に思わずイラッとして、私は無言でむくりと立ち上がった。

 いやま、確かに人間と猫がガチで結婚するって言ったらそういう反応になるのはわかるけど…その言い方!
 セクハラか? それともマタハラか?
 現代日本の企業でOLしてたアラサーが、そういう話題にどんだけ厳しいか、その素敵な胸ぐら掴み上げて思い知らせてやんぞ、オッサン!
 てか、いくらプリチーでも、私神獣だかんね!神罰当てるぞ!

 そう思って、口を開いた瞬間

「ミーア様!!」

 背後から駆け寄ったアスランに抱き上げられ、伸ばしかかった爪を引っ込めて言葉をグッと飲み込んだ。

 もう一人の側付き神官から知らせを受けてすぐ走ってきたらしく、ハァハァと息を切らせながら私の体を強く抱きしめるのだが、その腕は震えていた。

「父上、何の御用ですか?
 神殿にご用事であれば、先触れの者がおりましたでしょう?
 例え国王であられようとも、世界にも稀な神獣様に無礼を働くのであれば……許しませんよ?」

 私を腕に抱き込んで、キッと国王…父親を睨みつけると、私の前では見せないような冷たい口調で弾劾する。
 すると、エマーソン国王はそんな息子の様子に、大いに焦って弁解するように両手を振った。

「待て待て待て。そんなことはしておらぬ!
 余とミーア殿は、お互いを名前で呼ぶほど仲良くなったのだ。
 何もしておらぬぞ!」

 仲良く…なったのか? 
 あれで?

 思わぬことを言われ、小首を傾げて国王の言葉を考える私。
 しかし、その言葉を受けたアスランは、また違う方向にヒートアップしそうになっている。

「名前を呼び合うですって?
 ミーア様、どういうことですか!?」

 どういうことって…別に大した意味もないんだけどなぁ。

 なんて私が呑気に考えている内に、アスランの嫉妬ゲージがムクムクと上昇を始めている様子が目に見え始めた。

 ん~……名前呼びって、そう言えば、親しい間柄でするもんだったっけ?
 まぁ、義父みたいなもんだし、良いかと思ったんだけどなぁ…

 またしても、私は異世界の習慣を読み間違えたのだろうか?

 アスランの怒りで泣きそうな瞳を覗き込んで、己の失敗を悟り…私はスルリとアスランの首元に顔を寄せていった。

「落ち着いて、アスラン」

 フッと耳元に吐息を吹きかけ、囁くように呼びかけると、アスランの体がビクッと震える。
 そして、音もなく人間の姿に戻ってその首にしがみつき、ぺろりと頬を舐めた。
 アスランはみるみる顔を真赤にすると、ぎゅっと私のウエストに巻いた腕に力を込めて、首元に顔をうずめて黙り込んでしまった。

 …いや、鼻息荒いって。

 しかし、その様子を見守っていた国王は、

「んーーー…えっと。
 まあ、こんな風なんで、結婚とかー、子作りとかは問題ないと思うんですよね。
 出来るかどうか、わからないけど」

 なんて、誤魔化すようにテヘヘと笑った私と、黙ったまま私の体にしがみつくアスランを見比べると、

「…え、人間になった…だと…?」

 信じられないものを見るような目で、呟いた。

 ――――どうも、私の生体をみんながみんな知っているという訳ではないらしい。




 その後、神殿の応接室に場所を移してお互いに色々冷静になってお話し合いをした結果、私達は一応、義父…というか国王公認の夫婦となることが決定した訳で。

 いや、反対されても関係なかったんだけどね。
 私、ある意味国王より偉いみたいだから、あんまりひどく反対されるなら違う土地にでも行っちゃおうかって言ってたし。

 ただ、そんな事になったら、私の信者―――嫌なパワーワードだな―――の人たちも「どこまでもお供します!」って鼻息荒く盛り上がっていたので、ある意味集落ごとの大移動になりかけたのだったけど…、それは遠慮しますとお断りさせていただいたのだった。

 ……でも、やっぱりアスランの故郷でもあるし、なんだかんだ言っても家族には祝福されたい気持ちがあるので、ちゃんと大事なけじめはつけないとと思って、ご挨拶はしたんですけどね。

「息子さんはいただくぜ☆」って。

 …あれ? ちょっと違う?

 でも、お義父様は「こいつには、苦労ばかりかけてしまったので、どうか幸せにしてやってくれ」って泣きながら帰っていったし……本人も「私も、これから幸せになります」ってウルウルしながら言ってたから、良いよね?

 …てか、アスランの立ち位置『嫁』ってのも微妙な気がしたけども…。
 どうも、オスの先輩神獣ってハーレム作りがちだったらしくって、その流れを汲むと、上位の私が『娶る側』みたいな意識があるみたい。

 ……まあ、いいけど。――最近、この言葉をよく使うようになったなと、ふと思う。

 正直面倒なハーレムに憧れはないけど、前世の社畜時代には自分の身の回りのことに気を使う暇もなくて、「どっかに嫁いないかな―――…」なんて思ったこともあったし…。

 婿でも嫁でもどっちでもいいよ…もう…。

 ふかふかソファに家猫スタイルで寝転んで、私の隣に座るアスランの膝の上に頭を乗せると、優しい手付きで耳の間を撫でられる。
 そんな優しくて心地よい時間を過ごせるなら、どんな関係だって気にならないもんだと思ったのだった。
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