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番外編その2ー4(終).ハーレムにはならない。絶対にだ!…と思うよ(R18)
しおりを挟む「まずはご自分で、私のモノをその気にさせてください」
挑発するように笑いながら言われ、その澄ました顔にお尻を向けて四つん這いになるが、思わず笑いがこみ上げた。
私の体の下で仰向けに寝転がって、余裕綽々な態度を見せようとしているが、それが虚勢であることなんて、既に頭をもたげかけている性器でバレバレだ。
しかし、私も自分の熱を持て余していたので、その気になっていることは大歓迎なので、気持ちを萎えさせるような余計なことは何も言わずに大人しく、下履き越しにアスランの性器に顔を寄せた。
かっちり着込んでいた正装のカソックは流石に脱ぎ捨てられ、下履き一枚になって成り行きを見守っているが、私の後ろを見つめる視線は痛い程の期待が込められているのがわかる。
「ふふ……かたい……」
手の中に熱く芯を持った性器は、頬を寄せてスリスリと擦ると、期待に応えるように硬度を増していく。
そして、固い竿の部分を擦ってはその下の柔らかい部分を揉み込むと、徐々に立派なテントが出来上がる。
その先端…というか、頭頂部は先走りで湿っており、私は躊躇もなく布越しに口づけた。
「ん…ん……っふ……いいですよ。……もっと、奥まで咥えこんで…ぁっ…」
言われるままに、収まりきらない大きさのモノを懸命に頬張って先端を舌で丁寧に舐めていくと、ビクビクと腰が動くので、その都度奥まで押し込まれて、少し顎が苦しい。
私の小さな口では、喉奥まで入れるなんて到底無理だ。
しかし、後から後から溢れる唾液を刷り込んで幹の部分を擦っていくと、すっかりどろどろになった下履き越しに、固くなった性器の形は布に張り付くようにクッキリと浮かび上がる。
局部の布は先走りと唾液と汗なんかで、まるでおもらしでもしたかのような染みを作っていたが、私は案外、情けないとも言えるこの姿が嫌いではなかった。
まるで私が蹂躙し、支配した証のようでゾクゾクと興奮する。
「んっ……ミーア様…ぁ…もう…もう…直接してください……」
鼻にかかった甘い声で強請られ、応えるようにズルリと下履きを下ろして、すっかり勃ち上がった剛直の先端を上からカプリと口に頬張ると、後ろから「あぁっ」と小さな声が聞こえた。
裏筋をなで上げながら、口に収まりきらない先端の窪みを舌で責めるとビクッと腰を突き上げられたが、構わずチュプチュプと音を立てて吸い上げる。すると、
「ぁあっ…ンっっ…そこっ………イクっ…!」
なんて、普段の低いいい声が艶を増して響くと、腰を上下に揺らしながら、私の口の中に白濁を弾けさせた。
しかし、欲望を吐き出した直後だと言うのに、未だに吸引をやめない私に抗議する様に、
「…みーあさまぁ…あぁぁっ!……だめっ…これ以上だめっ……ンぁっ……」
などと泣きそうな声を上げながら頭を抱え、何度も悶えるように腰を震わせた。
「…んっんっ……ふふふ…おいし……」
私は、彼の吐き出すものを一滴残らず吸い上げると、やや力のなくなった性器を握ったまま、ぺたりとそのお腹の上に座り込み、余韻に浸ったまま口を拭う。
後ろでハァハァと荒い息遣いが聞こえてくるので、思わず笑みが浮かんだ。
男の精液が美味しいと思ったことなんて、かつては一度もなかった。
むしろ、自分から飲んだことなんて皆無だったのだが……この体になったせいなのか、アスランのものだからなのか……とても甘く、自分の体を熱くさせる様に感じるのは。
「うふふ……あすらん……その気になってくれたのに、もうダメなの?」
そう言いながら肩越しに振り向こうとしたら、グイッと乱暴に腰を持ち上げられて再びアスランの股間に倒れ込む。
「きゃっ」
「……ミーア様…大丈夫です。これから十分満たして差し上げますので、ご心配なさらないでください」
先程まで何も言わずに静かに息を切らせていたと思ったら、やたらとしっかりした声で返答があり、思わず後ろを振り向いた。
アスランは、私の腰を両手で浮かせてニヤリと笑い、ギラギラと欲情で潤んだ瞳で私を見返す。
「あ…っ」
その視線だけで期待に胸が高鳴るのを感じた瞬間、キュンっと下腹部が疼いた。
倒れ込んだアスランの股間は再び熱を持ち、すっかり剛直を取り戻している。
「……ここは、すっかり蜜を湛えて、私の腹までドロドロです」
そう言いながら、ヌルリと舌を這わせられる感触がして、思わず腰を揺らし出す。
「ん………ここは最後に私と性交した時のまま…あれから誰かを咥えこんだ形跡はなさそうですね」
チュプチュプと蜜孔を探る様に指を出し入れされ、溢れる蜜を舐め取る様に隘路を舐め回され、今度は私が成す術もなく喘ぐ番だった。
「ふぁっ…あっ…あっあっ…ひっ…ンぁっ」
「ふふ……私の指を忘れないでくれていますか?
ここを捏ねると感じる度にキュッキュッとおねだりしていますよ?」
そう言いながら、蜜孔に押し込んだ3本の指をバラバラに動かして、時折固くなった陰核を捏ねられると、更なる快感を強請るように腰が動く。
陰核を捏ねて、揉み込んで、弾かれながら、その裏側も長い指で擦られると、何度も強制的に絶頂させられた。
「可愛い尻尾も、ゆらゆらと動いて…まるで性器のようですね…
…ふふふ、誘っている様な動きがいやらしい」
そしてそれだけでは飽き足らず、人間には持ち得ない性感帯である尻尾を扱かれると、それだけでもイッてしまう。
「んっんっ…ぁああっ!! も…だめ、だめっ、やぁんっ、尻尾やらぁっ」
最初の余裕はどこへやら。
すっかり涙を流しながら、ただただアスランの挙動に翻弄されるままだった。
「そうでもないでしょう?
先程は、私の尻尾だって美味しそうにしゃぶっていらしたではないですか…ふふ。
今は、自分の快楽に夢中で……もう、私のモノは可愛がってはいただけないのですか?」
なんて邪悪な笑いを含んだ声で、手を休めずに言いながら、グっと顔に性器を押し付けて来る。
すっかり快楽に溺れてトロトロになっている私は、何も考える事も出来ずに、促されるままペロペロと幹の部分に舌を這わせた。
「そう…そうやって…そう、良いですよ。
小さなお口で頑張ってもらえると、私も興奮します。
二人で気持ちよくなる準備をしてくださいね」
やらせていることはともかく、思わず泣きたくなるほど優しい口調言われ、そのまま目の前のお尻にチュッと吸い付かれたので、思わず「あんっ」と漏らしながらビクッと腰が跳ねた。
「……そろそろ、私も辛くなってきました。………一緒にイきましょう?」
その言葉を私が理解する間もなく、アスランは上体を起こして無抵抗な私の体を持ち上げると、そのまま天を突くように勃起している剛直の上に、私の体を降ろそうとした。
鍛えてあるとは言え、それ程逞し系というわけでもないアスランであるが、大人と子供程の体格差があるからこそ、出来る荒業である。
そそり立つ性器の真上に、私の膣孔があてがわれると、そのままゆっくりと腰を下ろされた。
すっかり腰砕けになっている私に抵抗する力も意思もない。
むしろ……望んでいたモノがようやく与えられる期待に、自ら落下地点の軌道修正をした程だった。
ずぷずぷずぷ……
「はっ…ぁあっ!!」
座ったまま後ろから貫かれ、自重の重みでより深い位置まで固くて熱いモノが押し込まれる。
何回と挿入されて行為自体には慣れているはずなのに、未だにその大きさを最初に収める時には息が止まるような圧迫を感じていた。
そして、それはアスランも同じ様で、根本までギチギチと締められる刺激に、深く息を吐く。
「はぁ……何度やっても、狭くてトロトロで……最高ですよ……」
私の体幹に密着するほど抱きつきながら、後ろから耳元で囁かれると、その刺激にピクピクと猫耳が動く。
「ひゃぁんっ」
「ふふふ…耳…かわいい」
ペロペロと耳介を舐められて甘噛されると、ぺたりと耳が寝てしまうのがわかるが、耳を責められるのは本当にダメなのだ。
「やっ…耳、やぁんっ」
か細い声で抵抗しながら背中を弓なりに反らせて震えると、連動するように下腹部にキュッと力が入る。
「…ンッ……ミーア…キュッキュッと、私のモノを食んでますよ。…気持ちいい?
もう、このままでも良い位?」
そうやって、剛直を入れたまま耳元で囁きながら、体をまさぐって胸を揉むとか……辛すぎる。
そんなことされるともう、なんでも良いから、もっと奥まで突いてほしいと泣きながら強請ってしまいそうだ。
というか、強請ってみせろと促されているのをヒシヒシと感じる。
普段だったら、そんな事しないけれども……
「んっ、んっ…イイっ……キモチイイ…けど……もう…動いてぇっ…お願い…っ」
すっかり快楽に慣らされた私に、プライドなんてとうに無かった。
生理的な涙を流しながら、自分の良い所に当たるよう、グリグリと自ら腰を押し付けて強請ってしまう。
「はっ……見た目は少女なのに、まるで淫らな淫婦のようですね…ふふ…私のモノを自ら貪って…
…とは言え、愛しい貴女にこんなにされては、私も我慢できない…」
後ろからヌルリと首筋を舐め上げられて、絡みつくように腕を回されて抱きつかれると二人の体は隙間なく密着しては、グチュグチュと音を立てて何度も貫かれた。
そして後ろから回した手で凝った胸の先を片手の指で両方同時にグリグリと押し潰されて捏ねられながら、固くなった陰核も同時に責められれば、何も考えられないほど乱される。
イイ所を擦られて突かれている内に何度イッたかなんて、すでに数え切れない。
互いの体液が寝台を汚してドロドロにしていても、全く意識に登らなかった。
「あっあっあっ…やっ、イイっ…イイっ…あぁっ…やんっ…も…ダメぇっ…またイクぅっ!!」
最初は余裕すら感じるほど緩やかだった腰の動きが、徐々に忙しない動きになって来たのを感じると、自分が四つん這いになって後ろから穿たれていることに気づく余裕もなかった。
「はっはっ…ミーアっ、ミーアっ…私もっ…」
アスランの艶っぽい声や息遣いを感じてはいたが、自分で顔を上げる力もなく―――寝台の上で腰を持ち上げられた体勢で後ろからスパートをかけるようにパンパンと肉が当たる音がしていたと思うのだが、胎内に熱いモノが注ぎ込まれたの感じた時には、すっかり意識を失って気絶するように眠っていた。
「……で、ミーアよ。今日は一体何しに来たのだ?」
あれから翌日―――は、ちょっと体のきしみが酷くて行けなかったので、2日後に、人間姿で再び王宮へ転移すると、まるで待ち構えていたかのように待っていた騎士たちに連行された。
連行って言っても、神獣である私に触れる様な無礼はできないからって、付かず離れず説得され、パパ上の部屋に誘導された訳で。
そして案内された先にいたエマーソン国王ことパパ上は、妙にやさぐれた態度で私を待っていた。
やさぐれていても、ちょいワル親父っぽくてカッコいいんだけれども。
「え、呼び捨て? 突然?」
どうしたというのだろうか?
少なくとも、敬称位はつけてくれてたよね?
ムカつくというより、急な態度の変化に戸惑ってしまうではないか。
そう思って首を傾げていると、対面しているパパ上から「ちっ」と舌打ちをされた。
えっ、えっ…舌打ち?
「そなたに敬称はいらんだろう。礼儀も常識も知らん子供にはな。
突然知らせもなく王宮に無断で入り込み、巨大な神力を隠しもせずに歩き回って城の魔力機構を撹乱。その後王宮魔道士達は徹夜で修理に明け暮れることとなった。
そして王宮で蟄居している王子の宮に無断で侵入して、その説明もないまま、そなたを探しに来た神殿の長を逆に攫って逃亡。
その後何か説明があるかと思って翌日連絡すれば、『ちょっとハッスルしすぎたから、また明日行きます』だと?
いくら神獣様でも…まだ人の世に慣れていない子供だとしても、酷すぎる所業ではないか。
神殿の連中は、神獣と言えども人の世に降り立つそなたに常識というものを教えなかったのか?」
などと言われれれば、自分の行動の非常識さを改めて自覚してシュンとなるところなのだが…思わず聞き捨てならない言葉にカッとなった。
「ちょ…ハッスルなんて私言ってな…」
「…それは、そこの不埒な神官の長が言った言葉であったか?
ふんっ…。どうでも良いがな」
「はっ!? アスラン!?」
私の後ろでひっそり控えていたアスランは、フッと昏い笑みを浮かべて首を傾げたまま、何も言わない。
「……えっと…アスランさん?」
その静かな佇まいがやけに不気味で、思わず改まって聞いてしまう。
「ミーア様……私、ハーレムとか嫌ですから。
いくら兄上であっても……貴女を他の男と共有するとか、できませんから」
「その意見には全面的に賛成させていただきますが、仰ってる意味がよくわからないんですけれども!」
私は、助けを求めるようにパパ上を仰ぎ見た。
座っている位置はどっちかと言うと私が上座なのだが、人間化していても身長差がアスラン以上に半端ないので、当然見上げる形になる。
「神獣であるそなたや、被害者でもあるアスランの口添えがあり、シュタインの境遇を再度見直すことになってな」
「え……」
「確かに、アレの存在が公爵―――今は侯爵であるが―――彼らの野心を煽り立てることとなった。
しかし、元第2妃が犯した罪については…その咎を何も関与していないその身に負わせることに抵抗が無かったわけではないが、王に対する反逆罪すら適用される罪であったため、類は息子や父親など、親族にすら及んだのだ。
公爵が処刑の憂き目を見ず、降格したのみに済んだのは、元第2妃やシュタインを庇うことなく捜査に協力し、貴族として粛々と罰を受け入れたからなのだが……シュタインの王位継承権を剥奪し、幽閉してからもう5年にもなる。
あれも優秀な王子であり、家臣たちからの信頼もあったため、罪の軽減を訴える者も少なくなかった。
そこの、アスランの様にな」
「兄上は……何もご存知なかったでしょうしね……」
そう言って、当時のことを思い出しているのか、辛そうに笑う顔が胸を突く。
「兄上は、私が全てを奪ったことを、一言も責めませんでした。
私が元第2妃を追いやったことは、今でも後悔はありません。
しかし、それでも兄のことだけは……」
「…………」
誰も何も言えない重い沈黙が、一瞬その場を支配した。
政略で娶った妻がやったとは言え、愛する妻を殺された国王も、口を挟まなかった。
「………で、ですね。
この度、ミーア様に娶っていただくことで、特赦をいただけることになりまして」
何を言って良いのか…そう思っていると、急に明るい口調になったアスランが、話を変える。
「ん?……んん? 突然話飛んだね。
特赦…そんなの出るの? 王様からのお祝いってこと?」
「まぁ、こじつけみたいなものだがな。
そなたもそれを直談判しようとしていたと聞いたので…それでよかろう?
余、個人からはまた何か送らせてもらうつもりであるし」
「はぁ、まぁ、願ってもないことですし、何かプレゼントをしていただけるなら、嬉しいですけど。
で、そういや、そこからハーレムってなんでそんな話に?」
「ハッキリ決めた訳ではないが、王太子はすでに妻帯しており、後継となる世継ぎも儲けている。
そのため、余計な争い事になる恐れのあるシュタインの王位継承権は復活させることはできないが、その代わり爵位と領地を授けて、城から解放しようと思ってな」
「へぇ、それは良かったです。
良かったね、アスラン」
思わぬ良き知らせに、私も嬉しくなってアスランに声をかけたのだが……何故かそこからアスランは不満顔を隠さなくなった。
「え…嬉しくないの? どしたの? そんな仏頂面して…」
「ふふん…こやつはな、神殿の真横の領地をシュタインが治めるのが面白くないのよ。
あそこは、かつて元公爵から奪って国の直轄領としていた地だったので、その孫であるシュタインに返して新たな公爵として治めるには丁度いいんだがな」
「ええ、問題はない…ですよね? なのに、何で?
仲の良いお兄さんが近くにいて、良かったじゃない?」
「ミーア様………兄上が近くに来て、嬉しいんですか?」
「え…? シュタイン兄様…優しくて、いい人だったから…私は、嬉しい…かな……?」
…神の手をお持ちですし……とは、言えないなと思っていたのだが、目ざといアスランは、思わず視線を反らした私の挙動を、信じられないとでも言いたそうに見つめていたが、
「……やっぱり…。
兄上が近くに来たら、ハーレム入れるつもりなんですねっ!?
ミーア様の浮気者―――っ!!」
そう言って、泣きながらどこかへ走り去っていく。
「ちょっとっ!何言ってるのよ!?―――って、どこ行くのーーーっ!?」
思わぬスピードで走り去るアスランを追うことも出来ず、私は立ち上がったものの、そのままアスランの消え去った方に手を伸ばしたまま立ち尽くした。
「………あいつ、ちょっと変わりすぎじゃないか?」
そう言って、一人冷静なパパ上は、ズズーッと冷めたお茶を啜った。
アスランが普段から挙動不審なのは、私と知り合う前からであると思いたかったので、私は何も言わずに再び座ると、同じ様にお茶を啜る。
冷めきった紅茶は、ちょっと渋くて苦味を感じたが、最後まで一息に飲み干したのだった。
その後、ブランカッツェ神殿に隣接する領地を治めるために、青年公爵が襲爵した。
もちろん、我らがシュタイン兄様である。
兄様は、公爵の礼服を纏って神殿にご挨拶に来てくれたのだ。
相変わらず、堂々とした見事な体躯で、男らしい美貌を備える偉丈夫っぷりに惚れ惚れするのだが…
神官長たるアスランは、ホッとしたような笑顔で挨拶を受け入れながら、どこか焦っているように見えた。
あんなにハーレムなんて作らないって言ってるのに、どこか信じてもらえないのが寂しい。
シュタイン兄様は、そんなアスランの態度に気付いているのかいないのか全く分からない。
なぜなら常に爽やかに笑っているから。
ある意味、このポーカーフェイスで王宮の複雑な人間関係を乗り切って来たのだという。
しかし、横で笑顔で牽制している男がいるというのに、
「これから隣の領地にいるので、いつでも会いに来れるようになったな。
神獣様……これからは父上のように御名で呼ばせてもらって良いだろう?
俺の手の中で…あんなに嬉しそうに声をあげて、無防備に体を擦り付けて喜んでいたんだから……
俺も、あの時の貴女のことを忘れられないんだ……。
今でもあの可愛い声が耳に残っている。
だから、また……その体を思う存分愛でさせてくれ。きっと気持ち良くするから…」
なんて爆弾発言を笑顔でぶつけるこの男が、本当に爽やかな善人なのかどうか…ちょっと疑問を呈したいと思った。
その夜、私は散々アスランに責められて、まるで浮気した男が彼女に土下座して許してもらうような心地にさせられたことは言うまでもない。
―――――翌日はもちろん起き上がれなかった。 理不尽だ。
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完結ありがとうございます♪
(*´ω`*)アスランは王子様だったのですね。兄弟は猫好きだったりするんでしょうか?アスランの嫉妬とか見てみたい気もします。
ミーアちゃんはロリで成長止まっちゃったのですね(笑)
アスラン念願かなって良かったね♪
再び感想、ありがとうございます\(^o^)/
アスランの過去話、ざっと書いてみました。
案外シリアスで、困っちゃいましたがw
ミーアちゃんが過労死で苦しんでる頃に、アスランは妄想プレイの真っ最中w
シュタイン兄上しか出ていませんが、神殿周囲以外の人は、猫神さまに対してはこういう感覚なんです。
人間スタイルのミーアさんが目の前にいたら、もう少しもっとこう…
ただ、ロリ属性があるかないかが分かれ目かもしれませんw
(*´ω`*)お久しぶりです!新作ありがとうございます♪
今度は猫オタのイケメンさんですねっ!猫好きに悪い人はいない!今後が楽しみですっ
(人 •͈ᴗ•͈)猫オタは下僕になる運命ですよね!逆らえません。かくいう私も猫さまの下僕になり果てた時期がありましたとも(笑)
カワイイにゃんこにハァハァ言う気持ちわかります(。•̀ᴗ-)✧猫耳ロリ(笑)猫オタさんはもう止まりませんね♡
おお、こんなニッチなところにまでありがとうございます\(^o^)/
こんな話書いててなんですが、猫より犬派だったりしますw
しかし、猫に振り回される猫ヲタさんの幸福感は計り知れないものを感じます。
気まぐれに振り回されて、気付いたら夢中なくらいにハマっちゃうって……下僕気質ないと無理やな…とw
世界一幸せな下僕www
ただ…この猫ヲタさんは、猫のミーアさんを性的な目で見ているフシがあるので、通報案件ですけどwww