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第一章 古代遺跡で凌辱される

第9話 お父様の指輪【リュドミラ視点】

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「うひぉー、オマンコ大洪水じゃねぇか!」
「お父様……」

 男のオチンチンが挿れられる前に、右手の人差し指に嵌めたお父様の指輪を握り締めた。
 緑色の指輪の表面には読めないけど、文字のようなものが刻まれている。

「もしかして……?」
「ははっ。気が強いのはマンコも同じだな。愛液ダラダラ垂れ流しているのに、ピッタリ閉じてやがる。そんなにいやらしいエロ穴が見られるのが恥かしいのか?」
「ま、待ってください⁉︎ 財宝の部屋に案内します!」

 この指輪が台座を動かす言葉かもしれない。
 四つん這いになるのをやめて、急いで股を閉じると、迫ってくる男を両手を出して止めた。

「おいおい、巫山戯んなよ。ここまで来て、怖くて出来ませんじゃねぇんだよ。嫌なら無理矢理するだけなんだよ!」
「お願いです! すぐに終わります! アーニャ、この指輪に文字が刻まれているの。あなたなら読めるでしょう?」

 男から急いで逃げると、台座を調べているアーニャの所に走って指輪を見せた。
 アーニャはジロジロと指輪を見ている。

「えーっと、あっ、はい……意味は分かりませんが古代語で『アヴァロン』と書かれてます」
「ありがとう、アーニャ!」
「わぁっ⁉︎」

 力一杯アーニャを抱き締めてお礼を言うと、台座に右手を置いた。
 そして、教えてもらった指輪の言葉を力強く言った。

「『アヴァロン』‼︎ きゃああッ!」
「ぐっ、何だこれは‼︎」

 言葉を言った瞬間、パァッと床が強く輝き出した。
 眩しくて閉じた目をゆっくりと開けていく。床が青色に円形に光っているのが見えた。
 よく分からないけど、あそこに行けば助かるかもしれない。

「ノーラ! アーニャ! 光る床の上に走って!」
「テメェら、逃げられると思うなよ!」

 ノーラに呼びかけて、アーニャの腕を引っ張っていく。
 光る床の上に乗ると、身体が溶けるような感覚と奇妙な浮遊感が襲ってきた。
 三人で手を繋いで何が起きるのかドキドキと待つ。

 パアアアアッッ——‼︎

「「「きゃあああああッッ‼︎」」」

 頭の中が強烈な真白い光に染められて、何も見えなくなってしまった。
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