60 / 121
15日目
魔物新種開発
しおりを挟む
「こんなことして許されると思うなフラッー!」
「この野朗、暴れるんじゃねえ!」
無事にお姉ちゃんにならずに、ジャンは石像遺跡から生還した。
大きな虫網で捕獲した、緑色の風フライムを引っ張っている。
サメ型飛行船の尾びれに、2匹の風フライムが縛り付けられた。
あとは牧場に連れて行くだけだ。
「お姉ちゃん、私のレベルどのぐらい上がったの?」
「えーっと、32です」
「たったの2だけかぁー」
シリカに聞かれたので、カノンは嘘を教えた。兄妹は自分のレベルが分からない。
頑張って石像を沢山倒したシリカは、ガッカリしている。
兄妹を飛行船に乗せると、カノンは二人の家を目指した。
外出禁止中なのに外出しているから、もう怒られるのは決定だ。
二人で鬼のいない隠れん坊をしていたと言って、誤魔化すしかない。
「バイバイ、お姉ちゃん~♪」
「……はぁー。子供の相手は疲れます」
兄妹を家の近くに降ろすと、カノンは岩山の氷フライム第一牧場を目指した。
第十二牧場まで作ったが、もう経験値を大量に集める必要がない。
第一牧場以外は壊してもよさそうだ。
「うーん、スライムとフライムだと分裂するんでしょうか?」
片手運転しながら、カノンは万能魔物図鑑で調べものをしている。
氷風フライムもスフライムもフスライムも載っていない。
載っていないということは、存在しないか、新種を作ろうとしている。
新種が出来れば、発見者が名前を付けることが出来るから、氷風フライムになる。
「あれ? ドラゴンがいませんね」
牧場に氷フライムはいるのに、茶色のドラゴンはいなかった。
翼を手に入れて、自由を手に入れた。
飛びたい時に飛んで、帰りたい時に帰るに決まっている。
「まあ、お腹が空けば戻って来ますね。家と食事の用意をしますか」
外出中のドラゴンは気にせずに、カノンは作業を始めた。
ドラゴンが住むには三階建ての豪邸だと小さすぎる。
豪邸九軒を縦横斜めに三列に並べて、壁を壊して一軒の巨大豪邸を作ってあげた。
予報では明日は大雨だった。これで雨に濡れずに済む。
「これで問題なしです。ドラゴンの方は終わりですね」
巨大豪邸の床に焼いたミノタウロス牛を山盛りに置いた。
お腹が空けば、あとは勝手に家に入って食べてくれる。
次は新婚フライム用の新居を作らないといけない。
「兄弟! お前も捕まったフラッか!」
「ここは何処なんだフラッ⁉︎ 何されるんだフラッ‼︎」
生き残った氷フライムと新入り風フライムが、広めのオリハルコン製の檻の中で出会った。
間違いが起きないように、氷一匹、風一匹の割合で閉じ込められた。
これで氷フライム同士や風フライム同士で分裂しない。
あとは餌を与えて、二時間も待っていれば結果は分かる。
「今のうちに残りの氷フライムと牧場を破壊しますか」
でも二時間も待っているのは暇なので、第一牧場以外の牧場を廃業することにした。
飛行船に乗って、神風の刃杖で、牧場を囲む豪邸壁と氷フライムを破壊して回る。
無事に氷フライム2匹、風フライム2匹を残して、第十二牧場までのフライムが処理された。
「何色のフライムになるんでしょうか?」
カノンは一仕事終えて、第一牧場に戻った。
いつも通りなら、時間的には分裂しているはずだ。
「えー、増えてないです」
だけど、格子の隙間から見える檻の中には、氷フライムと風フライムが1匹ずつしかいなかった。
餌は消えているのに、新種の氷風フライムは誕生しなかった。
「もしかすると別種類だと、時間が必要なんでしょうか? それともレベルが足りないとかですか?」
推奨レベル30のダンジョンの氷フライムと、推奨レベル14のダンジョンの風フライムだ。
カノンは上手くいかなかった原因を考えているが、伝説の実は与えない方がいい。
檻を破壊されて逃げられるに決まっている。
「う~ん、レベルが分からないです。パーティに入れるしかないですね。明日、申請書を貰いに行きますか」
だが、レベル100になって、カノンは調子に乗っている。
フライムのステータスを調べようとした。でも道具じゃないから見えなかった。
だったらとペットのように仲間にして、ステータスを見る方法を思いついた。
無駄な知恵だけは上手く回るようになっている。
「この野朗、暴れるんじゃねえ!」
無事にお姉ちゃんにならずに、ジャンは石像遺跡から生還した。
大きな虫網で捕獲した、緑色の風フライムを引っ張っている。
サメ型飛行船の尾びれに、2匹の風フライムが縛り付けられた。
あとは牧場に連れて行くだけだ。
「お姉ちゃん、私のレベルどのぐらい上がったの?」
「えーっと、32です」
「たったの2だけかぁー」
シリカに聞かれたので、カノンは嘘を教えた。兄妹は自分のレベルが分からない。
頑張って石像を沢山倒したシリカは、ガッカリしている。
兄妹を飛行船に乗せると、カノンは二人の家を目指した。
外出禁止中なのに外出しているから、もう怒られるのは決定だ。
二人で鬼のいない隠れん坊をしていたと言って、誤魔化すしかない。
「バイバイ、お姉ちゃん~♪」
「……はぁー。子供の相手は疲れます」
兄妹を家の近くに降ろすと、カノンは岩山の氷フライム第一牧場を目指した。
第十二牧場まで作ったが、もう経験値を大量に集める必要がない。
第一牧場以外は壊してもよさそうだ。
「うーん、スライムとフライムだと分裂するんでしょうか?」
片手運転しながら、カノンは万能魔物図鑑で調べものをしている。
氷風フライムもスフライムもフスライムも載っていない。
載っていないということは、存在しないか、新種を作ろうとしている。
新種が出来れば、発見者が名前を付けることが出来るから、氷風フライムになる。
「あれ? ドラゴンがいませんね」
牧場に氷フライムはいるのに、茶色のドラゴンはいなかった。
翼を手に入れて、自由を手に入れた。
飛びたい時に飛んで、帰りたい時に帰るに決まっている。
「まあ、お腹が空けば戻って来ますね。家と食事の用意をしますか」
外出中のドラゴンは気にせずに、カノンは作業を始めた。
ドラゴンが住むには三階建ての豪邸だと小さすぎる。
豪邸九軒を縦横斜めに三列に並べて、壁を壊して一軒の巨大豪邸を作ってあげた。
予報では明日は大雨だった。これで雨に濡れずに済む。
「これで問題なしです。ドラゴンの方は終わりですね」
巨大豪邸の床に焼いたミノタウロス牛を山盛りに置いた。
お腹が空けば、あとは勝手に家に入って食べてくれる。
次は新婚フライム用の新居を作らないといけない。
「兄弟! お前も捕まったフラッか!」
「ここは何処なんだフラッ⁉︎ 何されるんだフラッ‼︎」
生き残った氷フライムと新入り風フライムが、広めのオリハルコン製の檻の中で出会った。
間違いが起きないように、氷一匹、風一匹の割合で閉じ込められた。
これで氷フライム同士や風フライム同士で分裂しない。
あとは餌を与えて、二時間も待っていれば結果は分かる。
「今のうちに残りの氷フライムと牧場を破壊しますか」
でも二時間も待っているのは暇なので、第一牧場以外の牧場を廃業することにした。
飛行船に乗って、神風の刃杖で、牧場を囲む豪邸壁と氷フライムを破壊して回る。
無事に氷フライム2匹、風フライム2匹を残して、第十二牧場までのフライムが処理された。
「何色のフライムになるんでしょうか?」
カノンは一仕事終えて、第一牧場に戻った。
いつも通りなら、時間的には分裂しているはずだ。
「えー、増えてないです」
だけど、格子の隙間から見える檻の中には、氷フライムと風フライムが1匹ずつしかいなかった。
餌は消えているのに、新種の氷風フライムは誕生しなかった。
「もしかすると別種類だと、時間が必要なんでしょうか? それともレベルが足りないとかですか?」
推奨レベル30のダンジョンの氷フライムと、推奨レベル14のダンジョンの風フライムだ。
カノンは上手くいかなかった原因を考えているが、伝説の実は与えない方がいい。
檻を破壊されて逃げられるに決まっている。
「う~ん、レベルが分からないです。パーティに入れるしかないですね。明日、申請書を貰いに行きますか」
だが、レベル100になって、カノンは調子に乗っている。
フライムのステータスを調べようとした。でも道具じゃないから見えなかった。
だったらとペットのように仲間にして、ステータスを見る方法を思いついた。
無駄な知恵だけは上手く回るようになっている。
4
あなたにおすすめの小説
異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 番外編『旅日記』
アーエル
ファンタジー
カクヨムさん→小説家になろうさんで連載(完結済)していた
【 異世界生活〜異世界に飛ばされても生活水準は変えません〜 】の番外編です。
カクヨム版の
分割投稿となりますので
一話が長かったり短かったりしています。
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
安全第一異世界生活
朋
ファンタジー
異世界に転移させられた 麻生 要(幼児になった3人の孫を持つ婆ちゃん)
新たな世界で新たな家族を得て、出会った優しい人・癖の強い人・腹黒と色々な人に気にかけられて婆ちゃん節を炸裂させながら安全重視の異世界冒険生活目指します!!
特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。
黄玉八重
ファンタジー
水無月宗八は意識を取り戻した。
そこは誰もいない大きい部屋で、どうやら異世界召喚に遭ったようだ。
しかし姫様が「ようこそ!」って出迎えてくれないわ、不審者扱いされるわ、勇者は1ヶ月前に旅立ってらしいし、じゃあ俺は何で召喚されたの?
優しい水の国アスペラルダの方々に触れながら、
冒険者家業で地力を付けながら、
訪れた異世界に潜む問題に自分で飛び込んでいく。
勇者ではありません。
召喚されたのかも迷い込んだのかもわかりません。
でも、優しい異世界への恩返しになれば・・・。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる