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22日目
宮殿のボス猫
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大きな動物はパトラッシュや馬で見慣れている。
ケットシーは人間の12歳ぐらいの子供ぐらいの大きさだ。
「ニャー、ニャー!」
太い木製の孫の手を持って向かって来る、二足歩行の猫人は怖くない。
使用人達は可愛いと思いつつも、剣を振り回して倒すしかない。
「やぁっ!」
「きゃああ!」
「ネズミだと思って、手加減するんじゃないぞ」
ウェインが怖がっているベアトリスに注意した。
ここでは女同士の「猫ちゃん、可愛いぃ~♡」は要らない。
向かって来るケットシーを剣で突き刺し、叩き斬るだけでいい。
「やれやれ、剣の握り方から教えた方が早そうだ。目標レベルは一人どのぐらいだ?」
少し見れば戦闘の素人なのは分かる。
ルセフがウェインの使用人二人に呆れながら、ナンシーに聞いた。
すぐにナンシーがミランダの代わりに答えた。
「ミランダお嬢様はレベル30が希望です。出来ますか?」
「絶対無理だな。そんなにたくさん魔物はいない。四人なら一人平均8~9で我慢するんだな」
ルセフは素直に答えたが、ミランダとカノンは数に入れていない。
しかも、一人60匹倒した場合でレベル9ぐらいだ。
「では、一人だけならどうですか?」
「答えは一緒だ。レベル17ぐらいが良いところだ」
「17ですね。分かりました」
ナンシーは聞き方を変えて、欲しい情報を手に入れた。
後ろを付いて来るミランダに駆け寄ると、どうした方がいいか聞いている。
「私は別にいいわ。今日無理ならあんた達がレベル上げしなさい」
「分かりました。すぐに終わらせます」
ミランダは後ろから見ているだけでいいらしい。だが、誰が倒しても問題ない。
パーティ申請書に使用人四人の署名を貰っている。誰が倒しても全員に経験値が入る。
螺旋状の広い階段を猫を倒しながら、宮殿の最上階を目指して進んでいく。
猫は白黒、白、黒、青と色々いるが強さはほぼ同じだ。
ミランダと使用人四人のレベルが、10を超えるという怪現象が発生しているが問題ない。
「姉様も記念に一匹倒しませんか? 私が援護しますよ」
「ふわぁ~ぁ、私はいいわ。歩くのだけで疲れたし、倒したいならあんたが倒しなさい」
「私もいいです」
もうすぐ最上階に到着する。カノンは退屈そうに歩いている姉を猫狩りに誘った。
ミランダは欠伸して、今にも眠りそうだが、それでもやる気はないようだ。
ただの観光をして、このまま思い出も作らずに帰るのが希望らしい。
宮殿最上階にある、玉座の間のような広い空間に到着した。
15匹のケットシーが家来のように、1匹のデブ黒猫ケットシーを守っている。
キングケットシーと呼ばれる猫宮殿のボス猫だ。
「うわぁー、一匹だけ可愛くないのが混ざっています」
「そう? 愛嬌があって可愛いじゃない」
姉妹でデブ猫の評価が分かれているが、あれを使用人達が倒したら終わりだ。
ウェインとルセフが後ろから見守りながら、使用人四人が挑戦した。
「ニャニャニャ♪ 若い人間の女ニャン。両手で転がして遊んでやるニャン♡ お前達、生け捕りにするニャン!」
「ニャーン‼︎」
キングの命令で、一斉に15匹のケットシーが襲いかかった。
「痛ぁーい!」
「この、この、このぉー!」
「ぎゃにぁーっ‼︎」
使用人四人が孫の手で叩かれながら、剣を振り回して奮闘している。
4対15の厳しい戦いだが、皆んなで協力して動き回って、少しずつ倒している。
レベル14まで上がっているから、簡単には負けない。
「にあああっ‼︎」
「ニャニャニャ♪ なかなかやるニャー。にゃあ自ら相手してやるニャー」
手下の半分が倒されて、キングが小さな玉座から立ち上がった。
両手に長い孫の手を装備して、使用人に向かって、ドスドス重い身体で走っていく。
「きゃああ⁉︎」「いやああ⁉︎」
「ニャニャニャ♡」
デブ猫ではなく、エロ猫だった。長い孫の手で使用人のお尻を撫でている。
悪質な精神攻撃に使用人達のMPが減少している。
「恐ろしい猫です。早く倒さないと全員傷モノです」
傷モノにはならないが、精神攻撃の所為で使用人達は集中できていない。
手下のケットシーの攻撃を食らっている。
カノンは神速ダガーを取り出した。乙女の最大のピンチに助太刀するようだ。
2倍速を使用して、誰にも気づかれない速さで、エロ猫の孫の手を素早く切断した。
「ニャニャ⁉︎ どういうことニャ‼︎」
「トドメはお任せです」
——スパァン!
二本の孫の手がバラバラに切断されて、床に散らばった。
武器を失って動揺するエロ猫は、ただの丸裸のデブ猫だ。
「にぎゃああ!」
「くぅぅぅ、最後はあのエロ猫だけよ!」
「はぁ、はぁ、覚悟はよろしいですか?」
「ニャー‼︎」
手下のケットシーを全滅させると、傷だらけのナンシーがデブ猫に聞いた。
デブ猫は悲鳴を上げると、素早く床に転がった。勝てないのは分かっている。
「ニャ~ン♪ ニャ~ン♪ ゴロニャ~ン♪」
「…………はあ?」
つぶらな瞳で見つめて、可愛らしい声で鳴き始めた。
全然可愛くないし、それで見逃してくれるほど使用人達は優しくない。
血に染まった剣を振り上げた。もう遅い。
ケットシーは人間の12歳ぐらいの子供ぐらいの大きさだ。
「ニャー、ニャー!」
太い木製の孫の手を持って向かって来る、二足歩行の猫人は怖くない。
使用人達は可愛いと思いつつも、剣を振り回して倒すしかない。
「やぁっ!」
「きゃああ!」
「ネズミだと思って、手加減するんじゃないぞ」
ウェインが怖がっているベアトリスに注意した。
ここでは女同士の「猫ちゃん、可愛いぃ~♡」は要らない。
向かって来るケットシーを剣で突き刺し、叩き斬るだけでいい。
「やれやれ、剣の握り方から教えた方が早そうだ。目標レベルは一人どのぐらいだ?」
少し見れば戦闘の素人なのは分かる。
ルセフがウェインの使用人二人に呆れながら、ナンシーに聞いた。
すぐにナンシーがミランダの代わりに答えた。
「ミランダお嬢様はレベル30が希望です。出来ますか?」
「絶対無理だな。そんなにたくさん魔物はいない。四人なら一人平均8~9で我慢するんだな」
ルセフは素直に答えたが、ミランダとカノンは数に入れていない。
しかも、一人60匹倒した場合でレベル9ぐらいだ。
「では、一人だけならどうですか?」
「答えは一緒だ。レベル17ぐらいが良いところだ」
「17ですね。分かりました」
ナンシーは聞き方を変えて、欲しい情報を手に入れた。
後ろを付いて来るミランダに駆け寄ると、どうした方がいいか聞いている。
「私は別にいいわ。今日無理ならあんた達がレベル上げしなさい」
「分かりました。すぐに終わらせます」
ミランダは後ろから見ているだけでいいらしい。だが、誰が倒しても問題ない。
パーティ申請書に使用人四人の署名を貰っている。誰が倒しても全員に経験値が入る。
螺旋状の広い階段を猫を倒しながら、宮殿の最上階を目指して進んでいく。
猫は白黒、白、黒、青と色々いるが強さはほぼ同じだ。
ミランダと使用人四人のレベルが、10を超えるという怪現象が発生しているが問題ない。
「姉様も記念に一匹倒しませんか? 私が援護しますよ」
「ふわぁ~ぁ、私はいいわ。歩くのだけで疲れたし、倒したいならあんたが倒しなさい」
「私もいいです」
もうすぐ最上階に到着する。カノンは退屈そうに歩いている姉を猫狩りに誘った。
ミランダは欠伸して、今にも眠りそうだが、それでもやる気はないようだ。
ただの観光をして、このまま思い出も作らずに帰るのが希望らしい。
宮殿最上階にある、玉座の間のような広い空間に到着した。
15匹のケットシーが家来のように、1匹のデブ黒猫ケットシーを守っている。
キングケットシーと呼ばれる猫宮殿のボス猫だ。
「うわぁー、一匹だけ可愛くないのが混ざっています」
「そう? 愛嬌があって可愛いじゃない」
姉妹でデブ猫の評価が分かれているが、あれを使用人達が倒したら終わりだ。
ウェインとルセフが後ろから見守りながら、使用人四人が挑戦した。
「ニャニャニャ♪ 若い人間の女ニャン。両手で転がして遊んでやるニャン♡ お前達、生け捕りにするニャン!」
「ニャーン‼︎」
キングの命令で、一斉に15匹のケットシーが襲いかかった。
「痛ぁーい!」
「この、この、このぉー!」
「ぎゃにぁーっ‼︎」
使用人四人が孫の手で叩かれながら、剣を振り回して奮闘している。
4対15の厳しい戦いだが、皆んなで協力して動き回って、少しずつ倒している。
レベル14まで上がっているから、簡単には負けない。
「にあああっ‼︎」
「ニャニャニャ♪ なかなかやるニャー。にゃあ自ら相手してやるニャー」
手下の半分が倒されて、キングが小さな玉座から立ち上がった。
両手に長い孫の手を装備して、使用人に向かって、ドスドス重い身体で走っていく。
「きゃああ⁉︎」「いやああ⁉︎」
「ニャニャニャ♡」
デブ猫ではなく、エロ猫だった。長い孫の手で使用人のお尻を撫でている。
悪質な精神攻撃に使用人達のMPが減少している。
「恐ろしい猫です。早く倒さないと全員傷モノです」
傷モノにはならないが、精神攻撃の所為で使用人達は集中できていない。
手下のケットシーの攻撃を食らっている。
カノンは神速ダガーを取り出した。乙女の最大のピンチに助太刀するようだ。
2倍速を使用して、誰にも気づかれない速さで、エロ猫の孫の手を素早く切断した。
「ニャニャ⁉︎ どういうことニャ‼︎」
「トドメはお任せです」
——スパァン!
二本の孫の手がバラバラに切断されて、床に散らばった。
武器を失って動揺するエロ猫は、ただの丸裸のデブ猫だ。
「にぎゃああ!」
「くぅぅぅ、最後はあのエロ猫だけよ!」
「はぁ、はぁ、覚悟はよろしいですか?」
「ニャー‼︎」
手下のケットシーを全滅させると、傷だらけのナンシーがデブ猫に聞いた。
デブ猫は悲鳴を上げると、素早く床に転がった。勝てないのは分かっている。
「ニャ~ン♪ ニャ~ン♪ ゴロニャ~ン♪」
「…………はあ?」
つぶらな瞳で見つめて、可愛らしい声で鳴き始めた。
全然可愛くないし、それで見逃してくれるほど使用人達は優しくない。
血に染まった剣を振り上げた。もう遅い。
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