ボッチで引きこもりの自称スマホ心理カウンセラー

20人目

　友人の友人の知り合いの弟さんの付き合っている彼女のお兄さんの仕事場の同僚の人の話だけど。

「えっ！もう一度。無理！無理！」

　さて、その同僚の人が突然、会社を辞めたんだよ。32歳の独身でね。

　まあまあ顔は小栗旬ぐらいかな？そいつがね、なんか悩んでいるから、相談になってくれってお願いするんだよ。

　仕方ないから、やりますか！彼の悩みは[達成]だろう(笑)。

　彼は同僚から月々1万円を集めていた。ただただ集めて、時が来るのを待っていた。

　12年間で彼は20人の同僚から三千万円を集めた。彼は恐ろしい程に忍耐強く、出来ると決めた目標は全て達成していた。

　彼に残された目標は、宝くじを当てるだけになった。ハッキリと言えば、彼にとって12年間は長過ぎる時間だった。

　まあ、地道に金を稼いで宝くじを当てるというルールなので仕方なかった。

　さて、1回２００万円を使い、ロト6を購入する。彼にとっては6個の数字から必ず来る数字を2つまでは選ぶのは簡単だった。

　1回目、６００万円。2回目、１５００万円。3回目、3億５０００万円。

　彼の暇つぶしはこの日で全て達成された。彼は使った６００万円を20人分の預金通帳1冊に戻して、辞表を書き始めた。

　彼は狙った目標に対しては、獰猛な肉食獣のように豹変する。だが、いまの彼は目標の無い、肉の塊だろう。

「全てが上手くいく。」全てを達成して頂点に立った時、人は何を思うか？

　彼はスマホの悩み掲示板を探して、自分の悩みを書き込もうとする。彼は人々の悩みを見て、獰猛な肉食獣に豹変する。「これだと！」

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　彼は生まれも育ちも異常な環境であった。そして、父親の教育を受けた彼には、全ての悩みを解決できるように見せかけるのは簡単な作業だった。

　彼は準備する。そして、その日が訪れた(笑)。

「さあ、新月の夜と１００人の悩みを集めた。全ての悩みが解決した瞬間に、私の悩みは全て消える(笑)」

「さて、制限時間は8時間だったな。よく分からないが、早ければ早い程、効果はあるのだろう？」

「なるほど！確かに難しい悩みだが、気の持ち方次第だな。こっちは、ああ！病み落ちだな。面倒な悩みだ(怒)」

「チィ！何人いやがる！些細なことで悩むな(怒)。お前のは悩みではない！惚気だ、別の場所でやれ！」

「1時間で4人だと！クソ！真面目に答えると時間がかかる。だが、適当に答えては私の悩みは消えない。まあいい、効果は薄れるが、まずは１００人の悩みを解決してやる(笑)」

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　彼の悩みは残り80人になりました。さて、本当に彼の悩みは消えしまうのか？結果は彼の頑張り次第ですね(冷笑)。

　皆さんも彼の頑張りを応援しましょう。沢山、沢山の悩みを彼に届けて見ましょう(冷笑)。