不死鳥フェニックスと契約した村長さんと不死身村人の最強村

もう書かないって言ったよね?

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第二章・食糧調達編

第6話 レベル735の魔物狩り

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「「「やあああああああっ‼︎」」」

 総勢二百五十以上の村人が石ころを持って、一匹の魔物に戦いを挑んでいる。
 村の近くに沢山いる魔物で、よく見かける魔物だ。
 そして、幸運にも一番弱い魔物であった。

『シィギャアアアアッ‼︎』

 黒いドラゴンが向かって来る愚かな村人達に特大の咆哮を打つけた。
 全長二百十メートル、頭部までの高さは三メートル、レベル=735。
 アークドラゴンと呼ばれる四本足と巨大な翼を持つ竜だ。
 
「「「ひええええっ‼︎」」」

 特大の咆哮にビックリした村人六十三人の心臓が一斉に止まってしまった。
 村人のレベルは全員1だ。当たり前と言えば、当たり前の結果だ。

「怯むな! 石をどんどん打つけろ! こっちは不死身だ、いつかは勝てる!」
「「「おおお!」」」

 グラハムは大声で叫んで、怯える村人に勇気と希望を与えている。
 前向きなのか、馬鹿なのか分からないが、結果は既に分かっている。
 小石を千年続けて投げても、お前達に黒き竜は倒せない。
 身体の上をアリが何百匹も這い続けたとしても、黒き竜は死にはしない。

『ヴオオオオオ‼︎ ヴオオオオオ‼︎』
「「「ぎゃあああああああッッ‼︎」」」

 黒き竜が振り回した尻尾に村人達は轢き殺されていく。まるで人間ドミノ倒しだ。
 村人達の汚い悲鳴と肉と血が乾いた砂の大地にばら撒かれていく。

「効いてるぞ! 効いてるぞ! このまま行けば倒せるぞ!」
「「「よっしゃああああッ‼︎」」」

 戦いの素人達には雄叫びと悲鳴の区別が付かないようだ。
 普通は撤退するところを前進していく。
 黒き竜の口にメラメラと燃えている赤い炎が見えないようだ。
 突っ込んでいった村人達が骨も残さずに焼き消されてしまった。

『ブオオオオオオッッ‼︎』
「「「いっぎゃああああああっっ‼︎」」」
「そ、村長⁉︎ 本当に効いているんですか?」

 この異常な状況に村人の一人が気づいたようだ。村長を疑い始めた。
 賢い行動ではあるが、聞く相手は選んだ方がいい。
 村長は適当にそれらしい答えを言っているだけで、全然分かっていない。

「問題ない。ここは村のすぐ近くだ。どんなに小さな傷でも、何千回も付ければ大きな傷になる。ほら、死んだ村人が帰って来たぞ」
「「「おおおおおおっ!」」」

 村長が指差す村の方向から、裸の若い男女が石ころを持って走ってきた。
 着ていた草の服や髪の服は燃やされても復活しない。
 この戦いは生き返って戦えば戦うほどに、村の資源を無駄に消費するだけだ。

『グゲェ……』
「あっ! 村長、逃げます!」
「逃すなぁぁぁぁっ! 瀕死の状態だぞ!」

 そして、予想した通りの展開がやって来た。
 殺しても殺しても死なない気色悪い村人達に、黒き竜は飽きてしまった。
 大きな翼を広げて大空に飛び上がると、害虫駆除の気持ちで地上の村人を炎で焼き払った。

『グッグッグッ』

 黒き竜は上空から村人が消えた地上を満足そうに見ている。
 だけど、害虫達は村の方に移動しているだけだった。
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