不死鳥フェニックスと契約した村長さんと不死身村人の最強村

もう書かないって言ったよね?

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第二章・食糧調達編

第8話 三日坊主の村人達

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「「「おおおおっ!」」」
「「「ぬおおおっ!」」」

 来る日も来る日も村人達は戦い続けた。
 戦闘を始めて、一日目で村人のレベルは10まで上がった。
 一人一日八百四十人も村人を倒せば、そのぐらいは当然上がる。

 村人達は自分達のレベルが上がっている事には、まったく気づいていない。
『あれ? ちょっと強くなったんじゃない?』と思う程度だった。
 確かにレベル10ならば、その程度の力の変化にしか気付けないだろう。

「あだだだだだだっ!」
! ぐぅぅぅぅ!」

 凄まじい拳の連撃を村人は我慢している。
 村人が両足で踏ん張って立っている地面が壊れていく。

 二日目の終わりには、レベルは40に一気に上昇した。
 村人の平均レベルが上がったので、倒せばそれだけ経験値が多く手に入るようになった。
 このまま村人同士が殺し合いを続ければ、レベルはドンドン上がるだろう。

「はぁっ‼︎」
「ゔおおおっ‼︎」

 ただの右パンチが人間を二十メートル以上も殴り飛ばしていく。
 他の村人達も拳の一撃で、乾いた大地を小さなクレーターを作れるようになった。
 三日目には、レベルは90まで到達してしまった。

 だが、一つの問題が起きた。
 一体いつまでこの殺し合いを続ければいいのか、村人達には分からなかった。

「村長、魔物を倒しに行きましょう。今なら倒せそうな気がします」
「そうです、村長。今の俺達ならやれるはずです。魔物を倒したら合格なんですよ」

 村人達は三日で殺し合いに飽きてしまった。
 四日目の朝に、村長に次々に魔物を倒しに行こうと言い始めた。
 けれども、村長グラハムは飽きっぽい村人達の意見には反対のようだ。

「忘れたのか? 不死鳥様は朝から夜まで殺し合いを続けろと言ったのだ。時が来れば、不死鳥様がやって来て、殺し合いを止めてくれる。勝手な真似をすれば、不死鳥様のお怒りを受ける事になるぞ」

 今日、初めてグラハムは村長らしい仕事をした。
 レベル90では、草だけ村周辺に生息している激強い魔物はまだまだ倒せない。
 レベル1000ぐらいは必要なのだ。それを村人達は分かっていない。

 何かを得るには資格が必要なのだ。魔物を倒すには強さという資格が必要なのだ。
 資格無き者に欲するものは絶対に手に入らない。
 それが世界だ。世界はそんなに甘くない。
 
「考え足らずで申し訳ありませんでした!」
「残された食糧が少ないので、焦ってしまいました!」
「村長! どうか愚かな我らをお許しください!」

 村長に意見を言いに来た村人達が、次々に自分勝手な愚かな考えを土下座して謝罪していく。
 そんな愚かで可愛い村人達をグラハムは優しい言葉で慰める。

「ああ、分かっている。だが、不死鳥様は草が無ければ、土を食べろと言っていた。我らはとっくに死んだ身だ。贅沢を言ってはいけないんだ。腹が減ったのなら土を食べなさい」
「「「嗚呼、村長様っ!」」」

 グラハムの言葉に村人達は涙を流して感動している。
 草が無くなったら、『土だけ村』に名前を変えれば何も問題ないのだ。

 そして、四日目も村長の言う通りに村人達は殺し合いを続けた。
 その結果、人間の限界であるレベル100になる事が出来た。

 悪いがこれが現実だ。お前達如きが簡単に魔物を倒せる訳がないという事だ。
 希望という甘い夢を少しだけ見させられて利用されただけだ。
 草が無ければ、土を食うしかない。
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感想 1

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みんなの感想(1件)

スパークノークス

おもしろい!
お気に入りに登録しました~

2021.08.29 もう書かないって言ったよね?

感想ありがとうございます。
複雑な世界観や心理描写とか気にせずに、1000文字ぐらいで気楽な気分で書こうと思っています。

解除

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