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夢追い川(前半)
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僕達4人は縁切先生から、青春学園の男子生徒を夢追い川の掃除に誘うことを禁止されていた。
陣内君の大勢の夢見る男子生徒全員の協力があれば早く片付けられるという目論見は早くも崩れて去ってしまった。
夢追い川はキチンと片側の川岸が石畳で整備された河川で、早朝や休日には犬の散歩やラン二ングコースとして沢山の人に利用されていた。
酒井君「掃除ってどうすればいいと思う、青野君?」と今日も青野君の事をじぃ~っと見ています。青野君「う~ん?とりあえずは川岸の石畳と川の中のゴミを拾えばいいと思うよ!」と答えてあげます。
陣内君「だったら、まずは石畳だな!川の中は濡れるから嫌だ!」とみんなの正直な感想を言います。奥寺君「適当にやって帰ろうよー(願!)」と自分の気持ちをみんなに話しました。
陣内君「奥寺(怒‼︎)お前は適当なのか?適当な人間なのか?何をやるのも適当にして、一生適当のまま終わるのか?それでいいのか?お前はそれでも男か?悔しくないのか(怒‼︎)」と何故だか前の担任の滝田先生が乗り移りました。
奥寺君はもう目を閉じて、歯を食いしばってビンタが来るのを待っています。僕達3人は奥寺君を放置して、さっさと掃除を開始しました。
奥寺君「みんな酷いよ~(悲!)あのパターンは絶対に殴るでしょ!」とみんなに訴えます。陣内君「俺の拳は友達を殴る為にあるんじゃない!ゴミを拾う為にあるんだ!」とカッコつけたいのか、笑わせたいのか正直分かりませんでした。
青野君は落ちているゴミを拾っていきます。落ちているレジー袋をゴミ袋に入れます。落ちている空き缶をゴミ袋に入れます。落ちている1円玉をポケットに入れます。落ちている弁当空をゴミ袋に入れます。落ちているエロ本を背負っているリュックサックの中に入れます。
陣内君は落ちているゴミを拾っていきます。落ちている煙草の吸殻をゴミ袋に入れます。落ちている10円玉は交番に届けます。落ちているエロ本は中身を吟味してからゴミ袋に入れます。
奥寺君と酒井君はとにかく雑草をゴミ袋に入れて量を稼いでいます。はっきり言って、奥寺君の人生は適当な人間として終わるでしょう。
🕚
僕達はお昼前に一回集合してから、午後から再開する川掃除の作戦を立てます。青野君「ちょっと陣内君(慌てて!)キチンとゴミの分別しないと(注意!)僕がやっているから、みんなと縁切先生の所に行って長靴とお弁当もらって来て!」とお母さんのような事を言っています。
青野君はみんながいなくなるのをしっかりと確認すると、陣内君のゴミ袋からエロ本を取り出してから、リュックサックの戦利品に加えました。
僕達4人は縁切先生から、青春学園の男子生徒を夢追い川の掃除に誘うことを禁止されていた。
陣内君の大勢の夢見る男子生徒全員の協力があれば早く片付けられるという目論見は早くも崩れて去ってしまった。
夢追い川はキチンと片側の川岸が石畳で整備された河川で、早朝や休日には犬の散歩やラン二ングコースとして沢山の人に利用されていた。
酒井君「掃除ってどうすればいいと思う、青野君?」と今日も青野君の事をじぃ~っと見ています。青野君「う~ん?とりあえずは川岸の石畳と川の中のゴミを拾えばいいと思うよ!」と答えてあげます。
陣内君「だったら、まずは石畳だな!川の中は濡れるから嫌だ!」とみんなの正直な感想を言います。奥寺君「適当にやって帰ろうよー(願!)」と自分の気持ちをみんなに話しました。
陣内君「奥寺(怒‼︎)お前は適当なのか?適当な人間なのか?何をやるのも適当にして、一生適当のまま終わるのか?それでいいのか?お前はそれでも男か?悔しくないのか(怒‼︎)」と何故だか前の担任の滝田先生が乗り移りました。
奥寺君はもう目を閉じて、歯を食いしばってビンタが来るのを待っています。僕達3人は奥寺君を放置して、さっさと掃除を開始しました。
奥寺君「みんな酷いよ~(悲!)あのパターンは絶対に殴るでしょ!」とみんなに訴えます。陣内君「俺の拳は友達を殴る為にあるんじゃない!ゴミを拾う為にあるんだ!」とカッコつけたいのか、笑わせたいのか正直分かりませんでした。
青野君は落ちているゴミを拾っていきます。落ちているレジー袋をゴミ袋に入れます。落ちている空き缶をゴミ袋に入れます。落ちている1円玉をポケットに入れます。落ちている弁当空をゴミ袋に入れます。落ちているエロ本を背負っているリュックサックの中に入れます。
陣内君は落ちているゴミを拾っていきます。落ちている煙草の吸殻をゴミ袋に入れます。落ちている10円玉は交番に届けます。落ちているエロ本は中身を吟味してからゴミ袋に入れます。
奥寺君と酒井君はとにかく雑草をゴミ袋に入れて量を稼いでいます。はっきり言って、奥寺君の人生は適当な人間として終わるでしょう。
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僕達はお昼前に一回集合してから、午後から再開する川掃除の作戦を立てます。青野君「ちょっと陣内君(慌てて!)キチンとゴミの分別しないと(注意!)僕がやっているから、みんなと縁切先生の所に行って長靴とお弁当もらって来て!」とお母さんのような事を言っています。
青野君はみんながいなくなるのをしっかりと確認すると、陣内君のゴミ袋からエロ本を取り出してから、リュックサックの戦利品に加えました。
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