俺をお前らの青春に勝手に巻き込むな！

大人の中の大人の為の店

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　縁切先生「お前達、勇気と諭吉(1万円)は持って来ただろうねぇ(確認？)さあ、奥寺から店の中に入りな！」と裏通りにある大人の中の大人の店を指差します。
　奥寺君は今にも気を失いかけていて、足も手もブルブルと震えています。

　縁切先生「おやおや？どうしたんだい奥寺！行かないんだったら、この諭吉は必要ないよね！」と奥寺君が右手に握っている諭吉を回収しようとします。
　奥寺君「行くに決まっているだろう(怒！)」と走って店に向かい、店の扉を開けて入って行きました。

　そのあと、2分もしないうちに奥寺君は戻って来ると、「『ガキの来るところじゃないって』受付にいた男に追い返されたよ～(怖！)」と半泣きで語ってくれました。

　縁切先生「おいおい、勘弁してくれよ～！受付も突破できないのかい？」と奥寺君を見ながら、信じられないものを見てしまったように言います。奥寺君はショックのあまり泣き崩れてしまいました。

　陣内君「奥寺には少し早過ぎたようだな(偉そう！)俺が手本を見せてやる！戻って来るまでは1時間はかかるから風邪引くなよ！」と歩いて店に入って行くと、3分で帰って来ました。

　陣内君「『いい加減にしろよ、ガキ共(怒！)酸素ボンベ無しのスキューバダイビングしたいのか？』って受付のヤクザに脅された(怖！)」と陣内君は青くなった顔で話します。その証拠に陣内君のズボンはずぶ濡れです。
　縁切先生「陣内、替えのズボンなら車に用意しているよ(優！)風邪引く前に着替えてきな！」と陣内君は急いで車に戻りました。

　青野君「次は僕が行く番だね！」と言うと、縁切先生「いやぁ～！青野は行かない方が良いんじゃない？」と僕を心配します。青野君「僕だけ逃げる訳には行きません(勇気！)男だって証明して見せます！」と走って店に入って行きました。

　縁切先生「青野、遅いね？10分は経っているけど、まさか！海に行っちゃったかな？」と余計な一言を言います。酒井君「僕が確かめて来る！みんなは待っていて！」と走って店に入って行きました。

　1時間後、酒井君が1人で店から出てきました。奥寺君と陣内君は酒井君に走って近づいて、「青野は大丈夫だったか？」と酒井君に訊ねます。
　酒井君「気安く話しかけるな童貞(怒！)俺を誰だと思っている(偉そう？)」と2人に質問してから、上着の両端を『バァー！』と広げて、「酒井さんだぞ(笑！)」と最高に大人っぽくセクシーな声で言いました。
　陣内君「あの壁(受付)を突破したのか？中はどうなっているんだ？」と矢継ぎ早に質問します。
　酒井さん「ふぅ～～！・・・聞きたい？」と長く息を吐いてから陣内君に問いかけます。
　陣内家「聞きたい、聞きたい！」と大はしゃぎです。酒井さん「目を閉じて、歯を食いしばれ(命令！)」と静かな声で陣内君に命じます。陣内君は慌てて、目を閉じて、歯を食いしばると、『パァチーン』と左頬に激しい痛みが走ります。
　酒井さん「キスの味はイチゴでもレモンでもない！フライドチキン味だ！」と一言だけ言うと夜の歓楽街を1人で帰って行きました。

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　残された縁切先生と陣内君と奥寺君が帰れたのは、青野君が全風俗嬢10人の全身のマッサージを1人30分500円でやり遂げた、深夜1時30分のことでした。