俺をお前らの青春に勝手に巻き込むな！

顔と歌どっちが好きなの？

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　青春高等学校の音楽室から『ショーン・メンデスの曲』が華麗なピアノのリズムと美しい歌声で廊下に集まった男の子と女の子を夢中にさせています。

　花村純(はなまるじゅん)『I  can′t  write  one  song  that′s  not  about  you(君のこと以外の曲なんか１つも書けないよ)🎶』と廊下に向かって、ウィンク１つで男の子も女の子も次々に興奮のあまりに『バタバタ』と失神していきます。

　花村純『Can′t  drink  without  thinking  about  you(お酒を飲む時も考えるのは君のことだけ)🎶』とピアノの上に置かれたペットボトルをちょっとだけ飲んでから、廊下に向かって投げました。

　男の子・女の子『俺のだぁ～(間接キス)‼︎私のよぉ～(飲めば妊娠する)‼︎』と大乱闘が発生してしまいました。

　花村純『Is  it  too  late  to  tell  you  that(もしかして伝えるのが遅すぎたかな)🎶』と大乱闘中の男の子と女の子の中から1人の生徒を指差しながら、心を込めて演奏を続けます。

　男の子・女の子『俺だ。私よ。何だと。勘違いよ』とまたまた大乱闘が再開しました。

　花村純『Every thing  means  nothing  if  I  can′t  have  you？(君がいなかったら何にも意味がないってこと)🎶』と何故だか女生徒の制服を着用した青野蒼奈(あおのあおな)ちゃんが嬉し涙を流して、花村先輩と見つめ合っていました。

　花村先輩は演奏が終わると、乱闘中の男の子・女の子達を気にもせずに蒼奈ちゃんの手を握って、2人の愛の巣のJK倶楽部の部室に向かって走り出すのでした。

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　深夜0時の休憩時間にNo.1キャバ嬢こと麗奈(れいな)さんが椅子に縛られて、素敵な夢を見ている花村先輩のところにやって来ました。当然、ビール瓶で叩かれた頭から流れ続ける血を止める為でも、手当する為でもありません。

　麗奈「こいつ何を笑っているの(生粋の変態ね)？」と控え室に置いてあった週刊誌を丸めると『パァン。パァン。パァン～(雑誌ビンタ)‼︎』と夢の世界から、現実の世界に連れ戻すことにしました。

　花村先輩「ハッ(朝か)‼︎何処だここは(ベッドじゃない)？おい、ここは何処なんだババア(さっさと解け)‼︎」とさっきまで蒼奈ちゃんと夢の世界で楽しんでいた花村先輩は現実の世界に戻ると、ロープで椅子に縛られて、見知らぬ、24歳ぐらいの女に顔を叩かれていました。

　麗奈『誰がババアだぁ～(26歳)‼︎』とまたまたビール瓶で頭部を『ゴォシャ～ん(両方とも壊れた)‼︎』と思い切りかち割ると、黒服の男達に近くのゴミ捨て場に花村先輩(瀕死状態)を捨てさせました。

　黒服の男「武士の情けだ(生きろ)！」と頭部の傷口に酒瓶からお酒を流して、消毒すると包帯でグルグル巻きにしてキャバクラ店に戻って行きました。

　1人残された花村先輩『🌟』と夢の世界に戻ったようで、幸せそうでした。