【R18】暴力戦士妹LV68がダンジョンボスの死に際の攻撃で永遠に目覚めない呪いをかけられた。僧侶兄LV23はこのチャンスに♡♡♡する

もう書かないって言ったよね?

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第2章

第43話⑤ピンチポイント①

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「これでお前もただの人だ。特別に最強の【トリプルパワーダウン】だ。これ以上は落ちねえから安心しな」

 身体を包んでいた赤い光が消えていく。笑みを浮かべる魔法使いの言う通りだ。
 ギンギンの聖剣状態だった身体が、魔力解放したように力を失っていく。

「俺の出番はなさそうだな。さてと、さっさとコイツを殺して、デカパイ女で楽しむか」
「おい、何もしてねえ奴がやるつもりか? 俺が楽しんだ後なら使わせてやるよ。それまで待ってな」
「待てねえよ。口でも尻でもいいから使わせろ」
「嫌だね。テメェーの使用済みだと思うとゾッとするぜ。指でもしゃぶるか、コイツのケツで我慢するんだな」
「野朗のケツで楽しめるか。馬の方がまだマシだ」

 もしかすると、今が動くチャンスかもしれない。
 魔法使いの隣に移動した盗賊と魔法使いが、リラの使用権を巡って言い争っている。
 もちろん、どちらにも使用させるつもりはない。リラは俺の女だ。
 
「おい。動くんじゃねえよ、ケツ野朗! この女、殺すぞ!」
「くっ!」

 駄目だった。一歩歩いただけで気付かれた。

「なに、カッコつけようとしてんだよ。テメェーの事は調べてんだよ。ミノタウロスみたいなデケエ図体して、女の後ろに隠れて回復しかしねえ糞雑魚僧侶が。何でこんな糞を仲間にしてるのか不思議に思ってたら、ただの性処理要員じゃねえか。俺はお前みたいな女抱くしか能がない糞が一番嫌いなんだよ!」
「おいおい、お前が言える口か? いつも女弱らせて、無理矢理やってんのはお前だろ」
「うるせい! 同族嫌悪だ! こんな奴と一緒にすんな!」

 俺の事を調べたらしいけど、正しいのは前半の情報だけだ。
 性処理要員じゃなくて、正しくはストレス発散要員として暴行されていた。
 そんな事を思っていると、魔法使いがさらに続けてきた。

「どうせ、ミノタウロスとオーガを倒したのもこの女なんだろ? ほら、来たいなら来いよ。一発本気で殴らせてやる。もしも俺を地面に倒せたら見逃してやるよ」

 倒したのはリラじゃない。俺だ。殴っていいなら殴るに決まっている。
 右拳にアンチポイズンヒールの紫の魔力を込めながら、魔法使いに向かって歩いていく。
 弱体化されているなら、手加減なんて必要ない。本気の本気。持っている力の全てを右拳に込める。

「おい、馬鹿な約束すんな。仕事なのを忘れたのか?」
「忘れてねえよ。俺のパワーダウン、知ってんだろ? 筋力も魔力も弱体化させるんだ。どう頑張っても、コイツが俺を倒すのは——」

 お話し中だけど、行かせてもらう。
 力強く踏み込み、集めた力の全てを魔法使いの顔面に叩きつけた。

「フンッ!」
「ごおぺぇ……!」

 粉砕、吹き飛ばした。
 魔法使いが30メートルほど飛ぶと、地面に激しく落下した。
 そのまま勢いが衰えず、派手に地面を転がり飛びながら離れていく。
 やっと止まったのは60メートルぐらい先だった。

「あ、ありえねえ。ま、まさか、弱体化に失敗……いや、弱体化させてあれなのか……⁉︎」

 盗賊が足をガクガク震わせて何か言っている。
 盗賊には悪いけど、魔法使いが倒れて、弱体化されていた力が戻ってきた。
 答え合わせは殴られた後に、生きていたらやってくれ。

「ま、待て! 降参だ! この仕事からは降りる! だから許してくれ!」

 俺は許してもいいけど、多分もう一人が許さない。
 両手を上げて降参している盗賊の後ろでリラが立ち上がった。
 というか殴る構えで立っている。もう本気で殴る寸前だ。

「ねえ」
「ええっ!」
「死ねえ‼︎」
「ぐべぇっ……!」

 リラに声をかけられ、盗賊が慌てて振り向くと、そこには全力パンチが待っていた。
 バキィと首の骨が折れるような音を鳴らして、盗賊がその場で三回転してから地面に倒れた。

「このゴミが! だから最初に言ったでしょうが! 襲う相手間違えてるって!」

 倒れている相手にも容赦しない。というか絶対に死んでいる。
 盗賊が頭を思いっきり踏み付けられても無反応だ。
 多分というか絶対に魔法使いも死んでいる。
 とりあえず糞尿用のアイテム鞄に二人とも放り込んでおこう。

「アイツら、多分【闇ギルド】ね。まだいるかもしれないから、逃げた方がいいかもね」

 いつもの死体回収を終えると、リラが言ってきた。
 闇ギルド、通称【犯罪ギルド】だ。
 金さえ払えばどんな依頼も引き受ける、凶悪冒険者が集まる組織だ。

「逃げるって何処に?」
「何処でもいいわよ。小さな村で一年ぐらい隠れて暮らしていたら、死んだと思って諦めてくれるわよ」

 流石は幼馴染だ。考え方が似ている。
 でも、人が言っているのを聞いてみると、上手くいきそうな気がまったくしない。

 貴族が本気で探せば、何処に隠れていても見つけ出すと思う。
 家に隠れていたのに執事に見つかったから、隠れて暮らす自信がない。

「まったく、あんたの所為で私まで逃亡犯じゃない。あーあ、せっかく結婚したのに最悪ね」
「えっ? リラ、結婚してたの⁉︎ 誰と⁉︎」

 逃げるか、別の方法がないか、考えていると、リラが衝撃告白してきた。
 人妻になっていたなんて聞いていない。道理で処女じゃないはずだ。
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