【R18】暴力戦士妹LV68がダンジョンボスの死に際の攻撃で永遠に目覚めない呪いをかけられた。僧侶兄LV23はこのチャンスに♡♡♡する

もう書かないって言ったよね?

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第2章

第51話⑧プロットポイント②

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「ねえ、リラ? そろそろ動いてもいいかな?」

 絶対領域の膝枕も良いけど、寝るなら馬車で眠りたい。
 まだ怒っているリラに聞いてみた。

「駄目……って言いたけど、モンスターが来たら危ないわね。はぁぁ、仕方ないから馬車まで避難しましょう」
「うん、そうだね!」

 溜め息混じりのリラの許しが出た。素早く元気に立ち上がった。
 早く馬車に帰って、あんな事やこんな事をしたい。
 約束したんだから、赤ちゃんプレイもさせてくれる。

「あっ、ちょっと! 無理しないでよ! 死にかけてたんだからね!」
「大丈夫、大丈夫! ほら、この通り! 元気、元気!」

 俺の心配よりも自分の心配をした方がいい。今度はリラが死にかける番だ。
 手足と腰を集中的に動かして、身体の状態を確認する。
 これだけ動けるなら、どんな激しいエッチも長時間続けられる。

「そういえば……あっ、ちょっと待って!」
「んっ、どうしたの?」

 早く馬車に行きたいのに、リラが周囲を見回して何かを見つけたようだ。
 トン爺さんでも見つけたのだろうか。

「ほらほら、戦利品、戦利品!」
「あー、あったんだ……」

 地面に突き刺さっている黒い大剣を指差して、リラがはしゃいでいる。
 貴重そうな【限定職】を貰ったから、それが戦利品だと思っていた。
 だけど、他にもあったみたいだ。
 黒大剣まで歩いていくと、右手で掴んで抜いてみた。

「う~ん、凄そうだけど……」

 全長2メートル超え。左右対称の幅広の刀身を持つ黒大剣。
 刀身を囲む刃は銀色、それ以外の全てが光沢のある黒色をしている。
 相当なレア武器だと思うけど、剣なんて使わないし、最近は殴ってばかりだ。
 しかも、それをかなり極めている。残念だけど、凄い剣も宝の持ち腐れになる。

「へぇー、意外と似合うじゃない。ちょっと構えてみてよ」
「えっ、そう? こんな感じ?」

 ただ黒大剣を持って見ていただけなのに、リラに褒められた。
 妹の真似だけど、適当にやってみた。
 両手で剣を持って、切っ先を前に向けて、左肩の横で突きの構えをとった。
 いつも後ろから見ていたから、何となく出来る。

「うんうん、良い! 超良い! もう完璧に見た目は最強戦士ね! 何かカッコいい台詞言ってみてよ!」
「えっ~、カッコいい台詞かぁ……」

 リラが凄く嬉しそうだ。赤ちゃんプレイの前に戦士プレイがしたいみたいだ。
 もしかして、俺を好きな理由は強そうな見た目なのかもしれない。
 仕方ない。妻を喜ばせるのも旦那の仕事だ。エッチ以外も頑張らないと。

「殺してやるからかかって来い」
「違う違う。そういう直接的な強さアピールは逆に駄目。『俺、強いけど戦ってもいいの?』みたいな消極的な感じの方が良いんだから」
「…………」

 ちょっと妻が何を言っているのか分からない。
 そんな事よりも早く馬車に帰って、赤ちゃんになりたい。
 赤ちゃんになって、リラにめちゃくちゃ甘やかされたい。

「リラ、悪いけど疲れているからまた今度でいいかな?」

 全然疲れてないけど、帰りたい。リラに聞いてみた。

「あっ、そうだったわね! ごめんごめん! カッコいい台詞考えておくから期待しててね!」
「うん、楽しみだなぁ……」

 一応嬉しそうなフリだけはしてみた。リラは戦士プレイが好きみたいだ。
 妻の機嫌を損ねるとエッチ禁止にされてしまうので、ここは我慢するしかない。

「おっ! 逃げてきたのか!」

 馬車に向かって帰っていると、崩れた廃墟の壁から、こっちを見ている顔と目が合った。
 ボロ布を纏った、小さな丸眼鏡のトン爺さんだ。俺達を見ると、嬉しそうな顔で走ってきた。

「だから言ったじゃろ。あれは人間が勝てる相手じゃないと。まったく服がボロボロじゃないか。一体どういう風に逃げてくれば——」
「あれなら倒しましたよ。この拳で」

 何か勘違いしているから、拳を握り締めて早めに訂正しておいた。
 けれども、

「ば、馬鹿な‼︎ 有り得ない‼︎ あれは人間が倒れせるようなものじゃない‼︎」

 トン爺さんが全然信じていない。
 仕方ないので、スダボロのアイテム鞄から戦利品の黒大剣を取り出した。

「だったら証拠を見せます。これが戦利品の剣です」
「やっぱり、超戦士LV135じゃったかぁー‼︎ その凄そうな剣で倒してきたんじゃな‼︎」

 倒した事は信じたのに、俺の職業とLVが全然違う。
 もう面倒くさいから、剣で倒した事にしよう。

「ああ、そうだ。この剣で倒してきた」
「やはりか! 一目見た時から只者じゃないと分かっていたが、まさかこれほどとは……お主、一体何者なんじゃ⁉︎」

 なんか似たような事を最近聞かれたばかりだ。
 色々と聞かれると長くなりそうだから、さっさと逃げるとしよう。
 剣をアイテム鞄にしまうと、リラの腰に手を回して準備した。

「ただの僧侶LV23だ。それ以上でもそれ以下でもない」
「きゃあ!」
「悪いが先を急いでいる。行かせてもらう」
「待ってくれ! まだ聞きたい事が……」

 やっぱり長くなると思っていた。
 リラを素早くお姫様抱っこすると、トン爺さんを無視して走り出した。
 爺さんの相手をするよりも、妻の相手を一秒でも早くしたい。
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