【R18】暴力戦士妹LV68がダンジョンボスの死に際の攻撃で永遠に目覚めない呪いをかけられた。僧侶兄LV23はこのチャンスに♡♡♡する

もう書かないって言ったよね?

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第2章

第65話⑩解決

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 戦士の中に影俺を倒せる奴がいるとは思わなかった。
 妹を見つけたのに、これだとリラを助けに行かないといけない。

 だけど、やられたのなら、再び影俺を出せば問題ない。
 どんな強敵も二人でやれば倒せない敵はいない。

 屋敷の玄関扉に向かって、妹の手を引っ張って走っていく。
 早く助けに行かないと、リラが戦士達に犯されてしまう。
 俺の妻の中に俺以外のものが入るのは駄目だ。
 俺専用ダンジョンとして、綺麗に大切に使い続けたい。

「フィリア、ちょっと暴れるけど大丈夫だからな!」

 もうすぐで着きそうだ。
 戦士達が何十人残っているか知らないけど、今度こそ妹の身は俺が守ってやる。

「うん。でも、私も強くなったから大丈夫だよ。LV82まで上がったんだよ」
「それは凄いな。でも、お兄ちゃんに任せていれば大丈夫だ。フィリアはお兄ちゃんが守ってあげるから」
「うん、お兄ちゃん……」

 まるで幼い頃に戻ったみたいだ。フィリアが憧れの眼差しで見ている。
 こんな目で見られているのに、情けない姿は見せられない。
 邪魔する戦士は全員地面に沈めてやる。

「ほぉー、死体が消えたからモンスターかと思ったら、もう一人いたのか」
「くっ、お父さん!」

 玄関から外に出ると、地面に倒れているリラを足で踏んづけて、お父さんが待っていた。
 そのお父さんの隣には、ヨハネが短杖を持って立っている。

「お父さんだと? お前にお父さんと呼ばせるつもりはない」
「くっ! だったら、その足を退けてくれませんか。俺の大切な仲間なんです」
「大切ならキチンと守る事だな。じゃないと失ってから後悔するぞ!」
「がはっ……!」
「リラァー‼︎」

 退かした足でリラの脇腹を蹴り飛ばして、俺の方に飛ばしてきた。
 急いで飛んでくるリラにウルトラヒールをかけて、走って受け止めると地面に寝かせた。

「うぐっ、ごめんね、役に立てなくて……」
「何も言わなくてもいい。あとは俺が終わらせる。ゆっくり休んでいろ」
「うん、気をつけてね……」
「誰に言ってる。俺だぞ」

 妊婦だったら、今の蹴りで赤ちゃんが死んでいた。
 このお貴族様は娘を含めて、女の扱い方がなっていない。
 俺が教えてやる。俺の女に足を出したらどうなるのか。

「終わらせるか。ああ、終わらせてやろう。俺がな。貴族とその私兵に手を出したんだ、死ぬ覚悟は出来ているな、平民?」
「死ぬつもりはない。それに先に手を出してきたのはそっちだ。刺客を送って殺そうとしたくせに。お貴族様は約束も守れない馬鹿なのか」
「平民の屑の分際で、お父様になんて口を聞くの! お父様、この屑は私が殺します! いえ、殺させてください!」

 妹と幼馴染を傷付けられて、流石にキレている。口の聞き方なんて知らない。
 それに対してヨハネがブチ切れている。リラはお前の仲間じゃないのかよ。
 怒るなら俺の前に、その腐れ親父に怒れよ。

「……よかろう。受けた恥なら自分で注げ。それが出来ないなら、恥を背負って、今後は俺の言う通りにしろ。分かったな?」
「はい、構いません。あんな屑にやられるつもりは二度とありません」

 本気で戦うつもりのようだ。ヨハネが父親の前に立った。
 その父親の後ろには40人ほどの戦士達が立っている。
 それなのに一人で戦うつもりだ。

「やるつもりなら、後ろの戦士達も使った方がいいぞ。お前じゃ、俺は倒せない」
「LV23の屑の分際で生意気ね。あんたにやられてから、私は本気で修行したわ。毎日、魔法が使えなくなるまで、モンスターを倒して倒して倒し続けた。あんたを殺したいと思わない日はなかったわ。そのあんたが目の前にいるの。悪いけど、楽に殺してもらえると思わない事ね。”エルラルスト風と地の乱舞〟——」

 一応忠告はしておいた。それを無視したのはヨハネだ。
 怒りと屈辱を滲ませた顔で魔法を唱えて、空中に回転する薄い円盤風と尖った石矢尻を作り出した。
 全身を切って、突き刺すらしい。

 だったら、教えてやろう。強くなったのは俺も同じだという事を。

「惨めに泣き喚きなさい」
「”神秘の守り〟」

 飛んでくる風の刃と石の矢尻に対して、全身を守る光の鎧を発動させた。
 そして、そのままヨハネに向かって歩き出した。

「ぐっ、どうして……⁉︎」

 透明な光の鎧が魔法を弾き飛ばしていく。この程度の攻撃で壊されるわけがない。
 壊したいなら、LV100超えの千年竜木の空砲ぐらい撃ってこい。

「どうした? 泣き喚くのはお前の方なのか? だったら、早くしろ。それで勘弁してやる」
「ふ、巫山戯んじゃないわよ! あんたに謝るぐらいなら、死んだ方がマシよ! ”ボルケーノショット憤激の溶岩弾〟‼︎ この世から存在事消してやるわ!」

 俺の挑発にヨハネの本気の一撃が発動された。
 緑、赤、茶の三色の球状の魔力の塊が、空中で俺に向かって、三角形に並ぶと、三角形の中心から歪な燃える岩が少しずつ出てきた。

「”ウルトラソウル〟……」

 肌に感じる魔力で分かる。この一撃は神秘の守りを突破する。
 左手に黒大剣を持たせると右拳に黒い光を纏った。けれども、まだ足りない。
 さらにもう一度、念には念を入れて、もう一度重ねた。

「ほぉー、この魔力はヨハネよりも上か……」

【トリプルウルトラソウル】……
 これで壊せないようなら認めてやる。努力だけは。

「来い。潰してやる」

 立ち止まると言った。撃つ前に倒すなんて男のする事じゃない。

「くぅぅぅ、舐めるなああ‼︎」

 目の前で火山が爆発した。
 俺の胸から股まで消し飛ばせる、ドロドロに溶けた岩石が飛んでくる。
 その溶岩石に向かって、右拳を下から上に振り上げた。

「しゃらくせええ‼︎」
「きゃああああ‼︎」

 怒りの一撃。溶岩石を空高く打ち上げた。
 空中でバラバラに砕かれた溶岩石の雨が降ってきた。
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