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異世界旅行編

船上の修正

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「はううううん、あうっ、あううううっっ♡」
「……」

 二分二十秒。なかなか楽しませてもらった。
 淫らな密林から男珍宝を脱出させると、アルテの滑らかな黒肌で濡れた男珍宝を綺麗に拭いた。

「ククッ♪ 喘ぎ声一つ上げないとは気丈な女だ。いつまで続くか楽しみだな♪」
「……」

 ズボンを穿き終わると、地面にグッタリ倒れている女に言った。
 男珍宝が元気になったら、また苦しめてやる。
 束の間の休息を楽しむんだな。

(さて、限界突破が消える前に対策を考えないとな)

 魔王四天王を生け捕りにしたが、いつまでも重力で拘束する事は出来ない。
 せっかくの優秀な捕虜だ。危険だからといって、殺すのは勿体ない。
 国王側からも魔王側からも身代金を要求できる。女としても十分に楽しめる逸材だ。
 何とか無力化させて、手元で飽きるまで楽しみたいものだ。

(無力化、無力化……あれ? あれ、まだあるんじゃないのか?)

 無力化と言えば『DV兄貴』だ。
 兄貴の魔力封じの枷を使えば、魔力を封じて普通の女に出来る。
 そうと決まったら、次の行き先は海だ。捨てられてなければ、まだ枷があるはずだ。
 それにちょうどいい。和香梅と3P出来なかったから、あっちで七人娘と合わせて、9Pマヨネーズだ♡
 全員色黒だから、美味しくいただけちゃうぞ。

 ♢

「ここは……?」

 異世界旅行を発動させて、アルテと一緒に海神が支配する世界の船内に移動した。
 岩壁は破壊されてなかったが、木壁が壊され、人が通れる程の穴が開いていた。
 部屋には誰もいなかった。

(脱出したようだな。まあいい。船の中にはいるはずだ。先に用を片付けるか)

 木壁を見た感じ、部屋の中からではなく、外から破壊されている。
 木片が部屋の床の方に多く散らかっている。間違いないな。
 まあ、救出されたのか脱出したのかは些細な違いだ。
 部屋を軽く見回して、目的の物を探してみた。

「おっ! あったあった♪」

 良かった。海に投げ捨てられていたら、DV兄貴に貰いに行かなければならなかった。
 ベッドと床に落ちていた8の字馬蹄を回収した。
 嵌め方、使い方が分からないから、俺の錬金術で効果はそのままで使いやすい形に改良だ。
 首輪かブレスレットか悩みどころだが、ここは奴隷にピッタリな首輪だな。

「何をする⁉︎ 私に触れるな‼︎」
「『服従の首輪』——錬成‼︎」
「ぐううう!」

 アルテの首に二つの枷を押し付け、錬金術を発動させた。
 枷の形が変化していき、黒い金属ベルトがアルテの細い首にピッタリ巻き付いた。
 鍵穴もなければ、外すのも不可能だ。これで俺の性奴隷一号の完成だ。

「これでお前は普通の女になった。今度は俺の拷問に耐え切れるかな♪」
「私をどうするつもりだ? この早漏魔王!」
「おいおい、俺が早漏だって♪ どうやら俺が破滅の錬金術師だと知らないらしいな!」

 相変わらず気の強い女だ。挑発に乗った訳ではないが、部屋全体に強固な岩壁を錬成してやった。
 ご希望通り、この防音対策バッチリ、侵入・脱出不可能の部屋でたっぷりハメ続けてやる。
 9Pマヨネーズはその後だ。『もう許してぇー‼︎』と懇願する姿が目に浮かぶぜ。
 ベッドに仰向けに押し倒すと、早速抱いてやった。

「くぅぅ、やめろ下手くそ!」
「減らず口を。さっきまで喜んで腰を振っていたのは、どこのどいつかな?」
「お前だけだ! この矮小クソ珍宝野朗!」
「ククククッ♪ まだまだ楽しめそうだな」

 弾力のあるおっぱいを両手で揉み回し、硬くなった乳首を舌で弄り回す。
 嫌よ嫌よも好きのうちだ。このドMスケベ女はもう堕ちたも同然だ。
 俺のホワイト液で、たっぷりと身も心も強制修正してやる。

「あううううっ、ううああぁ♡ 嗚呼、あっあっああうぅ♡」
「ぐぅぅぅ!」

 三分四十秒。本日二度目の強制修正だ。
 言い忘れていたが、俺の男珍宝は修正する度に我慢強くなるぞ。
 さて、問題だ。俺はあと何回強制修正できると思う?
 答えはお前の身体次第だ。その恵まれた美しい身体に生まれた事を後悔するんだな。

 ♦︎

「あううっ♡ あうううっっ♡」
「……」
「フゥーッ! フゥーッ! 今日はこの辺で許してやる!」

 たっぷり四回も強制修正してやった。全身汗だくだ。流石にこれ以上修正すると女が死んでしまう。
 腹も減ったし、疲れたし、次の修正は人数増やして、男珍宝が回復する明日だ。

「逃げるなよ。まあ、無理だろうけどな♪」
「……」

 服を着ると岩壁を壊して、部屋の外に出て、再び岩壁で封鎖した。
 強制修正四回に、魔力を封じた状態で逃げられるとは思えないが、念の為に警告した。
 さて、地上神様のお戻りだ。酒と女で歓迎の宴を開いてもらおうか。

「んあつ⁉︎ あ、あ、悪魔だ‼︎ 悪魔が戻って来たぞ‼︎」
「「「きゃああああ‼︎」」」
「女子供は急いで海に飛び込め‼︎ 捕まるより百倍マシだ‼︎」

 階段を上がって甲板に出ると、熱烈な歓迎が待っていた。
 男達は手斧や剣で武装し、女達は一箇所に集まっていた。
 あーこれはあれだな……何か誤解があるようだ。

(殴るのは最終手段だな)

 走り出した女達が海に飛び込む前に、船の外周に結界の壁を作って、飛び込めないようにした。

「駄目、逃げられない!」
「くっ、ここまでか……ならば、差し違えても!」

 透明な結界の壁を叩いて、女達は今にも死にそうな顔で取り乱している。
 男達はその恐怖の顔を見て、死に物狂いで俺に立ち向かおうと決意している。

 あーやっぱり誤解があるようだ。
 あの時は両手足切断されて、大出血で気が動転していただけだ。
 いつもの俺は非常に紳士的な男だ。とくに修正後は超紳士だ。
 数時間前の出来事は水に流して、お互い仲良くやろうじゃないか。

「ギャーギャー騒ぐんじゃねえよ‼︎ 静かにしねえと全員焼き殺して、魚の餌にするぞ‼︎」
「「「ひぃっ‼︎」」」

 挨拶はとっても大事だ。人の印象は最初で決まると言ってもいい。
 右手から原始的な恐怖——炎を噴き上がらせて、狼狽える愚民達を脅迫した。
 俺の望みが叶うなら、神様だろうと悪魔様だろうとなってやる。

「やっと静かになったな。まずは落ち着け。俺に敵意はない。お前達の願いを叶えに戻ってきた。大地が欲しいんだよな?」

 創造主の能力に『地形変化』と『天候変化』がある。
 地形変化を使えば、海底から大地を浮上させて、その願いを簡単に叶える事が出来そうだ。

「は、はい、そうですが……」
「では、与えてやろう。お前達が望むものを」
「本当ですか⁉︎」
「もちろんだよ♪」

 勿体ぶるつもりも、出し惜しみするつもりもない。
 さっさと願いを叶えて、俺は神待遇に戻らせてもらう。
 創造主の力を使う為に限界の限界を再び超えてやる。

「『限界突破』‼︎ 『限界殺戮』‼︎ うおおおおお‼︎ 大地よ、蘇れ‼︎」

 赤の紋様に青の紋様が重なり、紫の紋様に変化した。
 この最強最悪の力を持ってして、海の底に眠る大地に命じた。
 両手を空に突き上げ、「うおおおおお‼︎」と雄叫びを上げた。
 創造主の力全開で、大地が浮上するイメージを続けた。

「うおおおおお‼︎」
「おお、神よ! 神様よ!」
「うおおおおお‼︎ うおおおおお‼︎」

(……あーこれは駄目だな。何の手応えも感じない)

 愚民達が感激の涙を流しているが、途中で気付いてしまった。
 見えない何者かが俺の力を妨害している。おそらく『海神』と言われる神だ。
 だとしたら、海神を倒さないと大地は浮上しない。
 まあ、別の異世界で試さないと分からないが、おそらく間違いないだろう。
 こうなったら仕方ない。別の物を提供して時間稼ぎだ。

 ♦︎
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