警視庁公安部・女性遺棄遺体捜査係

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【由愛可奈】事件

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 人通りの少ない山道の車道脇に下着の上にエプロンを身につけた若い女性の遺体が発見された。

 所轄の刑事「被害者は由愛可奈(ゆめかな)・21歳・介護ヘルパーです。高齢者シェアハウスで毎日、介護ヘルパーとして通っていたようです」と無残に捨てられて泥だらけになった彼女の遺体を悔しそうに見つめていた。

 田代警視「ご苦労。彼が第一発見者ですか(おや~)?あ、もう一つだけ。シェアハウスの住民の方から捜索願いなどは出されましたか(質問)?」と所轄の刑事に聞きました。

 所轄の刑事「はい、第一発見者は彼です。それに捜索願いは誰からも出されていません」と簡潔に答えました。

 田代警視「どうもありがとう」と第一発見者の山里良太に話しを聞くことにした。

 山里良太「いやぁ~ビックリしましたよ(こんな所に)!偶然、山道を散歩していたら道路脇に泥だらけの女性が倒れていたんですから(下着にエプロンですよ)!すぐに駆け寄って『大丈夫ですか?』って大声で話しかけてみたんですが、全く反応がないので、通報したんですよ(殺人事件)!」と明らかに完全武装した赤い眼鏡の男性が話してくれた。

 田代警視「どうもありがとう。あ、最後に一つだけよろしいですか(質問)?以前お会いしたことがありませんか(僕の悪い癖)?」と第一発見者に聞いてみました。

 山里良太「いえ、初対面だと思いますよ(否定)!」と少しだけ考えてから答えました。

 田代警視「どうもありがとう」と現場を後にして、怪しい高齢者シェアハウスを調べに向かいました。

 ーーーー数日後ーーーー

 1人の老人が取り調べ室で、藤森警部補から取り調べを受けていた。

 春風亭「今日は一体なんのご用件でしょうか(しつこいなぁ)?この年になると足腰が思うように動かないもので、出来れば手短にお願いします(若僧が)!」と今年で70歳になる身寄りのいない独身男性が弱々しい声で藤森警部補に話しました。

 藤森警部補「被害者の由愛可奈さんですが、結婚を機に、介護ヘルパーを辞めようとしていましたよね(ご存知ですね)?そのことであなたと激しく言い争っていたようですね(何度も)!遺体で発見される前日まで…」と被害者女性を手放したくない春風亭が無理矢理に彼女に言い募り、拒絶された事で殺害したと判断していた。

 春風亭「あの女が悪いんですよ(馬鹿馬鹿しい)!散々金を毟り取った挙句に結婚するから、辞めたいだと(何もさせずに)!払った金の代金を身体で支払って貰って何が悪いんですか(10枚以上払ったぞ)?」と自分のやったことを無理矢理、正当化しようとしています。

 藤森警部補『ブチ(切れた)』『トゥルルル~⚔️トゥルルル~⚔️』「そんな理由で彼女を殺したのか(紫を見習え)!お前のその噺はちっとも笑えねぇよ(椅子は取り上げるぞ)!」『ダァダァダァ(詰め寄る)オラァ~ドォカァン(椅子を取り上げて、引きずり倒す)、オラァオラァオラァオラァオラァ(蹴り蹴り蹴り蹴り蹴り)』と被害者の無念を身体に叩き込んで、やりました。

 春風亭「うううう~(舐めやがって)!私が誰だか分かっているのか(司会だぞ)!お前らの薄ペラい人生なんか簡単に奪い取ることが出来るんだからな(山田~)!」藤森警部補「この野郎~(白服)!」と抑えきれない感情が溢れてきました。

 田代警視「止めなさい~(ブチ切れ)!例え、どんな理由があろうとも、殺人を正当化することは出来ませんよ~(ブチ切れ)!塀の中ではどんなにお金をつぎ込んでも、彼女ような優しい看護は期待出来ませんよ~(トドメ)!」と彼女を永遠に失ってしまった哀れな老人を残して、取り調べ室を出て行きました。

 次回【木村つな】事件
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