警視庁公安部・女性遺棄遺体捜査係

もう書かないって言ったよね?

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【瞳リョウ】事件

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 連日の集中豪雨の影響で○○県では土砂災害が頻繁に起きていた。それによって、山の奥深くに隠された白骨遺体が発見される事になった。

 遺棄体係の2人は著名な検視官を引き連れて、遺体発見現場に急行するのだった。

 所轄の刑事「被害者の手がかりは何1つ発見されていません。第一発見者は山菜採りに来ていた外国人男性です」と申し訳なさせそうに報告しました。

 田代警視「どうもありがとう。早速ですが、検視をお願いしてもよろしいでしょうか(骨が折れますね)?中島清之助(なかじませいのすけ)先生」と青いビニールシートの上に綺麗に並べられた白骨遺体を見ながら聞いてみました。

 中島清之助・81歳・検視官。検視歴72年の大ベテランである。口癖は『いい身体してますねぇ』である。

 中島検視官「160㎝、87・58・86。『コツンコツン(骨を叩く)』年齢は21歳ぐらいだな。手指の変形ぐあいと股関節の形から高校の女教師だと思われる。田代警視、私に分かるのはこのぐらいだ」と申し訳なさそうに謝罪しました。

 田代警視「どうもありがとう。そこまで分かれば、あとは失踪届けと行方不明者リストから被害者を割り出せそうですよ(こっちの仕事)!」と次に第一発見者に話しを聞きに行きました。

 諸見里代助「野しょうしゃいしゅうに山の中に入ったら、じゃ面の中から人の白骨化しゃた、腕が見えたので、僕怖くなっていしょいで、電波が入る場所まではしょって行ったんでしゅ(怖かった)!」と顔色は青白く、身体は恐怖でブルブルと震えながらも、その時の状況を手振り身振りで伝えてくれた。

 中島検視官「しゅっ(ありがとう)!」と勇気ある第一発見者の肩を叩きながら、チェンバル語でお礼を言いました。

 ーーーー数日後ーーーー

 藤森警部補「まさかお前が犯人だったとはな……大橋輝(久し振りだな)!」と加賀美シュナ事件の容疑者の1人を重要参考人として公安部の取り調べ室に連行しました。

 大橋容疑者「確かに彼女とは大学の同級生で一時的に交際していましたが、お互い目指している方向性の違いで別れたんですよ(俺が食わせてやるのに)!」と被害者女性を追いかけるように、教員免許を取得すると、被害者女性が勤務する学校に非常勤講師として、潜り込んでいました。

 藤森警部補「こっちも調べたんだよ(白々しい)!お前が彼女にしつこく付きまとい、自宅周辺でも全裸のお盆男が目撃されているんだよ(銀色のお盆)!いい加減に白状しろ(殺人を)‼︎」と状況証拠では明らかに大橋輝が犯人である可能性が高いです。

 大橋容疑者「そういえば、自宅で倒れている彼女を山の中に埋めたかもしれません(多分)?でも死体遺棄の時効はとっくに過ぎてますよね、刑事さん(可笑しい)?」と『あっはははは~』と藤森警部補を見つめながら、笑い声を上げ始めました。

 藤森警部補「このクソ野郎が(駄目だ)‼︎」と犯人だという確かな証拠がありません。殴ることは出来ません。

 大橋容疑者「そろそろ帰らせてもらいますよ(あばよ)?これでも忙しいんですよ、刑事さんと違ってね(無駄足)!」と『あっはははは~』と笑いながら部屋から出て行こうとしました。

 田代警視「そこまでですよ、大橋さん(残念です)!被害者の頭蓋骨から円盤状のもので強打された痕跡が発見されました。よろしかったら、無実を証明してみませんか(お盆を渡して)?」と笑みを浮かべて聞いてみました。

 大橋容疑者『うおおおー』と股間も隠さずに、お盆で田代警視に襲い掛かりました。

 田代警視『ガシィ(腕掴み)、ぐいっ(引き寄せ)、ズダァン(床に抑え込む)』「いい加減にしなさい~(ブチ切れ)‼︎これ以上罪を重ねて何になるんですか(学びなさい)!警察官として私があなたに教えられることは、ただ1つだけです。絶対にあなたの罪を見逃したりしないという事です(覚悟しなさい)!」と暴れる大橋容疑者を藤森警部補に任せると、ティータイムに出かけました。

 藤森警部補「さあ。笑ってみろよ(ブチ切れ)!」と刑務所の前に、病院に行く事になりました。

 次回【紋舞らん】事件
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