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続・魔界王立幼稚園ひまわり組
20:お遊戯会前半
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「はちがとぶぅ~♪」
ひまわり組さんの可愛いお歌が終わりました。
「れいっ!」
クラス一のしっかり者ラミアのえりちゃんの号令で一同ぺこり。
割れんばかりの拍手の中、さーっと幕が引かれ、次のバラ組さんに交代。もうほとんど見えないのに、まだ手を羽根のようにバタバタさせながらの退場に頬が緩む。岩のモコちゃんがややゆっくり遅れて帰ってきたが、一人も転んだり泣いたりしなかったので大成功だね。
「上手だったよ、みんな!」
「可愛かったわよ」
てんちゃんと舞台袖で一人ずつハグして出迎えた。リノちゃんも飛びついてきてご機嫌だ。
「きんちょ、ちまちた」
「お疲れ様」
ペルちゃんもぎゅーってすると嬉しそうに笑った。
「お母さん、見てた?」
「うん。お城の人達と一緒に、裏のほうで見てたよ」
さっちゃんは何故か侍女服のままで、入り口近くで見ていたのがちらりと見えた。多分、保護者席に座るとその神力に他の人が疲れるかもと配慮してだろう。今日はバッジつけてもらってるから大丈夫だって言ったのに。ま、本人も魔力に疲れるだろうけど。
貴賓室の様子は良くわからないが、微妙にもやもや~っとドアの隙間から光が見えている気がする。ザラキエルノ様は喜んでおいでなのだろうか?
さあ、お遊戯会どんどん参りましょう!
「わはははは~、次はバラ組さんのお歌だぞ!」
巨人族の双子もいるし、見た目は一番バラバラなのだが、マーム先生が担任だけあって安定のバラ組。
「く~びがぁ~からまっちゃ~って、さぁ、たい、へん!」
隣の子とくねくね腕を絡める妖しい振り付けで唄う子供達。この「三匹のヒドラ」という歌はイシュルという国の民謡なんだそうです。沢山の頭のあるヒドラのそれぞれの頭が口争いをはじめ、他のヒドラが止めに入り、今度はケンカになってしまい、もう一匹やってきてとめようとしたら三匹ぶんの首が絡まって、動けなくなってしまったという、なんともはやなお話の歌である。伴奏がマーム先生の笛というのも面白い。
「くね、くね、にょろにょろ~、くねにょろくねににょろろ~♪」
あ、蔦魔人のシュネちゃんと隣のジロ君が本気で絡まってるというよりシュネちゃんにまきまきにされてる気がするのだが……ジロ君は日本でいう所の手の目という妖怪さんだ。前髪を伸ばしているのでわからないが、お顔には目が無く手のひらに目がある。
楽しくて怪しいバラ組さんのお歌が終わり、さーっとまた幕が閉まった。
「良かったわよ、とっても上手にくねくねしてたね」
思わず駆け寄ると、シュネちゃんとジロ君から泣きそうな声が上がった。
「せ、せんせっ、とっ、とって」
そうか、本当に絡まってたのか……。
マーム先生と慌てて二人を控えの場所に運びました。
「わはははは~、次のスミレ組さんの歌劇は、ちょーっと準備に時間が掛かるから、待っててくれよぉ!」
と言いつつ司会ジラソレも幕の中に入って来た。そういや出るんだったね。
「皆さん、落ち着いて練習通りに行きましょう」
「はいっ!」
おお、流石は年長さん。担任ウリちゃんの号令に、気合の返事です。既に女子は豪華な衣装に着替え……素材は紙で前に絵が描いてあるだけなんですが……それぞれの位置にスタンバイ。決して前以外向いてはいけないのだ。
気合が入っているのは子供達だけでは無いね。舞台の中央にエイジ君に運んで来られた歓喜ヴェレット、なぜか大きなリボンを着けた笑いジラソレ二体。
ちょっとズルイ気もするが音楽はお城楽団による豪華演奏。まあ、次の全員の踊りでも出番があるので、良いか。年長さんだし。
「わははは~じゃあはじまるぞ~」
忙しい奴だな、ジラソレ。幕の中で司会もやってるよ……。
ちゃ~ららら~とシンフォニックな楽団演奏に合わせて、するすると幕が開く。
「あ~今日はぁ~舞踏会なのぉ~♪」
ヴァンパイアのモモちゃんがお姫様のような格好で中央で素晴らしい声で歌う。横の他の女の子達も同じく。
「なのぉ~~♪」
「どぉ~んなぁドレスをぉ~着ていこうかしらぁ~?」
「赤がいい~かしら~?」
舞台男のすそから男の子達が登場。夢魔のトト君は王子様だ。
「ぼくはぁ~黒いドレスの娘がすきぃ~!」
「すきぃ~♪」
「わはは~の魔法でちょ~い♪」
ジラソレ達は魔法使いのようだ。両端で微妙にメロディをつけつつステッキを振った。
ここで鉢植えヴェレットの出番だ。
お姫様達のドレスの紙をぱらりと一枚、何本もの刺のある蔓で同時に捲る。赤いドレスが黒に変わるのだ。一部アラクネや植物系魔族の子は自分で捲る。
早変りなのだ。残念ながら今は横から見ているのでよくわからないが、お客さんから「おお~」と声が上がったのを見ると成功だったのだろう。
「やっぱりぃ~私には黄色かしら~♪」
「かしらぁ~?」
「わはは~」
はい、ひらり。
「ぼくはぁ~ピンクがいいとおもうぅ~♪」
「おもう~♪」
「わはははは~」
またひらり。
で、結局全部無くなってしまうのよね。最後はいつものスモック姿の子供達が二人一組になって踊るの。
「どんなぁ~ドレスよりぃ~やっぱりぃ~いつもの君がすてき~♪」
「さぁ、お~どりましょ~らららら~♪」
なんとも楽しい歌劇にお客さん達も大喜びだ。
とか、和んでいられない。ひまわり組さんに大急ぎで浴衣を着せないと! てんちゃんと手分けして子供達の着替えを手伝う。横ではバラ組さんも大忙しだ。
スミレ組さんの幕が閉まり、客席からものすごい拍手が聞える頃には、何とか二クラスはほぼ終わった。
「急げぇ!」
スミレ組さんもご苦労だな、今終わったばっかりなのに。浴衣を広げて待っている職員に飛び込むように走ってくる。
「慌てなくてもいいよ。ほら、落ち着いて」
もう一人?働き者がいた。
「わはははは~、お客様におねがいだ~。次の踊りは園庭中央で行うので、一旦椅子を立っていただけるとありがたい~ははっ、です!」
自分もたった今まで歌劇に出ていたジラソレは司会をちゃんとやっている。
お城の従者さんや保護者さんも協力して、椅子を端っこに退けてくれた。
エイジ君達が小さなやぐらみたいなのを中央に設置。上には太鼓と……え、魔王様? 予定ではユーリちゃんが太鼓を叩く手筈だったはず。
「どうしてもやりたいと仰って」
ウリちゃんも困った顔だ。でもまあ、魔王様も参加したいよねぇ。
「魔王様の歌は危険だけど、太鼓は大丈夫なのかな?」
「多分大丈夫でしょう……と信じたいです」
さて。あらかじめプログラムでもお伝えしてあったし、一度夏祭りで見ている保護者の皆さんは慣れたものだ。既に輪になって待っておいでだ。
「わはは~、じゃあ、夏祭りでも踊った魔神様に捧げる踊りを踊ろう~!」
子供達をやぐらの周りに並ばせると、舞台では楽団の演奏が始まった。
ドンドンと魔王様が叩く太鼓が響き、子供達が回り始める。
あー、何度見ても浴衣姿ホント可愛いわ。季節はもう秋だけど、もう一度見られて幸せだわ~。
「皆さんもご一緒に!」
エイジ君も声を張り上げてるね。って、ちゃっかりてんちゃんはエイジ君の隣に行ってるじゃないか。とかいいつつ、私の横にはしっかりウリちゃんがいますけど。
「ほら、さっちゃんも」
少し横でペルちゃんを見ていたさっちゃんを呼び寄せて、一緒に輪に入る。
お客さん達も、保護者の方々も一緒に踊る。
「一緒に参加するのも楽しいですね」
あ、さっちゃんが少し笑ってるね。
「お母様も大人しく見て下さっているようだし」
「よかったです、本当に」
しばらく皆で踊っていると、突然貴賓室のドアが開いた。
「私も入ってよろしいかしら?」
眩いほどの後光を背負ったザラキエルノ様がお出ましになりましたよ!
ひまわり組さんの可愛いお歌が終わりました。
「れいっ!」
クラス一のしっかり者ラミアのえりちゃんの号令で一同ぺこり。
割れんばかりの拍手の中、さーっと幕が引かれ、次のバラ組さんに交代。もうほとんど見えないのに、まだ手を羽根のようにバタバタさせながらの退場に頬が緩む。岩のモコちゃんがややゆっくり遅れて帰ってきたが、一人も転んだり泣いたりしなかったので大成功だね。
「上手だったよ、みんな!」
「可愛かったわよ」
てんちゃんと舞台袖で一人ずつハグして出迎えた。リノちゃんも飛びついてきてご機嫌だ。
「きんちょ、ちまちた」
「お疲れ様」
ペルちゃんもぎゅーってすると嬉しそうに笑った。
「お母さん、見てた?」
「うん。お城の人達と一緒に、裏のほうで見てたよ」
さっちゃんは何故か侍女服のままで、入り口近くで見ていたのがちらりと見えた。多分、保護者席に座るとその神力に他の人が疲れるかもと配慮してだろう。今日はバッジつけてもらってるから大丈夫だって言ったのに。ま、本人も魔力に疲れるだろうけど。
貴賓室の様子は良くわからないが、微妙にもやもや~っとドアの隙間から光が見えている気がする。ザラキエルノ様は喜んでおいでなのだろうか?
さあ、お遊戯会どんどん参りましょう!
「わはははは~、次はバラ組さんのお歌だぞ!」
巨人族の双子もいるし、見た目は一番バラバラなのだが、マーム先生が担任だけあって安定のバラ組。
「く~びがぁ~からまっちゃ~って、さぁ、たい、へん!」
隣の子とくねくね腕を絡める妖しい振り付けで唄う子供達。この「三匹のヒドラ」という歌はイシュルという国の民謡なんだそうです。沢山の頭のあるヒドラのそれぞれの頭が口争いをはじめ、他のヒドラが止めに入り、今度はケンカになってしまい、もう一匹やってきてとめようとしたら三匹ぶんの首が絡まって、動けなくなってしまったという、なんともはやなお話の歌である。伴奏がマーム先生の笛というのも面白い。
「くね、くね、にょろにょろ~、くねにょろくねににょろろ~♪」
あ、蔦魔人のシュネちゃんと隣のジロ君が本気で絡まってるというよりシュネちゃんにまきまきにされてる気がするのだが……ジロ君は日本でいう所の手の目という妖怪さんだ。前髪を伸ばしているのでわからないが、お顔には目が無く手のひらに目がある。
楽しくて怪しいバラ組さんのお歌が終わり、さーっとまた幕が閉まった。
「良かったわよ、とっても上手にくねくねしてたね」
思わず駆け寄ると、シュネちゃんとジロ君から泣きそうな声が上がった。
「せ、せんせっ、とっ、とって」
そうか、本当に絡まってたのか……。
マーム先生と慌てて二人を控えの場所に運びました。
「わはははは~、次のスミレ組さんの歌劇は、ちょーっと準備に時間が掛かるから、待っててくれよぉ!」
と言いつつ司会ジラソレも幕の中に入って来た。そういや出るんだったね。
「皆さん、落ち着いて練習通りに行きましょう」
「はいっ!」
おお、流石は年長さん。担任ウリちゃんの号令に、気合の返事です。既に女子は豪華な衣装に着替え……素材は紙で前に絵が描いてあるだけなんですが……それぞれの位置にスタンバイ。決して前以外向いてはいけないのだ。
気合が入っているのは子供達だけでは無いね。舞台の中央にエイジ君に運んで来られた歓喜ヴェレット、なぜか大きなリボンを着けた笑いジラソレ二体。
ちょっとズルイ気もするが音楽はお城楽団による豪華演奏。まあ、次の全員の踊りでも出番があるので、良いか。年長さんだし。
「わははは~じゃあはじまるぞ~」
忙しい奴だな、ジラソレ。幕の中で司会もやってるよ……。
ちゃ~ららら~とシンフォニックな楽団演奏に合わせて、するすると幕が開く。
「あ~今日はぁ~舞踏会なのぉ~♪」
ヴァンパイアのモモちゃんがお姫様のような格好で中央で素晴らしい声で歌う。横の他の女の子達も同じく。
「なのぉ~~♪」
「どぉ~んなぁドレスをぉ~着ていこうかしらぁ~?」
「赤がいい~かしら~?」
舞台男のすそから男の子達が登場。夢魔のトト君は王子様だ。
「ぼくはぁ~黒いドレスの娘がすきぃ~!」
「すきぃ~♪」
「わはは~の魔法でちょ~い♪」
ジラソレ達は魔法使いのようだ。両端で微妙にメロディをつけつつステッキを振った。
ここで鉢植えヴェレットの出番だ。
お姫様達のドレスの紙をぱらりと一枚、何本もの刺のある蔓で同時に捲る。赤いドレスが黒に変わるのだ。一部アラクネや植物系魔族の子は自分で捲る。
早変りなのだ。残念ながら今は横から見ているのでよくわからないが、お客さんから「おお~」と声が上がったのを見ると成功だったのだろう。
「やっぱりぃ~私には黄色かしら~♪」
「かしらぁ~?」
「わはは~」
はい、ひらり。
「ぼくはぁ~ピンクがいいとおもうぅ~♪」
「おもう~♪」
「わはははは~」
またひらり。
で、結局全部無くなってしまうのよね。最後はいつものスモック姿の子供達が二人一組になって踊るの。
「どんなぁ~ドレスよりぃ~やっぱりぃ~いつもの君がすてき~♪」
「さぁ、お~どりましょ~らららら~♪」
なんとも楽しい歌劇にお客さん達も大喜びだ。
とか、和んでいられない。ひまわり組さんに大急ぎで浴衣を着せないと! てんちゃんと手分けして子供達の着替えを手伝う。横ではバラ組さんも大忙しだ。
スミレ組さんの幕が閉まり、客席からものすごい拍手が聞える頃には、何とか二クラスはほぼ終わった。
「急げぇ!」
スミレ組さんもご苦労だな、今終わったばっかりなのに。浴衣を広げて待っている職員に飛び込むように走ってくる。
「慌てなくてもいいよ。ほら、落ち着いて」
もう一人?働き者がいた。
「わはははは~、お客様におねがいだ~。次の踊りは園庭中央で行うので、一旦椅子を立っていただけるとありがたい~ははっ、です!」
自分もたった今まで歌劇に出ていたジラソレは司会をちゃんとやっている。
お城の従者さんや保護者さんも協力して、椅子を端っこに退けてくれた。
エイジ君達が小さなやぐらみたいなのを中央に設置。上には太鼓と……え、魔王様? 予定ではユーリちゃんが太鼓を叩く手筈だったはず。
「どうしてもやりたいと仰って」
ウリちゃんも困った顔だ。でもまあ、魔王様も参加したいよねぇ。
「魔王様の歌は危険だけど、太鼓は大丈夫なのかな?」
「多分大丈夫でしょう……と信じたいです」
さて。あらかじめプログラムでもお伝えしてあったし、一度夏祭りで見ている保護者の皆さんは慣れたものだ。既に輪になって待っておいでだ。
「わはは~、じゃあ、夏祭りでも踊った魔神様に捧げる踊りを踊ろう~!」
子供達をやぐらの周りに並ばせると、舞台では楽団の演奏が始まった。
ドンドンと魔王様が叩く太鼓が響き、子供達が回り始める。
あー、何度見ても浴衣姿ホント可愛いわ。季節はもう秋だけど、もう一度見られて幸せだわ~。
「皆さんもご一緒に!」
エイジ君も声を張り上げてるね。って、ちゃっかりてんちゃんはエイジ君の隣に行ってるじゃないか。とかいいつつ、私の横にはしっかりウリちゃんがいますけど。
「ほら、さっちゃんも」
少し横でペルちゃんを見ていたさっちゃんを呼び寄せて、一緒に輪に入る。
お客さん達も、保護者の方々も一緒に踊る。
「一緒に参加するのも楽しいですね」
あ、さっちゃんが少し笑ってるね。
「お母様も大人しく見て下さっているようだし」
「よかったです、本当に」
しばらく皆で踊っていると、突然貴賓室のドアが開いた。
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