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過去世を見る
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まずは、ご存知の方も多いと思うが、以下のことを一度きちんと確認しておこう。
現世とは、現在の人生のことを指す。
過去世(または、かこせい、とも読む)とは、過去に生きた人生の全てを指す。
前世とは、過去世の中でも、ひとつ前の人生だけ表す。
過去世と前世については、線引きが曖昧な情報源があるので、ぜひ気をつけたい。
それでは詳しい見方である。
前の章でも書いた、過去の時間へとさかのぼる方法を使う。時間軸を戻すものだ。ただ、自分の過去世などを見る時はただ戻すだけでいいが、他人の過去世を見る時は、少し勝手が違う。
そのため、次のことも同時にしないといけない。その人をフラグとして目印をつける、である。自身のことならば、自分を軸にして追うことは比較的簡単だが、過去という人混みの中で、他の人を探すのと、過去世などを見るのは同じ作業になる。
そういうわけで、その人に目印をつけないと、見失ってしまう。この目印は、別の章で書くが、やはり人を見る目を養わないと、非常に難しい。
それから、当然だが、見た目が現世とまったく違うということも考慮しよう。人によっては、性別が違うということもあり得る。だからこそ、人を中身――魂で判断するすべを持っていなければいけない。
過去世、前世は人の一生――人生を見ることとなる。つまり、非常に重い話となることは必須なのでよく心得でおこう。
以下の話は、知り合いの占い師の体験談である。
その人は、お店で客を待つ、いわゆる対面式の霊感占いをしていた。ある日、人当たりがよく、ニコニコとした笑顔で、腰の低い客が来店した。
前世を見て欲しいという依頼だった。
そうして、見えた前世はこうであった。
暗いヤブの中で、刀を振り回し、逃げ惑う人々を襲っている。手や足が切断されて、返り血を浴びる。人の頭が斬った衝撃で吹き飛ぶ。
人を殺すのが楽しくて楽しくて仕方がないと言ったように、狂ったように高笑いをする。
という、いわゆる殺人鬼だった。
刀で人を殺すという場面は、過去世ではよくあるので注意しよう。日本の過去には戦国時代というものもあるほどだ。武士だった人もいる。法整備も今とまったく違い、無法地帯である言っても過言ではないだろう。
この内容はもちろん、その占い師から本人に伝えられることはなかった。
それから、これは絶対にしないようにしよう。この人を責めることは見当違いである。なぜなら、地獄へと落ちて、罪を完全に償ったから、転生しているのである。
神様はこの人の罪をもうすでに赦している。こんな言葉がある。
人は人を裁けない――
神が赦している以上、私たち人間がどうこう言う問題でない。それから、こんな言葉もある。
悪を憎んで、人を憎まず――
占いに来た人が悪いのではない。人殺しという罪がいけないことなのだ。それが起きないようにするためには、何をしたらいいのかを、人間である私たちは考えて、直していかなくてはいけないのである。
今、この文章を読んでいると、様々な媒体の画面と自分の距離感が存在しているだろう。すなわち、どこかで自分のこととは別の出来事として、客観的に見ることができる。
しかし、過去世や前世を見ることは、そういうわけにはいかない。映画館やDVDなどで物語を見て、思わずその世界に引き込まれたりすることがあると思う。
だが、これは物語だからと自分に言い聞かせるか、頭の片隅でそのように思っていて、見終わったらまた自分の日常生活へすんなり戻れるだろう。
過去世と前世の見え方には、ふたつのパターンがある。
ひとつは、先ほどの話に合わせると、ヤブの中にいきなり自分が立っていて、そこで起きた出来事をすぐ近くで見ている。風や匂いなどの体感がある時もある。
もうひとつは、非常に危険な見方である。それは、依頼主と完全に自分が重なってしまうことである。つまりは、依頼主の心の声が全て聞こえてくる。刀にかかる重みや人を斬る感触、血しぶきの暖かさなどが、自分のことのように体験する。
つまり、他人の人生を背負うことになってしまう。映画などのように、物語だと作り物だと割り切ることも非常に難しい。今ではなくても、過去に起こった現実であるからだ。
このような話を聞いたことはないだろうか。
精神的に病んでしまって、占い稼業が続けられなくなった――
過去世や前世などを占うにあたっては、よほど自分自身をしっかりと持っていられる人か、以上の環境で物事を見ても、他人事だと割り切れる人でないと非常に危険である。
もしくは、何らかのカウンセリングを定期的に受けることをお勧めする。
他人の人生に飲み込まれて、自身を見失うことも起き得る。自分が誰だかわからない。何をしたらいいのかわからない。選ぶ言動が決められない。それはまわりの人たちから見れば、言動に一貫性がなくなっているというように映るかもしれない。
筆者は原因は違うが、多数の他人の魂から影響を受けすぎて、自分自身を見失った時期がある。とても苦しく辛い日々であった。自分という個人を探すのに、数年の月日は費やした。
日本という国は、残虐描写などに関してのフィルターは、他の国からすれば、厳しい規制が敷かれているほうではないだろうか。
海外のニュース番組を見たことがある方はご存知かもしれないが、世界では大ニュースとなっているが、日本では一斉報道されていない。こんなこともある。様々な理由から情報操作がされているのだろう。そんな守られた世界の中で、私たちは生きている。
海外のテレビゲームなどで、残虐描写としてレーティングがZ指定されているものを見ることができない、という方は、過去世や現世を見る作業は細心の注意を払った方がよいだろう。
なぜなら、過去世や前世はフィルターがかからないのだから。
もちろん、平和な過去世や前世もある。しかし、やはりそこには人それぞれの悩みが存在する。それが自分のことのように思えてしまい、自身の人生だけでもいっぱいいっぱいで生きているのに、他人の分まで背負うようになってしまうこともある。
だからこそ、過去世の霊視をする時は慎重にするようにしよう。
次は、魂の個性を見抜く方法を話そう。
現世とは、現在の人生のことを指す。
過去世(または、かこせい、とも読む)とは、過去に生きた人生の全てを指す。
前世とは、過去世の中でも、ひとつ前の人生だけ表す。
過去世と前世については、線引きが曖昧な情報源があるので、ぜひ気をつけたい。
それでは詳しい見方である。
前の章でも書いた、過去の時間へとさかのぼる方法を使う。時間軸を戻すものだ。ただ、自分の過去世などを見る時はただ戻すだけでいいが、他人の過去世を見る時は、少し勝手が違う。
そのため、次のことも同時にしないといけない。その人をフラグとして目印をつける、である。自身のことならば、自分を軸にして追うことは比較的簡単だが、過去という人混みの中で、他の人を探すのと、過去世などを見るのは同じ作業になる。
そういうわけで、その人に目印をつけないと、見失ってしまう。この目印は、別の章で書くが、やはり人を見る目を養わないと、非常に難しい。
それから、当然だが、見た目が現世とまったく違うということも考慮しよう。人によっては、性別が違うということもあり得る。だからこそ、人を中身――魂で判断するすべを持っていなければいけない。
過去世、前世は人の一生――人生を見ることとなる。つまり、非常に重い話となることは必須なのでよく心得でおこう。
以下の話は、知り合いの占い師の体験談である。
その人は、お店で客を待つ、いわゆる対面式の霊感占いをしていた。ある日、人当たりがよく、ニコニコとした笑顔で、腰の低い客が来店した。
前世を見て欲しいという依頼だった。
そうして、見えた前世はこうであった。
暗いヤブの中で、刀を振り回し、逃げ惑う人々を襲っている。手や足が切断されて、返り血を浴びる。人の頭が斬った衝撃で吹き飛ぶ。
人を殺すのが楽しくて楽しくて仕方がないと言ったように、狂ったように高笑いをする。
という、いわゆる殺人鬼だった。
刀で人を殺すという場面は、過去世ではよくあるので注意しよう。日本の過去には戦国時代というものもあるほどだ。武士だった人もいる。法整備も今とまったく違い、無法地帯である言っても過言ではないだろう。
この内容はもちろん、その占い師から本人に伝えられることはなかった。
それから、これは絶対にしないようにしよう。この人を責めることは見当違いである。なぜなら、地獄へと落ちて、罪を完全に償ったから、転生しているのである。
神様はこの人の罪をもうすでに赦している。こんな言葉がある。
人は人を裁けない――
神が赦している以上、私たち人間がどうこう言う問題でない。それから、こんな言葉もある。
悪を憎んで、人を憎まず――
占いに来た人が悪いのではない。人殺しという罪がいけないことなのだ。それが起きないようにするためには、何をしたらいいのかを、人間である私たちは考えて、直していかなくてはいけないのである。
今、この文章を読んでいると、様々な媒体の画面と自分の距離感が存在しているだろう。すなわち、どこかで自分のこととは別の出来事として、客観的に見ることができる。
しかし、過去世や前世を見ることは、そういうわけにはいかない。映画館やDVDなどで物語を見て、思わずその世界に引き込まれたりすることがあると思う。
だが、これは物語だからと自分に言い聞かせるか、頭の片隅でそのように思っていて、見終わったらまた自分の日常生活へすんなり戻れるだろう。
過去世と前世の見え方には、ふたつのパターンがある。
ひとつは、先ほどの話に合わせると、ヤブの中にいきなり自分が立っていて、そこで起きた出来事をすぐ近くで見ている。風や匂いなどの体感がある時もある。
もうひとつは、非常に危険な見方である。それは、依頼主と完全に自分が重なってしまうことである。つまりは、依頼主の心の声が全て聞こえてくる。刀にかかる重みや人を斬る感触、血しぶきの暖かさなどが、自分のことのように体験する。
つまり、他人の人生を背負うことになってしまう。映画などのように、物語だと作り物だと割り切ることも非常に難しい。今ではなくても、過去に起こった現実であるからだ。
このような話を聞いたことはないだろうか。
精神的に病んでしまって、占い稼業が続けられなくなった――
過去世や前世などを占うにあたっては、よほど自分自身をしっかりと持っていられる人か、以上の環境で物事を見ても、他人事だと割り切れる人でないと非常に危険である。
もしくは、何らかのカウンセリングを定期的に受けることをお勧めする。
他人の人生に飲み込まれて、自身を見失うことも起き得る。自分が誰だかわからない。何をしたらいいのかわからない。選ぶ言動が決められない。それはまわりの人たちから見れば、言動に一貫性がなくなっているというように映るかもしれない。
筆者は原因は違うが、多数の他人の魂から影響を受けすぎて、自分自身を見失った時期がある。とても苦しく辛い日々であった。自分という個人を探すのに、数年の月日は費やした。
日本という国は、残虐描写などに関してのフィルターは、他の国からすれば、厳しい規制が敷かれているほうではないだろうか。
海外のニュース番組を見たことがある方はご存知かもしれないが、世界では大ニュースとなっているが、日本では一斉報道されていない。こんなこともある。様々な理由から情報操作がされているのだろう。そんな守られた世界の中で、私たちは生きている。
海外のテレビゲームなどで、残虐描写としてレーティングがZ指定されているものを見ることができない、という方は、過去世や現世を見る作業は細心の注意を払った方がよいだろう。
なぜなら、過去世や前世はフィルターがかからないのだから。
もちろん、平和な過去世や前世もある。しかし、やはりそこには人それぞれの悩みが存在する。それが自分のことのように思えてしまい、自身の人生だけでもいっぱいいっぱいで生きているのに、他人の分まで背負うようになってしまうこともある。
だからこそ、過去世の霊視をする時は慎重にするようにしよう。
次は、魂の個性を見抜く方法を話そう。
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