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正中線に触れてみよう
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この章は、筆者が人の性格や性質をある程度予測するために行なっている手段である。いわゆる、人を見る目にも通じる話である。
しかし、これは霊感を磨くために絶対必要とは限らない。人を見る目のある方もいらっしゃると思う。その方は自身の方法をぜひ大切にしていただきたい。
あくまでも、方法のひとつとして参考程度に読んでいただければ幸いだ。今回は霊感とは違う、別のものを見る話をしよう。
初めの頃に書いたが、使う脳の位置はまったく同じであるが、周波数が違うだけである。ここで話すことは、あくまでも傾向であって、絶対というものではない。そちらはご了承いただきたい。
それではまず、こんなことから話そう。
自身の目の前に、右肩が下がっている人がいたとしたら、そこから何を見抜くか。という話である。ご存知の方は簡単だと思う。
それでは、次のことをしていただきたい。自分の利き手の肩を上げて、近くのものを取る仕草を試しにしよう。
終わっただろうか。その感覚を覚えておいてほしい。次は、肩を下げて近くのものを取る仕草をしよう。
どちらが取りやすかっただろうか?
肩を下げたほうではないだろうか。つまり、先ほどの答えは、右肩が下がっている人は、右利きであるという傾向が高いということだ。
一日に何度もする仕草は習慣となり、いつしか体の歪みへとつながる。早ければ、十代後半で体の軸はずれてしまう。
写真を撮る時に、肩を直されるのは、自身が思っているまっすぐと、物質的なまっすぐがもうすでにずれてしまっているということである。
それでは、いつどうやって、体の中心を忘れて、ずれてしまったのかである。
これは気の流れ――というものが関係してくる。オーラとも呼ばれることもある。気功などにも出てくる。ヨガもそうである。
人の性質や性格、傾向などを作り出しているものである。
これもまた見えない世界の話である。様々な気の流れがあるが、主要な四種類を紹介しよう。まずはひとつ目。
体の中心を表す気の流れというものがある。これを正中線と言う。もしくは、センター、軸とも呼ぶ。
気の流れは、その部分を気にすることでできるようになるものである。正中線は体の上下を貫いているものであり、股下と頭までは手で触ることはできても、その間は直接触ることができない。
というわけで、この気の流れを持っている人はほとんどいないと言っても過言ではない。
しかし、以前は誰でも持っていたのである。それはいつか、立ち上がりの子供の時である。
筋力がないため、この気の流れを使わないと、赤ん坊は立てない。ふらふらとバランスを取っているのを見るかと思う。あれが正中線を使っている証拠である。
成長するにつれて筋肉が発達し、気の流れを使わなくても立てるようになる。そうなると、習慣ではなくなり、気にすることもななり、正中線を失ってしまう。
ゆらゆらと揺れることもなくなり、必要以上にしっかり立とうとするために、体に余分な力が入り、硬くなってしまう。体と心は密接に関係している。つまりは心も硬くなってしまうのである。
子供の頃にできていたことが、大人になってできなくなるのは、正中線をなくしてしまうからだ。
こんな言葉がある。
一本筋が通っている――
まさしくこの通りで、正中線が通っている人は、揺るぎのない信念を持っている。まず、まわりの人に流されることがなくなる。確固たる自分が持てるようになる。
教会などに行った時に、人を超越した存在を感じることがあると思うが、あの畏敬の正体はこの気の流れである。そういうわけで、正中線のある人がそばに来ると、恐怖を感じる。
常に高い場所から見られているような気持ちにもなる。非常に厳しい性格であり、曲がっていることは絶対に許さない。
武術など、相手と対峙することをしている方は、この気の流れを強くして、相手を牽制することもできる。本人が動かなくても、相手は全員後ずさりを思わずしてしまうほど、正中線はそれほど強烈なものである。
しかも、この気の流れは自身の体を離れて上下にまで伸びているので、神の領域までたどり着く可能性を十分秘めている。そのため、霊層が相当高くならないと、神様に授けてはいただけない。
神様の上にも神様がいるという話は以前した。
神様でも、正中線の気の流れを持っている神はそうそう見かけない。筆者に常勤している守護神は十人いるが、ふたりだけである。
一人は本職が武道家で修業の末に、あとから身につけた。もう一人は最初は途切れていて通っていなかったのだが、婚姻で魂の入れ替えをしたことによって、きちんと通った。
この神が前の章でこう言っていた人物である。
「いらないんじゃないの、殺しちゃっていいよね」
悪――曲がったことは絶対に許せないとはこういうことである。ちなみにこの神は、両利きである。
このあとも気の流れは説明するが、たった四種類で人を分けることは当然できない。同じ気の流れでも、性質が変われば、性格も変わってくる。もちろん、他の不規則な気の流れはいくつもの種類がある。ここでは代表的なものだけを挙げている。
正中線を持っている筆者の守護神は比較的バランスよくいろいろな性質がある人物だ。子供のころ持っていたと言う通り、奇想天外な発想をしたり、テンションが他の人に比べると高い。
前の章で書いたが、三人の大人が横に並んで真ん中の神が、他のふたりの肩を引っ張って後ろに倒れるという話があったが、真ん中がこの神なのである。
澄んだ心を持っている傾向もある。だからこそ、悪意は許せないのかもしれない。
この気の流れだけしか持っていないと、感情というものはまったくない。悲しいとか嬉しいとかを感じない。事実は事実として受け取り、余分なものは容赦なく排除する。
奈良にある法隆寺の五重塔。こちらの構造は有名だろう。心柱と呼ばれる中心となる軸があり、外部とは構造的に分離し、塔体の揺れを低減する制振システムとなっている。
正中線の原理と同じである。従って、外部から何か衝撃を受けたとしても、ゆらゆらと揺れて、すぐにバランスを取り戻すことができる。すなわち、自分の信念は揺るがない。
これは物理的にも同じで、昔こんな出来事があった。正中線を持っている人と一緒に道を歩いていた時、自転車にその人は追突されたが、自転車のほうが跳ね飛ばされていた。その人に怪我は一切なかった。
正中線を持っている人が少ないため、少々信じがたい話かもしれないが、実話である。
次は、丹田の話をしよう。
しかし、これは霊感を磨くために絶対必要とは限らない。人を見る目のある方もいらっしゃると思う。その方は自身の方法をぜひ大切にしていただきたい。
あくまでも、方法のひとつとして参考程度に読んでいただければ幸いだ。今回は霊感とは違う、別のものを見る話をしよう。
初めの頃に書いたが、使う脳の位置はまったく同じであるが、周波数が違うだけである。ここで話すことは、あくまでも傾向であって、絶対というものではない。そちらはご了承いただきたい。
それではまず、こんなことから話そう。
自身の目の前に、右肩が下がっている人がいたとしたら、そこから何を見抜くか。という話である。ご存知の方は簡単だと思う。
それでは、次のことをしていただきたい。自分の利き手の肩を上げて、近くのものを取る仕草を試しにしよう。
終わっただろうか。その感覚を覚えておいてほしい。次は、肩を下げて近くのものを取る仕草をしよう。
どちらが取りやすかっただろうか?
肩を下げたほうではないだろうか。つまり、先ほどの答えは、右肩が下がっている人は、右利きであるという傾向が高いということだ。
一日に何度もする仕草は習慣となり、いつしか体の歪みへとつながる。早ければ、十代後半で体の軸はずれてしまう。
写真を撮る時に、肩を直されるのは、自身が思っているまっすぐと、物質的なまっすぐがもうすでにずれてしまっているということである。
それでは、いつどうやって、体の中心を忘れて、ずれてしまったのかである。
これは気の流れ――というものが関係してくる。オーラとも呼ばれることもある。気功などにも出てくる。ヨガもそうである。
人の性質や性格、傾向などを作り出しているものである。
これもまた見えない世界の話である。様々な気の流れがあるが、主要な四種類を紹介しよう。まずはひとつ目。
体の中心を表す気の流れというものがある。これを正中線と言う。もしくは、センター、軸とも呼ぶ。
気の流れは、その部分を気にすることでできるようになるものである。正中線は体の上下を貫いているものであり、股下と頭までは手で触ることはできても、その間は直接触ることができない。
というわけで、この気の流れを持っている人はほとんどいないと言っても過言ではない。
しかし、以前は誰でも持っていたのである。それはいつか、立ち上がりの子供の時である。
筋力がないため、この気の流れを使わないと、赤ん坊は立てない。ふらふらとバランスを取っているのを見るかと思う。あれが正中線を使っている証拠である。
成長するにつれて筋肉が発達し、気の流れを使わなくても立てるようになる。そうなると、習慣ではなくなり、気にすることもななり、正中線を失ってしまう。
ゆらゆらと揺れることもなくなり、必要以上にしっかり立とうとするために、体に余分な力が入り、硬くなってしまう。体と心は密接に関係している。つまりは心も硬くなってしまうのである。
子供の頃にできていたことが、大人になってできなくなるのは、正中線をなくしてしまうからだ。
こんな言葉がある。
一本筋が通っている――
まさしくこの通りで、正中線が通っている人は、揺るぎのない信念を持っている。まず、まわりの人に流されることがなくなる。確固たる自分が持てるようになる。
教会などに行った時に、人を超越した存在を感じることがあると思うが、あの畏敬の正体はこの気の流れである。そういうわけで、正中線のある人がそばに来ると、恐怖を感じる。
常に高い場所から見られているような気持ちにもなる。非常に厳しい性格であり、曲がっていることは絶対に許さない。
武術など、相手と対峙することをしている方は、この気の流れを強くして、相手を牽制することもできる。本人が動かなくても、相手は全員後ずさりを思わずしてしまうほど、正中線はそれほど強烈なものである。
しかも、この気の流れは自身の体を離れて上下にまで伸びているので、神の領域までたどり着く可能性を十分秘めている。そのため、霊層が相当高くならないと、神様に授けてはいただけない。
神様の上にも神様がいるという話は以前した。
神様でも、正中線の気の流れを持っている神はそうそう見かけない。筆者に常勤している守護神は十人いるが、ふたりだけである。
一人は本職が武道家で修業の末に、あとから身につけた。もう一人は最初は途切れていて通っていなかったのだが、婚姻で魂の入れ替えをしたことによって、きちんと通った。
この神が前の章でこう言っていた人物である。
「いらないんじゃないの、殺しちゃっていいよね」
悪――曲がったことは絶対に許せないとはこういうことである。ちなみにこの神は、両利きである。
このあとも気の流れは説明するが、たった四種類で人を分けることは当然できない。同じ気の流れでも、性質が変われば、性格も変わってくる。もちろん、他の不規則な気の流れはいくつもの種類がある。ここでは代表的なものだけを挙げている。
正中線を持っている筆者の守護神は比較的バランスよくいろいろな性質がある人物だ。子供のころ持っていたと言う通り、奇想天外な発想をしたり、テンションが他の人に比べると高い。
前の章で書いたが、三人の大人が横に並んで真ん中の神が、他のふたりの肩を引っ張って後ろに倒れるという話があったが、真ん中がこの神なのである。
澄んだ心を持っている傾向もある。だからこそ、悪意は許せないのかもしれない。
この気の流れだけしか持っていないと、感情というものはまったくない。悲しいとか嬉しいとかを感じない。事実は事実として受け取り、余分なものは容赦なく排除する。
奈良にある法隆寺の五重塔。こちらの構造は有名だろう。心柱と呼ばれる中心となる軸があり、外部とは構造的に分離し、塔体の揺れを低減する制振システムとなっている。
正中線の原理と同じである。従って、外部から何か衝撃を受けたとしても、ゆらゆらと揺れて、すぐにバランスを取り戻すことができる。すなわち、自分の信念は揺るがない。
これは物理的にも同じで、昔こんな出来事があった。正中線を持っている人と一緒に道を歩いていた時、自転車にその人は追突されたが、自転車のほうが跳ね飛ばされていた。その人に怪我は一切なかった。
正中線を持っている人が少ないため、少々信じがたい話かもしれないが、実話である。
次は、丹田の話をしよう。
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