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17王子vsノエル
「ノエルちゃーん、やっほー」
初対面以降、教会に顔を出すようになった我が国の王子アーク様。
「本日はどのようなご要件で?」
「ん?いつも通りだよ。ノエルちゃんの様子を見にね。」
父上である王様に言われて来たんだろうけど、僕は正直会いたくない。あんな扱いされて……
「僕は大丈夫ですのでご心配なさらず……」
「良かった。まぁ、ここには英雄様もいるもんなー。」
「お忙しいでしょうし、もうこの辺で……」
「そうなんだよ!これから視察なんだよー。」
行きたくないとごねるアーク様。
あの時感じた大人の男はどこいった。
「次は休みにくるから、予定空けといて!」
「今度とは?」
「明後日。」
「予定があります。」
嘘だけど。
「この国の王子より大切な?」
「…………」
なんと汚い。
「行きたいところ考えといて!」
「で、今日はどこ行きたい?」
約束通り現れたアーク様。
いつもはもっと煌びやかだけど、今日は抑えてる?護衛の方も1人だ。
「えっと、思いつかなくて……普段遊びに出かけることはないですから……」
本当に来るとは思わず何も考えていないのもあるけど。
「そうなの?じゃぁ街を散策しようか。」
クリス様に借りてくねーなんて言うものだから恥ずかしくなってしまう。
「街はね、楽しいこととか、美味しいものとかたくさんあるんだよ。気になるものあったら言って?」
「はぁ……」
というか……
街ってこんなに活気があるのか。
普段は魔物に襲われないよう、ササッと用事をすまして帰っちゃうから気づかなかったな。
……なんだろう、いい匂いがする。
ぐ~ぎゅるる……
「今のノエルちゃんのお腹の音?」
「……はい。」
「はははっ!かわいい!」
ぐっ、僕としたことが……
アーク様は露店に向かうと、店の人と楽しそうに談笑したあと、何かを手に持って戻ってきた。
「はい、どーぞ。」
「え?」
「いい匂いの正体。」
差し出されたのは串焼きだった。
わざわざ僕のために?
「ありがとうございます……おいくらですか?」
「俺の奢り。」
「いえ、こうゆうのはキッチリしておきたいので。」
「そう?」
笑ってお金を受け取るアーク様。
王子にとっては、はした金かもしれないけど。
「…………。」
「こうやって食べるんだよ。」
なかなか食べない僕に、アーク様は大きい口を開けて串焼きにかぶりついた。護衛の方に下品だと怒られていたけど。
「ふふふ……いただきます。ん、美味しい!」
「美味いよなー!俺これ大好き!じゃぁ次は……」
慣れない僕に、アーク様は街を案内しながらまわってくれた。
「あら♡アーク様♡」
「こんな時間に珍しい!来てくれたのぉ?♡」
ある店から出てきた女性達がアーク様に群がった。
ここは居酒屋?
「ははは、ごめんね。今日は別件で街に来てるんだ。次の休みに遊びにくるよ。」
「あ~ん、ザンネン♡」
女性達はベタベタとアーク様に触っている。
ここの居酒屋にきたら毎回そんな感じでチヤホヤされてるわけ?
「あら♡かわいいお坊ちゃん。今日はお守りなのね?」
1人の女性が僕を見て言った。
お守り?
カチンときたけど、確かにそう見えるのかもしれない。
ムッとした僕はその場を後にした。
「え?ノエルちゃん待って!」
「もう僕のことは結構ですから、あの方達のお店へ行っていただいて構いません。」
忘れてたけど、アーク様は女好きだもんな。
あの中にもアーク様に抱かれた人が……
そう思うと胸がチクリとした。
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