天然ノンケと同棲しています。

Hiiho

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告白 1

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 最近、なんだか青が優しい。
 ねーちゃんが来てから、明らかにオレへの態度が変わった。やたらと体調気にするし、やたらとハンバーグ奢ってくれるし、なんか変だ。

 なんだ・・・あいつ・・・オレの体、散々弄り回しといて、さんっざんイかせまくっといて、あれから全然触ってこねえし・・・

 イヤイヤ!別に触って欲しいとかじゃねーから! 友達って、これがふつーだから!
 しかも、店もセール中で忙しいし、持ち帰りの仕事もあるし!
 青がおとなしい方が、平和だし!

 ・・・青、帰って来てから、部屋に入ったきり出てこねーな。何してんだろ・・・

「青、なにしてんの?」

 青の部屋の前で声をかけてみる。

 ・・・・・・

「あおー、寝てんの?」

 ドアをそーっと開けて青の部屋に入ると、机の上のパソコンに向かう青の後ろ姿があった。

 なんだよ、起きてんじゃん。
 ヘッドフォンしてて聞こえてねーのか。

「青、なんか観てんの?」

 近付いてパソコンを覗くと・・・

「あ、りょ、涼太・・・」

 これ・・・エロ動画じゃん。
 
 バッと慌てて前を隠す青。

 「あ、ごめん。てかそゆことする時は、ちゃんと鍵かけとけよ!じゃ、おやすみ!」

 見てはいけないものを見て、気まずくなって青の部屋を出ようとしたオレの腕を青が掴む。

「涼太、これは・・・その・・・」

「なんで言い訳すんだよ。男ならふつーの事だろ。この前までのおまえがちょっとおかしかっただけで・・・」

「おかしくねえよ!」

「なんだよ。急にでけー声出すなよ、びっくりすんだろ」

「・・・ごめん。でも、俺・・・」

「・・・やっぱなんか、変だな、おまえ。熱でもあるんじゃねぇ?」

 青の額に手をあててみる。

「熱はねーな」

「・・・俺、やっぱ無理だわ」

ドサッ

 青に掴まれていた手首を引かれて、ベッドに投げつけられる。

「いきなりなにすんだよ、ほんっと乱暴だな!」

「俺が必死で我慢して、あんなもん観てまで紛らわせようとしてんのに、なんで簡単に触んだよ」

「はあ?」

 青はオレに馬乗りになって訳わかんない事を言い出す。

「我慢って触るってなんだよ」

「俺は、涼太に触ったり、キスしたり、抱いたりしたいのを我慢してるって言ってんの」

「なっ、なんでそんなこと・・・」

「おまえが好きだから」

「・・・え」

「涼太が好きだから。触りたいしキスしたいし、ぐちゃぐちゃに泣かすまで抱きたい」

 え?なに?・・・オレが、好き?

「でも、涼太が好きだから、我慢してる。好きだから大事に、したい。今更だけど・・・」

「ちょっ、と、待て。好きって、友達だからだよな?」

「友達として見てたのなんて、もうずっと前だ。俺の言ってる好き、は、友達としての好きじゃない」

 え、え、え、友達じゃない好き?
 って、あの好き?やべえ、よくわかんねえ・・・

 青にぎゅっと抱きしめられて、余計に頭がショートしそうになる。

「涼太、好きだ。拒否されるのがこわくて、ずっと言えなかった」

「拒否・・・」

「でも、もう無理。涼太の体だけじゃなくて、心も欲しい」

「心・・・」

 何が起こってんの、コレ・・・やべえ、頭がまわんねー・・・
 自分の心臓がうるさくて、なにも考えられない。
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