公式 1×1=LOVE

Hiiho

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好き×特別=両想い? 3

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「はい、できた」

「できた。じゃねーよ!なんっで他んとこまで剃る必要あるんだ!」

一玖の強引さに負けて、陰毛以外にも脇と脛までも剃毛されてしまった架。

「えー、だってさ、アソコに毛がないのに他のところが生えてたらなんか変じゃん。腕は剃ってないんだからいいでしょ」

「腕は剃るほど生えてねぇからだろ!・・・あーもう、これじゃ小学生みてーじゃん」

架は自分の体を見てガッカリする。

「・・・小学生・・・、いいね、それ」

一玖は架が寄りかかった座椅子の木製の背もたれを押す。
後ろに倒れそうになった架は慌てて一玖のTシャツを掴んだ。

「あっぶ・・・ね」

「今から架は小学生だよ、いい?」

「はあっ!? やめろよ、そんなプレイしたくない!」

「兄貴には、されたんだろ?」

「されたっつっても、顔射されただけだし。触られてもないし!」

そう聞いて、一玖は心底安堵する。


  そうだったんだ・・・。よかった。じゃあ、架にこうして触れたのは、俺が初めてだって事だよね・・・


「そう。だったら小学生みたいになっちゃった架に、兄貴にされた事なんか忘れるくらいの記憶残してあげないとね」

背もたれを更に押し、架ごと押し倒す一玖。
その反動で脚が上がり、架は仰向けで膝を抱えたような体勢になる。

「ツルツルのアソコもお尻の穴も、丸見え。やらしー」

「っ!」

「だーめ」

架は股間を隠そうとした両手を一玖に捕まえられて頭上の畳に押さえつけられてしまう。

「好きにしていいって言った。いい子だから俺の言うこと聞いて?」

強引な態度とは真逆な一玖の優しい笑顔に、架の胸が高鳴る。


  においを体が拒否して苦しくて動けなくなるのとは違う。
  違うのに、一玖にこんな風にされると恥ずかしくて息苦しくなって逆らえなくなって・・・
  体が一玖の全てを受け入れたがってるのがわかる。


「架は素直だね。もっと脚抱えて腰浮かせてみて」

腰を浮かせると一玖は架の背中から座椅子を抜き取り、剥き出しになった窄まりをそっと指で啄く。

「んっ、やめ・・・っ汚いって!」

「そゆこと言うの、シラケるんだけど。そんなに気にするなら、洗う?手伝ってあげる。おいで」

一玖は架の体を起こし、手を引いて部屋の露天風呂へと連れて行く。

「あっ、まっ、手伝・・・っ?」



石造りの壁に取り付けられたシャワーホースの先を外し、一玖はそれを架に手渡す。

「架それ、お尻あてて」

「えっ、この先っちょ?」

「お湯出すから、零さないようにお尻から飲んで。出来ないなら俺がしてあげるけど」


  それは嫌だ!


「で、できる!」

壁に手を着いて脚を肩幅に開き、自分の窄まりにホースの先をあてがい、ごく、と架は唾を飲む。

「出すよ」

ホースを通って窄まりを押し広げるようにぬるま湯が噴き出す。

「あ、   あっ、       無理っ」

「大丈夫。くぱくぱしてみて。ゆっくりでいいから」

架の様子を伺うように、一玖は横から顔を覗き込む。

「う──・・・、うぅ」


  入って来てる。腸を逆流してお湯が・・・




「架、お腹見てみて。膨らんでるよ。零さないように我慢して」

シャワーを止め、架の少し張った下腹部を撫でる一玖。

「あ・・・ぅ・・・」


  なんだこれ、気持ち悪い。腹も痛いし、早く出したい。出したい・・・


「いっ・・・く、で、     出るっ」

架は耐えきれずに腸を満たすぬるま湯を下から吐き出す。
他人に聞かせるにはあまりに恥ずかしくて穢らしい音を立てて脚を伝い流れ落ちる湯に、架は壁に着いた腕で顔を覆い隠す。

「すご・・・こんな風に出ちゃうんだ」

一玖の言葉が追い討ちをかけて、羞恥で架の全身が熱くなる。
どこから出ているかもわからない汗が流れ、膝ががくがくと震え、泣きたくもないのに涙が溢れてくる。


  なんでこんな屈辱的なことさせられなきゃなんねぇんだよ。もう嫌だ・・・


羞恥を通り越し苛立ちが募る。けれど一玖を嫌いになれない架は、悔しくて涙が止まらなくなる。


そんな架を他所に、汚れた架の脚と床を流した一玖は

「もう一回、したほうがいいらしいよ」

と、架の窄まりにホースの先をぐっと押し付ける。

「っやる!やるからっ、い、一玖は・・・見ないでっ」

切羽詰まった声を聞いて、一玖は架に従うことにする。


  架、本気で泣いてる。顔が見たいな・・・でも、無理強いはしたくない。嫌われたら元も子もないもんな。


「部屋で待ってるね」

自分の手足を洗い、一玖は部屋へと入る。


  泣き顔が見たいだけなのに、架の恥ずかしがってる顔や汚い部分まで見たくなる。どんな姿でも見たくなって、架が俺の事だけ考えればいいとさえ思う。

  今まで誰にもこんな気持ちになったことなんかない。架はやっぱり、俺にとって特別なんだ。





暫くして、泣き腫らした顔の架が、腰にタオルを巻きながら一玖の待つ寝室へと入って来る。
その顔を見て、一玖の胸がズキッと痛んだ。

「架・・・」

「なんだよ。汚れた所もちゃんとキレイにしてきたから安心しろ」

「そうじゃなくて・・・     ううん。ありがと、無理させてごめん」

一玖はベッドに腰掛け、立ったままの架を抱き寄せる。

「俺・・・よく分からなくなった。泣き顔が見たいのに、架のそんな顔見たら・・・どういう気持ちになっていいかわかんない」

「一玖?」

「ねえ、どうしてこんな気持ちになるのかな」

甘えるように胸に額を擦り寄せてくる一玖。さっきまで苛立っていたはずなのに、架の心は一玖への愛しさの方が勝ってしまう。

「どんな気持ちだよ・・・」

一玖の頭に手を乗せた架が問いかける。

「架を見てると、意地悪して泣かせたくなって、でもその後辛くなって・・・嫌われたくなくて、架が俺でいっぱいになればいいっていうぐちゃぐちゃな気持ち。まだまだあるけど、なんか言葉にできない感じ」


  え・・・、それって・・・。
  恋愛初心者の俺が判断できる事じゃないかもしれない。だけど、なんかそれってやっぱり、一玖、俺のこと・・・


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