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待って下さっていたいた方もそうでない方もお久しぶりの更新になります。
前回はやっと森へ!という所でした。お忘れの方も沢山いらっしゃると思います(´•̥ω•̥`)<スイマセン!!
「そろそろ着くぞ」
皇子が馬車の窓から森の方へと指をさす。
うん、分かる。この懐かしいような空気。ずっと住んでる私の森だ。
馬車が着いたとたん私は飛び出し森の奥へと向かって走る!
後ろで皇子が待て!とか言ってるけど聞こえない!
あぁほんの少し離れていただけなのにこんなに懐かしい。森の空気を胸いっぱいに吸い込んで私は私の家へと向かう。
皆元気にしてるかな?
そろそろ家が見えるはず。あった私の家!ちょっと呼吸を整える、一歩一歩家に近付く。家の周りをグルっとまわる。見た所荒れている様子はない。
モーリーやジル達が手入れしてくれてたのかな?私は嬉しくてニマニマしてしまう。
ドアに手をかける。
「ただいまぁ」
キィッとちょっと軋んだ音、そうそうこんな感じだった。
中を見ると埃なども溜まっておらずとても綺麗、皆が掃除してくれてたんだなぁ。
「何だこのボロい小屋、馬小屋か?おい、お前先に行くんじゃな」
私は皇子に右ストレートをお見舞いした。
「まさか、この国に俺を殴る奴がいるとはな」
半目で自分の頬を抑えながら何処ぞの皇子が文句を言ってきた。
その後ろには顔を逸らし肩を震わせる魔道士…。
「人の家を馬小屋とか言うやつは殴られても文句言えないわよ!」
今さっき淹れた紅茶を皇子の前に出す。
流石に馬小屋は不味かったと思ったのか皇子は悔しそうに口を閉じた。
ごほん。
ぶすっとした皇子の後ろからわざとらしく咳をしたウィップスが
「仲良くご歓談中に申し訳えりませんが、そろそろ本来の目的をお話させて頂いてよろしいでしょうか?」
と言ってきた声に被せて
「「仲良くない!!」」
と2人の声が重なったのは言うまでもない。
その後混沌としたその場が収まったのを見計らって私は皇子たちの本題とやらを聞く。
「で?本題って?」
「そうそう、実は私達貴方様が本物の女神様だと思っているわけなんですよ」
ん?さらっと何か言っているが…。私は暫くフリーズした。
「おい!聞いているのか?」
皇子のうるさい声を聞いて覚醒する。
「ねぇ、なんかおかしい事いってるわよ?あの魔道士様!」
隣の皇子を思いっきり揺さぶる!
「お、おい、やめろ!」
ガクガク揺さぶられながら皇子が何かいっている。
私は皇子から手を離しウィップスに向き直る。
「いやいやいや!無いから!」
全力拒否!
「いやいやいや、そうとしか思えないんですよー」
と笑顔のウィップス。
「一旦落ち着きましょう」
私は自分で淹れた紅茶を飲む。
ふぅー。
「皇子はそんな事思ってないよね?」
恐る恐る皇子を見る。
するととてもいい笑顔で
「俺も貴方様が女神だと思っております」
と心にもない敬語を使われ、その言葉に心の底から絶望したのは言うまでもない。
前回はやっと森へ!という所でした。お忘れの方も沢山いらっしゃると思います(´•̥ω•̥`)<スイマセン!!
「そろそろ着くぞ」
皇子が馬車の窓から森の方へと指をさす。
うん、分かる。この懐かしいような空気。ずっと住んでる私の森だ。
馬車が着いたとたん私は飛び出し森の奥へと向かって走る!
後ろで皇子が待て!とか言ってるけど聞こえない!
あぁほんの少し離れていただけなのにこんなに懐かしい。森の空気を胸いっぱいに吸い込んで私は私の家へと向かう。
皆元気にしてるかな?
そろそろ家が見えるはず。あった私の家!ちょっと呼吸を整える、一歩一歩家に近付く。家の周りをグルっとまわる。見た所荒れている様子はない。
モーリーやジル達が手入れしてくれてたのかな?私は嬉しくてニマニマしてしまう。
ドアに手をかける。
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中を見ると埃なども溜まっておらずとても綺麗、皆が掃除してくれてたんだなぁ。
「何だこのボロい小屋、馬小屋か?おい、お前先に行くんじゃな」
私は皇子に右ストレートをお見舞いした。
「まさか、この国に俺を殴る奴がいるとはな」
半目で自分の頬を抑えながら何処ぞの皇子が文句を言ってきた。
その後ろには顔を逸らし肩を震わせる魔道士…。
「人の家を馬小屋とか言うやつは殴られても文句言えないわよ!」
今さっき淹れた紅茶を皇子の前に出す。
流石に馬小屋は不味かったと思ったのか皇子は悔しそうに口を閉じた。
ごほん。
ぶすっとした皇子の後ろからわざとらしく咳をしたウィップスが
「仲良くご歓談中に申し訳えりませんが、そろそろ本来の目的をお話させて頂いてよろしいでしょうか?」
と言ってきた声に被せて
「「仲良くない!!」」
と2人の声が重なったのは言うまでもない。
その後混沌としたその場が収まったのを見計らって私は皇子たちの本題とやらを聞く。
「で?本題って?」
「そうそう、実は私達貴方様が本物の女神様だと思っているわけなんですよ」
ん?さらっと何か言っているが…。私は暫くフリーズした。
「おい!聞いているのか?」
皇子のうるさい声を聞いて覚醒する。
「ねぇ、なんかおかしい事いってるわよ?あの魔道士様!」
隣の皇子を思いっきり揺さぶる!
「お、おい、やめろ!」
ガクガク揺さぶられながら皇子が何かいっている。
私は皇子から手を離しウィップスに向き直る。
「いやいやいや!無いから!」
全力拒否!
「いやいやいや、そうとしか思えないんですよー」
と笑顔のウィップス。
「一旦落ち着きましょう」
私は自分で淹れた紅茶を飲む。
ふぅー。
「皇子はそんな事思ってないよね?」
恐る恐る皇子を見る。
するととてもいい笑顔で
「俺も貴方様が女神だと思っております」
と心にもない敬語を使われ、その言葉に心の底から絶望したのは言うまでもない。
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